2022/07/08 - 2022/07/08
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たびたびさん
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沖縄の観光では遠方の観光地が優先になって、結局、那覇の国際通りは回らずに終わるというのがけっこうよくあることですよね。ただ、やっぱりそれはちょっともったいない。今回の旅もそうならないように、最後の日はちゃんと国際通りを中心に那覇市内を散策することを考えていました。帰りの便は那覇空港発16時30分。レトロな商店街にマイナースポットからB級グルメも含めて、それまでの間にあれこれと詰め込みます。
で、特に印象に残ったのは、
①今最も勢いがあると言ってもいいポーたま、伝統のぜんざい千日にさりげない名店ウシ商店。ナーベーラーとか、これまで沖縄グルメにはどうしても素朴だけどあか抜けてはいないイメージがありましたが、そんなイメージを完全に払拭するもの。やっぱりどんどん進化しているのかな。その辺りはまたの機会にもう少し確認してみたいなと思いました。
②やちむん通りに、カジュアルなお店が急に増えていること。やっちとムーン、うつわスカート、guma guwa、UTSUWA チャタロウ、真南風まるかつなどなど。伝統的なやちむんにこだわらない系のお店だと思いますが、それぞれそこそこの人気を集めていてちょっと新鮮な感じがしました。やちむんの主流ではないですが、さらに新しい動きにつながれば面白いのではないかと思います。
③迷路のような商店街。市場本通り、平和通リ商店街だけじゃなくて、その奥、奥の奥にディープな商店街が次々現れて、こんなところは、たぶん観光客なんか来ないだろうなあという商店街まで。そこまで遠くはないですが、呉屋てんぷらの辺りとかも渋すぎです。
コロナ禍だし、どっちにしても今はまだ自由にはならなかったのですが、次回以降はちゃんとゆっくり沖縄料理のお店を楽しみたいし、民謡酒場とかにも行ってみたいですね。ただ、そう考えだすと南部の戦跡も再訪したいし、離島も気になる。石垣島周辺にもう一度行ってボケーッとするか慶良間辺りの民宿も悪くないですよね。やっぱり沖縄の魅力は尽きないものがあると思います。
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早朝から那覇市内の散策を開始します。
これはリュウボウ。那覇市内唯一の百貨店です。国際通りはここから始まります。 -
ただ、国際通りはまだお店は開いていないし、しばらくは周辺探索の時間です。
愛のシーサー公園は、沖縄県庁舎と市役所の間。那覇警察署 県庁前交番の脇を大通りから入ったところです。
入り口に赤いシーサーで、 -
中央の噴水池もシーサーから噴水が出る仕掛け。シーサーがテーマにはなっていますが、正直に言えば地味。この辺りを毎日ジョギングしている地元の方に尋ねてもすぐには分かりませんでした。認知度は低いと思います。
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リュウボウの南側に回って、これは沖縄テレビ放送。久茂地川沿いの通りです。沖縄のテレビに馴染みはないですが、調べると自社制作の長寿番組「郷土劇場」とか。かなりの人気番組もあるようです。沖縄は地元独自の自情報や文化が多彩ですから、ちょっと気になります。
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で、これが久茂地川。ゆいレールの県庁前駅のそばとか那覇市の中心市街地を横断する川。最後は国場川に合流しますが、いずれにしてももう海に近い場所ですから、流れはどんより。水質もあんまりよくないのかな。眺めていて気持ちのいい川ではなくて、都会の川といった感じです。
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ここから久茂地川の北西エリアに入ります。
天妃宮というのは、航海安全の神、媽祖を祀っている宮。媽祖は中国福建省にいた実在の女性のようです。上・下二つの天妃宮があったようですが、上天妃宮だけが残り、こちらはその跡の石門。
通りからちょこっと石段を上がった先。門もそうですが、階段もその両側の石垣も石をぴったり組み合わせた精巧な造り。高い技術力と丁寧な仕事ぶりが窺えます。 -
少し南に下がって、これはサンシャイン通り。那覇市街、旭橋の交差点から西に伸びる通りです。
ホテルや飲食店もそこそこあるようですが、特に賑やかな通りでもないし、通り沿いには観光スポットもなさそうだし、観光的な要素はあまりないと思います。 -
旭橋のところに戻ってきて。
ゆいレールの旭橋駅から久茂地川沿いに北方向に歩いてすぐにあるのは、松田橋跡。小さな説明板があって、久茂地川の西側が中洲だった頃、百五十二銀行の副頭取の松田通信がそれを埋立て、対岸に橋を架けた。その橋の跡ということ。那覇市が拡張していく歴史を示しているのかなと思います。 -
