2022/03/05 - 2022/03/06
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ウェンディさん
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この旅行記スケジュールを元に
君に見せたい景色があるんだ。
そんなに遠くはないのだけれど、
行き着くのにちょっと体力がいるかな。
実はね、
僕も去年、その景色を見たくてそこに行ったんだ。
でも、神様に見放されてね。
目の前はどこを見ても真っ白。
そう、ホワイトアウトってやつで、
歩く方向すら分からなくなりそうな悪天候で、
山頂はあきらめて、途中で引き返してきた。
今年は君と二人でアプローチし、
二人でスノーモンスターが目の前を歩くあの景色を眺めたい。
君にあの景色をみせたい。
それに、君と一緒ならば、きっと空も晴れると思うんだ。
だから、一緒に行かないかい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
旅行記のタイトルは冬の初めに交わされた会話の要約で、
私は、彼からの熱烈なアプローチを受けていた。
その内容を文章にすると旅行記の緒言の如くなり、
一見、恋人や夫婦の間の甘過ぎる会話に見えるが、
実際は、もっとビジネスライクで打算的。
彼の心を要約すると、昨年(2021年冬)に訪れた冬の西吾妻山は大雪とブリザードで目の前が真っ白で残念な山だったので、今年こそはリベンジしたい!
でも、自分(彼一人)の運では心配なので、比較的“晴れ女”の確率が高い私も動員して、呼びたい呼びたい!というなんとも否科学的、否確率的な話となる。
(写真:西嶺山頂から、西吾妻山へ向かうスノーモンスターの林) -
科学的でもなく、愛情の欠片もない話なのだが、私自身も雪の西吾妻山には興味があったので、ここは彼の話に乗ってみることに。
1月上旬に県民割を活用して宿を予約し雪山を楽しみにしていたのに、1月下旬には村型コロナの感染者数の爆発的増加により、各種県民割りは全て停止され、再び宿を取り直すことに。
更に、トレッキング前日の天気予報では、午後からは吹雪の大荒れの予報が出ていて、さすがの私の運もコレまでか・・・・と思ったのだが、
(写真:朝6時頃の西吾妻山。あの山頂にいるのがスノーモンスター達) -
イチオシ
天気の神様は私たちの味方。
西吾妻山の山頂では、クリアな青空が出迎えてくれ、日焼け止めを塗っていてもほっぺや鼻の頭に日焼けの跡を作ってしまうようなトレッキング日和の天気となった。 -
イチオシ
この雪山トレックでは翌日に会津の雪景色も愉もうと画策していたのだが、晴天が持続したのは私たちが下山した直後までで、その後は天気予報が大当たりの雪。
それもメインの幹線道路がブリザードとなるようなかなり悪天候で、翌日の雪景色ドライブは諦めざるを得なかった。
その代わりに訪れたのが、猪苗代湖の湖畔にある白亜の洋館の天鏡閣。
天鏡閣は明治40年に建築された洋館で有栖川宮威仁さんの別邸だった洋館で、アール・ヌーヴォー様式やロココ様式の内装は美しく、久々の洋館美を堪能してきた。天鏡閣 名所・史跡
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この冬3回目となる雪山トレックとなる西吾妻山があるのは、福島県の裏磐梯。
西吾妻山へのアクセスはグランデコ・スキー・リゾートのゴンドラを利用して行く。
例年ならばゴンドラに乗り、更にリフト2機を利用してお手軽に高度を稼ぐことができるのだが、コロナ禍の2022年冬はスキー場のリフトは部分営業のみで、利用できるのはゴンドラだけ。
リフト2機分の距離と高度は自分の足で歩いて行かなければならない。 -
更にネットの情報によると、西吾妻山のゴンドラは激混みとなるので営業開始時間8時の1時間前には並んでいた方が良いとのこと。
だから、私たちは朝6時半にはスキー場の駐車場に到着し、ゴンドラのチケットを購入して並ぶ準備をしていたのだが、7時に並ぶなんてそんな必要は無かった。
7時15分にゴンドラ乗り場に行ったのだが、なんと一番乗りだった。
ただ、その後は続々とスノートレッキングをする方やボーダーが来ていて長蛇の列となった。 -
ゴンドラ駅の山頂からは、右側に見えるスキー場のゲレンデを登る。
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まだ足や躰が運動に慣れていないので、いきなりゲレンデの急斜面は結構きつくて、気温はかなり寒いはずなのに、心臓バクバクと激しくビートを奏で、熱量の上がった躰も熱くて汗ばんで、もう大変。
雪の西吾妻へスノーモンスターを見に行こう♪ by ウェンディさんグランデコスノーリゾート スキー場
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急登のゲレンデ登りは、休みなしで歩いて約30分と歩き始めからかなりハードワーク。
