2013/02/01 - 2013/02/23
4位(同エリア55件中)
ほいみさん
消防車もそろそろ飽きて来たと思うので、今日は一気に国境を越えて1泊、その後カトマンズまで走る。
残念ながら、今日もちょっと見苦しい悪口を書かなくてはならない。
表紙写真はインド・ネパール国境を通過する陸送隊
- 旅行の満足度
- 5.0
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中古消防車をネパールまで届けるという企画はとても素晴らしく、我々も協力を惜しまないのだが「なんか変じゃね?」という疑問はだんだん膨れ上がっていく。
純粋なボランティア活動なので、飛行機代を含め全ては参加者の負担になるのは納得なのだが「なぜ高級ホテルに泊まるの?」 私なんか「インドで消防車中泊」って絶対に楽しいぜ!って思うわけ…まあ、それは極端な話だが。 -
全員がインド・ネパールバックパッカー経験者なんだから安く上げようよ。旅は苦しいほど思い出になる・・・って、みんな知ってんじゃん!
意外かもしれないが、私はケチじゃないんだよ。この企画に賛同して、10万円を事前に寄付している。 -
みんなネパールが大好きだから協力してるわけ、我々が簡単に節約出来るのは「宿泊費」だけだ。どうせなら安く上げて、浮いた分を整備費の足しに寄付すればいいじゃんね。
実はこの3年後、ネパール地震の直後に私はボランティアでカトマンズを訪れてる…役には立てなかったけど。 -
そうそう、これが噂のフルーツケーキっていうやつだぜ。
昼ご飯は「これ2個とバナナ食べ放題」
インチキミネラルウォーター事件・フルーツケーキ事件・連続中華料理事件もあって、不信感は募る一方。
食い物の恨みは怖いんだぜ~ -
私は適当に買い食い。
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リーダー吹田氏は過去の陸送メモを見ては、前回はここを〇〇時〇〇分に通過しているから今回は30分遅い・・・とか、やたら時間を気にしては、もっと早く走る様に催促する。何故かなぁ? と思ってたら、どうも単純に前回より「早いタイム」を求めてるらしいことが分かった。
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しかも、出発前にお願いしてあった自動車保険にも入ってないということも分かった。レンタカーの場合なら自動的に保険に入るが、我々の場合はどうなってるの? って聞いたら「分からない、とにかく事故を起こさない様に、自己責任で運転して下さい」だってさ!
この企画の準備段階で、事前に日本で何日か準備を手伝った神戸氏がそれを知って、完全にキレてしまった。そりゃそうだよね、それじゃなくたってインドって、ただ走るだけだって危険じゃんね。 -
同業者?とすれ違った。
陸送してる消防車は、1台が大型、1台が小型で、何故か大型がオートマチックミッション、小型は5速マニュアルミッション。私以外の二人は長い間ATしか運転してないからATの大型の方ががいいと言うので、結果的に私が小型の方をほとんど運転することになった。
私は普段から大型を運転してたし、見晴らしが良いので大型の方が良かったのだが、まぁしょうがない。 -
ところがこの日は消防車を交換しようという。小型の方に首脳陣が乗り、ドライバーは神戸氏。私は今回初めて大型を運転する。隣で摂津氏がカメラマン。
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今日は国境を越えるので時間に余裕をもって、暗い内にバラナシを出発。
明るくなったら神戸氏がすっげ~飛ばす!
あ~・・もしかしてリーダー吹田に言われて「え~・・タイムアタックしてるの?」 何だよ、二人共ガキかよ~! -
動画で見て頂くと分かるが、付いて行くのがやっと。村を通過するときも飛ばすので「こら~・・冷静になれ~!」とクラクション鳴らしたり、パッシングしたりしてるのが分かるかも。そんな運転してたら絶対に事故るで~!