沖縄県立図書館は、旭橋の交差点からでもよく見える大きな建物です。県立の施設だし、特に琉球や沖縄に関する郷土資料の保存ではここにしかないものもたくさんあるのでしょう。ホームペ―ジでも積極的に発信をしていて、素晴らしいですね。
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沖縄県立図書館と同じビルの下層には那覇バスターミナル。
沖縄の足は今や何といってもバスですが、鉄道網があった戦前はここに那覇駅があったということで、そういう意味では沖縄の鉄道がバスに置き換わったまさに歴史の場所ですね。 -
那覇バスターミナルに面した通り沿いに仲島の大石というのがありまして。高さ約6m、中央部の周り約25mの琉球石灰岩。下の方は、波に侵食されてへこんだ形になっていて、かつてこの辺りが海岸であったこと示しています。説明板があって、地元では縁起の良い岩として大切にされてきたそうです。
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那覇の路線バスは、琉球バス、沖縄バス、那覇バスに琉球バスと多彩。那覇バスターミナルを右手に見ながら国際通りの方に戻ります。
那覇の中心部ならゆいレールがありますが、ちょっと郊外に出たい時は路線バスになります。かつては、停留所にいても手を上げないと止まってくれなかったのですが、いつの間にか解消されましたね。 -
イチオシ
リュウボウのところに戻ってきました。
那覇市役所は大通りに面していて、そのインパクトのあるデザインは大いに目を引くところ。リゾートホテルか高級マンションのような雰囲気に、各階に緑をおしゃれにあしらっていて、奇抜なところも感じます。那覇のランドマークとなっているんじゃないかと思います。 -
その隣りが沖縄県庁舎。1990年に完成したもので、黒川紀章建築都市設計事務所の設計です。
那覇市役所の建物よりずっと大きくて近代的なんですが、観光的な要素はというとどうなんでしょう。まあ、ここは国際通りの入り口ですから、観光県沖縄を行政もしっかりバックアップするということなのかな。それくらいです。 -
県庁前から改めて松山通りを北に向かいます。
大典寺は、明治43年になって創建された浄土真宗の寺。浄土真宗は、江戸期、薩摩藩の禁教政策があったのだそうです。 -
通りからはインド様式の本堂が見えて、東京だと築地本願寺のイメージとダブりますね。戦後、今の沖縄県土木建築部の事務所が置かれた時期もあるようです。
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松山公園は、松山通りをさらに進んだところ。福州園と松山通りを挟んだ向かい側です。
ただ、奥の方が深くて丘陵っぽい地形。那覇商業高校の裏側から入ったら割と上って行かないといけないようなことになりました。芝生の広場の周辺には見かけたことがないような南国の街路樹。やっぱりちょっと沖縄らしい雰囲気がありました。 -
その手前、那覇商業高校の敷地内の中にちらりと見えるのは和魂の塔。敷地内は立ち入り禁止なので、野球部が練習をしているグラウンドの方に。ここから見るしかないんですね。学徒動員令によって出征、犠牲となった那覇市商工学校学徒隊の戦没者を祀っているようです。
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ここから、また国際通りの方に戻ります。
ゆいレールの美栄橋駅から牧志公設市場の方へ向かう途中なんですが、これは緑ヶ丘公園。この公園を通り抜けると近道になるんです。 -
芝生の広場と周辺には林。いわゆる都市公園ですが、ちょっと荒れかけたところもあるかな。中央にバスケットボールのコートがあって珍しいなと思っていたら、学生さんがやってきてそこで普通に練習をしていました。ちゃんと役に立っているんだなと感心しました。
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緑ヶ丘公園を抜けると国際通りの一本北側の通り、パラダイス通りです。
名前からすると隠れた人気店とかあるんでしょうか。朝だったし特にそんな感じもありませんでしたが、国際通りから本当にすぐなのに、雰囲気が全然違って地元の人のための通りといった感じ。そのギャップは印象に残ります。 -
第一牧志公設市場にやってきました。
事前の情報では、ここの朝は遅いということだったんですが、どうでしょうか。 -
確かにほとんどのお店はまだやっていなくて
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魚屋さんがちらほらくらい。
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観光客を相手にしているので、まあこれくらいでいいのかもしれません。
