ウニを食べに北海道へ

2022/07/02 - 2022/07/03

早い時期に今年はウニを食べに北海道に行きたいね、って友人たちと話になって、積丹半島に行くことに。

エリア 積丹半島(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

ウニを食べに北海道へ行くぞ！とかなり　早くに予定を立て、飛行機も手配して臨んだ今回の北海道行き、あまりに楽しみにしてて、地元駅から○×※△（以下省略）...平たくいうと9:00発の飛行機に乗るために、羽田空港の京急の駅に着くのが8:37の列車になるという状況。保安検査場通過締切は8:40。地下の駅から走ってもかなり微妙な時間...

今回は5人旅だけど運転免許証を持っているのは私だけなので、遅れるわけにはいかないんです。という訳で、タクシーでリカバーする事に。（本当は地元駅を急行3本前に乗る予定だった）

今回は初めて臨海線の品川シーサイドからタクシーを利用してみました。結果時間は早くて料金も3000円台。割とすぐ首都高湾岸線の側道に出られるので、品川や大崎など過去利用した駅よりも安く、かつ早く羽田に到達できました。

あんまり役に立たないに越した事ない情報だけど、ご参考まで。何食わぬ顔でラウンジで今回同行するWさんとそのお子さんたち（以下Ws）とSさんと落ち合い千歳へ。

北海道は生憎の空模様。しかし今回なんとか天気は持ってくれて、雨にふられることはなかったです。

新千歳空港に到着。
因みに搭乗したのは、成田でハードランディングして機体前方が歪んだ曰く付きのJA610A。

767-300が引退や譲渡されて行っている中、どうして使い続けるのかな？（買い手がつかないだけだったりして）せめて貨物機にしてほしい。

新千歳空港 空港

新千歳空港でレンタカーを借りると、どこで借りてもかなりの距離を連れていかれます。なので飛行機を降りて直ぐ車、、、となりません。
今回利用したのはバジェットレンタカーでしたが、飛行機がスポットインしてから車で出発するまで40分かかりました。これでも千歳の割にはスムーズだったかも。

あてがわれたのは日産ノート（の非e-powerバージョン）。最近レンタカーを借りるときの定番ですね。

しかし空港の建物を出たのに、冷房がかかっている部屋と同じ気温で外に出た気がしない、天国のような北海道。連日猛暑日の東京から来たので一層そう感じられます。今週北海道にしておいて大正解です。

まずやって来たのは長沼町のファームレストラン「ハーベスト」。
人気のレストランで、Wさんの北海道在住のお友達Mさんが先に並んで席を取っていてくれて、到着と同時に着席できました。Mさんありがとうございました。
なんかあまりに着くなり着席...なタイミングだったので罪悪感がありつつも、でしたが。

ハーベスト グルメ・レストラン

りんご農園が経営しているそうで、ハンバーグは甘目系ソース。
美味しくいただきました。

ダイエットしていたはずだけど、ストロベリーシフォンケーキも美味しゅうございました。
テイクアウトしたアップルパイもとっても美味しかったです。

テラス席ですぐ前に芝生が広がっていて、料理がでてくるまで鬼ごっことかを子供たちと楽しみましたが、汗だくな上足がもたれてすっ転んでしまい、少年のように擦りむき傷が...

食後、隣町ながら車で割と近くの栗山公園へ。無料のミニ動物園もあったり、

栗山公園 公園・植物園

夕張鉄道で活躍していたSLも展示されていました。国鉄でいう9600と同じ形式です。
今では全くそんな雰囲気がなくて信じられませんが、往時は夕張の石炭を運び出す貨物列車が行き交っていたんでしょうね。夕張の石炭は夕張線で南回りで運ぶ他、この夕張鉄道が国鉄栗山駅と野幌駅で接続して運び出されていたようで、帰りに廃線跡を利用した道路(きらら街道)を走りました。

