2021秋の乗り放題パスで中国山地キハ巡り！vol.3（因美線・若桜鉄道編）

2021/10/08 - 2021/10/10

県境開放から１週間。行けるときに行っとけ。

“５時半打ち”で押さえ、８月に乗る予定だった某臨時列車ですが、容赦ない自宅縛りにより泣く泣く手放した指定券のリカバリーのためもう一度挑戦しました。せっかくなので、乗りつぶし以来ご無沙汰だった中国山地を取り巻くローカル線を乗り継いでみましょう。ローカル線が中心なので移動距離を稼がない超絶ゆとり行程ですが、たまにはこんな旅行もいいでしょう。みんな大好き因美線、たまにはゆっくり乗るのもいいでしょう。

エリア 八頭・若桜・智頭(鳥取)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

2021.10.09　津山
姫新線から乗り継ぐキハ旅、次は因美線だ。しかし列車はもうしばらく姫新線を行く。

津山駅 駅

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
吉井川を渡り…

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
東津山に到着。

東津山駅 駅

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
ここから姫新線と別れる。因美線は約２０年ぶり（笑）、一度乗って放置している路線は全国にたくさん（笑）。

2021.12.18　自宅
ところで因美線といえば腕木信号機にタブレットが近年まで残ったことで有名だ。急行「砂丘」が駅を通過しながらわっぱをキャッチするシーンは思わず○outubeで見入ってしまう。だがしかし、私のようなにわか者にとっては、小さい頃の時刻表で振り返ることしかできない。我が家で比較的保存状態のよい平成７年１０月号にはキロハをつないだ急行「砂丘」がたしかに活躍している様子がうかがえる。小学校の頃、土曜は学校行ってたので「土曜運転」が全国各地に走っていたのであろう。

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
美作滝尾を発車。木製のラッチにＹ字の柱がいいね～

美作滝尾駅 駅

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
三浦駅の石碑。こうして新しい発見があるところが鈍行旅のいいところ。

三浦駅 駅

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
スプリングのＹ字を渡り…

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
急行停車駅の美作加茂に到着。

美作加茂駅 駅

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
さらに山間を進んでゆく。

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
交換設備を潰したと一発で分かるような美作河井駅。当時の遺構を探してみるが、なかなか見つからず…

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
車両だけでなく、列車の運行を守るシステムも日々進化していく。

美作河井駅 駅

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
だがしかし、県境の険しい山道は今も昔も変わらない。中国山地には２５キロ制限の区間が点在する。

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
Ｒ２００か…

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
鳥取県に入って最初の駅の…

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
那岐に到着。

那岐駅 駅

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
スプリングポイントが続く。

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
次は土師（はじ）。難読駅名だが、南大阪線に土師ノ里があるので案外有名かもしれない。

土師駅 駅

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
わが因美線に寄り添うよう、高規格の智頭急行が合流すると…

2021.10.09　智頭ゆき普通列車車内
一面青いキハばかりの…

2021.10.09　智頭
智頭に到着。次の列車に乗り換える。

智頭駅 駅

2021.10.09　智頭
ＪＲ乗り放題で民鉄の車両に乗れると何か得した気分。H＝ひょうご、O＝おかやま、T＝とっとりは有名なお話。約３５０馬力のエンジンを１基積んでいる。

2021.10.09　鳥取ゆき普通列車車内
おぉ、トップナンバー。というか、智頭急行ってもう四半世紀？

2021.10.09　鳥取ゆき普通列車車内
さすが四半世紀前の、まだ在来線車両の設計にゆとりがあった時代の車両である。ふかふかクロスシートに窓のカーテンはぜいたくなつくりだ。

