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2016年夏休みのスウェーデン~フィンランド旅行8日目。<br /><br />今回の旅も実質残り2日となったこの日は、フィンランドの首都ヘルシンキから、タリンクシリヤラインのフェリーに乗ってフィンランド湾を縦断し、対岸にあるバルト三国はエストニアの首都タリンへ。<br /><br />エストニアは国としての歴史はフィンランドより短いものの、ハンザ同盟都市時代から続くタリンの旧市街は、ヘルシンキでは見られなかった歴史ある建物が立ち並び、まるでおとぎの国に迷い込んだかのよう。<br /><br />観光客も多く、平和な雰囲気が漂う街の中で、この旅いちばんのゆったりとした時間を楽しむことができました。<br /><br /><旅程表><br /> 2016年<br /> 8月12日(金) 羽田(フライトキャンセル)<br /> 8月13日(土) 羽田→北京→ストックホルム<br /> 8月14日(日) ストックホルム<br /> 8月15日(月) ストックホルム→ヴィスビュー(ゴットランド島)<br />          →ストックホルム<br /> 8月16日(火) ストックホルム→<br /> 8月17日(水) →トゥルク→ヘルシンキ<br /> 8月18日(木) ヘルシンキ<br />〇8月19日(金) ヘルシンキ→タリン→ヘルシンキ<br /> 8月20日(土) ヘルシンキ→<br /> 8月21日(日) →上海→成田

スウェーデン~フィンランド避暑の旅(9) 赤い屋根の家々が建ち並ぶ最果ての旧市街~エストニアの首都タリン

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2016/08/19 - 2016/08/19

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エンリケ

エンリケさん

この旅行記スケジュールを元に

2016年夏休みのスウェーデン~フィンランド旅行8日目。

今回の旅も実質残り2日となったこの日は、フィンランドの首都ヘルシンキから、タリンクシリヤラインのフェリーに乗ってフィンランド湾を縦断し、対岸にあるバルト三国はエストニアの首都タリンへ。

エストニアは国としての歴史はフィンランドより短いものの、ハンザ同盟都市時代から続くタリンの旧市街は、ヘルシンキでは見られなかった歴史ある建物が立ち並び、まるでおとぎの国に迷い込んだかのよう。

観光客も多く、平和な雰囲気が漂う街の中で、この旅いちばんのゆったりとした時間を楽しむことができました。

<旅程表>
 2016年
 8月12日(金) 羽田(フライトキャンセル)
 8月13日(土) 羽田→北京→ストックホルム
 8月14日(日) ストックホルム
 8月15日(月) ストックホルム→ヴィスビュー(ゴットランド島)
          →ストックホルム
 8月16日(火) ストックホルム→
 8月17日(水) →トゥルク→ヘルシンキ
 8月18日(木) ヘルシンキ
〇8月19日(金) ヘルシンキ→タリン→ヘルシンキ
 8月20日(土) ヘルシンキ→
 8月21日(日) →上海→成田

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
4.0
交通
5.0
一人あたり費用
20万円 - 25万円
交通手段
徒歩
航空会社
中国国際航空
旅行の手配内容
個別手配
  • 8月19日(金)<br />今回のスウェーデン・フィンランドを巡る旅も実質残り2日。<br /><br />この日はヘルシンキから日帰りで行けるというエストニアの首都タリンへ。<br /><br />まずは早朝6時、宿を出て、タリンへのフェリーが発着するヘルシンキのランシ・ターミナル(Länsiterminaali、西ターミナル)を目指します。

    8月19日(金)
    今回のスウェーデン・フィンランドを巡る旅も実質残り2日。

    この日はヘルシンキから日帰りで行けるというエストニアの首都タリンへ。

    まずは早朝6時、宿を出て、タリンへのフェリーが発着するヘルシンキのランシ・ターミナル(Länsiterminaali、西ターミナル)を目指します。

  • ヘルシンキ中心部からランシ・ターミナルへはトラムで。<br /><br />宿の近くにあるトラム乗り場には、このように路線ごとの行き先と出発時間が表示されていて便利。<br /><br />ランシ・ターミナル行きは9番のトラムで、到着まであと6分(到着時間6時10分)となっていますね。