危険動画はここ…約9分と長いけどインドの交通事情がちょっとだけ分かるで~
https://youtu.be/_JeMl0s65B8 -
5分に1回はこんな村を通過するから、十分に速度を落とさないと、マジで牛とぶつかるで~
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牛の角は、意外と幅?があるので何回か接触はしたものの、大事にはならなかった。
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人間も牛も1列になって歩く・・・は、有り得ない。
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ガソリンスタンド・・・なるほど、インド人の目つきは意味も無く鋭い?
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こんなピカピカの消防車は見たことないぞ~
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和む
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道路脇の学校を通過
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穀倉地帯
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ドライブイン
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国境は近いぞ!
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13時過ぎ、国境の町に着いた。
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国境と言ってもインド側・ネパール側とも町があって、その間には幅が50m位の中立地帯が延々と続いている。
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何故か私が全員のパスポートを預かり、事務手続きをする。その間にリーダー吹田氏がネパール側で消防車の持ち込み?の申請手続きをしてる様だ。
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あ~たら・こ~たら言われて、この国境アーチ?の下を何度行き来しただろうか。
分かり難い動画はここ。
https://youtu.be/rO8e-bIPU1s -
人間が通過するのは簡単なのだが、クルマは面倒臭い。
特に現地に寄付するとなると、高価なモノを売る行為に当たる‥・と疑われる。
自家用車を他国に一時的に持ち込む際には、必ず持ち帰るという条件で「自動車カルネ」が発行され通関手続きを簡素化出来るが、現地に置いて来るとなると煩雑な手続きが必要となる様だ。 -
ここでネパール入国を許されず、何年も放置されている救急車があった。もしかしたら我々が運ぼうと思っていた救急車も、そんな理由でドタキャンになったのかもしれない。
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ここは優秀なリーダー吹田氏のお蔭で、2時間ほどで通過することが出来た。
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さらば、インド。
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こんにちは、ネパール!
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Gアースで見た、この国境
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国境リキシャ
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ビールで! ってわけにはいかないので、レッドブルで乾杯!
この瞬間は本当に嬉しかったぜ! -
国境の中立地帯
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国境沿いに延々と続いてるんだろうね・・・家庭菜園とか出来そうなのに。
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ネパール側の通関待ちトラック。
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国境に接したネパール側の町に入る。
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ネパールのトラックも、多くがインド製のTATAだが・・
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顔つきがネパールっぽくなる
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今日は近くのルンビニまで走る
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ルンビニはお釈迦様が生まれたとされる小さな町だ。
ルンビニ釈尊生誕地聖域とされ、世界遺産となってる。
もちろん四大仏跡のひとつだ。 -
今日のホテル
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ビールで乾杯!
何故かリーダーは欠席。 -
ネパール定食(ダルバート)
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ルンビニの夜明け
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ここまでの喧騒がウソの様な静けさ
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関係者も上品!?
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ここのトイレが面白かった
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看板を拡大してみると・・
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トイレ建屋もユニークだけどね。
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よし、今日が最後の走りだぜ!
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ルンビニを後にする
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川で大規模洗濯
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ネパールはお酒が豊富だから・・・
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安心しろ
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?
