2022/07/24 - 2022/07/24
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Matt Yさん
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2022/07/24
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夏の焼尻島、天売島旅行 その1 ラストイヤーの札幌ドームでファイターズvsマリーンズ戦観戦
https://4travel.jp/travelogue/11768294
からの続き、
天売島、焼尻島旅行その2、いよいよ焼尻島と天売島に上陸です。
- 旅行の満足度
- 5.0
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焼尻島、天売島は留萌の北、羽幌町の沖合の日本海にあるので、まず羽幌のフェリーターミナルに向かいます。
船は高速船と通常フェリーの2種類があり、羽幌→焼尻→天売→焼尻→羽幌と航行します。
夏の土日は 羽幌発が
8:00(高速船)、8:30(フェリー)、11:00(高速船)、14:00(高速船)、14:30(フェリー)というダイヤ。
平日は羽幌発が
8:00 (高速船)、8:30(フェリー)、 11:40(高速船)、14:00(フェリー) 。
札幌を朝出て、天売島と焼尻島と両方行こうと思うと11:00の便ほぼ一択。休日は平日と比べ高速船の運行本数が1本多いのですが、その分11:40→11:00と早まって、それゆえ札幌からの高速バス、羽幌号に連絡しないという、なんだかな、なダイヤになっています。
また札幌から3時間の距離に11:00に間に合うように着くというのがまた微妙な時間。と言うのは、昨日空港からレンタカーを借りたのは、間際に予約したため、札幌市内で借りられなかったこと、仮に2日目に空港まで出向いて借りたとしても、営業所の営業開始時間から借りたのでは11:00に羽幌フェリーターミナルには着かない事ということに。
という訳で1日目、空港から借りざるを得なかったからということによります。当然割高になるし、1日目は車があると足手まといだったので、1日目から借りたくはなかったのだけど。
そんなでしたが、部屋にいる時に、沿海フェリーから電話がかかってきて、フェリーはダイヤ通りの予定だが高速船の1番目が欠航、2便以降も天候調査中との事。天気は晴れではないけれど風、波の予報とも決して悪い予報でもなかったので、船が出ない事態は想定していませんでした。
高速船ではない普通のフェリーは出るとの事と、明日は今日よりは海の状況早い予報(島はいけないより帰ってこれないのが悲惨)とのことなので、最低天売島には行けそうですがどうなる事でしょう。JRイン札幌駅南口 宿・ホテル
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ボヤキはさておき、8:00ちょっと前に札幌を出て道央道を走り、
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砂川サービスエリアで休憩を取り、留萌まで高速に乗ります。
ちょうどサービスエリアにいた時まて沿海フェリーから電話がかかってきて、天候調査中の高速船は予定通り運行されるとのこと。ホッとしました。砂川ハイウェイオアシス館 お土産屋・直売所・特産品
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留萌からは日本海沿いを国道232号線で北上。
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海岸段丘のお手本といった地形が続きます。
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途中セコマに寄って食料を調達。
羽幌フェリーターミナルには1045に着きました。チケットを購入。羽幌フェリーターミナル 乗り物
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ターミナル付属の食堂にもウニ丼がありかつテイクアウト可能だったのでテイクアウトしようとしたら出港まで10分前までしかできない(この時わずかに10分切っていた)とのことで涙を飲みました。
先にこっちに行ってから船の切符買えば良かった。浜のかあちゃん食堂 グルメ・レストラン
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焼尻島、天売島に向かう高速船は高速船と言いつつ、小型な以外形状は高速船らしい形ではありません。(沖縄の離島とか走っている奴やジェットフォイルと比べ)。
実際どこが高速船って感じでかっ飛ばす高速船では無いようです。 -
高速船の乗客は数人。この人数なら便数が多いが不便な休日ダイヤより、平日ダイヤの方がいいんじゃないか説。
フェリー会社には予約してくれ、って言われたのでどんなに混んでいるのかと思ったけど、もしかしたら欠航の連絡をすることが多いことからの予約を求めているのかも。 -
時化ているため、揺れるので注意とかいわれましたが、その割に海は静かでほぼ揺れませんでした。
この程度の波で天候調査とか欠航とかになったら、年間の就航率は10%いかないのでは? -
焼尻島島が近づいてきました。
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35分で焼尻島に到着。降りたのは私1人。
下船時、船の出入り口に頭をぶつけてしまいました。前の週ホテルのベッドが倒れて鞭打ち症のようになっていたのでぶつけた衝撃そのものものよりも首への衝撃があってしばし悶絶。 -
船を降りたところのフェリーターミナル。
焼尻島 自然・景勝地
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フェリーターミナルには観光案内所も同居していて300円で荷物も預かってもらえます。私のようにアイランドホップする人間にはありがたい...見どころや所要時間目安などを聞いて、隣の建物で自転車を借りて島探索に出発です。
恥ずかしながら、ここで初めて焼尻島が「やぎしり」と読むことを知りました。それまで「やきしり」だと思って思っていた... -
島の案内マップ。
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フェリーターミナルの隣のレンタサイクル屋で自転車を借り、出発!
