春旅´22桜前線北上とともに北陸・信州の旅～今年の雪の大谷積雪は18m

2022/04/15 - 2022/04/22

2022/04/20 （水）

富山は何度も旅しているのに、立山方面に向かったことがなくて、今回こそはと立山アルペンルート・雪の大谷ウォークを体験。

エリア 立山黒部(富山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス

事前にWEB予約した切符を、電鉄富山駅で前日のうちに発行しておきました。

立山ケーブルカーの出発時刻は10時なので、間に合うように電鉄富山駅08:12発に乗車します。
立山までは20駅。けっこう時間がかかるなぁ。

ホームに行ったら、赤いラッピング車が目に飛び込んできました。

電鉄富山駅 駅

このラッピング電車は、コロナ禍に明るい話題を提供するため「富山もようトレイン」として富山地鉄が企画したもので、絵柄は13種類。2両1編成で路線やダイヤを固定せず、富山地鉄の本線・立山線・不二越上滝線の全線を2022年1月から3年間の予定で運行するそうです。

小学生の絵のような可愛い「ライチョウ」は、もちろんデザイナーが描いたもの。
運行はランダムなので、乗車できてラッキーでした！

09:16立山駅に到着。

立山駅 駅

ケーブルカー出発まで時間があるので、駅前を散策。ロータリーにあった大きな石組みの水場は、立山の旧登山道にある「熊王の清水」が水源だそうです。

富山に来たことのご挨拶と、旅の無事を願って手を合わせました。

無料の文字に惹かれて入館。

立山カルデラ砂防博物館 美術館・博物館

1階にあった雪の大谷のコーナー。

2階には立山の景観を楽しめる360°シアターがありました。いつか夏山登山もチャレンジしてみたいなぁ。

触感は忘れちゃったけど、ケースの中に手を入れて毛皮を触わることができました。

いろいろと見るものがあるのに無料だなんて、入って良かったです。

時間になったので、立山駅構内へ。駅付近の気温は16～17℃くらい。標高差のある室堂は6.3℃。

10:00定刻通りに立山ケーブルカー出発。満員でした。

立山駅～美女平駅まで標高差およそ500m、所要時間7分かけて登ります。かつて黒部ダム建設用の資材を積んでいたことから、ケーブルカーでは珍しい荷台付き。

立山黒部アルペンルート立山ケーブルカー 乗り物

美女平（977ｍ）～室堂（2,450ｍ）までは立山高原バスで移動します。駅間標高差1,473m・移動距離23Km・所要時間50分。

臨時便のバスが次々とやって来て、定刻になる前に出発。ひとり旅の人は隣席を開けて座ることができるよう誘導されるので快適です。車窓からの眺めを堪能できました。

立山高原バス 乗り物

車内ではモニターの他に運転手さんからのアナウンスもあって、名所ではバスをゆっくりと走らせてくれました。

進行方向左側に見えた立山杉。

幹周り9m、高さ21m。樹齢1000年、縄文杉に匹敵する古木だそう。北陸新幹線・富山駅のモチーフになっていると運転手さんから説明がありました。

日本一の落差350mを誇る称名滝。立山連峰の雪解け水が流れ込み、
称名滝の右側にハンノキ滝が現れ、
V字形で滝が流れ落ちる珍しい光景が見られます。

ここでは停車してのアナウンス。

剣岳

車窓のすぐそばには雪の壁。ワクワク感が止まりません。

バスが通る道と歩行者道はロープで隔てられているだけなので、雪の高さが分かりやすいようにバスと一緒に写真を撮る先客に迎えられ、間もなく室堂ターミナルに到着です。

11:10
きれいに除雪されたバスターミナルに到着。

まずはターミナル施設の屋上から、雪の中へ。

除雪車「 立山熊太郎」が見えます。あとで、じっくり見に行こうっと。

記念に足跡を。

みくりが池方面へ向かう人は、まばら。

銀世界を何年前に見たか思い出せないくらい久しぶりなので、ひたすら撮りまくります。

