2020/10/27 - 2020/10/29
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赤い彗星さん
この旅行記のスケジュール
2020/10/27
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えちぜん鉄道 福井駅
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コロナ禍が落ち着きつつあった当時、
旅割を利用して、福井に旅行に出かける事にしました。
学生時代に訪れた事がありますが、東尋坊以外はほとんど
記憶にない状況。多分来た事はあるけど、記憶にない場所も含めて、
中央部~東部を中心に福井県を巡ります。
まずは初登城目指して、丸岡城に向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.0
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JR福井駅のすく横にあるえちぜん鉄道の福井駅。
高架の始発駅なんですね。
車庫を下から眺めているような、見慣れない風景。 -
えちぜん鉄道福井駅1Fスペースのモニュメント。
恐竜の恐竜博士が、恐竜のしゃれこうべを眺めているシュールなフィギュア。 -
こちらもえちぜん鉄道福井駅1Fスペースに置かれているフクイサウルスの模型。サイズは全く違うけど、子供の頃、家にも同じような工作キットの模型があったなあ。トリケラトプスだったかな。(それさえ覚えていない…)
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えちぜん鉄道福井駅前にあるバス乗り場チェックを済ませて、JR福井駅側に戻ってきました。
福井駅 (福井県) 駅
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福井県は、日本屈指の恐竜化石が発見される場所という事で、駅前には大きな恐竜像が設置されています。
大きな草食恐竜は、フクイティタンという名の恐竜。 -
フクイティタン横には、フクイラプトル(左)、フクイサウルス(右)像。
ラプトルというと、映画のジェラシックパークに出てくる凶暴で高速な小型恐竜のイメージが強く残っています。フクイサウルスは、イグアノドンの仲間だそうです。 -
バスの時間まで、駅付近を散策。
福井駅から、徒歩5分程の場所にある柴田神社に到着。
ビルの谷間に鳥居が建っています。柴田神社 寺・神社・教会
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柴田神社は、柴田勝家の居城であった北庄城本丸跡地に建てられたという伝承があり、発掘調査をしたところ、北庄城石垣の遺構が発見され、伝承が事実であったことが証明されたようです。
北庄城には、7層(または9層)の天守が建っていたそうですが、羽柴秀吉に賤ヶ嶽の戦いで敗れた後、落城時に炎上してしまいました。北の庄城址 柴田公園 名所・史跡
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柴田勝家像脇にある、浅井三姉妹像。
浅井氏が滅んだ後、浅井長政夫人であったお市の方(織田信長の妹)が、柴田勝家に嫁ぎ、三姉妹も北庄城で養育されていたことから、銅像が建てられたようです。
境内には、三姉妹を祀った三姉妹神社も平成10年に創建されています。
左が、長女:茶々(豊臣秀吉側室の淀の方)
右が、次女:初 (京極高次夫人)
中央が、三女:江(徳川秀忠夫人) -
以前訪れており、柴田勝家像も記憶にあるのですが、境内が残っている記憶と全く違うなあと思っていたら、平成10年に社殿等も含め、全面改修されたようです。
柴田勝家像 名所・史跡
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現在の柴田神社社殿。
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平山郁夫画伯が揮毫した北庄城記念碑。
どういう繋がりがあるのだろうと思っていたら、平山画伯は、勝家公の子孫ということです。 -
柴田神社近くで新栄商店街というアーケード街を見つけたので、ここを通って別ルートで駅に戻ります。
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商店街のお店は、まだ閉まっていましたが、シャッターには恐竜画が描かれていました。壁をぶち破るトリケラトプス。
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穴の開いた壁から顔を覗かすフクイラプトル(T-REXかも)とフクイサウルスかな。恐竜が壁を壊してしまったら、ジェラシックパークもパニックになりますね。
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福井駅から、約1時間バスに揺られて、丸岡城に到着。
イメージキャラクターの城丸君がお出迎え。
キャラクターは完全に人だけど、ジャンルはゆるキャラになるのかな? -
入口の丸岡城マップ。まだ新しいですし、説明版も見やすい構成です。
丸岡城は、標高27Mの丘陵に建てられた平山城です。 -
登城口横には、歴史民俗資料館。
まずはお城を訪問します。 -
天守への登城途中にある丸岡城八幡神社。
社殿というより、小さな祠という感じの建物です。 -
丸岡城は、現存12天守の一つです。
柴田勝家の甥で、後に養子となる勝豊によって築城され、戦国期に多く建てられた望楼型の天守を持つことから、かつては日本最古の天守とも云われていました。
しかし2019年の学術調査で、江戸時代の寛永年間(1624年~1644年)に建てられたことが判明しました。丸岡城 名所・史跡
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子供の頃の愛読書だった、小学生用のお城図鑑。