ある程度高度を上げると、彼方に雪を被る磐梯山が見えたのが嬉しかったな。磐梯山 グルメ・レストラン
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働いていないリフトの終点付近が、西吾妻山へのスノートレッキングへの入口。
登山道入口なのにそこには目立つ看板もないので、他に登山者がいなかったら、どこがゲートなのか迷ったかもしれない。 -
スキー場のゲレンデから登山道へと入ると、景色は一変し雪山トレッキングの雰囲気に。
白い雪と青い空の色がまぶしくて、サングラスは必須。 -
道はそれほど急登ではないのだが、ひたすら登り道。
振り返ると、磐梯山の後ろにある猪苗代湖までの姿が見えてきた。 -
ゲレンデ脇の登山道入口から歩き始めて1時間ほどすると、どんどん視界が開けてきて、尾根道へと突入。
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目の前に見えるのは西吾妻山の山頂だが、あそこへ行く前に、西嶺山を越えなければならない。
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雪道は比較的フラットなので、グリーンシーズンのトレッキングよりも歩きやすいが、それでも登りの連続はきつい。
天気が崩れる予報だったこの日は、できるだけ早く登頂することが目的だったので、歩くのがゆっくりな私はバックパックのない空身で歩き、飲み物などは相棒に預けていたので、相棒の背中のバックパックはずっしりと重く、彼は登るのが少し大変そう。 -
ゴンドラの山頂駅から歩き始めて2時間で、最初のピークである西嶺山の山頂に到着。
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真っ青な空に360度の展望で、本当にこれから天気が崩れるのが信じられないくらいの快晴。
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西嶺山の山頂から、これから向かう方向を見ると、赤い屋根の山小屋を発見!
去年に相棒が吹雪の中を歩いたときには、あの小屋の10m位近くにいても、小屋の姿が見えない位の視界だったとのことだ。 -
イチオシ
パノラマ展望を愉しんでいる私たちに先行して、別のグループがスノーシューを履いて
斜面を下り、白い樹海の森へ突入して行く。 -
雪の樹海はもこもことして可愛らしい。
上から眺めていると分からないが、この白い樹海の中は実は曲者で、人間の背丈よりも大きいスノーモンスター達が立ち並ぶその中へ入り込むと、視界が遮られ、また、左右を見ても
同じようなモンスターが林立する光景となり、吹雪等の悪天候条件だと遭難しそうになる・・・というのはよく分かる。 -
さあ、私たちもスノーシューを履いて、あの樹海の中へ突入♪
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先ほど上から眺めていた樹海林の中を歩く。
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スノーモンスターと言えば有名なのは山形蔵王で、山形蔵王のスノーモンスターはサイズが大きい。
対して、西吾妻山のスノーモンスター達は樹木のサイズが小さいため、リトル・スノーモンスターと呼ばれている。 -
そんなモンスター達の中を歩く。
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このエリアに入ってしまえば、基本的にルートは個人の自由。
モンスター達の間の新雪の上を自由気ままに歩く。
歩いているのは私だが、この雪のモンスター達、彼らも歩いているみたいに見えるよね。
コレは、風が一方向から吹くので、雪の付着面が片側に流れる為だが、その流れ方が木々の姿を更にモンスターみたく見せている。 -
イチオシ
グループできていると、ついつい前を歩く人のトレース(足跡)についていきたくなるが、そんなのはもったいない。
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もっと雪を自由に雪を愉しまなくちゃ。
スノーモンスターの楽園 by ウェンディさん西吾妻山 自然・景勝地
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そんな私の姿を相棒が捉えた写真は、こちら。
この写真を見た娘の一言は「ものすごく楽しそうに歩いているね。ルンルンって鼻歌が聞こえてきそうな写真だわ」。
うん、私自身もそう思うよ。 -
西嶺山から西吾妻山へのスノーモンスターの林は、上から眺めていた以上に広く、大きく、モンスター達の間を歩いても歩いてもなかなかたどり着けない。
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西嶺山から下った谷間を抜けると再び登りとなる。