    ヘルシンキ中心部からランシ・ターミナルへはトラムで。

    宿の近くにあるトラム乗り場には、このように路線ごとの行き先と出発時間が表示されていて便利。

    ランシ・ターミナル行きは9番のトラムで、到着まであと6分(到着時間6時10分)となっていますね。

  • 停留所にもうひとつあるトラムの標識には、9番の路線にフェリーのマークも記されていて、分かりやすい感じ。

    停留所にもうひとつあるトラムの標識には、9番の路線にフェリーのマークも記されていて、分かりやすい感じ。

  • 9番のトラムのひとつ前にやってきた6番のトラムをパチリ。<br /><br />そういえば最近NHKでは深夜にヨーロッパのトラムの番組を放映していますが、見始めるとコロナ前の旅が懐かしくなってきて、寝るのを忘れて思わず一杯やってしまいますね(笑)。<br /><br />【[ヨーロッパ トラムの旅] 4K 運転席から眺めるフィンランド・ヘルシンキ | Trams in Helsinki | BS4K8K | NHK】<br />https://www.youtube.com/watch?v=uS9nfpae0Cw

    9番のトラムのひとつ前にやってきた6番のトラムをパチリ。

    そういえば最近NHKでは深夜にヨーロッパのトラムの番組を放映していますが、見始めるとコロナ前の旅が懐かしくなってきて、寝るのを忘れて思わず一杯やってしまいますね(笑)。

    【[ヨーロッパ トラムの旅] 4K 運転席から眺めるフィンランド・ヘルシンキ | Trams in Helsinki | BS4K8K | NHK】
    https://www.youtube.com/watch?v=uS9nfpae0Cw

  • 6時10分、時刻表どおりにやってきた9番のトラムに乗車。<br /><br />乗車券は券売機から購入すると1回2.8ユーロ(約340円)、運転手から購入すると4ユーロ(約480円)ですが、ヘルシンキカードを持っていれば無料。<br /><br />乗車口付近にある改札機にヘルシンキカードをタッチして乗車手続き完了です。

    6時10分、時刻表どおりにやってきた9番のトラムに乗車。

    乗車券は券売機から購入すると1回2.8ユーロ(約340円)、運転手から購入すると4ユーロ(約480円)ですが、ヘルシンキカードを持っていれば無料。

    乗車口付近にある改札機にヘルシンキカードをタッチして乗車手続き完了です。

  • 6時25分、トラムは15分ほどでフェリー発着所であるランシ・ターミナルに到着。<br /><br />やはり皆、タリンまで出掛けていくのか、早朝からたくさんの旅行者で賑わっています。<br /><br />さて、ここで早速ストックホルムのシリヤ・ターミナルと同様、自動チェックイン機からチェックイン。<br /><br />ヘルシンキ-タリン間のフェリーの乗船券は、出発2か月前にタリンクシリヤラインのHP(日本語あり)から購入し、往復で1人40ユーロ(約4,800円)でした。<br /><br />【TALLINK SILJA LINE ヘルシンキ-タリン間:スター号(日本語)】<br />https://en.tallink.com/ja/tallink-shuttle-star-helsinki-tallinn-helsinki#tabs-content-1

    6時25分、トラムは15分ほどでフェリー発着所であるランシ・ターミナルに到着。

    やはり皆、タリンまで出掛けていくのか、早朝からたくさんの旅行者で賑わっています。

    さて、ここで早速ストックホルムのシリヤ・ターミナルと同様、自動チェックイン機からチェックイン。

    ヘルシンキ-タリン間のフェリーの乗船券は、出発2か月前にタリンクシリヤラインのHP(日本語あり)から購入し、往復で1人40ユーロ(約4,800円)でした。

    【TALLINK SILJA LINE ヘルシンキ-タリン間:スター号(日本語)】
    https://en.tallink.com/ja/tallink-shuttle-star-helsinki-tallinn-helsinki#tabs-content-1

    ヘルシンキ 西ターミナル 船系

  • チェックインの手続きを終え、出発40分前の6時50分、搭乗開始。<br /><br />今回乗船するスター号も、前回乗ったGalaxy号に負けず劣らず、派手な船体ですね(笑)。<br /><br />【スウェーデン~フィンランド避暑の旅(5) ストックホルム~トゥルク間のGalaxy号】<br />https://4travel.jp/travelogue/11705700#photo_link_70621457

    チェックインの手続きを終え、出発40分前の6時50分、搭乗開始。

    今回乗船するスター号も、前回乗ったGalaxy号に負けず劣らず、派手な船体ですね(笑)。

    【スウェーデン~フィンランド避暑の旅(5) ストックホルム~トゥルク間のGalaxy号】
    https://4travel.jp/travelogue/11705700#photo_link_70621457

