かもい岳 de SKI ! Feb 2022

2022/02/09 - 2022/02/10

【東京ー旭川ー歌志内ー芦別ー白金温泉】－富良野ー上富良野－中富良野ー旭川ー東京

《２０２２年》
★2/9羽田（10:45）－旭川（12:15）JL553
旭川空港ー山頭火（ラーメン）－芦別温泉スターライトホテル＆おふろcafe星遊館泊
★2/10芦別－かもい岳国際スキー場ー白金四季の森ホテルパークヒルズ泊
☆2/11白金温泉－富良野－富良野スキー場（北の峰ゾーン）－フラノマルシェ－ラルズマートーFresh Powder Accommodation泊
☆2/12富良野スキー場（北の峰ゾーン）－吹上温泉－Haus Von Frau KurosawaーFresh Powder Accommodation泊　
☆２/13富良野スキー場（富良野ゾーン）－万華の湯（中富良野町）
旭川（16:35）－羽田（18:25）JL556

エリア 芦別・赤平(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

今年もまたこの季節がやって来ました。

私にとっては、ゆーうつな冬のイベント『我が家のスキー遠足』です。

夫は子どもの頃にアルペンスキーをやっていて入賞歴もあるので、年に一回北海道でスキーできる事をひたすら楽しみにしている。

私はと言えば、冬は炬燵で丸くなりオリンピック観戦している方が良くて、寒いのは苦手なのだ。
本音を言えば、嫌々付いて行っている様なものだ。

ただ、昨年ニセコに行った時にスキー靴が合わず足がとても痛かった。
加齢と共に足の甲の内側にある外脛骨が出て来て靴にあたると痛むのだ。
とりあえず見てもらおうと帰りに札幌の石井スポーツ店に行った。

店員さんはとても親切丁寧で、説明をしながら私の足に合う靴を見つけ出して来てくれ、コテのようなもので熱して、当たる部分を広げてくれたのでした。
フィット感が全然違います。これならまだやれる。

かもい岳スキー場 スキー場

勢いで靴を購入したらそれに合うスキー板も必要。
手袋もボロボロだったし、新しいゴーグルを見たら欲しくなり、ウェアまで購入してしまったのだ。

帽子・ポール以外を買ってしまい、こんなに投資したら夫も「最低５年はやらなきゃダメだよ！」と言う始末。

だから今年は何が何でも行かなければならないと覚悟はしていました。

十勝岳 自然・景勝地

東京は晴れていますが、札幌は大雪で公共交通機関が麻痺しているニュースは知っていた。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

新千歳空港から札幌行きのＪＲやバスは運休していて混乱していました。
冬の北海道で、雪による欠航はつきもので運を天に任せるしかないのですが、旭川空港の就航率は９９％。
欠航が少ない事を知って冬は旭川空港を使うようにしています。

飛行機は定刻に旭川空港に到着しました。
ところが、ここで問題が発生。
雪は止んでいますが、ＪＲは止まったまま。復旧の目処もない。
行きたい所に行けない。
また、日曜日には東京に大雪予報。
帰りの便が欠航する事も予想される。

旭川空港 空港

今回は自宅から羽田空港まで車で来たので帰りが心配。
予約していた便を早める必要があった。
ところが、搭乗便変更・キャンセル不可の先得チケット。
「便変更は無理ですよ！」と門前払いを食らうのが関の山とカウンターの前でオロオロしていた。

するとＪＡＬのグランドスタッフが惑いを察したのか積極的に、「話を聞きますよ、こちらへどうぞ！」という感じで招き入れてくれた。
興奮しながら事情を話すと、「了解しました　大丈夫ですよ！」と言わんばかりに乗りたい便に変更してくださった。

2010年4月、アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトルの噴火で飛行機が欠航になりイタリアミラノで足止めされた事がある。
その時にアリタリア航空のカウンターで色々交渉しても「ＮＯ！」の一点張り。
再度並び直して、次は私の番だという時に、ピシャッと窓口を閉めて「昼休みだから！」と言われてシャットアウトされ泣きたくなった時の事を思い出した。
この日のＪＡＬのスタッフの対応には感謝しかない。
旭川空港－２℃。暖かい！！

