2022/07/07 - 2022/07/07
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たびたびさん
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沖縄四日目の今日は、浜比嘉島から伊計島、宮城島に始まって。勝連城や中城城にコザ、嘉手納。うるま市を中心に回って、最後は那覇のホテルというコース。沖縄本島の東側なんですが、そもそも沖縄本島の中・北部を観光する場合は西側の国道58号を利用するのが一般的。観光スポットは西側に多くて、きれいなビーチも多いですからね。なので、西側が表通りとするなら、東側は裏通り。私もあまり頭になかったコースです。
ただ、そんな中で、勝連城や果報バンタの情報が分かってくるとこれはどうしても外せない気持ちになってきて、レンタカーコースの最後に急きょ組み込むことにした次第。その分、国頭村や本部半島のエリアが駆け足になりましたが、この選択は間違っていなかったかなという感じ。ただ、期待通りは期待通りではあったのですが、冷静に振り返るとやっぱり西側と比べるとリゾートホテルとかの数は少ないし、華やかさも部分的な印象。リピートしたくなる魅力としてはどうしても差があるの否めませんね。
おまけに、この辺りはあんまり土地勘がないエリアだったので少し行ったり来たりして要領が悪くなったりもしましたが、反面、なんといっても那覇からはそれなりに近い距離。帰りの時間をあまり心配せずに回れたので心の負担は少なかったように思います。そういう意味では、観光地としての魅力とアクセスの容易さのバランスはちゃんと取れているとも言えるかもしれませんね。
それと沖縄B級グルメでは、ステーキのビッグハートに丸一食品のお稲荷さんとかぼ天のサーターアンダギー。これは今思い出しても最高のラインナップ。この衝撃度は食べた人じゃないと分からないと思いますが、まあ、こんなところにこんなお店がよくあったなというのも含めて、本当にすごいです。
そして、結果として、この日の勝連城ともう一つの中城城で、沖縄本島の世界遺産の城はすべて回れることになりましたし、気が付くと日本百名城も近々予定している吉野ヶ里遺跡を加えればあとは六角氏の観音寺城と函館の松前城の2城を残すのみ。別に制覇を目指していたわけではないんですけど、いよいよこういう状況になってくると少し考えないといけないような気持ちにもなってくる。次回以降は沖縄本島南部の戦跡再訪も気になるし、またまた悩ましいたびたびです。
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浜比嘉島リゾートの朝食前の時間を利用して、島内の散策をしてみます。
まずはシルミチュー。変わった名前ですが、これは浜比嘉島にある霊場。琉球王国を開いたとされるアマミチューとシルミチューの夫婦の神様が住んで子供を授かった場所というのがここなんですね。 -
浜比嘉島の集落を抜けていきますが、丁寧に道しるべがあって迷うことはありません。駐車場からしばらく歩いて最後は石段。
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限られたスペースのここも含めて
辺りはちょっとじめっとしていますが、荒れた感じはありません。それなりに大事にされているのが窺われます。 -
浜比嘉島には、もうひとつ、アマミチューの墓というのもあります。海岸の岩場に向かうコンクリートの道を歩いていくと
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その先の
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裏側に石段があってそれを上がった先。
毎日ここにお参りしているという近所の人にもお会いしました。 -
ここから沖合には浜比嘉大橋も見えていまして。
平安座島と浜比嘉島を結ぶ全長900mの橋。古宇利大橋と同じく、浅瀬に架かる海上橋なんですが、中央部が最高点で左右は対象。なだらかな傾斜なので威圧感もなくて、穏やかな美しさ。ここからだと全景がよく分かります。 -
橋の右手が平安座島。沖縄本島の与勝半島からは海中道路で繋がっています。ここから北に向かうと伊計島、東に向かうと浜比嘉島という関係。与勝諸島の玄関といった位置づけかと思います。島には石油の備蓄基地があったりして、あんまり観光地らしい雰囲気はないかも。やっぱり通り道の島といった感じが強いです。
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西に向かって。
浜漁港緑地公園は、浜比嘉大橋を渡ってきたらすぐのところ。ちょっとしたグラウンドのような広場と -
浜比嘉大橋を望む展望所が設けられていました。
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向かいの平安座島から海中道路が見えていますけど
ただ、観光の要素としてはちょっと弱いかな。地元の人がちょこっと利用する公園だと思います。 -
東の御嶽は、浜比嘉島の北部集落の入り口辺り。ここで行われるシヌグ祭りは、海のしけを祈願するもの。琉球三山時代、戦に敗れた中山の武将、平良忠臣が島に逃げ込みますが、アマミチューとシルミチューに願掛けをしたところ、迫る追討軍は嵐で船が沈没したという故事にちなむもの。
辺りを覆うガジュマルの大木が神秘的。眺め的にはむしろこっちの方が主役かな。 -
祠はたいしたことはないでしょう。