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では、食堂の方は二階なのでそっちに上がってみましょうか。
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ちなみに、ただいまの時間は午前8時です。
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二階に上がると、
これは歩のサーターアンダギー。公設市場のサーターアンダギーはここだけというのもあって、かなりの人気店。前日に予約をしておくのが基本なんですよね。それに時間外なので渋られましたが、並んでいるのがあったのでそこはそんなに頑なにならなくてもいいでしょう。ひと袋いただきました。
さて、ここのサーターアンダギーは、生地がけっこう黄色くてたぶん玉子がたっぷり入っているのかな。カステラとかドーナツみたいな甘さもあって、全体としてお菓子っぽいタイプですね。その分、違和感がなくて人気なんだと思いますが、私としてはちょっと違うかなという印象です。 -
道頓堀が開いていましたよ~
ここは、牧志公設市場では一番早くから開いている食堂みたい。
8時過ぎには開いていて、 -
朝飯にゆし豆腐をいただきました。とろんというかどろどろというかの軽いだし汁の一杯。まあ、こんなので十分。街歩きの元気はもらえるように思います。
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ただ、さすがにこれだけでは寂しいので。
すぐそばにあるポーたまのお店へも。早い時間から、けっこうな行列ができていて、さすが超人気店ですね。注文するまでも行列でしたが、出来上がるまでまたちょっと待ちますよ~。 -
イチオシ
ファストフードなのにやけに念がいっているなあと思いましたが、包みを開くと暖かなポーたま。薄い塩味のポークのハムとたまご焼きのなんでもない組み合わせがおにぎりとしての自然なおいしさに仕上がっていて、なるほどこの人気は納得ですね。瓢箪から駒といったサプライズのB級グルメだと思います。
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市場本通りに移って
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まだ人通りはほとんどない。
沖縄の朝は遅いですね~ -
市場本通りに大きな店を構える有名店、松原屋製菓です。
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お目当ては、このサーターアンダギー。絶品との評価もありましたが、意外にパサパサした感じもあって、そこはちょっとマイナスなのかな。どちらかというとあっさり系の味わいで、それは問題ないんですけどね。
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松原屋の向かいのお菓子のオナガ。「首里もち」の看板が目立っていて、これも気になりました。
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餡子の大福なんですが、沖縄だとどんな味なんでしょうねと思っていただくと。。
うーん、お餅も餡子も素直なすっきりした味わいで、本土と同じかな。ただ、予想以上にすごくちゃんとした大福。きれいな味わいのおいしい大福です。 -
そして、けっこう楽しみにしていたのが呉屋てんぷら屋。公設市場の裏手のディープな一角です。
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サーターアンダギーのプレーンと黒糖をいただきました。しっかり揚げた感じがしててますけど、サクサクとしっとりのバランスが良くて、これは正統派のおいしさですね。やっぱり年季なのかな。長い時間をかけてここにたどり着いたみたいな感じはさすがだと思います。那覇市内でのサーターアンダギー。イチオシはここですね。
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改めてですが
市場本通りは、国際通り、むつみ橋のT字路から南に入って行くアーケードの商店街。那覇市街の商店街はいくつかあってこの辺りに集中していますが、この通りが一番メジャーな商店街だと思います。 -
ということで、市場本通りの一本東側は、むつみ橋商店街。その一本東が平和通リ商店街という関係です。ただ、その中ではむつみ橋商店街は一番細いし寂しい感じ。シャッターの閉まっている店が多いと感じましたが、まだ朝早い時間だったからかなあ。それでも、他の通りとは差があるように思います。
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むつみ橋商店街を過ぎて、平和通リ商店街です。市場本通りが一番メジャーといいましたが、ここがそれに次ぐ感じ。