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ランチに入った食堂…リーダーは食べない。
なぜか全員が行儀よく待ってる。 -
最後の給油かな。
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ネパールタンクローリーー
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速そうなトラック
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2月9日19時30分にはカトマンズに到着した。
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カトマンズへの最後の峠越えの動画は、長い上に楽し過ぎるので番外編として1冊にまとめます。
以下、また見苦しい話になるけど、この辺りを理解してくれないと、この後の面白旅の意味が分からないかも。 -
翌日は壊れてしまった方向指示器などを直しに修理屋へ、ついでに奇麗に洗ってもらった。で、ホテルの駐車場に戻ったら、リーダ吹田氏が「こんな汚いままで引き渡すわけにはいかない。手洗いでもっと奇麗にしなさい」と何時になく厳しい口調で命令する。で、バケツと雑巾で洗車してると、次々に見学者が来る。なぜかますます威張って命令する。
で、分ったのだが、この連中(我々のこと)は自分の部下でなんでも言うことをきくんだ・・・と、ネパールの「ちょっとお偉いさん」に見せたかったらしいのだ。2日後にカトマンズで消防車の引き渡し式が行われる予定で、それに我々も出席することになっていたのだが、その時に田舎の消防団長みたいに「俺はこんなに偉いんだぜ~」ってカッコを付けたかった様だ。 -
私は「そんなヤツも居るんだな~・・・」程度にしか思わなかったのだが、神戸氏が「ほいみさん、息子さんも一緒なのに、こんな風に利用されていいんですか?」と聞く。そんな難しいことは苦手だ。神戸氏が怒りに目を光らせて「僕は引き渡し式には出ません。これで任務は終了です。このホテルは明日出ます!」だと。
そしたら息子も「神戸さん男だね~」みたいな雰囲気になってるので、私も「あ、あ~・・当然だよね。僕も出席しません」ってことになった・・・なんかよく分かんないけど。本音は「もう1-2日だから我慢すればいいじゃん」…みたいな。 -
でね、黙って欠席っていうのも悪いんで、リーダー吹田に言いに行ったさ。
そしたらさ、「君たちもかね。どういうわけか私は何処でも嫌われちゃうらしい。前回はね、参加者の一人に殴られたんだ・・・何が気に食わなかったのかね」
な~るほど、我々の感性は普通だったらしい。 -
こんな風に走りました。
帰りの飛行機のチケットは22日になってる。実は陸送の後はカトマンズに3-4日いて、その後みんなでヒマラヤトレッキングに行こう…ってことになっていた。それもリーダー吹田氏のこれまでの行動からして「威張られてヒマラヤを歩く」ってことになりそうでイヤだった。
で、どうなった?
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この旅行記へのコメント (6)
-
- gontaraさん 2022/01/16 20:27:44
- 無事で良かった
- ノンオペレーションチャージをとまでは言わないけど、自己責任は無いよね(怒)
残念ながらWi-Fiの調子が良くないのか動画が見られないので爆走の雰囲気がわからない❗
Gontara@津波警報で大変だった西表島
- ほいみさん からの返信 2022/01/16 21:25:00
- RE: 無事で良かった
- トンガの噴火、凄いね。
あんなのが爆発するまで予想出来ないんだから、火山予報も地震予知も無理っぽい。
日本での話し合いの時は「最低限、人身事故の保険は入ってないと走れないよね」って話でまとまったんですけどね。爆走?動画は摂津氏がずっと動画を撮っていたんで張り切っちゃいました。
ほいみ
-
- picotabiさん 2022/01/16 15:05:50
- いや~・・・
- 吹田氏の鈍感力すごし。
何が気に食わなかったのかね と言われてほいみさんは彼に教えてあげたんですか?
- ほいみさん からの返信 2022/01/16 16:31:37
- Re: いや~・・・
- picotabiさんクラスの方じゃないと教えられないと思います。
ちなみに出世も出来ず、奥様にも子供にも逃げられたそうです・・・気を付けなくっちゃ。
楽しい経験をさせてくれたので、感謝はしてますけどね…再会はしたく無いなぁ。
ほいみ
-
- furyosanさん 2022/01/14 20:13:06
- 懐かしい。
- 私は45年ほど前、インドとるんびにをぶっ席を訪ねて訪れたことがあった。その時、私より25年前に訪れた人と話したインドの姿と私が訪ねた時のインドの姿はほとんど変わっていなかった感じがした。そして、この写真。あんまり変わっていないな~と感じる。バスで走っても走っても菜の花畑、走っても走っても田んぼ。
中国と大きく違う所ですね。
- ほいみさん からの返信 2022/01/14 20:31:12
- Re: 懐かしい。
- 初めまして。
今から45年+25年前と言えば、1952~1953年頃となって、私が生まれた頃になります。日本でも電気製品といえば、簡単な冷蔵庫や洗濯機が出始めた頃ですから、インドは凄かった?でしょうね。
インドの田舎、景色は変わってないけど、今やみんなスマホを持ってるかもしれません。
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