2020/10/27 - 2020/10/29
117位(同エリア335件中)
赤い彗星さん
勝山市の越前大仏の存在を知ったのは、旅行前に偶然
インスタで見かけたことがきっかけでした。
見かけた写真は、大仏の写真ではなく、小さな仏像が
壁一面に並んでいる幻想的な写真。
折角、勝山市を訪れるのであれば、行ってみようということで
バブル遺産の巨大建物群を訪れました。
- 旅行の満足度
- 3.5
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行きのバスはあったけど、帰りのバスがなかったので、ホテルまで4kmくらいなら歩いて行くかと、てくてくと平泉寺白山神社から坂道を下って平地に到着。
遠くに巨大な勝山城博物館の天守が見えてきました。勝山城博物館 美術館・博物館
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平泉寺白山神社のまほろばで案内係の人に下山ルートを聞いた際に、ほぼ同距離の2ルートがあるけど、お薦めの景色のいい山道ルートは、何とは言わないけど色々な動物が出てきてしまう…と言葉を濁す言い方。
この年の福井は、例年多くてひと月30~50回くらいのクマの目撃情報が、10月はすでに300数十回と爆発的に目撃情報が多発していた年。安全優先で味気ないアスファルトルートで下る事を即断。
私の参拝した前後数日内でも、神社周辺で3回ぐらい目撃されていたし。但し、早朝や日暮れ時が多い感じでしたが。 -
勝山城博物館にも寄れるし、丁度いいやと思っていたら、何と定休日。
完全にリサーチ不足でした。。
勝山城博物館は、城跡に建てられた模擬天守ではなく、あくまでも模擬天守を持つ博物館とのことです。コンクリート製の模擬天守は、57.8Mで日本一の高さだとか。
実際の勝山城は、勝山市役所付近にあったそうですが、昭和40年代に天守台や石垣が完全撤去され、城跡を示す石碑以外の遺構は、何も残っていないようです。 -
日が昇る前の早朝から、越前大野で動き回り、勝山まで移動し、平泉寺白山神社も無事参拝出来たわけですが、実は昼食を食べ損ねており、流石に疲れもありガス欠。
勝山城博物館に併設されていたケーキ屋さんで、ソフトクリームを食べて糖分補給。小休憩してから、またホテルまでの道のりを歩いて行きます。 -
本日の宿泊先、勝山ニューホテルに到着。
勝山ニューホテル 宿・ホテル
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ホテル前の恐竜石像もマスクをしていました。
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お部屋も広うございます。どうせ寝るだけだしと、狭くても気にならないタイプなので、十分すぎる程のお部屋です。国内なら、スーツケース拡げるスペースも必要ないし。
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当初、翌日の巡回バスで行くつもりだった越前大仏が、想像以上にホテルから近い。ホテルの人に聞くと、歩いて5分ぐらいですよとのこと。割引券も貰ったので、早速訪問することにしました。
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歩いてすぐに越前大仏の石碑のある場所に到着。
日が昇る前の早朝から歩き通し&サイクリング、昼食も摂っておらず、汗だくで疲れ切った体と棒のようになっている足なのに、未だに歩き続けている原動力は何なのだろう 笑 -
左右に建つ工場みたいな建物は、門前町の店舗群。
中央に五重塔が見えています。 -
大師山清大寺の全容図。
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門前町はお店も開いておらず、誰もいない。
店舗も撤退してから久しい感じでしたが、越前大仏のある大師山清大寺が建立されたばかりのバブル時代は、賑わっていたんでしょうね。
建物は綺麗なんだけど、誰もいなくなった都市といった感じの廃墟感は、嫌いじゃない。 -
おい!鬼太郎!