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北部集落の中ほどに入って、これは地頭代火の神。浜の公民館の敷地にコンクリート製の小祠があって、ここに火の神の依代として三個の霊石を祀ったという拝所。朝早くから掃除をしているおじちゃんがいて、今でもちゃんと大事にされている場所。立身出世の神様だそうです。
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海岸の方に出ると浜ふるさと海岸。人工のビーチなんですが、けっこう草が生えていて、あんまり気持ちのいいビーチという感じはないですね。人けもなくて寂れた感じです。ここからも平安座島や海中道路が見えています。沖の方には碁石みたいに小さな岩が点々とあるのですが、それはちょっと分かり辛いかな。
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宿泊したホテル浜比嘉島リゾートから眼下に見えていたムルク浜ビーチの方に戻ってきました。ただ、これはホテルのプライベートビーチではないですね。ホテル浜比嘉島リゾートに向かう入口の脇から荒れたアクセス道があってそれを進むとここに出ます。
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砂浜の入り江はそれなりにきれいですが、傍らにあるバーベキューとかやっている施設がちょっと荒れていてあまり気持ちがよくないかな。微妙なビーチです。
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ちなみに、ホテルのロビーからはこんな風に見えています。
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さて、ホテルの朝食。
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さわやかな朝の光の中でいただきます。
昨日は人の気配があまりしませんでしたが、宿泊客はけっこう多かったんですね。ここで初めて気が付きました。 -
さて、ではいよいよ出発。平安座島経由で、そこから北上。宮城島、伊計島へと進みますよ~
シヌグ堂遺跡は、宮城島の山の上。集落からはしばらく上がって行きます。遺跡は縄文時代後期のもののようですが、それよりも -
シヌグ堂バンタという眺めの良い場所になっていて、むしろこちらの方が見どころかな。
宮城島の集落から伊計島の方まで見渡せて意外な絶景です。 -
宮城島と伊計島を結ぶ全長198mの赤い橋は、伊計大橋です。さほどの長さでもないので、この橋を渡って宮城島から伊計島に入っても、島から島に移ったというような感慨は特にないですね。道が立派で橋だけが目立っているわけではない。それもあって余計そう感じるのかもしれません。
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宮城島から伊計島に入ってすぐ。道の左手に見えてくるのが伊計ビーチ。完全有料制のビーチです。
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駐車場も広いし、静かな湾のビーチなので鏡のような海面が印象的。規模は少し小さいかもしれませんが、安全でゆっくりと寛げる雰囲気のあるビーチだと思います。
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伊計島にはもうひとつ、西側に開けたビーチがあって、それが大泊ビーチ。細いアクセス道を入るとそれなりの駐車場と入場の受付所。完全に有料のビーチなのですが、朝はあまり早くからはやっていないのかな。人けがなくてちょっとこれはどうなのかなと思います。
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伊計島をさらに進んで。
仲原遺跡は、沖縄で初めて発見された沖縄県最大の竪穴式住居跡。 -
島の真ん中、畑地帯の中に復元された住居が建っていました。
竪穴式住居は日本のあちこちで普通に発見されているものだと思いますが、それが沖縄でも発見されたというのが価値なんでしょうか。国指定史跡ということになっています。 -
伊計島の中央部。この辺りは比較的平坦でサトウキビ畑が広がるのどかな風景です。
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同じくそのサトウキビ畑が広がる一角にあるのが犬名河。ちょっとした石碑があって、犬が見つけたという湧水のことが記されています。水不足に悩む島でこの水が発見されたことで大いに助かったようですが、実際の湧水は崖の下にあってここからは急な階段を下りていく必要があるみたいです。
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では、そろそろ時間になったようなので、宮城島の観光スポット、ぬちまーす観光製塩ファクトリーへ。
果報バンタもこの敷地内にあるんです。 -
施設内に入るときれいなショップがありまして。
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説明によれば、ここで作られる塩「ぬちまーす」は、一般の食塩の約200倍のマグネシウムを含有するんだそうです。
なので、ここは基本は塩製品のショップ。ただ、塩を使っているものはそれこそお菓子とかも含めて多岐にわたっていますよね。健康をキーワードにした食品群と考えればいいかもしれません。 -
ショップから奥に進むと