同じ名前というわけで日本ハムファイターズ前監督の栗山監督応援花壇と称する花壇もあったりします。

WsとMさんのお子さんたちが公園で遊んでいる間、Sさんと直ぐ近くの小林酒造へ。

北の錦記念館 美術館・博物館

体質的にお酒を飲めない私ですが、建物を見にやってきました。

酒造りの道具の展示もありました。

酒蔵には荷物用のレールが引かれています。

予約していけば酒蔵の見学もできるそうですが、今回は外から見るだけ。

一部開放されている昔の主人の家を見学

喫茶店を兼ねていますが、手前の部屋は見学できます。

並んでいる酒蔵

何の建物か失念したけど瀟洒な洋風建築

売店になっている記念館に寄ります。

お酒を飲まない私ですが、以前、旅人系宿の飲み会でここのお酒を少し舐めてみて美味しいと思ったので、手土産用に購入したかったのです。

とはいえ運転するので試飲はSさんにお任せ。

試飲できるお酒には入っていなかったけど、その時飲んだお酒を購入。

銀行をモチーフに作った建物だそうで、奥の金庫には神様が祀ってありました。
本物の銀行建築と違い金庫は小さかったです。

2階はミニ博物館な感じ。歴代首相の「国酒」の字の色紙があり
早速岸田首相のも飾ってありました。

そして他の友達とも話題になっていたけど野田首相の字が際立って下手。　

2階の社長室

その年の酒ができた時に杜氏を労う宴を再現したもの。今でも行われているそうです。

続いて文学台という展望台へ。

文学台 自然・景勝地

曇っていて視界があまり開けてなかったのが残念ですが、雄大な景色が楽しめました。晴れている時にリベンジしたいです。

文学台 自然・景勝地

その後は先述の通り一部旧夕張鉄道の路線を利用した道路を走って札幌入り。

今宵のお宿であるホテルマイステイズ札幌中島公園に投宿しました。札幌割の関係で何故かトリプルに1人で宿泊。

ホテルマイステイズ札幌中島公園 宿・ホテル

公園とは反対側の部屋だったので眺望は殺風景。

ユニットバスは部屋がゆったりしている割に激狭空間。
まだ先日泊まったスーパーホテルがトイレの座面に座れないので斜めに設置してあったよりかはマシとも言えるけど、洗面台の前ほぼスペース無し状態です。

少し休んで夕食はサッポロビール園で取ることにしていたので、移動しました。

Wさんが屋外シートを予約しておいてくれたのですが、これが大正解。暑すぎず、寒すぎず、快適な気候で幸せでした。夢中で食べたので、焼いたジンギスカンも写真に撮るつもりだったのに、撮っていませんでした。

子供たちもいたので、食べ放題にしなかったけど、ちょうどお腹いっぱいに食べても、食べ放題負けしていないちょうど良いレベルで満足。

高緯度地方の札幌、食べ終わってもまだトワイライトタイム。

ライトアップされた煉瓦造りに建物群は

昼間とは違った魅力がありました。

セコマに寄っていたらもう遅くなってしまい、恒例のUNO大会は無しに。
駄洒落じゃないけどセコマの洋なしシャーベットをデザートにいただきます。洋なしアイズバーは食べたことあり、好きだけどこちらのシャーベットも美味しいです。高いけど。

その後部屋飲みしつつも翌朝は早めに出るので、あっさり目で就寝。

翌日。ウニを食べるには早目に動くことが肝要、という訳で、ホテルを7:30に出発。
札樽自動車道から小樽の手前で後志自動車に入り余市へ。

余市以遠へ行くのは鉄道で通ったことを除けば学生時代以来27年ぶり。

昨日とは打って変わって晴れていたので、日差しがきつく感じられます。気温もそれほどではないし湿度が低いので、外にいる分には良いのですが、車内は暑く感じられエアコンフル回転。

余市、古平と言った町を抜けて積丹町へ。

天気にも恵まれて良かった。

9:30に目的地の食堂、「みさき」に到着。すでにすごい列。
ここまで人影もあまり見ない道を走ってきたのにウニを出す店の前だけ人だかりがしてちょっと異様な雰囲気です。

みさき グルメ・レストラン

100人は並んでいるかと思わせる列で、どれだけ待つか、またウニはその時まで残っているのか不安になりつつも、最後尾につきます。
ここまでやってきて、散々並んで、いざありつこうとした直前にウニ売り切れました...というような残念な事になったら暴れたくなりそうですが、今回は超「持っている」人、Sさんと一緒なのでそういうことはないと信じます。

村の鎮守にウニにありつけますようにとお祈りしておきます。

列は案外回転良く進み、また直前に大量の「お連れ様」を連れてくる人もおらず（って書くとまさに前日自分達がそうだったので、心苦しいが）、1時間20分で中に通されました。
あの人数を考えたら回転良すぎです。しゃべっていたこともあり、あっという間に感じました。

自販機で食券を購入します。スペシャルウニ丼は売り切れでしたが、3200円の通常バージョンは良かった、まだあった！
ウニの他は焼き魚定食、いくら丼、いくらウニ丼、鮑などがありますが、ここはウニ丼一点集中でしょう！

