2008/04/30 - 2008/04/30
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<ドイツ バイエルン州;バイエルン王国の周遊>
:アルペン街道・キーム湖・ドナウ、イザール、イン川を巡る:
期間:2008年4月17日(木)~5月1日(木)15日間
2008年4月20日 大快晴 24.5℃、 109km
ドイツ最高峰のZugspitzeツークシュピッツェ2962mに登った後、氷河駅を13:30発で下山する。終点の登山鉄道駅には14:45に到着した。
まだ、日も高いので、冬季オリンピック開催地の町を観光することとした。
(15:00~50)
写真はKommunionコミュニオン(初聖体拝領式)で盛装したお嬢さん
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
写真はZugspitzlandツークシュピッツ地方の地図
-
<Garmisch-Partenkirchenガルミッシュ・パルテンキリヒェン市内見物>
海抜708m、この町の人口は28千人という中規模の町である。ともかく長い名前の町だが、Partnachパルトナッハ川の両岸の町GarmischガルミッシュとPartenkirchenパルテンキリヒェンが合併してできた時に、其々の名を公平につけた。
冬季オリンピック開催地であっただけに冬季スポーツの施設が山の斜面のいたる所に設備されていた。
旧市街はフレスコ画で家の壁が描かれた家が多く、独特の街づくりとなっている。
写真はGarmisch-Partenkirchenガルミッシュ・パルテンキリヒェン市内見物:マルクト広場の光景 -
小高い丘の中腹にある聖アントン教会もフレスコ画が描かれているので有名なので、旧市街に車を停めてから、徒歩で丘に登った。気温も上がり、汗だくとなったが、登りきってみると気持ちの良いものだ。
写真はガルミッシュ・パルテンキリヒェン市内見物:聖アントン教会 -
こぢんまりした聖アントン教会は今も信者の参詣が絶えないようだ。
この町の各時代の戦死者や、家族の写真を入れた小さな木彫りの写真ケースが教会の階段の壁を埋め尽くしていた。
写真はガルミッシュ・パルテンキリヒェン市内見物:聖アントン教会内の木彫りの写真ケース -
写真はガルミッシュ・パルテンキリヒェン市内から見上げる山塊。
-
<ドイツの風習:Kommunionコミュニオン>
教会からの帰途、街中で白いドレスのお嬢さんにであった。
白い飾りのついた真っ白のロウソクを片手に持ち、真っ白の靴、金髪の髪にも白い髪留めを付けた可愛いお嬢さんである。
Kommunionコミュニオンといって、カトリックの聖餐式であり、9歳に達するとその成長を親族でお祝いする。
満面の笑みを浮かべたお嬢さんの写真を撮らせてもらう。おばあちゃんだろうか、ご家族が嬉しそうだ。
(プロテスタントでは13~14歳で行う)
写真はガルミッシュ・パルテンキリヒェン市内見物:街中で白いドレスのお嬢さんにであった。 -
<communionコミュニオンとは?>
キリスト教では交わりを意味するコミュニオンという言葉を使う。キリスト教におけるコムニオンの語は原義において、聖餐ないし聖餐式を指すが、転じて、神と信徒の交わり、信徒同士の交わりなども意味すると云う。
・思想や感情の共有、交流
・宗教的または霊的な交わり、親交
・キリスト教派においてはプロテスタントの聖餐式(せいさんしき)、カトリックの聖体拝領(せいたいはいりょう)、正教会の聖体礼儀をさす。
新緑の5月頃の日曜日になると、ドイツの町や村の教会に白いドレス姿の女の子や、黒いスーツに蝶ネクタイの男の子が集まり、長いロウソクを手に教会前の階段に並び、着飾った家族とともに記念写真を撮っている姿に出会う。
要は日本的な「七五三の祝」と同じであろう。
初聖体と呼ばれる日は、6~8歳になる子供たちにとって、キリスト教徒として洗礼後2度目の大切な儀式の日なのだ。
彼らはこの日(イースター後~6月ごろ)を目指して約1年間、家庭や教会学校でキリスト教について学び、儀式前に初めての告悔を行うこともあると云う。
当日は白を基調に正装して教会を訪れ、生まれて初めて「キリストの体」と「血」を象徴するパンとぶどう酒を頂く。つまりカトリックの「聖体拝領」である。
彼らはその後12才ごろに信者であることを再認識するために「堅信」を行う事になる。原則として、教徒は洗礼、初聖体、堅信の3段階を踏んで、初めて教会で結婚式は挙げられるのだと云う。
子供たちが主役であるこの日は、綺麗なドレスやベール、おろしたてのスーツに蝶ネクタイで正装して式に参列し、式後には家族や親戚、友人を招待しての食事会が催される。子供たちが一番楽しみな食事会にはお客は各々手にクリスチャンにまつわる物や学用品などの御祝を持参し、白を基調にした大きなデコレーションケーキを前に、嬉しそうな子供たちの記念写真を撮るのだ。
・・・・・
(2022年3月6日Wikiなど参考・訳、編集・追記)