行ってみたいお城の最上位が、丸岡城でした。
天守が好きな望楼型。日本最古の天守(当時の説)。
人柱伝説が残るミステリアスな部分に興味を惹かれていました。 -
丸岡城の天守は、粘土を焼いた瓦ではなく、石製(笏谷石)の瓦が使用されています。また北陸で唯一天守閣を持つお城です。
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本丸には、人柱となったと伝わるお静の慰霊碑が建てられています。
柴田勝豊による丸岡城築城の際に、天守台の石垣が何度も崩れたため、人柱を入れる事になりました。人柱に選ばれたのは、片目が不自由で二人の子供を抱えて、貧しい生活をしていたお静という女性でした。お静は、子供の一人を侍にしてもらう約束で人柱となる事を決意し、無事天守も完成しました。
しかし勝豊の転封に伴い、子供を侍に取り立てる約束が反故にされたため、お静の霊は、これを恨んだそうです。毎年、藻刈りを行う卯月になると、春雨で堀の水が溢れるようになり、城下の人は「お静の涙雨」と呼び、小さなお墓を立てて、お静の霊を慰めたそうです。 -
天守の階段脇に置かれた、石製の鯱。
元々、木彫銅板張りの鯱が飾られていましたが、戦時中(昭和15~17年)の天守修理の際に銅が手に入らなかったため、屋根瓦と同じ笏谷石で鯱を作り替えたそうです。昭和23年の福井大震災による天守の崩壊で落下したものが、この鯱です。現在の鯱は、昭和27~30年の天守修復の際に、元の木彫銅板張りの鯱に復元されています。 -
出窓みたいになっていますが、石落しです。
防衛設備の付いた天守も多いですが、連立式とかでない限り、ここまで攻め寄せられた時点で、100%勝ち目はないだろうなあといつも思っていました。
反撃や撃退というより、城主切腹のための時間稼ぎ用なのかもしれないですね。 -
往時の丸岡城のミニチュア。
城の防御力は、かなり高そうな縄張りです。 -
右下に見える1~2階を結ぶ階段は、65度の急階段。
勿論、左側に見える2~3階を結ぶ階段も急階段。 -
横から見た、2~3階を結ぶ67度の急階段。
階段と云うより、ほぼ梯子に近い感覚。
それほどの高さはありませんが、登り降りは注意が必要です。 -
柱の釘隠し。
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天守からの眺め。
起伏のほとんどない平野部の丘陵ということで、築城するならここしかないという立地ですね。 -
上から見た階段部分。ほぼ床に開いた穴状態。
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天守の屋根裏。天井板はなく、屋根を支える梁が、むき出しになっています。
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通常、天守台石垣と天守の大きさは同じになるように造られますが、丸岡城は天守のサイズの方が少し小さく、石垣とのずれがあります。結果、石を落としても石垣に当たってしまうというような解説を、テレビで見た記憶があります。(確か、ブラタモリだったような。)
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二層三階で高さ約12mの独立式望楼型天守です。
ミニチュアを見ると、本丸中央でも本丸外壁に接地しているわけでもなく、中途半端な場所に天守台築かれているなあと感じました。 -
天守台石垣は、野面積みで高さ約6.2M。
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外から見た石落し。この下さえ選ばなければ影響を受けないので、実際に活躍する機会はなかったでしょうね。
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天守の風景①
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天守の風景②
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天守の風景③
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丸岡城が、霞ヶ城と呼ばれる由来となった井戸。
立札を要約すると、越前一向一揆の最後の拠点となった豊原が近かったことから、度々一揆の残党が、丸岡城に攻め寄せてきたそうです。その度にこの井戸から大蛇が現れ、霞をかけて城を守り続けた伝説から、霞ヶ城と呼ばれるようになったそうです。今でも、春先に霞に覆われたお城を見る事が出来るとのことです。
越前大野もそうですが、福井県は、霧が発生する地域が多いようですね。 -
本丸に展示されている、御野山(おのやま)古墳から出土したと伝わる牛ヶ島石棺。橋に転用されていたものが、昭和45年に本丸に移されました。
約1600年前の古墳時代に造られた刳抜式舟形石棺という種類だそうです。 -
丸岡歴史民俗資料館は、丸岡城築城400年を記念して、昭和53年に開館しました。館内には、丸岡藩藩主であった本多氏、有馬氏ゆかりの品などが展示されています。館内は、撮影禁止です。
丸岡歴史民俗資料館 美術館・博物館
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丸岡歴史民俗資料館入口には、福井藩附家老であった本多成重人形が。
本多成重は、福井藩2代目藩主:松平忠直が廃された後、福井藩の減封などの処置に伴い、独立して丸岡藩初代藩主となりました。 -
丸岡城の排水溝の蓋は、丸岡城。
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丸岡城の麓に建つ、一筆啓上茶屋 そば処でお昼ごはん。
福井名物の越前そばとソースかつ丼セットを頂きました。一筆啓上茶屋 そば処 グルメ・レストラン
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