2014/06/14 - 2014/06/14
87位(同エリア330件中)
さっくんさん
スペイン滞在最終日はマラガのビルラルファロ城とトレモリノスのビーチを訪れました。
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さてスペイン滞在も最終日。マラガは州都だけあってこれまで訪れたどの街より遥かに巨大な大都市です。目が眩みそうです。
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街角から尖塔が覗いてます。
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マラガ大聖堂が見えてきました。堂々としたお姿です。
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後ろ姿も素敵です。
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グラナダ名物スパニッシュオムレツにもモツが使われていましたが、スペインはモツが好きなのかな?
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コルドバ名物のサルモテホ、忘れられずにもう一杯。
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ビルラルファロ城に到着しました。
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14世紀に建てられたイスラーム様式の城です。
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とても武骨な外観です。
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それでは城内に突入です。
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大きな門をくぐり抜けます。
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振り返りました。
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植生はまるで南国の島。
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日本でも海外でも登城する際はとてもドキドキする瞬間です。
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イスラームの中庭建築は方形に田の字に通路を切って、その中心に水盤を置くのが様式です。
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そしてそれは楽園を意味しています。
この様式のルーツは古代ペルシャにあり、イスラームへと受け継がれました。そして古代ペルシャ語のパイリダエーザは英語のパラダイスの語源ともなりました。 -
リスさんと遭遇しました。
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さて宮殿内部を探索しましょう。
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何はともあれイスラームアーチが出迎えてくれます。
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メスキータで有名なこの連続するアーチはローマ時代の水道橋からヒントを得たと言う説があります。
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宮殿内はイスラームアーチのオンパレードです。
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窓から絶景が広がります。
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奥のアーチはメスキータを彷彿させます。
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複雑な紋様の二連のアーチ。
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アーチ越しに眺めるマラガの街並み。
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こちらもイスラーム建築独特の形状です。
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ビルラルファロ城でもイスラームの中庭建築を見る事が出来ます。
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それらはアルハンブラ宮殿のそれとは違い、華美なものではありません。
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だとしてもイベリア半島に花開いた後ウマイヤ朝の様式美を知る事が出来ました。
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質実剛健である事はイスラームの美学である事を鑑みれば、此方が本来の姿なのかもしれません。
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城の模型の展示です。
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此方は俯瞰図。
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城からの眺めも絶景です。
サッカー場が見えます。 -
大きな灯台がありました。
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マラガ大聖堂を見下ろします。
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マラガ港も見渡せます。
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城壁を散策しました。
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見張り塔で監視を務めるのは現在ではカモメの役割です。
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こんなところにも可愛らしいイスラームアーチが。
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張り巡らされた通路を歩きながら過去に想いを巡らせれば、日本の城跡を歩きながらその城の縄張りを考察し、城主はどの様に城を守ろうとしていたのかを考え、楽しんでいた事が甦ります。
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城には平和になって、貴族の住む宮殿化した城もありますが、ビルラルファロ城は名前の通り実戦を想定して築かれた事でしょう。
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城の突端はマラガ港にも程近いです。
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堅牢な城壁が続いています。
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郊外のトレモリノスにやって来ました。
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可愛らしい街並みです。
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シーズンのリゾート地は世界共通独特の高揚感に包まれています。
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この街にもイスラームの塔が残っています。
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そしてこの街で一番有名なものはコスタ・デル・ソルに広がるリゾートビーチです。
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おっと危ない!ワニがいました(笑)
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もっと散策を楽しもうかとも思いましたが、最後くらいコスタ・デル・ソルを満喫してゆっくりしようと思いました。
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パラセーリング。
気持ち良さそうですね。 -
こんな姿見せつけられたら食べるしかありません!
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やっぱりガスパチョは欠かせません!
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やっぱり日本人、魚は大の大好物です!
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やっぱり締めはサングリアです。
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椰子の木の下で
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空を仰ぎます。
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見渡せば海水浴客で賑わうビーチ、思い返せばアルハンブラの向こうシエラネバタ山脈の頂上には雪が被っていました。対極する自然を併せ持つ懐の深いアンダルシア。其処にキリスト教とイスラーム、対極する文化が生まれました。
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フラメンコ、パエーリャ、白い村…スペインらしさを表すキーワード。それら全てにイスラームが関わります。対極を学べば新しい文化が生まれ、対極を拒めば、そこには戦争と言う破壊が待っています。対極を知る、それは私の旅のキーワード。私がイスラームの旅をライフワークと捉えたのも、そもそも9・11が起き、人々がイスラームへのヘイトが強まる中、旅人なら自分自身の目で確かめてから答を出そうと思ったからです。そしてその答は明白です。嫌なものなら続けている訳ありませんから。
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今回のアンダルシアの旅も収穫大き旅となりました。でも未だ旅は終わりません。折角の初のフィンランド航空、ヘルシンキでストップオーバーしてフェリーに乗り継ぎ、エストニア、タリンを訪れます。最後までご覧下さりありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- kummingさん 2022/06/12 21:07:15
- 旅心♪
- さっくんさん、いつも旅情そそられるブログ、楽しませてもらっています。
マニアックな場所を、身軽にひょいひょい訪れて、さらっと描写されますね。
定番の観光地廻りが精一杯の私は、指を加えて羨望のまなこで眺めるだけです。
今回はさっくんさんがイスラムに惹かれていらっしゃる動機?背景的な事に触れられていて興味津々♪
たぶん私が地中海とか、ローマ帝国、キリスト教系とイスラム教系の闘争の歴史、イスラム文化、などに興味を持つようになったのは、さっくんさんの影響大、だと思います。北アフリカはムリでも、マラガあたりから海を渡ってモロッコの入口とか、チュニジアは無理かな~、あとは文面の十字路的なイスタンブールや、ビザンツとイスラム、キリスト教系が共存共栄したシチリアとか、行けたらいいな~。
フライト検索遊び、中近東系航空会社もフライト時間が長くなってたり、途中中継地がある上に、料金も↑上がっている模様(;_;) 帰国前に現地調達のPCR検査結果も割高感あります。現状、そういう事全てを受け入れてでも、渡航するか? という勇気、思い切りに欠ける私でござる(笑)
ブログに関係ないコメントばかりm(._.)m
続編、楽しみにしています♪
- さっくんさん からの返信 2022/06/13 10:35:51
- Re: 旅心♪
- こんにちは
北アフリカなら旅のしやすさ、内容でもチュニジアをお勧めしたいです。欧米人が大好きなのか、イングリッシュペイシェント、スターウォーズ、インディジョーンズ等数多くの撮影地となりました。
狭い国土にサハラ砂漠、ビーチリゾート、アラブの白い村、ローマ遺跡にカルタゴ遺跡…見所がバラエティーに富んでいるのが魅力です。
個人旅行となると欧米の様な定時運航では無く、満員=出発の乗り合いバスがメインとなるのでコツが入りますが、慣れれば使い勝手は抜群です。
昨今料金だけでは無く使い勝手も悪くなった航空業界ですが、途中寄港、ストップオーバーに関しては私は毎度楽しみにしています。帰国便が遅延したときの保険にもなりますし、それ以上に一度で二度美味しい旅となるからです。
欧州方面なら断然トルコ航空利用、イスタンブールストップオーバーが魅力的ですね。
何度訪れても見所が尽きる事が無いです。私の旅もそうでしたが、トルコ航空利用イスタンブール経由チュニスの航空券でチュニジア周遊+ストップオーバーでイスタンブール堪能なんてお勧めです。スペインの旅ではフィンランド航空ストップオーバー利用でタリンを訪れました。
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