    タリンクシリヤライン 船系

  • 乗り込んだスター号の内部はこんな感じ。<br /><br />広々としたカフェのような感じで、北欧らしいゆったりさが漂います。

    乗り込んだスター号の内部はこんな感じ。

    広々としたカフェのような感じで、北欧らしいゆったりさが漂います。

  • ホテルでは朝食の時間より前に出てきてしまったため、ここで朝食。<br /><br />テイクアウトメニューがいろいろと揃っています。

    ホテルでは朝食の時間より前に出てきてしまったため、ここで朝食。

    テイクアウトメニューがいろいろと揃っています。

  • 購入したのはスモークサーモンサンド(5.5ユーロ=約660円)とフィンランドの地ビール、ラピン・クルタ(5ユーロ=約600円)。<br /><br />うーむ、解放された気分で朝から飲むビールは最高!

    購入したのはスモークサーモンサンド(5.5ユーロ=約660円)とフィンランドの地ビール、ラピン・クルタ(5ユーロ=約600円)。

    うーむ、解放された気分で朝から飲むビールは最高!

  • そして7時30分、定刻通り、タリンクシリヤラインのスター号はヘルシンキのランシ・ターミナルを出港。<br /><br />あっという間にヘルシンキの街が向こうに遠ざかっていきます。

    そして7時30分、定刻通り、タリンクシリヤラインのスター号はヘルシンキのランシ・ターミナルを出港。

    あっという間にヘルシンキの街が向こうに遠ざかっていきます。

  • しかしこの日も青空が広がるいい天気。<br /><br />フィンランド湾を挟んで対岸にあるタリンでも、こんないい天気が続いてくれれば・・・。

    しかしこの日も青空が広がるいい天気。

    フィンランド湾を挟んで対岸にあるタリンでも、こんないい天気が続いてくれれば・・・。

  • フィンランド湾を南下すること9時10分、フェリーの向かう先に、広々とした街の姿が見えてきました。<br /><br />あれがバルト三国のひとつ、エストニアの首都、タリン・・・。

    フィンランド湾を南下すること9時10分、フェリーの向かう先に、広々とした街の姿が見えてきました。

    あれがバルト三国のひとつ、エストニアの首都、タリン・・・。

  • さらに街は近づき、二等辺三角形のかたちをしたのっぽの尖塔がいくつか見えてきました。<br /><br />あれが目指す世界遺産のタリン旧市街でしょうか。

    さらに街は近づき、二等辺三角形のかたちをしたのっぽの尖塔がいくつか見えてきました。

    あれが目指す世界遺産のタリン旧市街でしょうか。

  • だんだんと街は近づき、尖塔のかたちや丘の上に建つ城の様子がはっきりと分かるほどに。

    だんだんと街は近づき、尖塔のかたちや丘の上に建つ城の様子がはっきりと分かるほどに。

  • そして9時30分、こちらも定刻通り、ヘルシンキから2時間でスター号はタリン港のDターミナルに到着。<br /><br />ここからタリン旧市街までは徒歩で約20分。<br /><br />タクシーもありますが、ここは景色を見ながらゆっくりと歩いて行くことにします。

    そして9時30分、こちらも定刻通り、ヘルシンキから2時間でスター号はタリン港のDターミナルに到着。

    ここからタリン旧市街までは徒歩で約20分。

    タクシーもありますが、ここは景色を見ながらゆっくりと歩いて行くことにします。

    タリン港 船系

  • 港からてくてくと歩いて10時、旧市街の入口、1529年に建てられたという“ふとっちょマルガレータ”(Paks Margareeta)と呼ばれる砲塔までやってきました。<br /><br />ここから石畳の道が始まり、まさにおとぎの国に迷い込んだかのような雰囲気になっていきます。

    港からてくてくと歩いて10時、旧市街の入口、1529年に建てられたという“ふとっちょマルガレータ”(Paks Margareeta)と呼ばれる砲塔までやってきました。

    ここから石畳の道が始まり、まさにおとぎの国に迷い込んだかのような雰囲気になっていきます。

    エストニア海洋博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • ふとっちょマルガレータの門をくぐり、いよいよ旧市街へ。<br /><br />門は裏から見るとこんな感じで、内部は海洋博物館と屋上カフェになっています。