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彼が私に見せたかったスノーモンスターが林立するこの景色
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確かに、誰かに教えたくなるよね
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山を登り切ると、そこが西吾妻山の頂上エリアで、その標高は2035m。
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イチオシ
振り返って、モンスター立ち越しに眺める一面の銀世界が本当に綺麗。
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その昔、スキーばかりをやっていた頃は、雪山は滑るモノと考えていたが、
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今は、その考えは修正。
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雪山は歩いてこそ面白い。
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歩くごとに新しい景色が繰り広げられる銀世界。
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その世界は、風が吹く度、一晩が過ぎる度に新しく創造され、二度と同じ景色となることはない。
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白の中にある陰影は、風が作りだすアート作品。
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西吾妻山の山頂付近はいったんスノーモンスターの林がなくなる平原地帯となる。
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ここは地球上なのだけれど、なんだか他の惑星に来た見たな景色。
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今まで雪山はいくつか歩いてきたが、雪でこんなにワクワクするのは久しぶり。
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その先に何があるのか気になって、いくらでも歩けてしまう(荷物を担いでないから身軽名こともあるが)
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この日、同じ時間帯に登っていたグループは4組ぐらい。
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それぞれが好きな場所に陣取り、この不思議なスノーモンスターの世界を堪能していた。
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本当ならば、この山頂でお湯を沸かして優雅にランチタイムとしたいのだが、この日のスケジュール上、あんまり山頂でのんびりとはしていられない
のんびりできない理由は、ゴンドラの時間。
ゴンドラの営業時間は8:00-15:00で、15時の最終ゴンドラで山を下れないと、一晩、山の中に取り残されることとなる。 -
西吾妻山のスノートレックは登り3時間、下り2時間が標準タイム。
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ゴンドラの山頂駅に到着したのが8:30で、西吾妻山の山頂への到着は11:30頃。
頂上エリアで散策したり、写真を撮っていると山頂での30分なんてあっという間。
帰路は2時間かかるので、余裕をもって2時半にはゴンドラ駅に到着したいとなると、山頂エリアに到着した45分後には下り始めなければならない。 -
だから、私たちも水筒に入れてきた温かいお茶でおにぎりを食べるだけでランチタイムは終了し、少しの休憩で体力を回復したら、下山開始。
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下山だって愉みながら、スノーモンスターの雪原を歩く。
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目の前に広がる景色の一瞬一瞬が美しくて、
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どこもかしこも写真に切り取りたくなる。
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イチオシ
下りの途中で、西吾妻小屋を発見!