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製塩の工程を窓から覗いたりできるようになっています。
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では、敷地内の散策です。
いくつかのポイントがありまして。駐車場の隣りのこんもりした高台は三天御座で、天と地、海、沖縄の3つの神様が集まると言われる場所。 -
石段を上がると岩場にあちこち根を張った樹の場所があって、埋もれるように小さな石碑が建っていました。
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果報バンタは、そのさらに先。
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イチオシ
芝生の広場のような場所に出て、
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そこから海を臨む崖っぷちの石段を上がりますと
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イチオシ
視界が一気に広がって
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眼下にはサンゴ礁の青い海。
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イチオシ
ちなみに、バンタは崖のことですが、70mの崖の上から周囲を見渡すとはるかな水平線から足元に打ち寄せる波までがまさに一望。
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正面の台地状のダイナミックな半島とも相まって、素晴らしいじゃないですか。これが見たかったんですよね~
平安座島や浜比嘉島では島の周辺にはあまりサンゴ礁がないようにも見えて沖縄の海にしてはちょっと寂しいなあと感じていましたが、ここから見るとそんなことはないですね。そのもやもやも一気に解消されたように思いました。 -
イチオシ
坂を下って、半島の方に近づくと崖に囲まれた下の方に今度は小さな砂浜。これはぬちの浜ですね。
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降りていくことができるのかどうかは分かりませんが、ウミガメが産卵しに来るという砂浜は人を容易には近づけない秘密の場所といった感じ。周囲の緑と砂浜、海の色のコントラストがこちらもなにげに素晴らしいです。
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もうひとつは、龍神風道。ぬちまーすの駐車場の端っこで建物の裏手に回るような感じで進むとあります。竜宮神のエネルギーが龍神風道の入口を経て敷地内に広がると言われているパワースポット。
木々の間から海の方につながる風の道が通っているような感じです。 -
ぬちまーすからは、海中道路を通って帰りますよ~
この海中道路は、勝連半島と平安座島を結ぶ全長約5kmの道。両側が海の道なのですが、実際に走行していると海はそこまで視界に入ってこないので、期待していたほどの爽快感はないような気がします。途中で車を停めて、脇の護岸からゆっくりと辺りを眺めた方がこの道のスケール感やどんなものかがよく分かると思います。 -
海中道路の途中、海の駅あやはし館のも寄ってみます。
本線から脇道に入るので少し入口で戸惑いました。
施設は、道の駅のような感じ。 -
おみやげ品があれこれ並んでいましたが、ただ、うるま市とか地元のものははっきりしない。沖縄全体の品ぞろえのように感じました。
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海の駅あやはし館の二階は、海の文化資料館。
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道の駅に併設されたおまけの施設かなと思っていましたが、交易船であるマーラン船や
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小さなサバニとかを拝見すると沖縄の船の文化もやっぱり独特。
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中継貿易が盛んだった歴史もあるし、
漁業だけでなくいろんな経済活動全般を支えた確かな技術が感じられると思います。 -
あまわりパークは、2021年10月にOPENした新しい施設。勝連城跡には駐車場がないので車はここに停めて、別途、ゴルフ場のカートのような乗り物で勝連城跡まで送ってもらうという仕組み。ここが勝連城跡の観光拠点ということですね。
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で、メイン施設は勝連城の歴史やあれこれを紹介するこの博物館。
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映像シアターでちょっとした物語を拝見。
ストーリーは勝連城の主、阿麻和利は近隣との貿易で大いに栄えたものの、これを妬んだ尚泰久王に突然責められ滅ぼされるというもの。 -
阿麻和利がが滅んだ理由としては、護佐丸・阿麻和利の乱で護佐丸を討ち取った後、さらに尚泰久王をも倒そうとしたからというのがもう一つの定説のようですが、史実はちょっと曖昧ではっきりしないところもあるんですね。