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ただ、市場本通りにはもう少しいい感じのレトロ感があるので、そこがちょっと違うような気がします。
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希望ヶ丘公園は、平和通リ商店街の東側。平和通リ商店街の途中から桜坂中通りに入って、その坂の途中に入り口がありました。
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地図で見るとそれなりの広さはあるのですが、ちょっとした丘陵なので、それを階段で上ったり。ここでゆっくり寛げるといった雰囲気はないですね。観光客も少ないです。
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桜坂中通りに入った坂の上にある桜坂劇場です。レトロな映画館ですね。しかし、上演している映画はそれなりに多いし、それも「ショーシャンクの空に」とか名画も上演。観光客にはあまり関係がないような気もしますが、沖縄の上質な映画文化を支えている感じです。
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平和通リ商店街に戻って、さらに進みます。
ゑびす通りは、市場本通りと平和通リ商店街を南端の方で斜めに結ぶ通り。昼間はシャッター通りという感じで寂れているので、わざわざ行くようなところではないのですが、夜になるとまた違う顔を見せる通りのようですね。まあ、商店街も多いので、棲み分けがそれなりにできているのかもしれません。 -
イチオシ
ここで商店街を少し離れて。。
壺屋うふシーサーは、やちむん通りと平和通リ商店街の中間、さいおんスクエアに建っています。
「うふ」というのは大きいという意味。確かに大きいのですが、沖縄のシーサーはやっぱりどこか愛嬌があって心が和みます。周辺では地元の方がボランティアで市街の清掃中。それも合わせて、印象に残りました。 -
また平和通リ商店街の戻って。
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新天地市場本通りは、平和通リ商店街の南端。自動車道に出てから少しずれた場所に入り口があってさらに南に伸びる商店街です。
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通りの幅は少し狭くなっていて、ごちゃごちゃっとした感じですが、その分、地元密着の感じがしていて落ち着きがありますね。ただ、ここまで足を延ばす観光客は少ないかと思います。
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太平通りはさらに先。新天地市場本通りの南側に入り口があって、東側に伸びる商店街。この辺りの商店街では一番南の商店街ですね。場末の商店街という感じもなくはないですが、新天地市場本通りと同じく地元密着の商店街。廃れた感じはなくて、それなりの落ち着きはあると思います。
それにしても、このエリアは商店街だらけ。奥の奥。そのまた奥に商店街が続いていました。 -
ここからやちむん通りの方に向かいます。
のうれんプラザは、その途中。那覇市民の台所を支えてきた旧農連中央市場が新しいビルに生まれ変わって。薬100店が入るショッピングモールではあるのですが、八百屋さん的なお店もあるし、これまでの伝統の匂いも残っています。ただ、商店街からは少し離れているので、ここも気が付きにくいかもしれません。 -
やちむん通りにやってきました。
新垣家住宅は、やちむん通りから少し脇に入ったかつての陶工の住宅。主屋、作業場、離れ、登窯が石垣に囲まれた約400坪の敷地にそのまま残っていて、国指定重要文化財です。 -
地元の方々がボランティアだと思いますが、清掃作業の真っ最中。地域で大切にされている施設だと感じました。
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ここからはせっかくなので、少しお店を回ります。
これは清正窯。赤色が深くて、それが最大の特徴。沖縄サミットが行われてすぐの頃だったと思いますが、こちらにお邪魔して軽い衝撃を受けました。 -
その時頂いたのがこのティーカップ。5客を持っていますが、以来、私の生活はこれなしでは済まないというくらいの必需品。先代の作品で、その後、もう手に入らないということを知りましたが、下部がふっくらとした安定感や赤い地色とさび色の魚絵の組み合わせは先代ならではのもの。いつも感心して眺めています。
この日お休みでしたが、この前もお休みだったし、休みがけっこう多いような気がします。 -
で、もう一軒は新垣勲窯。
妹へのお土産にコーヒーカップを買ったことがあります。沖縄らしいものということで選んだのですが、まあ悪くない印象が残っていて、もしいいものがあれば自分にも買っていいかなと思っていました。 -