旭川空港から山頭火に行ってラーメンを食べて、芦別温泉スターライトホテル＆おふろcafe星遊館に行きました。
ここは３回目。お気に入りの宿です。

芦別温泉スターライトホテル 宿・ホテル

まずは温泉施設が良い。
サウナ・塩サウナ・泡沫風呂・高温風呂・低温風呂・石庭風露天風呂がある。
女性風呂には泥パックがあり、塗ったままお風呂に入れる。
天気が良いと満天の星を眺めながら入る露天風呂は最高だ。
この日は月も綺麗だった。

これまでは、夕食なしにしていたが、今回は『ふらの和牛・神内和牛溶岩焼食べ比べコース』で予約したので、食事も楽しみ！
SORACHI1984ビールが付いてきます。
夫は下戸なので、私が２杯いただきます。

右上：SORACHI1984ビール（写真撮るのも忘れて1口飲んだので泡がない）
左上：季節の前菜盛り合わせ（〆サンマは初めて。サーモンと生ハムは超美味）
右下：海鮮茶碗蒸し醤油べっ甲あん
左下：お造り盛り合わせ（特にホタテが美味しかった）

肉：左上：豚サガリ　右上：神内牛　左下：富良野牛　真ん中：アメリカ牛　右下：中札内鶏と椎茸
左下：ふぐとピーマンの唐揚げ
右下：季節のデザート（柚子のアイスクリーム・パイナップル）
芦別産極上米ゆめぴりかのご飯・漬物・鴨汁
富良野牛が美味しかった。あっと言う間にとろけて無くなった。
中札内鶏も普段食べてる鶏肉とは全然違う。旨い！
ふぐの唐揚げは初めて食べたが、身がしっかりしていて鶏肉を食べている様な食感だった。

朝食バイキングも種類が豊富で、何より食材一つ一つの味が良い。
お粥もあって良かった。タラコとの相性バッチリ。
普段は食べない様にしているので、旅先ではたがが外れます。
具だくさん味噌汁の麩は星形だった。
お腹一杯いただきました。

１０時チェックアウトですが、事前に支払いを済ませると正午まで施設を利用できます。
本当はダラダラしながら過ごしたいところですが、お天気も良いので９時半にはチェックアウトしてスキー場に向かいます。

スキーを新調して昨年３月に一度滑ったのですが、ゲレンデがザクザクでうまく操作出来ずに恐怖感だけが残っていたので、今回も不安は大いにありました。

いきなり富良野に行くよりも、まずは足慣らしに低い山『かもい岳国際スキー場』で練習です。
標高は467ｍ。
何より雲一つない青空なのが嬉しい。

岡部哲也さんや川端絵美さんが出場した『サロモンカップかもい岳ジュニアスキー大会』をはじめアルペン競技大会も盛んに行なわれていましたが、その後少子高齢化や人口減により経営難に陥った。

一度は休業したが、経営譲渡の方針が発表され2020年に営業再開したスキー場。
シニア４時間券2000円。
10時半に入ったのに、リフト券は最終の15時半までにしてくれて嬉しいサービスだった。
５時間も滑られた。

初滑りにしては大満足。
怪我も転倒もなくまずまず。
滑り終えた後の爽快感は何とも言えない。
あんなに嫌だと言っていたのに、この快感があるから止められないのもある。
明日・明後日は富良野スキー場に行くので、今日の宿『白金四季の森ホテルパークヒルズ』に向かいます。
十勝岳連峰の美しい雪景色を眺めながら、最高のドライブです。

『白金四季の森ホテルパークヒルズ』は何回か利用しているので、チェックインする時にグレードアップしてくれて広い部屋に案内された。
宿泊客は少なく「こういう時期ですから・・」とスタッフは言っていたが、冬のハイシーズンなのに観光客が少ないのはさぞ痛手であろうと思う。
部屋に入ると丁度夕陽が沈んだ後で、空は茜色に染まっていた。

白金温泉 白金四季の森ホテル パークヒルズ 宿・ホテル

部屋に入ると目の前に鹿が現われてこちらにお尻を向けている。
『オー、モーレツ！』と叫んだら、昭和　死語の世界らしい。

これから白金温泉に入って疲れた太ももの筋肉をほぐして、明日・明後日のスキー授業に備えることにしよう。
週間予報でずっと晴れマークなのが嬉しい。
スキーして温泉に入って美味しい食事をいただいて・・こんな極上の幸せは他にあろうか。