2021.10.09　鳥取ゆき普通列車車内
今日は米子まで行けばよい。まだ時間があるので…

2021.10.09　郡家
郡家で下車。

郡家駅 駅

2021.10.09　郡家
構内踏切から１枚。

2021.10.09　郡家
陰陽連絡特急のエース「スーパーはくと」が到着。チーム智頭急行がＪＲ線上で顔を合わせる。

2021.10.09　郡家
こっちはＨＯＴ７０００系であるから、エンジンを１両に２基積んでいる。５両編成３５００馬力オーバーの加速をお楽しみいただきたい。

https://www.youtube.com/watch?v=GaG6myHG-Rw

2021.10.09　郡家
いつかあの先頭車両のってやるぞー！

2021.10.09　郡家
駅舎を出てみた。“エキナカ”には若桜鉄道の案内所などが併設されている。

2021.10.09　郡家
どうも対向列車が遅れているようだ。

2021.10.09　郡家
薄暮のキハ。私のコンデジではＩＳＯ３２００までしかふれないので、これが限界である。

2021.10.09　郡家
せっかく寄り道するなら…

2021.10.09　郡家
課金しようか。ただ、この車両は鳥取ゆき。

2021.10.09　郡家
私が乗るのはこっち。

2021.10.09　若桜ゆき普通列車車内
どうも車内がここ１０年絶賛増殖中のあのデザインである。特にうちの島。

2021.10.09　若桜ゆき普通列車車内
往復運賃よりちょっと安い１日乗車券。そして、６０円くらいだと思っていたらいつのまにか１００円になっていた八頭高校までの硬券。

2021.10.09　若桜ゆき普通列車車内
ひらがな「はやぶさ」いいね～最近赤い「はやぶさ」が話題になったが、私の中では赤がデフォルトである。

2021.10.09　若桜
真っ暗だったけど、一応完乗。

若桜駅 駅

2021.10.09　若桜
因美線を約２０年ほったらかしにしていたので、次いつ来るかわからない。民鉄もできるだけ乗っておこう。

2021.10.09　若桜
盲腸線によく似合うかわいらしいツートップ、ＤＤ１６とＣ１２が保存されている。

2021.10.09　若桜
駅舎はこんな感じ。

2021.10.09　若桜
ホームのこんな感じ。できれば車両にはいらんことせず…（笑）

2021.10.09　若桜
タブレット出すやつ（名前がわからない）。

2021.10.09　若桜
あぁ、興ざめ横文字ラッピング。でも、ローカル線を楽しみに来る観光客にはこっちの方がウケがよいのが全国共通の現象。駅まで車で来るんだろうけど。