    ふとっちょマルガレータの門をくぐり、いよいよ旧市街へ。

    門は裏から見るとこんな感じで、内部は海洋博物館と屋上カフェになっています。

    スール ランナ門 史跡・遺跡

  • 門から延びる旧市街の道をてくてくと進んでいきます。<br /><br />ちなみに右端に見える三角屋根の3つの建物は“三人姉妹”(Kolm Õed)。<br /><br />15世紀に建てられたという商家の集合体で、優美なファサードが女性的な雰囲気を持っていることから、この名前が付けられたのだそう。

    門から延びる旧市街の道をてくてくと進んでいきます。

    ちなみに右端に見える三角屋根の3つの建物は“三人姉妹”(Kolm Õed)。

    15世紀に建てられたという商家の集合体で、優美なファサードが女性的な雰囲気を持っていることから、この名前が付けられたのだそう。

    三人姉妹 史跡・遺跡

  • 通りとともにカーヴを描いて連なる淡い色の家々。<br /><br />いかにも“ヨーロッパの旧市街”という感じですね。

    通りとともにカーヴを描いて連なる淡い色の家々。

    いかにも“ヨーロッパの旧市街”という感じですね。

  • この通りの先はトームペア城がそびえる小高い丘になっており、なかなか立体感のある街並み。<br /><br />赤い屋根の建物もたくさん出てきて、より旧市街らしくなってきました。

    この通りの先はトームペア城がそびえる小高い丘になっており、なかなか立体感のある街並み。

    赤い屋根の建物もたくさん出てきて、より旧市街らしくなってきました。

  • 10時10分、この辺りかと思って通りを左に曲がると・・・見えてきました、タリン旧市街を象徴する建物。

    10時10分、この辺りかと思って通りを左に曲がると・・・見えてきました、タリン旧市街を象徴する建物。

  • そう、ハンザ同盟都市時代の14世紀に建てられたという旧市庁舎(Raekoda)と、その前に広がるラエコヤ広場(Raekoja Plats)です。

    そう、ハンザ同盟都市時代の14世紀に建てられたという旧市庁舎(Raekoda)と、その前に広がるラエコヤ広場(Raekoja Plats)です。

    タリン旧市庁舎 史跡・遺跡

  • ラエコヤ広場には朝早くから数多くの露店が立ち並び、観光客も集って活気にあふれている様子。

    ラエコヤ広場には朝早くから数多くの露店が立ち並び、観光客も集って活気にあふれている様子。

    ラエコヤ広場 広場・公園

  • 空も青くて、この日は絶好の商売日和ですね(笑)。

    空も青くて、この日は絶好の商売日和ですね(笑)。

  • 旧市庁舎の内部は博物館になっていて、見学することも可能だったのですが、まずは高いところから街の全景を見ようと、ラエコヤ広場の西側にある展望台へと続く坂道(Lühike Jalg、“短い脚”の意)を上っていきます。

    旧市庁舎の内部は博物館になっていて、見学することも可能だったのですが、まずは高いところから街の全景を見ようと、ラエコヤ広場の西側にある展望台へと続く坂道(Lühike Jalg、“短い脚”の意)を上っていきます。

  • 10時40分、ラエコヤ広場から10分ほどで、丘の上にある展望台に到着。<br /><br />“コフトゥ通りの展望台”(Kohtuotsa Vaateplats)です。<br /><br />観光客が多く集まるところなので、一角ではチップを目当てにギターの弾き語りをしているパフォーマーもいますが、皆、崖の先の景色を見ていて、彼に聴き入っている人は残念ながら一人もいませんね(笑)。

    10時40分、ラエコヤ広場から10分ほどで、丘の上にある展望台に到着。

    “コフトゥ通りの展望台”(Kohtuotsa Vaateplats)です。

    観光客が多く集まるところなので、一角ではチップを目当てにギターの弾き語りをしているパフォーマーもいますが、皆、崖の先の景色を見ていて、彼に聴き入っている人は残念ながら一人もいませんね(笑)。

  • わたしも早速、崖の間際まで行って、皆が見ている方向を眺めると、こんな赤い屋根の家々やとんがり帽子の尖塔が建ち並ぶ、まさに中世さながらのおとぎの世界のような景色が。

    わたしも早速、崖の間際まで行って、皆が見ている方向を眺めると、こんな赤い屋根の家々やとんがり帽子の尖塔が建ち並ぶ、まさに中世さながらのおとぎの世界のような景色が。

