北海道8日間の旅　⑩　観光バスで巡る利尻島

2021/08/03 - 2021/08/04

礼文島香深港から沓掛港行きのフェリーに乗り、シャトルバスで鴛泊港に着いたのは午後2時頃。宿泊する「花りしり」のスタッフにお迎えに来てもらいました。

早めにチェックインし、一息ついたところで、夫は一人散策に。わたくしは、お部屋で留守番。夕食もこの足では外に出かけるのは大変だからと、「セコマ」でお弁当を買ってきてくれました。
表紙写真はそのお散歩で撮ってきてくれた夕日ヶ丘展望台からの眺めです。

翌日は、午後3時25分のフライトなので、宗谷バスの定期観光バスで午前中は利尻島巡りをすることにします。それなら、わたくしは足が痛くても、歩ける範囲で行動すればよいですし、主要な見どころは回れそうです。

エリア 利尻島(北海道)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス 船 レンタカー JALグループ JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

香深港にて沓形港行きのフェリーを待ちます。

香深　→　沓形　920円

あれが、沓形行のフェリーのようです。

まもなく接岸。

稚内港を10時35分発のこのフェリーは香深港に到着するのが12時30分。
12時55分香深港を出港して13時35分に沓形港に着きます。

乗船しました。
足を怪我しているので、優先シートへ向かいます。

優先シートは先客もなく、がらがら。

ここで沓形港まで過ごすことにします。

利尻島が近づいてきました。

13時35分接岸。

待機していた、沓形港13時40分発、鴛泊港行きのシャトルバスに乗ります。

このバスは無料で、予約もいりません。その代わり、乗り遅れたら・・アウトということ。

時計の文字盤に例えると沓形港は9時。

これから向かう鴛泊港は1時の位置。

明日飛び立つ利尻空港の横を通りました。

時計の文字盤なら12時の位置。

利尻富士町役場。

シャトルバスに乗って車窓を眺めながらだいたいの位置関係がつかめてきました。

夕日ヶ丘。

14時、シャトルバスは鴛泊港に到着しました。

本日宿泊する民宿利尻山荘「花りしり」に連絡して、迎えを頼みました。

花りしり　全景。

2泊する予定でしたが、わたくしのけがで、1泊キャンセルして帰宅を早めることになりました。残念。

「花りしり」ロビー。

ロビーに貼ってあった沓形⇔鴛泊直行送迎バスのポスター。先ほど乗ってきたバスです。

ハートランドフェリーの今年のダイヤ改正で、利礼航路の第一便が沓形発着になったので、利尻島の観光時間を確保できるよう、シャトルバスを運行したそう。

客室は2階。
ねん挫した足にはちょっと辛かった。

客室。ツインルーム、バストイレ付。

普段の夏なら、エアコンいらず、扇風機でしのげるのでしょう。

夫は一人散歩に出かけました。

夕日ヶ丘展望台までは宿から15分くらいだったそうです。

ぺシ岬の方を望んで。

お散歩の帰りに、「セコマ」でお弁当を買ってきてくれました。

旅行前に夕飯を食べられそうなお店をいくつか調べたけれど、この足だと出かけるのはちょっと無理。部屋で食べられるのは大助かり。

夕食後、少し歩けそうだったので、宿の周りだけでもと、わたくしも散歩に出かけます。

利尻富士が雲の合間からちょっぴり顔を出しました。

利尻富士やーい！と足を引きずりながら、追いかけます。

雲の中に隠れたり、まだ出てきたり。

まあまあ写せたのはこの一枚。

おはようございます。

花りしりの朝食です。
お水がとても冷たくておいしかったな。

チェックアウト時に、お土産を頂きました。

一人に一つで、利尻昆布。
真ん中に75㎝の物差しを置いてみましたが長いでしょう。
1mくらいあります。

荷物は花りしりに置かせてもらい、鴛泊港まで送ってもらいます。

午後フライト時間に合わせ、荷物とともに鴛泊港に来てもらい、利尻空港まで送ってくださることになっています。

鴛泊港。時刻は午前8時半。気温は23℃。

鴛泊港 乗り物

出航するフェリーの船上から手を振る人、それを撮影する人がいます。

どなた？

港からは見送る人。

その頃、旅の前半お世話になったY様からメールがあり、「今、利尻島に『歩いて百名山』の田中陽希さんがいるみたいだよ。」と。

ああ、田中さんが利尻富士登山終えて帰るところなのかもしれない。

今日の午前中は、宗谷バスの定期観光バスで島を廻ります。
一人3300円。

レモンみたいな形の利尻島をぐるりと。

鴛泊港から時計回りで、見どころを訪ねていきます。

利尻島観光コース (宗谷バス) 乗り物

バスにはすでに沓掛港から乗っているお客さんが数名。

さて、観光バスの出発を待っていますと、稚内からの第一便が鴛泊港に到着です。

時刻は9時。
この船に乗っている人を乗せてから観光バスは出発です。

限られた時間での利尻島観光を計画している方、稚内からのフェリー第一便と観光バスは接続しているようですよ。

定期観光バスが最初に立ち寄るのは姫沼です。

姫沼 自然・景勝地

皆さんは姫沼一周に出かけていきました。

わたくしは、バスの周辺を適当に散策します。

利尻富士は見えないかな。

六角形の建物はお土産物屋さんでした。

ちょっと覗いてみますと花の写真が沢山。

カブトムシ発見！

緑のトンネル。

お土産屋さんに貼ってあった案内図。

さて、2つ目の下車観光はオタトマリ沼。
晴れていれば、利尻富士をバックに沼が広がる絶好のビュースポットなのですが、あいにくのこの天気。

オタトマリ沼 自然・景勝地

平成の天皇陛下皇后陛下もいらしたようです。

利尻島の中では最大の沼。

オタトマリ沼には「七景」のスタンプ。

利尻山十六景の七つ目。十六か所にあるスタンプを押しながら、利尻山のビュースポット巡りができるそうです。
https://www.rishiri-plus.jp/shima-no-susume/jyuroku/

夫は、少ない見学時間がんばってオタトマリ沼遊歩道一周に挑戦。

わたくしは、おみやげものやさんの辺りでのんびり。
　

三つ目の下車観光ポイントは仙法志御崎海岸

仙法志御崎海岸・仙法志御崎公園 自然・景勝地

利尻島の南端、時計で言えば6時の位置にあります。

運が良いとアザラシを見ることもできるとか。

みさき公園　磯の観察コース

仙法志御崎海岸・仙法志御崎公園 自然・景勝地

ウニや昆布の様子を観察できるようになっています。

仙法志御崎公園の向かい、畑宮食品。
昆布の製造販売しているこのお店も観光バスのコースに入っていました。

商品が並べてあるガラス戸の奥では、とろろ昆布などを製造しています。

畑宮食品 専門店

こちらの箱入りの利尻昆布は高級品。

昆布屋さんに掲示してあった利尻富士の写真。
この仙法志からの利尻富士の姿は、ビューポイントの一つ。

本物のこんな姿は写せそうにないから、写真を撮らせていただきました。

皆さん、両手にたくさんの昆布などお土産をもって、さあ出発。

車窓から見た北の厳島弁天宮。

利尻富士が少し顔を出しましたね・・とバスガイドさん。

ちょうど利尻空港の辺りだったので、ここで少し写真タイムにしてもらい、皆一所懸命。

利尻富士、顔出して！

なお、この観光バスは利尻空港での下車も可能なようです。

12時15分鴛泊港に帰着。

見所を効率よく回れ、ちょっと疲れ気味の旅の最後には観光バスも良いものでした。