荒川鉱山跡とおりん口伝

2021/10/29 - 2021/10/29

秋田は、昔は鉱物資源の宝庫だった。

秋田大学に全国でも珍しい鉱山学部があり、県内にも　尾去沢鉱山・花岡鉱山・阿仁銀山など　埋物資源も多かった。

仙北郡協和町荒川にも　荒川鉱山があり、4000人もの住民が鉱山の繁栄とともに生活していた。地域の大盛小学校には、800名の生徒がいたという。

エリア 大曲・大仙(秋田)

• 旅行の満足度: 3.5

1700年に発見され、1738年からは、久保田藩の直山として開発が進められた。
1896年から三菱合資会社が鉱業権を所有した後は、製錬所や中央選鉱所、発電所などの設備の近代化が図られた。
鉱山町の形成とともに、荒川村役場や郵便局、駐在所、浴場、病院、劇場「共楽館」、大盛小学校などが建設された。共楽館では、演劇や映画の他、宝塚歌劇団や歌舞伎の公演なども行われていた。

小坂鉱山の繁栄と歴史を見るようだ。

1897年には秋田市よりも約3年早く電灯が導入されるなどして、人口も最盛期には約4000人、周辺を含めると8000人に達するなど、県内有数の近代都市へと変貌した。

1935年には資源の枯渇などにより、三菱鉱業尾去沢鉱業所荒川支所に縮小され、1940年に閉山した。

1993年坑道の一部を使って仙北郡協和町がマインロード荒川の名称で観光施設としての整備がなされたが、坑道の崩落や、市町村合併などの影響で、完全に廃墟になってしまった。

今は　だれもこない　鉱山跡である。

沈殿池には、何もない。

危険地域以外は　立ち入れるようだが

見るものがない。

近くには、キャンプ場もあるようだが
熊が出没するため

使われていないようである。

いくつかの観光ポイントはあるようである。

サーキット場

ここは　使われているようである。

平日の朝には　人もいるはずがなく。。。

自然だけがそのまま

見どころマップ

キャンプ場

サーキット

橋の方に行ってみる。

百目石橋

杉でできた橋のようだ。

これ

杉の橋

木の橋

川

車で通る人もなし。。。。

こっちは林道へと続く

大盛館に来た。

マインロード荒川が閉鎖されてから　展示品をこっちに持ってきた。

前庭の休憩所には

モニュメント

旧協和町が整備したもの。

神楽のお面のレプリカ

協和には、唐松能舞台があるから。その舞のお面だ。

室町時代からの　本造獅子頭

休み屋

大盛館の一角には、大盛小学校跡地の碑や松田解子の碑がある。

創立100年祭記念碑

おりん口伝　の碑

松田解子の代表作である『おりん口伝』は1966年雑誌『文化評論』に連載された小説。日露戦争前後に荒川鉱山で過酷な労働のなかから次第に階級的に目覚めてゆく女性りんの成長を描いた小説で、1968年には第8回田村俊子賞を受賞。

松田解子は、荒川鉱山で生まれ、大盛小学校で教師をしながら、
荒川鉱山の労働者の姿をプロレタリア文学に表そうと上京して作家になった。

秋田には、蟹工船の小林多喜二　玉蒔く人の金子洋文など　プロレタリア作家が多いのも鉱山が多くあった土地だからか。

近くにあった恩師の歌

文学碑の寄付名簿

その裏面

ほとんど読めず

鉱山の魂

荒川会

大盛PTA

資料館の看板

小学校跡地

9時からなので　入ってみる。

鉱山資料は　すごく多い。

小学校のものか？

松田解子のコーナー

文学作品だったかな？

縄文コーナー

鉱山コーナー

いろいろ

鉱山資料

鉱山資料

昔の暮らし

昔の暮らし

色褪せた写真の中に、鉱山地区に有った鬼子母神像の写真がある。

少年庭球大会の優勝旗かな？

今は、昔と言うようで。。。