雲ひとつない空。晴天に恵まれて、幸せ。

踏まれていない場所を発見。これは足跡をつけなくては。

みくりが池方面では温泉があるためか、地熱で山肌が見る所が増えて来ました。

1時間以上歩き回った気分になりターミナルまで戻ってみたら、まだ30分しかたってなかった。積雪を進むのは大変です。

案内所は無人でした。

案内所カウンターに座っていた、らいじぃ。氷河期から生きていて、なんと年齢は20000歳を超えます。隣にいるのは、孫のらいらい。

階段脇に片付けられていた雷鳥たち 。 出番はあるのかな？

案内所デスク脇の階段を上り、雄山旧社殿展示室へ。

立山を701年に開山したとされる少年像。

12:01 ターミナル内の立ち食いそば屋さんで昼食。10人位並んでいても回転が早いので、そんなに待たずに呼ばれました。

味はふつうかな。
　

食後に頭がボ～っとして、ご飯を食べると眠くなると言うよりは、頭が痛いような酸素が薄い感じ。もう下山しなきゃダメなのかなと思いつつ、座れるスペースを見つけて、コーヒーを飲みながら30分くらい休むと回復しました。

標高差もあるし、無理をしないでのんびり歩きなさいという体からの警告だと思って、除雪された雪の大谷へ。

気象庁と書かれたマンホールは、初めて見たかも。

ターミナル前に展示されている除雪車「五代目　立山熊太郎 」。

熊太郎が指で何代目かを示しています。

カッコイイ！

立山熊太郎の活躍で、きれいに除雪された道を歩きます。

雪の積もっていった様子が分かるスノーカレンダー。

雪の大谷最高地では、バスが来るたびにカメラを向ける人、多数。
これで、雪の高さが分かりやすくなるので。

バスが来るたびに、写真を撮っていました。

ウォーキングロード最終地点で折り返す人も多かったけれど、雪のあるパノラマロードを歩いてみました。

ここでも、ひたすら雪の写真を撮りまくりました。

ターミナルに戻って、もう一度ターミナル屋上から続く雪面を歩きます。

スキーしてる人、発見。

除雪中。

除雪車の近くへは行けません。ただ、吹き上げられる雪がパラパラと落ちていくのを見続けます。こんな光景を見るのは初めてで、それだけで興奮してました。

15:00まで、雪の世界を堪能して帰路に着きました。

行きには空いていたバスも、帰りは満席。一番後ろの席に座れたので、時々振り返っては景色を眺めていました。

行きにも見た立山杉。帰りは寝ている人も多いためかアナウンスはなく、バスのスピードも落とされずに通り過ぎます。

16:04 バスからケーブルカーに乗り換え、行きと逆のルートで富山駅に戻ります。

最後部の窓際に立ったので、窓にへばりつくように景色を眺めてました。

岩が柱のようになっている材木石（柱状節理）が見られる箇所があります。

16:26 立山ケーブルカーのターミナルで、お菓子類のお土産を購入。

ターミナルに、こんなのが貼られてました。
魔除け？

この日、市内は暖かい1日だったようです。

室堂は、−20℃近くまで冷え込むようです。想像できない寒さ。

18:02 電鉄富山駅に戻ってきました。

立山連峰と雪。雪景色サイコーでした。

18:23 楽しい1日だったので、締めくくりに美味しいものが食べたくて、前日に気になっていた「親爺」さんへ。
運良くカウンターが1席空いていたので座れました。

ホタルイカの刺身。

白えび。

金時草のお浸し。

天然たらの芽とベーコンのかき揚げ。

げんげ汁。コラーゲンたっぷりな「げんげ」を味わうなら、汁ものが一番良いと大将に勧められて。
　
もう、お腹いっぱい。

19:35 常連客の方も多く人気店のようです。
美味しかった。
ごちそうさまでした。

親爺 グルメ・レストラン

これは雪の結晶の部分だけ、ちょっと色がついてます。

電鉄富山駅。今日の始まりは、ここからだったなと記念に。

電鉄富山駅 駅

駅から、のんびりと歩いてホテルへ。良い1日でした。

富山駅 駅