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しかし、地元での阿麻和利人気が確かなこともあって、映像シアターのストーリーの方が座りがいいのでしょう。
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ただ、いずれにしても、護佐丸・阿麻和利の乱は、中山による統一、琉球王国の成立後の話。尚泰久王の力は絶大ですから、中城城の主であった護佐丸も勝連城の主であった阿麻和利もどちらも尚泰久王の前では無力だったと理解するのが分かりやすいかなと思います。
なお、尚泰久王は、琉球王国の第6代国王。子の尚徳王が第7代国王ですが、これが第一尚氏王統最後の国王。尚泰久王が重用していた尚円によるクーデターで第二尚氏の時代が始まります。そして、第二尚氏も第7代尚寧の時代、1609年に薩摩藩の侵攻を受け敗戦。以降、琉球は薩摩藩の支配下に置かれるという流れです。 -
予備知識を得たところで、カートに乗って勝連城跡へ。
座喜味城跡、今帰仁城跡を拝見してきましたから、これで今回の旅では三つ目のグスクです。 -
イチオシ
周囲の芝生は美しく刈り込まれていて
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そこに黒くてずんぐりした城壁が乗っかると独特の迫力ですね。
座喜味城や今帰仁城の外壁は大きく波を打つというかうねっているような形でその曲線美が美しかったのですが、 -
対してここはけっこう直線的。まさにドーンと壁のように立ちふさがるという構えです。
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正面の階段を登って行きますと
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イチオシ
一気に城内へ。
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ちょっとあっけないくらいすぐに塀を乗り越えました。
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ここはいわゆる三の丸といったところかな。
先にはもう少し高い場所が見えています。 -
辺りを確認したら、
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もう一段上がって
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ここは建物跡が
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イチオシ
生々しいですね。
しっかり礎石が残っています。 -
最後の石段を上って
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この先が本丸でしょう。
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それなりに広いし、
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下から見ていたより
ずっと高さを感じます。 -
周囲の海や町並みの眺めもさすがさすが。
この城の最後の城主は、10代目勝連按司、阿麻和利の威徳を偲ぶにはふさわしい眺めでしょう。 -
ただ、背後が崖なので、城の構造としては前面からの攻撃に備えるだけ。奥はそれなりに深いですが、比較的単純な構造なのかなとも思います。
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あまわりパークの勝連城跡休憩所でランチの情報をいただいて、向かったのはビッグハート。
なんでも、地元出身のりゅうちぇるもイチオシというステーキ屋さんで、庶民派のお店としても人気なんだとか。 -
イチオシ
特製ステーキをいただきましたが、柔らかくてプニュプニュのお肉は食べやすいし、素直なおいしさ。沖縄のステーキって、いいお店だとやっぱりこういう基本的なところがしっかりしていますよね。店内はまさに老若男女。客層の幅もとっても広い万人向けのお店かと思います。
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さて、ここからは少しB級グルメが続きます。
琉球銘菓 三矢本舗は、サーターアンダギーの人気店。道の駅に入っている店かと思ったら、こちらはスーパーの中にありました。 -
大量に置いてあって、やっぱり沖縄だと日常的な食べ物といった感じ。
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サクサクっとしたさりげない味わいです。
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丸一食品はうるまでは超有名なお店。定番商品のいなり寿司とガーリックの鳥の唐揚げをいただきました。
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唐揚げの方は肉のプリプリ感があっておいしいですけどまあまあ普通の範囲かな。
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ただ、一方のこのいなり寿司はちょっと違います。
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イチオシ