ウニ丼！
語彙が乏しく表現できませんが、クリーミーで美味しくいただきました。美味しいもの食べて幸せなので、みんないい顔している！

この手のお店は接客がぶっきらぼうだったり、少しでも早く出ていけ的雰囲気のところが多いですが、ここはそんなこともなく、気持ちよく食事できました。

車に戻る前に港をちょっと散策。
港の船を引き上げるスロープにもウニがいます。　

展望駐車場からの眺め、

ウニでお腹も心も満たされたところで、神威岬を目指します。

神威岬の手前で小休止。

お土産にウニを売ってそうなお店に寄って見るも、売っていませんでした。

神威岬に到着。風が強く、車の扉をしっかり押さえて開けないと、そのままでは持って行かれて隣の車に傷つけてしまいます。パトカーが来ていてその旨注意するようアナウンスしていました。
Wさんの子供たちはタイタニックごっこ(笑)。

神威岬そのものへは強風につき閉鎖中で行けず、残念。
ま、ここは再訪できる言い訳になると解釈します。

戦争遺跡。ロシア方面を睨みレーダー基地が置かれていたそうです。　

元気に駆け上がる子供たちを必死で追いかけます。

前回は27年前に来た事になるのですが、その時は大雨の悪天候で、先ほどの門のところで引き返したのでした。なのでこの景色を見るのも初めて。

西側方面の眺め。

東側方面

神威岬を東側から見られるポイントに到達。

晴れてはいたけど雲に直射日光が遮られる邸真下がここに来ると、ちょうど雲がどいてくれ、青さも際立ちました。

積丹ブルーとよばれるのも納得の青さ

青空があってこその海の青さなので、天気のよさに感謝。

なんか気の利いたコメントがかければよいのですが、うまく表現できないもどかしさ。

帰る飛行機を気にしなければいつまでもいたかったです。

というわけで積丹ブルーを堪能しました。

楽しんだところで、遊歩道を駐車場へ戻ります。

売店に置いてあったキャラクターは正直無理やり感があって、なんだかな...

いざ新千歳空港へ、向かいます。
してはいけないけどよそ見したくなる海の青さ。

Wさんのお子さんにカメラを託して海の景色を撮ってもらいました。

古平の手前の海岸線

古平の昔栄えたであろう旅館。この手の旅館、ネット時代から取り残されている所が多い　けどなんとか活用できないものかと思ってしまいます。

帰り道にもお土産にウニは売っていないかと、何箇所かお店を回りましたが、どのお店にもウニはありませんでした。

途中の海の青さ。

ローソク岩の展望台で一休み。

余市から高速に乗ると、あとは一目もふらず一気に千歳へ。空港過ぎて南側のモダ石油で給油してレンタカー返却。

今回走行距離は399.4km、25.11L@165.8円だったので、リッター15.9km。2日目は冷房ガンガンにかけたこともあってか、あまり燃費は伸ばせなかった...

空港に戻るシャトルバスに乗るまでも少し待たされます。ここは数社が隣り合っているのだから、共同で運行してくれないかなとか思ったり。

ターミナルには出発1時間前に到着。買い物してラウンジでゆったりして羽田便に搭乗です。

羽田への搭乗機は鬼滅ジェットでした。興味ない人間にとってはうるさいアナウンスが入るだけで迷惑でしかないけど...記憶に残るのも確か。

2機ある鬼滅ジェットのもう一方と誘導路ですれ違い、

掘り込み式の苫小牧港を下に見ながら上昇中。

蟹弁当を機内で。なかなかコスパ良く感じました。

東京スカイツリーを右手に見ながらRWY23に着陸。
今回も楽しかった北海道、また天国な機構の北海道、また行きたくなってしまいました。（間に2週挟みますがまた行きます）

この旅行記へのコメント （2）

• wakabunさん 2022/07/29 16:37:10

  やっぱり

  Matt Yさん、こんにちは。
  
  やはり朝予定通り来れたわけではないのですね。連絡がないからもし寝坊だったらとハラハラしていたので、ラウンジに現れた時にはほっとしました。
  
  積丹はお天気に恵まれていい日でしたね！来年もいけたらウニ、早めの予約で行きましょう。
  
  Wakabun

  Matt Yさん からの返信 2022/08/01 23:43:33

  Re: やっぱり

  乗り遅れた！と思っても乗り換えでダッシュすれば乗り換え案内より1本前で来れる事は多いのだけど、この時ばかりはいくら調べてもダメでした。
  そのためLINEのやり取りに反応している場合ではなかったというのが実態。
  でももうこの辱めは受けたくありません...気を付けます。