電動か一般の自転車かのオプションがありましたが、島ってアップダウンがきついところがおおいのでびびって電動に。
いきなりキツイ坂を登ります -
一段上がった所にある厳島神社。
なんで厳島神社と思ったけど島だから航海の神様を祀るのかな? -
坂を登り切ったところは森になっていて、「オンコ」と呼ばれている木が生えています。
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その森を進むと
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一本道になり
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両脇に羊の放牧地が広がり高級肉用種のサフォーク種が飼われています。
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美味しそうな羊。なぜこの島だけで飼われているのかは不思議。
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眺めているだけで長閑な気持ちになれます。
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おーいおーい北海道、の図
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一本道の先っちょが鷹の巣園地。すぐそこに天売島が見えます。天気が良ければ利尻富士も見えるそうですが、見つけられず。
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島の北側にも行ってみます。焼尻島は一周する道路と島を横断する一本道が走って通っているのですが、真ん中の道を通ったので島の半分は見られないことになるので。
漁港には漁具が綺麗に並べられていました。
イカ釣りなのかな?形が面白かったです。 -
南側の海岸。探せばあったんだろうけど、海岸に降りて行く道に出会わずそれほど地形的にも綺麗でなかったので上から見るにとどめてしまいました。
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羽幌方面を見ます。
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島を一周し、なお時間が余ったので自転車を返した後、港近くの昔の家を保存している資料館を見学しました。
石川県の塩屋町から元々は北前船に関係していた家が、移って来てからは鰊漁兼商店兼宿泊施設兼郵便局をやっていた家だそうです。
塩屋町には行ったことはありませんが、同じように北前船で栄えた町、橋立には行ったことがあるので親近感が湧きました。 -
店部分。
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トイレの便器は石川県から取り寄せた九谷焼なんだそうです。
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焼尻島→天売島へ向かう高速船が時間通りやって来たので乗り込み、天売島へ出発。因みにこの便は結構焼尻で降りたひともいました。やはり札幌からのバスに接続するダイヤにしないと、、、
焼尻島からは僅か15分で天売島到着。 -
天売島が近づいてきました
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天売島のフェリーターミナル。ここも観光案内所とフェリー会社が同居
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フェリーターミナルから島の北東の端はすぐ。
利尻富士は見えないかと探しましたが、やはり今日は見えないようです。 -
今宵の宿は古い家をリノベートしたゲストハウス天宇礼。
フェリーターミナルからは僅か2分ほどの距離で便利。
天売島の宿は片っ端から旅館に電話したのがどこも断られた中ここだけが空いていたのでした。天売島はなんと夜食事を出すレストランがないのですがこの宿はピーク期は食事の提供ないのが難点。なので船に乗る前に食料は調達してきました。ゲストハウス天宇礼 宿・ホテル
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オーナーはいなく、置き手紙があって(本当はドミトリーを予約していたんですが)和室を1人で使ってくださいと。なんか得した気分でラッキー
ゲストハウス天宇礼 宿・ホテル
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こちらが本来予約していたドミトリーのベッド
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共有スペースはこんな感じ
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そこにいた大原麗子がきれい...
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フェリーターミナル前のおろろんレンタルで自転車を借りました。独特のシステムで、営業時間後なお自転車が使え、翌朝の使用時間は翌日の船の第一便が到着する時間からスタートするシステム。
ウトウが見られるのは夕方なのでその間も使える非常に合理的なシステムです。焼尻島で電動自転車のありがたみがあまり感じられなかったので、電動なしのタイプを借りましたが、後で書きますが後悔... -
さて自転車を漕いで島を探索に出かけます。
島の一周道路はこんな感じ。 -
島を一周する道路を漕いで行きます。案外港の近くに家が集まっているという感じではなく、この一本道沿いにパラパラ家が建っている感じです。
商店は近い位置に2件あります。 -
商店のお土産コーナー。あまり食指は動きません。
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天売高校の校舎
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海に降りていく道もありますが基本あまり海岸絵のアクセスはよくありません。
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港から1/3強行った先からは道幅が狭くなり、上り坂になります。
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電動自転車をケチったことを激しく後悔
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焼尻島では港を出てすぐの坂は
きつかったけれど後は大したことなく、電動自転車を借りたありがたみを感じなかったので天売では電動なしにしたのでした。 -
まむしに注意の看板。
後述しますがダテではなくて本当にいました。 -
ようやく登った先に駐車場とトイレ。もう本当に汗だく、息は絶え絶え。
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赤岩灯台。
地面にボコボコ穴が見えますが、これがウトウの巣です。 -
ヒーヒー言いながらも島の西の先っちょの赤岩展望台に到着。
絶壁、青い海の絶景です。赤岩展望台 名所・史跡
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赤岩のアップ
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ここの海の青さも格別
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海面近く飛ぶウや
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ウミネコなどは見つけられましたが特に珍しい鳥は見つけられず
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北側の斜面
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赤岩灯台から更に道を進みました。上り坂は以前継続です。ここも両脇にはウトウの巣穴が沢山ありました。
最初ウトウが名物というので、鳥が沢山いるのが見られるのかと思ったら彼らは日の出前に「出勤」日中は海に出ていて、夕方「帰宅」すると知りました。 -
千鳥ヶ浦園地に到着。
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一周道路から細い道をいった先に野鳥観察施設があります。
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断崖絶壁に鳥達が巣を作っています。
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ここの野鳥観察施設でウトウが見られる夕暮れまで待つことにします。
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ここも海は見事なブルー
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無料の望遠鏡があるので野鳥観察しましたが、ウミネコやウしか見つけられず。
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板状節理もよく観察できましたが
海鳥観察舎 名所・史跡
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暗くなってくるとウトウが帰ってきました。
なんて上を見ていたら、すぐ足元にマムシ!