見た目真っ白なお揚げが不思議な感じですが、口にするとなんて爽やかな味わいなんでしょう。さらっとした酸味とご飯の粒々まで爽やかすぎる。いなり寿司の概念を越えていて、それがまた抜群においしい。こんなサプライズはめったにお目にかかれないと思います。
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続いてはかぼ天の店なかそね。
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サーターアンダギーが絶品ということで楽しみにしていたお店です。
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イチオシ
少し大きめのサイズのサーターアンダギーは、かりっとはしていますが、食べ進めるとなんともふっくら優しい味わい。
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生地がけっこう黄色くて、これは卵を多く使っているんだと思っていましたが、なんとかぼちゃを使っているからなんですね。それにしても、この油で揚げた豊かな香りとか高級なドーナツを食べているような感覚もあって、ちょっと頭抜けたおいしさ。何軒かのサーターアンダギーを食べ比べしましたが、結局、ここのが一番のお気に入りです。
昨日の道の駅 許田の三矢本舗で買いそびれたのがこれで完全にリカバリーできました。 -
ここからコザの街も少し確認。
一番街は、沖縄市の中心部。アーケードの通りです。商店街になっているのですが、いわゆるシャッター通りかな。入口のコザベーカリーはちょっと活気がありますが、それ以外はちょっとどうにもならないかな。まあ、ここだけのことではないんですけどね。 -
空港通りは、別名、ゲート通り。
胡屋十字路から嘉手納基地第2ゲートの間にある通りで、かつては外国人を相手にした商業が盛んに行われた場所で、基地の街沖縄を象徴するような感じでしょうか。横文字の看板は多く残っていますが、ただ、年季を経てちょっとすさんだ感じは否めない。それも含めて味わうべき通りかなと思います。 -
で、そのまま道の駅かでなへ。
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お土産物のショップとかを
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少し拝見しましたが
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こちらのウリは、何といっても嘉手納基地が一望できる展望台でしょう。
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基地の滑走路が展望台のすぐ前に見えて、軍の輸送機やヘリコプターとかが見えました。大勢の見物客がいて、たぶんお目当ては戦闘機だと思いますが、あれは爆音が半端ないし、こんな近くだとちょっと怖そう。それに、もともと私としてはあまり気持ちのいいものではない。妹に雰囲気を見せたことでよしとして、長居せずにざっと確認して退散しました。
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道の駅かでなから、今度は中城城跡。
駐車場から敷地の中に入ると殺風景な中に、グスクロックカフェという小さな喫茶店。妹はもう疲れたみたいなので、ここで待っているとのこと。 -
さて、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」にリストアップされたグスクは、この中城城跡と勝連城跡、今帰仁城跡、座喜味城跡、首里城跡の五つ。これが最後のグスクになります。
ただ、他のグスクは資料館が整備されたりしているのですが、ここは何もなくてちょっと寂しい。入口で料金を払うとカートで一番奥のポイントまで送ってくれるので、そこから帰って来つつ城跡を巡るという要領です。
丘を上がって行くと -
まだ発掘の途中らしき場所や修復中の場所もあちこちあったりしますが、
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最低限荒れているという感じまではしませんね。
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この先が正門。
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石畳の道を辿って行くと石垣に囲まれた辺り。
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城内に入ります。
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たぶんこの平地は西の郭。
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ここから上って行って
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入ったところが
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一の郭です。
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ここも発掘現場のようにごつごつとした石がむき出して
あんまり落ち着いた感じではないですね。 -
少し進むと次の門。
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越えたところは二の郭かな。