    コフトウッツァ展望台 建造物

  • 展望台には人懐こそうなこんな水鳥も。<br /><br />目に見える位置にあるフィンランド湾からやってきたのでしょう。

    展望台には人懐こそうなこんな水鳥も。

    目に見える位置にあるフィンランド湾からやってきたのでしょう。

  • そして右側の奥には新市街。<br /><br />旧市街と新市街が重なる独特の風景ですね。

    そして右側の奥には新市街。

    旧市街と新市街が重なる独特の風景ですね。

  • コフトゥ通りの展望台から少し歩いたところには“パットクリ展望台”(Patkuli Vaateplats)。<br /><br />こちらからは、おとぎの国のお城のような建物が見渡せますね。

    コフトゥ通りの展望台から少し歩いたところには“パットクリ展望台”(Patkuli Vaateplats)。

    こちらからは、おとぎの国のお城のような建物が見渡せますね。

    パットクリ展望台 建造物

  • 素敵な景色を味わったところで11時、展望台から下りて、近くにあった大聖堂(ToomKirik)へ。<br /><br />1219年にデンマーク王ヴァルデマー2世(Valdemar Ⅱ、在位:1202-41年)がタリンを征服した際に建てられたというエストニア最古の教会で、現在の建物は、スウェーデン支配時代の1684年に大火災により焼失した後、約100年をかけて再建されたもの。<br /><br />宗派については最初は当然カトリックでしたが、ドイツ人支配時代に宗教改革を経験し、現在はルター派の教会となっています。

    素敵な景色を味わったところで11時、展望台から下りて、近くにあった大聖堂(ToomKirik)へ。

    1219年にデンマーク王ヴァルデマー2世(Valdemar Ⅱ、在位:1202-41年)がタリンを征服した際に建てられたというエストニア最古の教会で、現在の建物は、スウェーデン支配時代の1684年に大火災により焼失した後、約100年をかけて再建されたもの。

    宗派については最初は当然カトリックでしたが、ドイツ人支配時代に宗教改革を経験し、現在はルター派の教会となっています。

    聖母マリア大聖堂 寺院・教会

  • 早速入ってみると(入場料2ユーロ=約240円、塔を含めると5ユーロ=約600円)、内部はこんな感じで、白い壁に何やらすすまみれの紋章のようなものがいくつも掲げられていて、まるで虫が壁にへばりついているかのよう(笑)。

    早速入ってみると(入場料2ユーロ=約240円、塔を含めると5ユーロ=約600円)、内部はこんな感じで、白い壁に何やらすすまみれの紋章のようなものがいくつも掲げられていて、まるで虫が壁にへばりついているかのよう(笑)。

  • 祭壇の方を見ると、何やら大勢の団体客で混み合っています。<br /><br />そういえばこのタリン、欧米系の高齢者の団体客が多かった印象ですね。<br /><br />それだけ治安も良く、安心して出歩ける街ということなのでしょう。

    祭壇の方を見ると、何やら大勢の団体客で混み合っています。

    そういえばこのタリン、欧米系の高齢者の団体客が多かった印象ですね。

    それだけ治安も良く、安心して出歩ける街ということなのでしょう。

  • この大聖堂、塔に上ることもできます。<br /><br />席の後方にこんな隠し扉のような入口があり、中に入ってみると・・・。

    この大聖堂、塔に上ることもできます。

    席の後方にこんな隠し扉のような入口があり、中に入ってみると・・・。

  • ぐるぐると上方へ続く螺旋階段が。<br /><br />早速上ってみることにします。

    ぐるぐると上方へ続く螺旋階段が。

    早速上ってみることにします。

  • 階段を上り終えたところにある屋根裏部屋のような部屋の窓からは、こんな景色が。<br /><br />左側の葱坊主型ドームを持つロシア教会風の教会は、ロシア支配時代の1901年に建てられたアレクサンドル・ネフスキー聖堂(Aleksander Nevski Katedraal)。<br /><br />その右側の赤い屋根の建物群は、デンマーク支配時代の13世紀に起源を持つトームペア城(Toompea Loss)。<br /><br />さらにその右奥に見える、背の高い石造りの建造物は、トームペア城の一部である高さ50.2mの塔、通称“のっぽのヘルマン”(Pikk Hermann)です。

    階段を上り終えたところにある屋根裏部屋のような部屋の窓からは、こんな景色が。

    左側の葱坊主型ドームを持つロシア教会風の教会は、ロシア支配時代の1901年に建てられたアレクサンドル・ネフスキー聖堂(Aleksander Nevski Katedraal)。