写真は1977.04.10.レッカート家の長男Joachimヨアシムのコミュニオン、教会前で撮られた。
私共のプラネーテンの家2階(93㎡)、
1977.04.08.~11.イースター休みでフランス・モンサンミッシェル(片道1000km)とパリ市内ののジャンヌダルク像と。 -
以下はおまけで
DB・ドイツ鉄道駅の裏手にある登山鉄道駅近くの駐車場に車を停めた。
ツークシュピッツェに登る登山鉄道に乗った。
登山鉄道駅は出発点であり、終着点でもある。海抜720mの駅のプラットフォームからも、天気が良いので目的のツークシュピッツェ2962mが右手に、Alpspitzeアルプシュピッツェ2628mが左手に、二つの真っ白な頂を見ることができた。 (鉄道・ケーブル往復の一日乗車賃はEuro 69=11530円)
ドイツ二度目の駐在では、初めての夏の休暇(1982年8月6日から16日の11日間)を、南ドイツからオーストリアのInnsbruckインスブルック、リヒテンシュタイン公国まで足をのばした。総走行距離は2400kmだったが、38歳(私共の長女の今の年齢と同じだ!)と若かったので、疲れも感じず、楽しい休暇となった。
あれから26年である。Garmisch-Partenkirchen (Hotel Zugspitz)には三泊し、Zugspitzeに8月11日に登りました。天気は晴れ、やや雲ありでした。面白いことにZugspitzeの高さは2966mと記録されています。
あれから26年で4mも低くなった計算ですが---?!
そして電車賃も半額の5000円でした。
途中のGrainauグライナウまでは電車も普通の走りで、山裾を縫うように走る。右手に広々と平原が開け、所々に冬場の飼料小屋?が建っている。遠くに見える山はKramerクラマー山1982m。その裾野に小さな町々の赤い屋根の家並みが見える。
写真はツークシュピッツェに登る登山鉄道は草原を走る。 -
Grainauでアプト式の電車に乗り換える。海抜973mにEibseeアイプ湖があり、そこの駅からさらにお客さんが乗ってきて、満席になってきた。
Zugspitzeツークシュピッツェ周辺はいまだ冬のようで、乗り込む人たちもスキー客、スケートボード客であり、電車の外面にはスキーの杖を上手くはさんで運ぶ装置があり、さすがなもの。
Eibseeから急斜面になり、もう雪景色の中を電車は登っていく。Grosser Waxenstein2278mの岩山を横目に見て、Riffelriss波上の起伏の裂け目1680mでトンネルに入る。山塊をくりぬいた長いトンネルで、途中の2050m付近で降りてきた電車とすれちがった。
Schneefernerhaus氷河駅(2645m)は終着点である。氷河駅には11:00に到着した。ちょうど75分をかけて登ってきたわけだ。
写真はZugspitzeツークシュピッツェに登る登山鉄道とツークシュピッツェの山容 -
さすがに寒い。氷河駅から外に出てみると真っ青な空があった。真っ白な氷河や雪原の先のスロープにはドイツで最も高い所に建っているチャペルがある。このチャペルはMaria Himmelfahrtマリア昇天という名前だそうだ。そこまではとても遠く、歩いて行けないが。
雪原はスキーやスノーボートに興じる老若男女でにぎわい、26年前にはなかった、柱に白と青とで彩色したバイエルンの五月柱が雪原に高々と立っている。
とてもいい感じだ!!レストラン前のテラスでは日光浴の人たちがのんびりしている。26年前にもこんな光景をみて、羨んだことを思い出した。
写真は Schneefernerhaus氷河駅(2645m):五月柱が雪原に -
写真は Schneefernerhaus氷河駅(2645m):雪原の先にチャペルMaria Himmelfahrtマリア昇天がある。
-
さて、まだここは頂上ではない。まだ317mも上の頂がある。雪原より相当高い所にケーブルが張られて、高所恐怖症の私にはロープウエイは見るからにこわい。ここまで来て、帰るわけにもいかず、Gipfelseilbahn氷河ロープウエイで頂上に向かう。11:30発のゴンドラに乗りこむと、あっという間に人々でいっぱいになる。
中にはシェパードの大型犬を連れた人もいた。Zugspitze2962m・ドイツ最高峰には11:35にあっという間に?!到着です。ずっと近づく展望台駅のみを見て、できるだけ下を見ないで乗っていたが---。
展望台駅にはレストランなどもあって、日本人観光客のツアー団体が食事をしていた。この旅でお目にかかる初めての日本人だ。夏のシーズンには登山・ハイキングのお客をはじめ、世界各国や日本からの観光客も多いようでだ。そこかしこに各国の言葉と共に日本語の文字がある。電光表示板に外の温度が表示されていたが、ここはマイナス4℃だ。
写真は氷河駅(2645m)からGipfelseilbahn氷河ロープウエイで展望台に向かう。 -
展望台に出てみると雪も積り、滑りやすい。雪を頂く四方の山々の眺めは絶景である。ここから160km先まで見えるという。
頂上はドイツ・オーストリアの国境になっている。
