富良野 de ＳＫＩ！　Jan2018

2018/01/05 - 2018/01/07

年末年始、海外旅行に行かなければ、お正月明けはスキーに行っている。
全くもって贅沢な事だ。
場所は北海道。それも富良野と決めている。
今年の北海道は雪は多いし、気温もさほど低くなく、暴風雪にあう事もなく、無事に楽しむ事が出来た。
もう少し青空が見えて、十勝連邦も眺められたら良かったけれど。
スキー・温泉・スイミング・贅沢なホテルステイを楽しみ、良い１年のスタートとなりました。

エリア 美瑛（びえい）(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

去年に続き、やって来ました　旭川。
富良野スキー場が好きなのと、欠航が少ないと聞いて旭川空港を使っている。
今年、開港５０周年なんだね。

寒冷地にありながら降雪など 悪天候による欠航が少ないと評価されているのは、農閑期に除雪作業員として働く地元農家たちが、冬季の運航を支えているらしい。

今回のお宿は、森の旅亭びえい。
富良野近郊にもホテル・ペンションは多いが、白金温泉郷の泉質が気に入り、スキー場迄１時間かかるが、場所は美瑛にした。

私達にしては、値段がお高めで、かなり熟慮して決定した。

口コミは、バリアフリーに関する以外はどれも良く、特にお食事が素晴らしいという事で期待して「たまには良いか！」の気持ちで予約した。

玄関に入ると、和風のロビーで柚子茶と手造りクッキーでもてなして下さり、寒さにふるえた体も温まり、気持ちがホットになった。

お正月だから、入口に日本酒の大きな樽があり、昆布とするめと塩とマスが置いてあって自由に飲める様になっていた。旭川の酒造メーカーの日本酒で、お好きな方あるいは外国人には嬉しいサービスだろう。

回廊は美しい白樺のフローリング。

外の景色は寒々しいが、中は暖かい。
木の優しさが素足に心地よく、木の香りとぬくもりに包まれる。

お部屋も非常に落ち着ける。
高さ20センチのロー和ベッドが良かった。

洗面台のシンク、このタイプが好き。
下に小さな籐の籠があって、何に使うのだろうと思ったら、どうもお風呂に行く時にタオルを入れて持って行く物だったらしい。
プラスチックでないのが、こだわりを感じる。

部屋にあった茶器が良かった。
万古焼だろうか？持ち手のない珈琲椀が実に素敵だった。
冷蔵庫の上の小さな抽斗に、爪切り・傷絆創膏・クリップ・安全ピン・ビニールひもがお洒落に収納してあって、至れり尽くせりだ。

雪景色が美しく、何時間見ていても飽きない。
季節は違うが、造りや雰囲気は１０月に行ったヘルシンキの宿に似ている。

簾を使って遮光出来る様になっていて、部屋の灯りも照度が低くとても落ち着ける。
LED懐中電灯兼LEDランタンが備えられていて、 天然木製スピーカー・スマホホルダーもあった。　

夕食は、お食事処『森の坊』でいただきます。
前菜は、煮海老と黒豆の白酢がけ・サーモン小袖寿司・数の子粕漬・鮭昆布巻き・里芋の艶煮。

お造り、日高産真つぶ・奄美大島産本鮪・羽幌産牡丹海老・紅立・山葵・妻一式

お食事処は大広間ではなく、それぞれの席が仕切られているので、プライベートが守られゆっくり食事を楽しむ事が出来る。

煮物、上富良野産豚の喉肉の煮物・蕪・スナップ豌豆・生麩・銀餡。

食材本来の風味豊かな美味しさを味わいました。

中鉢、ずわい蟹の酢の物・芋から揚げ。

焼物、羅臼産銀鰈の西京焼き・酢取り野菜。

季節料理、美瑛和牛のすき煮・富良野産玉葱・長葱・茸・子玉子。
食事、黒千石の炊き込みご飯・赤出汁・豆腐・三つ葉・香の物。

一品一品出てくるコース料理の時でも、最初にご飯が欲しいと夫は言う。
その事も、予めタイミングを聞いてくれて提供してくれた。
白飯をご希望の場合はお申し付けください、とも書いてある。
そういう細かな気配りは有難かった。

水菓子、自家製シャーベット・ジャージー牛乳プリン。
富良野の赤ワインと共に。
どれも残す事なく、すべて美味しくいただきました。

朝食もご覧のとおり。
品数豊富で、少しずつ何種類もあるので、楽しみながら時間をかけていただきました。
黒千石豆の納豆、味の良い梅干し、地元のトマトジュースとジャージー牛乳が美味しかった。

食後にいただいた大豆をブレンドした珈琲。
美味しかった上にこの器、気に入りました。

調度品の１つ１つにこだわりを感じ、ゆっくり見て回るのも楽しかった。
繭玉・羽子板、最近は飾らなくなってしまっている。

チェックアウトして、車を出そうとすると、雪がこんもり積もっている。
それを掃って、出発準備が整う迄には１０分２０分はかかる。
旅亭の人も手伝ってくれたが、雪国で暮らすとは大変な事だ。

１０時にチェックアウトして富良野スキー場に向かった。
シニア３時間券３４００円也。

今回は、北の峰ゾーンのみで滑る。

北の峰ゴンドラ山頂標高９４０ｍ。
この場所で中国・韓国の方々が並んで写真を撮っていた。
私も真似してやっと撮った１枚。
今迄なら絶対撮らないであろう写真も、旅行記を書く様になってから視点が変わって、記録として残る絵も撮る様になった。

スキー初心者が、いきなりゴンドラに乗っても下りてこられない難コースだ。
ゲレンデの途中でオーストラリア人の６歳位の女の子が転んでスキーが外れて泣いていた。お兄ちゃんは下から見上げるだけで、こちらも困っていた。
お母さんは、とっくに下に行っちゃったと言う。

まず、妹を起こしてスキーをはかせ、ゆっくりお兄ちゃんの所迄連れて行く。
そうこうしていると、お母さんが上ってきた。はぐれなくて良かった。
麓までは、まだかなりある。女の子は下まで行けるのだろうか。

それから２～３本滑った後で、ゴンドラ乗り場でお母さんに会った。お父さんが手助けしながら何とか無事に下りて来られたという。
女の子には、スキー嫌いにならずに楽しんでほしい。
今や、富良野スキー場も半分位が外国人スキーヤーだ。

２日目のホテルは、ホテルパークヒルズ。
朝・夕食がバイキングで充実していて、この時期も泳げるプールがあり、温泉も良い。それで１人７０００円以下だったので、もう満足。

夕食は、生ラムとびえい豚のジンギスカンがあり、美味しかった。
朝食も品数豊富で、充分楽しめた。

ホテルのすぐ横に白髭の滝があり、外国人観光客で賑わっていた。

前回は上富良野ポーク、今回は美瑛豚とジンギスカンが美味しかったので、購入したいとお肉屋さんに行ってみたが、日曜は休み。
道の駅にも行ってみたが、売り切れ。残念であった。

いよいよ旭川空港から最終便に乗って帰ります。
この時期だから仕方ないけど、満席。

ご当地シールいただきましたよ。
期間中に４７都道府県、集まるかなぁ？

楽しかったよ！ありがとう！
「また会おうね！」
「また来るよ！」