2021/12/30 - 2022/01/03
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erifddさん
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2021~2022年の年末年始休みは私の白地図のグレー地帯(=行ったことはあるけど行ったうちに入るのか微妙な県)最後の砦、茨城県と福島県で過ごすことに決めました。どちらも子供の頃に観光(茨城は海水浴が主)として行った気がするが記憶がなく、それ以外でも訪れてはいるのですが旅行でもなかったのでここに旅行記を書くに至らなかった所です。今回の旅で4トラの国内地図を完全に埋めに行きます。
あまり惹かれるところの少ない茨城県の中で興味あるのが大洗磯前神社と日立駅だったので、そうなると大洗磯前神社で初日の出&初詣が相応しいと思うのでこの日は動かせない。今回の旅程の中で最南端の大洗が中日に来るので非常に効率が悪いですが、日立→大洗→会津若松というルートを取ることにしました。大洗で初日の出と初詣を終えたあとは北上していよいよ4トラ最後の白地図福島県に突入します。
今回の旅程
12月30日 東京→日立
12月31日 日立→大洗
1月1日 大洗→会津若松
1月2日 会津若松★いまここ
1月3日 会津若松→東京
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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水戸からJRで県境越えて福島県に入り、終点郡山へ。ここからはバスで行こうと当初考えていましたが、会津若松行きの電車が10分後にあるようなのでこのまま電車で行くことにしました。この電車、本来もっと早い時間に来るはずが大雪の影響で遅れてこの時間になったようで、そこで初めて「雪」の存在を意識する。そして入ってきた電車、異世界から来たみたいに雪まみれ!
で、到着した会津若松駅、雪深っ!!そういえば会津若松で行きたい施設の営業状況を尋ねるために電話したとき、「朝は雪が凍って階段が滑るので」とか言われてそーかー雪降るのかー、とは思ってたけどずっと太平洋側にいたから想像がついていなかった。会津若松めちゃ雪国じゃないか!会津若松駅 駅
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郡山から会津若松へ向かう電車に乗ってる時に、予約していた宿から「泊まってる他のゲストを駅近くの温泉に連れて行くのでそのまま駅でピックアップします。むしろそのまま一緒に温泉寄って行きますか?」と連絡が来ました。口コミにも車で送ってくれたり酒ご馳走してくれたり親切なオーナーだと書いてありましたが、とてもありがたいです。
駅でオーナーともう一人のゲスト(大学卒業したばかりの男の子)と合流して温泉に行き、コンビニでおつまみなどを買ってから宿へ。今回泊まるmooi guesthouse、外観は民家のようなゲストハウスで、オーナーは福島市内に奥様と暮らす家があるそうですが宿泊客がいる時はこちらに滞在するらしいです。 -
そして、リビングルームで出てきました日本酒!オーナーともう1人のゲストさんと飲んじゃいます。
「明日朝イチで喜多方の坂内行くのでほどほどにしときます」と言ったらオーナーが「朝ラーいいですね!じゃみんなでいきましょうか」となりました。坂内食堂、駅から遠いのでこれめっちゃ助かるわ。 -
というわけで、翌日は7時に3人で宿を出発し、朝ラーの町、喜多方へ行きました。
喜多方ラーメンのお店は何店舗もあるらしいですが、やはり私は長年の憧れ、坂内に行きたい。7:30頃の到着でもうこんなに行列!坂内食堂 グルメ・レストラン
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だんだん近づいてきたー。
坂内食堂 グルメ・レストラン
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30分くらい並んで、ようやく席につくことができました。坂内食堂本店の支那そば様とついにご対面!チェーン展開している坂内よりシンプルであっさりした印象。このあっさりスープに絡む太ちぢれ麺が美味しいんだよー!