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門前町に安置されている願掛け地蔵。
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昭和62年の建立当時は、観光用施設としてオープンしたそうですが、平成14年に宗教法人として認可され、臨済宗 妙心寺派 大師山清大寺となったそうです。
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寺院への入り口となる大門。
入場料は、500円。昭和62年に建立された際は、3,000円だったそうです。越前大仏 大門 名所・史跡
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大門と五重塔。
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境内への入口となる大門を守る仁王像。
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歴史ある寺院の山門を守る仁王像も、建造当時は鮮やかな彩色で彩られていたんだろうなあ。
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大師山清大寺は、勝山市出身の相互タクシー創業者:多田清氏により創建されました。故郷に錦を飾るという意味もあったでしょうが、出身地に納税や観光客の集客などで貢献するために、380億円もの大金を投じて造られたそうです。
同市内の勝山城博物館も多田清氏により、建造されたそうです。 -
時はバブルの時代。各地に大きな建物が造られていました。
当時は、それが当たり前で特別な事ではなかったんでしょうね。 -
寺院の閉館時間より、30分早くエレベーターが止まるとのことなので、先に五重塔を訪問します。
越前大仏 五重塔 名所・史跡
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この写真だけ見ると、五重塔というより、下から見上げた5層の天守みたい。コンクリート造りの五重塔としては、最大のものだそうです。
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大きなマニ車。チベット仏教でよく見かける法具ですね。
一回転させれば、功徳が得られる法具です。 -
五重塔内部の仏像群。
エレベーターで一気に上まで登る事が出来ます。 -
勝山市街を見渡すには、良い場所かもしれません。
周りを山に囲まれた盆地で、平野部もあまり広くないということがよく分かる風景です。今回は、駅周りと郊外しか訪れる事が出来なかったので、次来る機会があれば、市街も散策してみたい。 -
五重塔から見た大仏殿。遠くに先ほど通過してきた勝山城の模擬天守が見えています。
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紅葉には、まだ早い季節でしたが、少しだけ色付き始めていました。
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中国の北京市にある中国の国宝である装飾壁を再現した九龍壁。
中国政府の許可も得て、再現したそうです。越前大仏 九龍殿 名所・史跡
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福井県を流れる九頭竜川にちなんで、こちらの九龍壁を設置したそうです。
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最後に大仏殿を訪問。
建物のサイズとしては、本当に大きな建物です。越前大仏 大仏殿 寺・神社・教会
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大仏殿から眺めた中門。
越前大仏 中門 名所・史跡
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お金も掛かっていて、規模も大きいのだけど、人もいなくて珍スポット感がある場所です。以前行った、姫路の太陽公園と同じ感じがする。
人混みだらけの観光地は好きではないので、混んでいないのはいいですけどね。 -
大仏殿には、奈良の大仏より大きい越前大仏が安置されています。
中国の洛陽郊外にある龍門石窟の毘廬舎那仏座像をモデルにしているそう。大師山清大寺 越前大仏 名所・史跡
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越前大仏は、220tもの銅が使用されているそうです。
座像は奈良の大仏より、約2M高い17M。23Mの光背と2Mの石台、
3Mの蓮台を加えると28Mの巨大な大仏です。 -
大仏殿の壁面には、数え切れないほどの仏像が安置されています。
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私が見た映像は、この壁面です。
白黒画像を見たのですが、カラーで見ても白黒ですね。 -
大仏殿は、建物内に陽光を多く取り込むことの出来る設計になっているそうです。薄暗いお堂の寺院も神秘的ですが、柔らかな日差しが差し込む堂内もいいですね。
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私も旅行直前まで知りませんでしたし、知名度があまりないようですが、フォトジェニックな場所として知られているようで、観光客がもう少し増えて、地域貢献出来る場所になるといいですね。
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大仏背面にも仏像がびっしりと安置されています。
風景だけ見ると、誰もいない忘れ去られた地底都市のような風景です。 -
大仏背面の仏像群。
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大師山清大寺内は、お堂の中だけではなく、外の通路にもたくさんの仏像が安置されています。歴史や由緒はないかもしれませんが、仏像好きの方には、心休まる場所かもしれないですね。
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さすがに街の方まで出ていく気力・体力は残っていなかったので、ホテルのレストランで食事。
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先に温泉に入って、汗も落とせて体の張りも取れていたので、のんびりと美味しく夕食を頂きました。
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