向こうも驚いたような動き。ガラガラヘビのような音が鳴る「ガラガラ」は無いものの、同じように尾の先を振って威嚇してきます。身体が小さいのでそれほど恐怖は感じませんが、やがて逃げていくまでしばし対峙しました。
集まってくるウトウや -
日没後暗くなっているところへ超高速で飛んでくるので、写真に取るのはほんと不可能。
普通鳥って、着陸する時は羽ばたいてスピードを落とすものだと思うのですが、ウトウはその動作がなく、すごいスピードで地面までやってきて、藪にダイブして初めて止まる、みたいな飛び方をします。飛行機に例えるならば、旅客機みたい減速してにフワッと着地するのではなく、戦闘機が空母に着艦しワイヤーで強引に止まる、みたいな感じ。
そのため単に数が多い鳥の群れではなく、物凄い羽音を立てて、すぐ目の前を私を避けながら飛ぶ、ちょっと大袈裟にいうとまるで銃弾の中をかいくぐる様なイメージです。私の下手な言葉では表現できないので、動画を見てもらうのが一番なのですが、とにかく凄いんです。
https://youtu.be/LBH4pKwalSk -
これがせいぜい
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やがて真っ暗になってきたので、宿に帰ることにします。
島の北側はほぼ下り一本調子。折わるく雨が降ってきて真っ暗な道をブレーキかけながら下りて来ましたが、雨でブレーキの効きが悪くなり、結構神経使いました。
港近くに降りてきてやっと街の明かりが見えてきてホッとしましたが、雨も激しくなって泣きたくなってしまいました。 -
宿に戻り、タオルで体を拭いてやっと落ち着き、羽幌で船に乗る前にセコマで買った弁当で夕食とします。本当に天売島では宿で食事
オーナーと話をしながら就寝。ウトウの興奮がまだ止みません。
オーナーはウトウに魅せられて愛知県から移住して開業したそう。
GWから6月のピーク期には今日の10倍位いるそうで、また見にきたくなりました。
なぜウトウが来るイコール繁忙期にかの宿は夕食が出ないのかと言うと、1人で切り盛りしているオーナーがウトウのツアーのガイドもしているからでした。
その3に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/11775546
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この旅行記へのコメント (4)
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- yuriさん 2022/09/02 21:19:37
- 興味深く拝見させていただきました。
- Matt Yさん
こんばんは。
こちらの島についても調べたことがあるのですが
自分の現状もろもろと照らし合わせて現実的に厳しいかな・・・という判断をしていたので
旅行記を拝見できて、大変ありがたかったです。
自然がいっぱいで素朴な島で、とても魅力的です。
機会があったら訪れてみたいです(^^)
- Matt Yさん からの返信 2022/09/05 21:22:40
- Re: 興味深く拝見させていただきました。
- 天売、焼尻はどうしても海の状況に左右されるので運に左右されてしまうのですが、バックアッププランも考えた上でぜひ一歩踏み出してください。
あのウトウの帰巣は本当体感しないと凄さはわからないと思いますので、できたらシーズンに合わせてぜひ行ってみてください!
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- wakabunさん 2022/09/01 22:03:59
- 羽幌フェリー
- Matt Yさん、こんばんは。
羽幌フェリー、いちいち電話してくれるんですね。なんて良心的!私も念のため予約しましたが、これ予約いらないじゃんと思いました。まあでも両方いけてよかったですね。私のように片方しか行けないとまたあの遠い羽幌まで行く羽目になりますから…
ウトウ本当素晴らしいですね。私たちが行ったのと、そこまで時差ないのだけど、もう完全に終わってました。動画見るとこれは確かに一度見てみたいかもと思いました。
Wakabun
- Matt Yさん からの返信 2022/09/02 07:58:14
- Re: 羽幌フェリー
- 高速船、あの利用率(そもそも宿の供給量で上限決まるし)なら予約いらないと思ったけど、なるほど欠航の連絡をする為の予約なのかと思いました。
Eakabunnさんの日程だと高速船が運行されなければそもそも実現不能なわけだし、欠航するなら知らせてくれるのは良いですよね(メールの方が効率いいかもしれないけど説明のこと考えたらあの人数なら電話の方が速そう)。
ウトウ、これは目の前を飛んでいく羽音がすごいので、ほんと一見の価値ありです。食事が宿で出なくて、持参ゆえにウトウの都合優先で21時から食べるとかもできたのは良かったかも。
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