坂内食堂 グルメ・レストラン
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もう一人のゲストさんは今日チェックアウトで昼ごろから新潟に向かうらしい。会津若松市内に戻ると、私はオーナーに鶴ヶ城で降ろしてもらいました。
鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡
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これからの2日間は会津若松歴史紀行。開館時間が最も早い鶴ヶ城を起点に、行きたいスポットを地図上で近い順に並べた結果、大まかに1日目は新選組、2日目は白虎隊をテーマとする感じになたりまし。でも今回は移動手段など細かいことは考えていなかったので、順番に回っていって間に合わない所はカットかな。
鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡
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完全に雪景色でお堀が凍っている鶴ヶ城は会津戦争を経て明治4年に取り壊されていて、現在の姿は昭和40年に再建されたものだそう。
鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡
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最上階のみ撮影可能。中では会津藩歴代藩主の紹介や明治維新後に活躍した会津出身の偉人、会津戦争のことなどが紹介されていました。
鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡
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大河ドラマ「八重の桜」で有名になった新島八重。私は会津に関しては二次元で知った薄い知識しかないので、鶴ヶ城で会津ゆかりの多くの歴史的偉人の名前をたくさんインプットできました。
鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡
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白虎隊の生き残り、飯沼貞吉。彼がいたから白虎隊の悲劇は後世に残ったんですよね。
鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡
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お土産屋さんの奥に「八重の桜」の衣装が展示されていました。こういうの見るといつも思うけど、女優さんでほんと細い、というか、肩幅からして一般人とは違う。
鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡
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天守閣の向かい側には茶室があります。
鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡
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隣接した休憩室でお抹茶とお菓子をいただけます(チケットと別料金)。
鶴ヶ城 (若松城、鶴ヶ城城址公園) 名所・史跡
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鶴ヶ城をたっぷり見学したらもうお昼近くになってしまいました。通りかかったお茶屋さんの看板にあった「天ぷらまんじゅう」が気になったので買ってみます。要するにまんじゅうの天ぷらなんだけど、サックサクの衣の中から出てくるあんこが美味い!!
本丸茶屋 グルメ・レストラン
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続いては市内循環バス「はいからさん」に乗って会津武家屋敷へ向かいます。
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この会津武家屋敷は、鶴ヶ城でも紹介されていた会津藩の家老、西郷頼母の屋敷を復元したもの。
会津武家屋敷 美術館・博物館
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入り口でお神酒と甘酒配ってたので飲みながら散策するという贅沢。
会津武家屋敷 美術館・博物館
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西郷頼母については鶴ヶ城で見るまで全く知らなかったのですが、会津戦争で幕府軍が劣勢になるとこの武家屋敷で西郷の奥方や娘など女性たちが一族で自刃したそうです。頼母自身は箱館戦争まで戦って捕縛、その後赦され明治後期まで生きるんですが、奥さんも娘さんも失ってどんな気持ちで余生を過ごしたんだろうな…(
なお薩摩の西郷さんとは繋がりはないらしい)会津武家屋敷 美術館・博物館
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館内放送でこれから入場口で餅つきやりますというので見学途中で入り口まで戻ります。
会津武家屋敷 美術館・博物館
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餅つきをちょっとだけ見て、再び見学路に戻りましたが帰る時にまだお餅が残ってたのでいただくことができました。つまみ食いばかりしてお腹いっぱいになっちゃったな。
会津武家屋敷 美術館・博物館
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会津武家屋敷の後はその裏手にある会津藩当主、松平家の墓地へ。
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いや…これかなり雪山登山だぞ…?