2021.10.09　郡家ゆき普通列車車内
ロングシートは不思議なソファーに。

2021.10.09　郡家ゆき普通列車車内
厚化粧よりも「新潟鐵工・昭和６２年」の方が旅行記ウケするのである。

2021.10.09　郡家ゆき普通列車車内
来た道を１駅ずつ拾っていく。駅名標の裏に貨車が置かれている。

八東駅 駅

2021.10.09　郡家ゆき普通列車車内
隼は駅名もさることながら、１２系が置かれていて、時間があれば降りたかったところ。

隼駅 駅

2021.10.09　郡家ゆき普通列車車内
雰囲気がいいね～

因幡船岡駅 駅

2021.10.09　郡家ゆき普通列車車内
あと１駅。

八頭高校前駅 駅

2021.10.09　郡家
郡家に戻ってきた。民鉄キハが並ぶ。

郡家駅 駅

2021.10.09　郡家
だいぶ遅れて「スーパーいなば９号」がやってきた。爆音を響かせて出発した。

https://www.youtube.com/watch?v=tF5M8LEWjAY

2021.10.09　鳥取ゆき普通列車車内
因美線の旅再開。

津ノ井駅 駅

2021.10.09　鳥取
先ほどの遅れを引きずり、だいぶ遅れて鳥取に到着！すっかり暗くなってしまった。

鳥取駅 駅

2021.10.09　鳥取
久しぶりの鳥取だ。３年ぶりくらいかもしれない。

2021.10.09　鳥取
非電化高架駅の下は、自動改札のないラッチ。

2021.10.09　鳥取
さぁ、今日のラストは最終米子ゆき。“コロナ禍”でいきなり１０月に改正し鳥取近辺は大きくダイヤが変わった。

2021.10.09　米子ゆき普通列車車内
県庁所在地と県内の主要都市を結ぶ重要幹線なのに、鈍行で２時間かかる。

2021.10.09　米子ゆき普通列車車内
明日食べる分も含めて、食材をいろいろ仕入れてきた。とうふちくわは鳥取の必須グルメだ。

2021.10.09　米子ゆき普通列車車内
チーム鳥取。すいてるキハでのお楽しみ。

2021.10.09　米子ゆき普通列車車内
ゆったりとしたつくりの駅を１駅ずつ拾ってゆく。

由良駅 駅

2021.10.09　米子ゆき普通列車車内
コナン駅として知られる由良駅。

2021.10.09　米子ゆき普通列車車内
古い駅舎の残る御来屋。

御来屋駅 駅

2021.10.09　米子
米子に到着！やっと着いた！

米子駅 駅

2021.10.09　米子
山陰の要衝だ。フォントがいいね～

2021.10.09　米子
たしかに鉄道の日にあやかったきっぷでやってきたのだが、妙なイベントではなくこういう「普段着の鉄道」が好きなのだ。まぁ、イベントの方が集客が望めるが…

2021.10.09　米子
駅舎は大きく変わろうとしている。新潟、敦賀、米子と日本海側の味のあるターミナル駅がどんどん変わってゆく。

2021.10.09　米子
“コロナ明け”を見越してじゃらんでクーポンを配布していたので、ポイント２００円分と合わせて１８００円まで下がったビジネスインよなご。駅寝をしない富裕層トラベラーの諸先輩方にとってはおなじみの宿ではなかろうか。

ホテル　ビジネスインよなご 宿・ホテル

2021.12.18　自宅
今回はゆとり行程を重視して、最近ご無沙汰の路線に乗る１日であった。のんびりゆっくり５６０キロほどしか移動していない。東京～大阪なら８時間行程だ。中国山地をめぐるゆとり旅は明日も続く。

この旅行記へのコメント （4）

• Tagucyanさん 2021/12/19 15:22:03

  急行砂丘号だ

  とのっちさま
  こんにちは
  
  因美線と若桜鉄道には数年前に乗ったなあ、などと思いながら見ておりました。
  
  因美線にはその時を含め３回乗っています。最初に乗ったのは平成の初め頃でしたが、鳥取発が朝４時台で真っ暗、しかもほとんど寝ていたという後ろめたさがあって後日また乗りました。それが平成８年12月（ちゃんと調べました）。ご紹介のあった時刻表に掲載されているのと同じ急行砂丘号に鳥取から岡山まで通しで乗ったのでした。改めて拝見したら、「スーパーはくと」と時期が重なっていたんですね。
  余談ですがその時は東京駅から寝台特急出雲号で鳥取入りしてからの乗り継ぎという、今思い返せば垂涎ルートだったんです。その当時フォートラがあったら！
  
  そんなグリーン車付きの急行も走っていたぐらいの路線も今や単行のDC、徐行区間も多くてずいぶんとローカル線になってしまいました。JR西はどうしたいんでしょうねえ。
  
  夜の若桜鉄道もいいですねえ。私が乗ったのは青い車両でしたが、とのっちさんが乗車した緑色のと同様、あのお方のデザインだったんですね。そんな気がしてました（笑）　全国いろんな所に繁殖してますねえ。
  
  翌日はあの路線ですか。あの路線にもまた乗りたいなあ･･･
  
  ---
  Tagucyan

  とのっちさん からの返信 2021/12/19 21:57:18

  RE: 急行砂丘号だ

  Tagucyanさま
  
  こんばんは。書き込みありがとうございます。
  
  因美線は約２０年ぶりでした。乗り潰しの記録を見返してみたら、千葉の叔母の家からの帰りで
  
  「ムーンライトえちご」→新潟→弥彦→会津若松→越後川口→上諏訪
  上諏訪→長野→木島→長野→小諸→富士→
  ９３７５М→京都→鳥取→津山→姫路→新大阪→桜島→
  「ムーンライト山陽？松山」→岡山→新見→津山→岡山→熊本
  