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展望所があってちょっと確認。
ここまで丘のようなところを上がってきましたが、こっち側は崖の地形ですね。 -
また門を抜けると
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三の郭。
ここは平らな芝生。 -
発掘が終わってきれいにされたのかもしれません。
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三の郭を下りるとまた最初の西の郭です。
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西の郭の門を抜けると
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最後は広々とした広場に続いていて
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芝生の広場から振り返ると三の郭の城壁が美しいですね。
ここから下るとすぐに元のスタート地点。ルートとしてはシンプルですが、城の構造としては、ここが一番複雑な縄張りだったような気がします。
ちなみに、座喜味城からここに移ってきた護佐丸。護佐丸の娘は尚泰久王の后だし重臣として勝連城の阿麻和利をけん制する役目のはずでしたが、逆に王府軍となった阿麻和利に攻められ自害して滅びるという結末。一方、勝連城の阿麻和利もほどなく尚泰久王に滅ぼされ、二つの城の英雄は相次いで斃れることとなる。乱の経緯ははっきりしないところが多いようですが、これにより尚泰久王の専制体制が強化されたのは間違いないことだと思います。
ここから浦添大公園にちょっと寄って那覇に戻ります。レンタカーの旅はこれで終了です。 -
レンタカーを返して、那覇市内のホテルに向かいますが、まだ時間があるので、その途中、奥武山公園駅から沖縄県営奥武山公園の散策もしてみます。
公園は、陸上競技場、野球場、テニスコート、武道館などを備える沖縄県初の運動公園。奥武山公園駅の目の前にあって約25haの広さがあります。施設の間を通りがいくつも走っていて、ちょっと方向感が分からなくなるようなところもありますが、神社の標識もあったりして、まあまあ親切かな。散策をした後は壺川駅の方に抜けることにします。 -
奥武山公園駅の方から奥武山公園に入ってすぐの植え込みの中。島田叡氏顕彰碑です。
この島田叡氏というのは沖縄戦で摩文仁の壕を出たきり消息を絶ったと言われる第27代沖縄県知事。兵庫県出身ですが、たぶん、その職を引き受けた時からそれなりの覚悟をしていたんでしょうね。それを思うと胸が詰まります。
碑は多くの沖縄市民の寄付もあってのもの。島田叡氏をはじめとして殉職した県職員の方への思いも含んでいるのではないかと思います。 -
これは沖縄県立武道館。沖縄空手や古武道などが盛んな沖縄ですから、沖縄で武道館というと特別に敬意を払いたいような気持ちにもなりますね。屋根の赤い意匠も気になりますが、全体として龍をイメージしたデザインだということです。
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世持神社は、琉球に繁栄をもたらした恩人、蔡温、野国総管、儀間真常を祀る神社。石造りの鳥居は、かなり大きくて立派ですねえ。
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対して、社殿はちょっと荒れた感じもなくはない。と思ったら、ご神体の方は波上宮境内にあって、分かれているようです。
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こちらは、沖縄県護国神社。公園の高台にあって、上り口からどんどん奥に進むけっこう広い境内です。
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戦争に関係が深い靖国神社につながる護国神社ですが、沖縄戦に殉じた軍人だけでなく犠牲となった一般市民も祭神として祀っているのは大きな特徴。
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沖縄らしい対応かなと思います。
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もう一つは沖宮。天照大御神や熊野三神を祀り、創建は源為朝の時代とも。立派な鳥居をくぐって石段を上がると拝殿。
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この後ろに本殿があるのですが、境内は狭くて限られるので、回り込んで見るのは難しいです。七夕の飾りがありましたが、ちょっとどういうことなのか。特に、説明はありません。
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今夜の宿は、ハーバービューホテル。
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大きなホテルは安心感があっていいですよね。
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リゾートホテルや高級ホテルではないですが、これなら問題なし。
明日は、最終日。那覇市内、国際通りとか商店街を探索して帰ります。
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