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京都守護職、新選組の上司にあたる会津藩九代目当主、松平容保公のお墓が一番の目当てだったのですが、雪山の中でなかなか見つからず心折れそうになりました。
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結局山の一番奥で、この季節は流石にほとんど人が来ないのか雪が踏み固められた轍に新たな雪がだいぶ積もっていてズボズボ埋まる。
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お墓参りはなんとかできましたが、ここまでの傾斜がきつかったので下りが地獄で、滑り落ちて遭難するかと思った…(あとで宿のオーナーに話したら「上まで登ったんですか??僕もこの季節には行ったことないです」と)。
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松平家の墓地がある山の麓に近藤勇の墓がある天寧寺への矢印が出ていたので、そのまま山の雪道を歩きます。
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最初の案内で500Mと書いてあったのに中盤まで歩いたらなぜか後から600Mという看板が出てきて絶望。
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天寧寺までの道の方が訪れる人が多いのか雪に轍がくっきり残っていました。すれ違った女子2人が「いやーやっと着いたね…」と話しながら歩いてたので彼女たちも目的地は一緒だったのかな。
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近藤勇は斬首刑になり首は京都の三条河原に晒されましたが、その首は土方歳三が持ち帰りここに埋葬したという説があります(諸説あり)。
近藤勇の墓(天寧寺) 名所・史跡
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天寧寺の裏をしばらく登ると、近藤勇のお墓がありました。
近藤勇の墓(天寧寺) 名所・史跡
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隣には土方歳三の慰霊碑も建っていました。
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続いて天寧寺に隣接する愛宕神社へ。本殿は工事中?にも関わらず初詣に訪れる人が後を絶りません。
愛宕神社 (会津若松市) 寺・神社・教会
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私の目的は本殿の左奥です。
愛宕神社 (会津若松市) 寺・神社・教会
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誰も足を踏み入れてなさそうな所にある慰霊碑。これは会津藩士、窪田伴治とその息子、重太のもの。
愛宕神社 (会津若松市) 寺・神社・教会
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この窪田重太、私が過去二度足を運んでいる熊本の西南戦争誌「年刊田原坂」(https://4travel.jp/travelogue/11675577)に登場するキャラ、窪田征巳郎のモデルとなった人物で、会津戦争を白虎隊として戦い(自害した隊とは別の隊)、その後は警視庁に入り抜刀隊として西南戦争に出征しそこで命を落としたそう。年刊田原坂の表紙も時系列に沿って進んでおり、窪田征巳郎はまだ亡くなってないけど重太と同じ運命を辿るのかなと思うと胸が痛くなります。
愛宕神社 (会津若松市) 寺・神社・教会
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この愛宕神社、参拝客の多数がスキーのストックを持っているので何事かと思ったら、ぎゃーー!なんじゃこの階段は!天寧寺から山沿いに来てしまったので知らなかったがこんな急勾配の参道だったのね…もう手すりがなくなった先の下り、怖すぎて横向きで一段一段降りてくしかありませんでした。今回移動手段をあまり調べなかったの、地図見ていざとなったら私の足なら歩けるぜという驕りがあったんですが、雪道ということがすっかり抜け落ちていたな。
愛宕神社 (会津若松市) 寺・神社・教会
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この後は斎藤一たちが立て篭もった「如来堂」へ行こうと思っていましが、ここだけ場所がかなり離れていてバス乗り継ぎ+徒歩で片道1時間近くかかる。時間は既に3時半。次のバスで行ったら着くまでに暗くなっちゃうし、口コミ見ても新選組ゆかりの地だというだけで他に見所もないという意見ばかりなのでカットすることにしました。同じバスで乗り継がずに行ける阿弥陀寺へ向かいます。
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七日町駅近くの阿弥陀寺には、斎藤一(維新後藤田五郎に改名)のお墓があります。
阿弥陀寺 寺・神社・教会
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会津戦争を新選組として戦い、会津藩士の娘、時尾と結婚した斎藤は、東京で亡くなったけど第二の故郷会津で眠っています。
阿弥陀寺 寺・神社・教会
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最後に七日町通りにある新選組記念館を見ます。
会津新選組記念館 美術館・博物館
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お土産屋さん?の2階にあって、館主が個人で集めたらしき資料が色々展示されててカオスな空間でした。
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斎藤一、私が「るろうに剣心」を連載当時読んでた時には顔写真の資料がなく、和月先生がキャラデザを美形にしなかったことに女性ファンの苦情が出た時に「資料ひとつないのになぜ美形だと思い込んでるんだ」とコメントでボヤいていたの思い出しますが、この25年の間に顔写真が発見されてるの時代の流れを感じますよね…そして実物かっこいい…。
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ついでに七日町通りのレトロな街並みを歩いてカフェで休憩…と思ったけどこういうところって閉まるの早いよね…。結局どこもやっておらず、テイクアウトできるところも店じまいギリギリの時間、しかしここから宿までにコンビニもないので入った閉店間際のカフェで売っていた水とラスクだけ買って宿に戻りました。
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宿では今日チェックイン予定の人がノーショーだったのでオーナーと2人ダラダラテレビ見ながらまた日本酒飲んだのでした。なんかこの2日間ちゃんと座ってご飯食べたの坂内の朝ラーだけだな。
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