小屋は無人で避難小屋として利用できるそうだ。 -
相変わらず楽しそうに雪原の中を歩いているのは私。
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誰も歩いていない雪林の中に、自分の足跡を残すのって、気持ちいいよね。
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登りで歩いている道なので、その距離感がつかめているからか、下りは短く感じられる・・・と思ったのは、下りはじめだけ。
帰路は、知っている道故に、目の前に見える西嶺山の山頂が遠かった。 -
スノーシューを履いて自由奔放に歩いているので、たまに木の廻りの窪地に足を取られて転びそうになることも。
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こんなところで転んで骨折したら、救助を呼ぶのも来てもらうのも大変。
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雪歩きを愉しみながらも、注意はしないと。
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スノーモンスターの林を歩くときはたまに後方を振り返って。
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行きに見えていたのとは異なる、銀世界の様々な表情が見えてくる。
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スノーモンスターの姿は風が強く抜けるエリアでは、西洋風のお化けの姿だが、
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風が弱いエリアでは、森林帯にあるような雪を被った木々の姿。
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遠景でみると、その形の違いがはっきりと見て取れる。
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先に見える西嶺山の山頂への登りが、本日最後の頑張り所。
西吾妻山と西嶺山をつなぐこの稜線ラインはスノーモンスターの一番の見所で、歩き処でもあるのだが、帰路のこの1時間が地味に足には辛く、あそこまで歩けば良い、後もう少しの登りだと分かっていても、体力的にも厳しく感じられる部分だ
(ランチ休憩も十分にはとれていない状態だということも背景にはあるのだが) -
イチオシ
それでも、モンスター達の無言の励ましに背中を押されながら、歩き続ける。
だって、もしゴンドラの最終便に間に合わなかったら、最悪だし! -
歩いても歩いても、なかなか近づいてこない西嶺山のトップ。
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スノーシューを履いていると雪の中に足は沈まないという利点はあるが、その分、足捌きが悪くなるので、関節への負荷も多少あり疲労の蓄積も普通のトレッキングよりは強い。
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それでも、ひたすら歩く。
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西嶺山についたのは13時半。
ここから、あと1時間の下り。
相棒の背中が疲れた!と語っている。
そして、先ほどまで雲一つ無く晴れていた空もなんだか鉛色に・・・ -
遠くの方の視界も悪くなってきたので、これはヤバいかも・・・。
少し歩くのを急いだ方がよさそう。
だから、斜面ではお尻を活用して、人間橇で滑り降りて、スピードアップ -
スキー場が見えてきたら、その先はあと1時間弱。
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西吾妻山の山頂からゴンドラ駅までの下りにかかった時間はは、1時間半。
14:15にゴンドラ駅へと到着し、相棒と二人のスノートレックは、ここで無事に終了。
最後まで快晴のトレッキングとは行かなかったが、お昼過ぎに雨が降り出すかもといわれていた割にはメインのスノーモンスターの林の中では最高の天気。
その中で、歩いた人にしか見ることのできないリトル・スノーモンスターの雪の造形を心ゆくまで愉しむことができ、久々の雪山トレッキングは心底堪能した1日となった。 -
この日の夜は、温泉へ。
お世話になったのは、ボナリの森。
深夜の露天風呂が気持ちよかったな。落ち着いた滞在ができる温泉宿 by ウェンディさん磐梯名湯リゾート ボナリの森 宿・ホテル
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この旅行記へのコメント (2)
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- 琉球熱さん 2022/05/01 01:13:24
- 因縁の山
- ウェンディさん、こんにちは
西吾妻のリトルモンスター、やっぱり見事
天候が不安定と言われるこの山で、これだけのコンディションに恵まれるとは、なんと強運!
私は山形県側からアプローチしたことがあるんですが、ホワイトアウト・・・までは行かないけれど視界不良の上にノートレースであえなく撤収した過去があります
さらに夏場も正体不明の大型獣と雨に祟られて、西大巓を踏めずに撤退・・・
以来、この山は諦めていましたが、こんな風景を見せられると、リベンジ再燃で悩みが増えます(笑)
---------琉球熱--------
- ウェンディさん からの返信 2022/05/02 06:48:29
- Re: 因縁の山
- 琉球熱さん こんにちは
西吾妻は、因縁の山だったのですね。
秋田や岩手の山がなかなか条件に恵まれずにChallengeしても思うような結果にならないことが多いです。
今も東北にいますが八幡平で季節外れの降雪でスカイラインが連日通行止めとなり、ターゲット変更でいきなり難度が上がって岩手山のスノートレック。
ターゲット変更は予定外だったのでアイゼンやピッケルを持参していなく登れるところまでとなりました。
旅には想定外がつきものですね。
ウェンディ
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