イチオシ
けっこう悩んで、選んだのがこれ。これも先代のが残っていましたということで、香炉みたいにして出窓に置こうと思いました。清正窯のは渋いので、こういうはっきりしたのもあっていいのかな。形が個性的ですけど、これからだんだん馴染んで行けばいいなと思います。
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新垣陶苑は、お向かい。
名前からすると親戚の関係かな。 -
こちらは青い系統が多いですね。爽やかでなかなかきれい。これもハマればハマりそうな感じです。
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陶美館は小さな販売店。伝統的な品揃えのお店、カジュアルな品揃えのお店と分かれますが、そういう意味だとここは伝統的な品揃えの販売店ですね。
ただ、オーソドックス過ぎてあまり面白くはないかな。もう少しチャレンジをしてもらえればいいような気もします。 -
壷屋陶器会館もちょっと寄ってみましたが、まあまあ。
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育陶園は伝統的な感じでいて、
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この透明がかった緑色はどうですか。
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イチオシ
半透明の釉なら九谷焼ですけど、ちゃんと沖縄っぽい味わい。
個性もあるしとってもいいですね。ただ、使うシーンが思い描けないのでここまでですね。 -
ほか、うつわスカートに
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guma guwa
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真南風まるかつ
カジュアルなお店が何軒かできていて、それなりにお客さんが入っていますね。
あんまり沖縄っぽくないのも含めて、自由な感じ。私はどうしても沖縄らしい重厚感を求めてしまいますが、ニーズはいろいろですからね。 -
イチオシ
まあ、私は新垣勲窯で買ったのもあってこの辺にしておきましょう。
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帰りの時間もありますからね。
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商店街に入って、琉球菓子処 琉宮もチェックです。こちらは、ゴマのサーターアンダギーとかサーターアンダギーの種類が豊富ですね。
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基本の黒糖をいただきましたが、適度なしっとり感もあるし、穏やかな味わい。そして、何かパウンドケーキのような独特の小麦粉の上質感があって、それがいい感じ。ここも専門店ならではのサーターアンダギーだと思います。悪くないです。
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そのまま国際通りに抜けまして、
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出たところにあるのは御菓子御殿 国際通り松尾店。紅いも生タルトとかが看板商品のお店です。
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そのまま、どうしても行きたかった謝花きっぱんへ。
冬瓜漬は300年前に福建省から伝わったという宮廷料理のお菓子。一般人が食べれるようになったのは明治以降なんだそうです。 -
冬瓜のいわゆる砂糖漬なんですが、表面がガリガリっとした砂糖の結晶でコートされていまして、それを噛むと中はもう少ししっくり柔らかい。甘いことは甘いのですが、黒砂糖ではないし、さらっとした甘さ。そして、なにより冬瓜の少しえぐみのある味わいが効いていて、確かに高尚なお菓子であることを感じます。
このインパクトは輪島で中浦屋の丸柚餅子(ゆべし)を食べた時の驚きにも似た感覚。まさに高尚です。 -
こうなると勢いでもう少しがんばってみますか。
玉那覇ウシ商店は、国際通りからは少し離れますが、人気の沖縄そば屋さん。おばちゃんが一人で切り盛りしていて、ちょっと大変そうです。 -
イチオシ
さて、沖縄そばの方ですが、麺に透明感があって舌触りがいいのが特徴。それと薄味のスープに甘いめのラフテーがいい組み合わせ。疲れがほっと取れるような気がしました。沖縄そばにしてはちょっとあか抜け過ぎているような気もしますが、評判通りなかなかの名店だと思います。
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イチオシ