26年前は旅の記念にと、わざわざこの国境を、パスポートを提示して行き来したものだが。国境事務所には人影もなく、今は自由なのでしょう。面白いことにオーストリア国ではなく、Land Tirolチロル州の看板であり、かたやドイツ連邦ではなく、Freistaat Bayernバイエルン自由州であることだ。
写真は展望台にある国境:Land Tirolチロル州の看板 -
(2001年第一回ドイツ旅行記より;私には分からないがドイツは連邦国家であり、このFreistaat自由州という言葉を使う州は全16州の内、何故か二つある。一つはザクセン州であり、いま一つはバイエルン州だ。どちらも古くからの王国であったわけだが・・・。自由という言葉にそれぞれの州の人たちは特別の意味合いをもたせているのでしょうか?!ついでに言えば、Freie自由の言葉を使う二つの州はFreie Hansestadt BremenとFreie und Hansestadt Hamburgです。ここはハンザ同盟の中核であった帝国自由都市Freistadtでした)
写真は展望台にある国境:Freistaat Bayernバイエルン自由州の看板 -
アイプ湖を真下にのぞくと、左右に広がった湖の色が神秘的な青さを見せていた。展望台から少しはずれた高台に金色の十字架が雪の中に立っている。
ここが実際の2962m頂上だ。夏場にはここまで行けるのだろうが、今はまだ冬!なのだ。
Eibseeseilbahnアイプ湖ロープウエイに乗ってこの展望台から、まっすぐ下のアイプ湖まで、降りることもできる。26年前は帰路にこれを利用した。2962mから973mまでを一気に下りていくのもなかなかのものだが、今回は遠慮?し、12:05 発の氷河ロープウエイを使って氷河駅に戻った。
写真は展望台から少しはずれた高台に金色の十字架が雪の中に立っている。ここが実際の2962m頂上だ。夏場にはここまで行けるのだろうが、今はまだ冬!なのだ。
15:50にGarmisch-Partenkirchenをスタート。次の町は近い。->B2・L?29km でMittenwald ミッテンヴァルトに至る。
今夜はHotel Alpenroseホテル・アルペンローゼに泊まる。
このホテルは町の中心Obermarktの一番地にあり、教会・バイオリン博物館も近い。13世紀の頃より、旅人の休息所、旅籠として営まれたと云う。
この古きバイエルンスタイルのホテルは美しいバロックファザードを持ち、フレスコ画で飾られた建物となっている。
他にお客がいなかったのか?!二階の一号室・ホテル一番の部屋に泊まれた。
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旅行記グループ
ドイツの習わし(風習)
この旅行記へのコメント (2)
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- beachさん 2022/03/06 23:42:21
- jijidarumaさんが山のてっぺんに!!
- jijidarumaさん
こんにちは。
今回のドイツの習わしシリーズも大変興味深く拝読いたしました。私にとってはタイムリーな内容だったので読んでいて尚更楽しくなりました!実はまだGrmisch-Partenkirchenの市内観光をしたことがなく、次回は時間を取ろうと思っています。
そして貴重なjijidarumaさんの山頂でのショット!意を決してロープウエイに乗り込んだ様子が文面からでも伝わってきましたよ(笑)山頂は4月にもかかわらず、私が行った時よりも雪が多いように見えました。何度見てもツークシュピッツェからの景色は最高ですね!
さらに今回の驚き…jijidarumaさんのお嬢様と私は同い年ということが発覚いたしました(^^)何だか不思議な巡り合わせですね!!
これからもよろしくお願いします!
beach
- jijidarumaさん からの返信 2022/03/07 14:15:41
- Re: jijidarumaさんが山のてっぺんに!!
- beachさん、
今日は。いつもありがとうございます。
ドイツの生活の中で、あれっと思った事は貴女にもしばしば
あることでしょう。ダルマ爺のような古い見方でのシリーズ
よりもきっと面白いものが出来るような気がします。
Starnbergersee湖周辺巡りからツークシュピッツェ、
Grmisch-Partenkirchen、Mittenwald ミッテンヴァルト。
バイエルンは見所いっぱいで、記憶もしっかり残っています。
また訪れたいものです。
それにしても、30代の若い頃は高所恐怖を感じなかったのに
いつしか駄目になりましたね(苦笑)。
本来ならば飛行機も乗れないのに・・・。
beachさんはきっと勘違い、娘達(現在52歳と50歳!)より
若いですよ!!!
それではまた。
jijidaruma
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