雪見風呂を求めて☆関東最後の秘境・奥鬼怒温泉郷「加仁湯」で白濁の硫黄泉を満喫

2022/02/21 - 2022/02/22

関東最後の秘湯と呼ばれる栃木県日光市の奥鬼怒温泉郷には八丁の湯・加仁湯・日光澤温泉・手白澤温泉と泉質の異なる4軒の温泉宿が山深い場所にひっそりと佇んでいます。
3回目のワクチン接種を済ませ天気予報で雪マークを確認してから旅行2日前に急遽予約。5本の自家源泉を所有する奥鬼怒温泉郷の宿「加仁湯」を訪ね、マイナス10℃の銀世界で雪見露天風呂を堪能してきました。

1月に東北の温泉で雪見風呂の計画がオミクロン株の猛威にビビッて自粛していたので今回が2022年の初旅になります。

エリア 奥鬼怒温泉郷(栃木)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

浅草駅から鬼怒川温泉駅までは特急スペーシアで約２時間。宿のチェックインが12時半からなので路線バスの乗り継ぎ時刻に合わせ、7時30分発の特急きぬ105号に乗車します。

前もって金券ショップで東武鉄道の株主優待乗車証を買って、浮いた分で特急に乗るといういつものパターンで今回も最後列の席をゲット。

途中まで青空、栃木県に入ると曇ってきたなぁという印象でしたが…

東武ワールドスクウェア駅の手前、新高徳駅辺りから雪が降ってます。

10:27　定刻どおりに鬼怒川温泉駅に到着。
（ホームにも雪が・・・寒っ）

１週間後に乗る予定の会津若松行き「快速ＡＩＺＵマウントエクスプレス1号」の発車を見送ってから改札を出ると・・・

こんな感じで雪が降ってるんです。(わかります？)

鬼怒太も寒そう。

引いて撮ると一面銀世界の鬼怒川温泉駅前ですが、翌日には積もった雪も全て解けてましたね。

10:15鬼怒川温泉駅 → 11:50女夫渕

１番乗り場から日光市営バスで終点の女夫渕までは1,570円。待ち時間に駅構内の観光情報センターで乗車券を購入しておくとスムーズですよ。

（車窓風景）川治ダム

（車窓風景）雪化粧した鬼怒川上流

降雪量も増え、中間地点でトイレ休憩を挟みながら・・・

終点の女夫渕バス停に到着。この先の林道は一般車両は通行禁止なので、マイカーで来た場合はココの駐車場に車を停めて宿泊先に向かいます。

12:00 既に待機している宿の送迎バスに乗り換え。

天気予報どおり雪が降っていて早く風呂に入りたーい。

送迎バスで約20分、この日の宿「加仁湯」に到着。

帰りの送迎が9時発なので実質20時間強の滞在が楽しめます。

東京に住んでるとこんな光景は見ることないですもんね。

売店には加仁湯オリジナルのTシャツやトートバッグも売ってます。

館内案内図。本館・積善館・あすなろ館と繋がっていて、中央の積善館に泊まるプランを予約しました。もちろん、温泉は源泉掛け流しです。

お風呂は内湯と女性専用の第一露天風呂以外は混浴です。脱衣場を見て誰か入ってそうだったら空いてるお風呂に行こうと思ってましたが、滞在中は常に貸し切り状態での～んびり出来ましたよ。

チェックインして鍵をもらい３階の客室へ。
館内はエレベーターもあります。

積善館の客室は和室10畳トイレ付。

一人で泊まるには十分な広さがあり快適でしたね。

宿のすぐ脇を鬼怒川が流れています。

わかりにくいですが左下の小屋が露天風呂の脱衣所なんです。

お部屋で写真撮っているとチェックイン時に注文した山菜そば(600円)が届きました。いただきま～す。

お茶請けは加仁湯オリジナルの郷土限定旨いもん焼。売店で購入可能。

では早速ひとっ風呂。内湯は湯気が立ち込めていたので写真は省きます。

左が部屋から見えた脱衣所、その右側に露天風呂があります。

混浴の第二露天風呂。熱めだけど外気が冷たいので丁度いい湯加減。

個人的にココが一番のお気に入り。濁り湯の硫黄泉です。

飲泉所もあります。薄ー－い硫黄味って感じですかね。(グビッ)

一日あたり500mlが目安だそうです。

５本の源泉の違いが楽しめる利き湯もありました。ひとつだけ硫黄成分を含まない透明な温泉あり。

第三露天風呂（混浴）はぬるめなので長湯が楽しめますよ。

頭の上にのせたタオルに雪が積もっている状態です(笑)

16時から予約していた貸切風呂は個別に仕切られていて解放感がないので、ササッと入ってから貸し切り状態の第二露天風呂に移動。

夕食は食事処で18時から。地元で採れた山菜のほかに

湯葉、岩魚の塩焼き、鴨の鋼板焼きなど山の宿らしい料理が並びます。

食事が終わり部屋に戻ると布団が敷いてありました。

しばらくマッタリモードで過ごしたら

外は氷点下１０度の銀世界。就寝前にぬるめの第三露天風呂で湯ったりのつもりが、なかなか体が温まらないので・・・

熱めの第二露天風呂でほっこり☆彡

露天風呂に通じる廊下の温度計はマイナス６℃でした。

ポカポカのまま、おやすみなさーい。

おはようございます。朝食は7時30分スタート。
チェックアウトが9時なのでちょっとせわしいかな。

食後に温泉入りにきたら、またしても先客なし。滞在中はお風呂では誰とも会わずに温泉三昧してきました。

チェックアウト後、帰りはホイールローダーの先導で女夫渕に移動し

待機している9時50分発の市営バスで鬼怒川温泉駅に戻ります。

この日の天気は朝から晴れ予報。タイミング良く冬の時期ならではの雪見露天風呂を堪能出来て大満足な温泉旅になりました。
次回はハイキングを兼ねて泊まりにきたいなぁ。

この旅行記へのコメント （2）

• ポテのお散歩さん 2022/05/19 06:14:04

  豪雪

  一泊二日さん　おはようございます。
  
  ものすごい雪ですね！
  こんなに屋根に積もったら、建物が壊れてしまいそう(+_+)
  でも、雪見風呂は風情がありますね。
  お一人で雪の中、硫黄泉に浸かってのんびりと。。。
  リフレッシュされた旅でしたね。
  マイカーでは、こんな雪深い所を運転するのは大変ですが
  公共の乗り物と宿の送迎があるのも嬉しいですね。
  これなら免許を持ってない私でも行けそうです。
  いつか訪れてみたいです。
  
  　　ポテ

  一泊二日さん からの返信 2022/05/19 12:11:37

  RE: 豪雪

  ポテのお散歩さん　こんにちは。
  
  自然が造った造形美といったら大袈裟ですが、雪国とは無縁な
  私からするとなんでやねん！状態で屋根に積もった雪を
  見ながら写真を撮ってました。(別角度からも…)
  雪が解けると駐車場から宿まで遊歩道を歩いたり、宿周辺から
  ハイキングを楽しめるので違う季節にも訪れたいです。