  １８きっぷ３枚分と普通乗車券と駅寝・夜行を繰り返しかえって来ました。学生はこれしか選択肢がなかったのです。旅行記何冊分になるでしょうか。“フォートラ”どころかインターネットも触ったことなかったし、カメラも持ってなかったし…技術の進化は目覚ましいものです。姫新線と桜島線はこれ以来ご無沙汰ですので、やっぱり２０年放置しています。「砂丘」は乗ったことがありません。「つやま」の間合いが吉備線の始発に入っていてキロハも普通車扱いで開放されておりましたのでそっちで乗りましたが…あっ、吉備線もそれ以来…
  
  ＪＲは民営化した会社なので本来はさっさと廃止したいのでしょうが、なかなかそういうわけにもいかないようです。若桜鉄道はですね、昼に乗りたかったです。そのまま米子に向かっても時間がもったいないので（笑）寄り道した次第です。あのデザインは全国的に人気です。稀少性が高いから人気が集まるのでしょうが、ここまで増殖すると次の一手を打たなければならないので、だいたいどこも食事をひっかけています（笑）。客が乗るのはいいことですが、右にならえでどこも同じようなテイストばかり。
  
  次はあの路線…まで行きつくでしょうか。
  
  とのっち

• Akrさん 2021/12/19 14:02:17

  智頭急行

  とのっちさま
  
  こんにちは。
  因美線も雰囲気の良い駅が多いですね。
  降りてみたくなります。でも、交換設備が撤去されたりするのを見ると陽陰連絡としての鉄道の時代は終わったのかなと寂しくもなります。時刻表にレ印が並ぶ優等列車も今は昔でいまや日々数本の単行気動車が行きかうローカル線ですもんね。
  
  若桜鉄道にも乗られたのですね。
  若狭駅は一度、行って見たいと思っています。国鉄時代、混合列車が走ってませんでしたっけ（あれ？倉吉線？）
  隼駅はバイク乗りの聖地としても有名ですよね。
  「はやぶさ」と言ったら何を思い浮かべるか？と聞かれれば、バイク乗りなら「スズキ隼」、天体マニアなら「惑星探査機はやぶさ２」、そして鉄オタなら「E5系新幹線」ではなく私も赤い牽引機の青い客車のほうです。
  
  M戸岡さんの手がけた車両は「銘板」も付くんですね。初めて知りました。
  
  日本酒に練り物は定番ですね。じゃこ天もだし。この竹輪も美味しそう。私も地元推しで笹かま持って歩いたほうがいいでしょうか(笑)
  
  米子からはどちらへ行かれるのでしょう。
  
  Akr

  とのっちさん からの返信 2021/12/19 21:35:41

  RE: 智頭急行

  Ａｋｒさま
  
  こんばんは。書き込みありがとうございます。
  
  因美線は降りるとたいへんそうなダイヤになってしまいました。久しぶりに乗りましたがこんなに痕跡が残っていないものかと…“コロナ禍”でダイヤ改正のたびに間引かれてどんどん減っていきます。若桜鉄道は日が暮れてからですが、ぜひ降りながら乗ってみたかったです。バイク乗りには有名な駅なのですね！物理学科を卒業したので探査機を思い浮かべなければならないのですが、その受験の帰りに乗ったのは東京からやってくる青い客車でした。
  
  銘板…といいますか（よく見てない）車内にはちゃんとＤーンデザインのシールが貼られていました。あのデザイン好きだったんですが、島じゅうが全車指定席特に急がないばかりになってからは、何か気持ちが離れてしまいました。練り物売り場って何となく行っちゃうんですよね。そして要冷蔵なのに買っちゃう。じゃこ天も笹かまもいいですね〜久しぶりに東北に行きたいです。
  
  とのっち