そして、ほぼ隣りという場所にある千日。かき氷の専門店です。
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そんなにアクセスはよくないと思うんですが、人気店だけあって、次々お客さんがやってきます。
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いただいたのは、基本の氷ぜんざい。
真っ白な氷を掘って行くとインゲン豆の餡子が現れます。小豆の餡子と違って、ちょっと癖がありますよね。まあそれが沖縄の味なのかな。ちょっと珍しい味なので、観光客にとっては少し尾を引くようなところがあるような気がします。
新垣ぜんざいもよかったけど、こっちも悪くない。最後にまたいいものに出会いました。 -
もう少し時間があるので、那覇市内の最後は那覇市市民文化部歴史博物館で、尚王家に伝わる琉球の工芸品を拝見しました。
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三彩の壺や
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龍のデザインのミンサー織みたいな敷物かな。
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イチオシ
赤い漆の化粧箪笥とか
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淡いブルーの衣装も王朝の持ち物っぽいし、
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イチオシ
多彩な宝石をちりばめた王冠は以前首里城で見たものと同じ感じ。華美にならず見事な美的センスが素晴らしいと思います。
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沖縄らしさは沖縄らしさなんですが、それを育んだのは中国との中継貿易とかで文化の交流があってのもの。独りよがりの技術力や芸術性の高さではなくて、言わば世界標準のレベルかな。展示品は限られていましたが、改めて、沖縄の伝統文化の素晴らしさが感じられたように思います。
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那覇空港に到着。
少しお土産物屋さんも拝見しますが、 -
わしたショップや
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南豊商事とか
どのお店も賑やかです。 -
小腹が空いていたので、ロイヤルベーカリーでサーターアンダギーを買いました。
小さなサイズですけど、ここもお菓子のようなおいしさがあるタイプですね。 -
そして、最後の最後はやっぱりブルーシールかな。
那覇空港内ではいくつかのブルーシールの取扱店があって、ANAフェスタ 那覇ゲート店でいただきます。他店はカップのみですが、ここはコーンもあるんです。
バニラのソフトクリームはあっさり系を予想していましたが、適度の濃厚さもあって、素直なおいしさ。このさりげなさがブルーシールの真骨頂ですね。
さて、以上で沖縄の旅はおしまい。お疲れ様でした。
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この旅行記へのコメント (3)
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- mom Kさん 2023/07/23 16:02:05
- 私も呉屋天ぷら派
- サーターアンダギーがむぞうさにドサッと、パットに入れられているところからして、魅力的。場所が場所ですから、熱々なら即御口へ。私はイカの天ぷらも必ず。 たびたびさん、けっこう広範囲を歩かれていますね。やちむんのカップの赤色が素敵。あまり見ないお色で、琉球らしいなあ。いつもエールを有難うございます。
- たびたびさん からの返信 2023/07/24 07:59:29
- RE: 私も呉屋天ぷら派
- この旅からでもいつの間にかまたしばらく時が経っていて、今度の沖縄はいつになるかなあみたいな感じですね。ただ、いつでも行けるし、次回は自然体でそろそろ行ってみようかなという気になるまで待ってみたいと思います。
ところで、せっかくだからと全国旅行支援を利用して、気が付いたら40泊以上してました。お陰で旅行記がたまりまくって、今はそっちで四苦八苦しています。
たびたび
- mom Kさん からの返信 2023/07/24 08:41:00
- 旅行記
- 楽しみにしてまーす。お互い、夏の暑さに負けず奮闘。エールを送り合いましょう。フレーフレー、た・び・び・と!
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