    その右側の赤い屋根の建物群は、デンマーク支配時代の13世紀に起源を持つトームペア城(Toompea Loss)。

    さらにその右奥に見える、背の高い石造りの建造物は、トームペア城の一部である高さ50.2mの塔、通称“のっぽのヘルマン”(Pikk Hermann)です。

    のっぽのヘルマン 建造物

  • 反対の方向にある北側もパチリ。<br /><br />こちらはフィンランド湾やタリン港が見渡せます。<br /><br />11時30分、以上で大聖堂の見学を終了。

    反対の方向にある北側もパチリ。

    こちらはフィンランド湾やタリン港が見渡せます。

    11時30分、以上で大聖堂の見学を終了。

  • 大聖堂を出て、今度はトームペアの丘を南に向かって歩いて行きます。<br /><br />途中に現れた、こんな宮殿のような建物は、先ほど大聖堂の塔からも屋根の一部が見えたトームペア城。<br /><br />キリスト教圏の国で最初にタリンを征服したデンマークによってこの場所に城が築かれて以来、支配者が替わるたびに補強改築され、現在の姿になったのは大北方戦争(1700-21年)によってスウェーデンからロシアに支配が移った後の18世紀後半のこと。<br /><br />現在はエストニアの国会議事堂として使われており、通常、内部見学はできないそうです。

    大聖堂を出て、今度はトームペアの丘を南に向かって歩いて行きます。

    途中に現れた、こんな宮殿のような建物は、先ほど大聖堂の塔からも屋根の一部が見えたトームペア城。

    キリスト教圏の国で最初にタリンを征服したデンマークによってこの場所に城が築かれて以来、支配者が替わるたびに補強改築され、現在の姿になったのは大北方戦争(1700-21年)によってスウェーデンからロシアに支配が移った後の18世紀後半のこと。

    現在はエストニアの国会議事堂として使われており、通常、内部見学はできないそうです。

    トームペア城 城・宮殿

  • 12時、トームペア城の隣にあるアレクサンドル・ネフスキー聖堂へ。<br /><br />ここも観光客でいっぱいで、内部見学はできるものの(入場無料、寄附任意)、撮影は不可。<br /><br />正教らしく壮麗なイコノスタシス(聖障)のある教会で、それを撮影しようとしていた観光客の一人が、地元の方と思われる信仰に篤そうな女性から、かなり手厳しく注意されていました。

    12時、トームペア城の隣にあるアレクサンドル・ネフスキー聖堂へ。

    ここも観光客でいっぱいで、内部見学はできるものの(入場無料、寄附任意)、撮影は不可。

    正教らしく壮麗なイコノスタシス(聖障)のある教会で、それを撮影しようとしていた観光客の一人が、地元の方と思われる信仰に篤そうな女性から、かなり手厳しく注意されていました。

    アレクサンドル ネフスキー大聖堂 寺院・教会

  • 続いて12時10分、トームペアの丘と下町との境に位置する城壁へ。<br /><br />ここには今現在も14世紀から16世紀にかけて造られた城壁が残っており、ところどころには監視用の塔も。<br /><br />写真に見える赤い三角屋根をした四角い塔は、中世には売春婦の牢としても使われたため、皮肉を込めた名前で“乙女の塔”(ネイツィトルン、Neitsitorn)と呼ばれているとか。<br /><br />ちなみにこの辺りの庭は、1219年にデンマーク王がエストニア人の砦を攻めている際、窮地に陥った王が神に祈ったところ、空から赤字に白十字の旗(後のデンマーク国旗)が舞い降りてきたという伝説を持つことから、“デンマーク王の庭”(Taani Kuninga aed)と名付けられているのだそう。<br /><br />タリンという都市名自体も、“デンマーク人の都市”という意味の“Taani linn”が由来だし、自分たちを征服した国の名前をこんなふうに使うなんて、エストニア人は何とも太っ腹ですね。

    続いて12時10分、トームペアの丘と下町との境に位置する城壁へ。

    ここには今現在も14世紀から16世紀にかけて造られた城壁が残っており、ところどころには監視用の塔も。

    写真に見える赤い三角屋根をした四角い塔は、中世には売春婦の牢としても使われたため、皮肉を込めた名前で“乙女の塔”(ネイツィトルン、Neitsitorn)と呼ばれているとか。

    ちなみにこの辺りの庭は、1219年にデンマーク王がエストニア人の砦を攻めている際、窮地に陥った王が神に祈ったところ、空から赤字に白十字の旗(後のデンマーク国旗)が舞い降りてきたという伝説を持つことから、“デンマーク王の庭”(Taani Kuninga aed)と名付けられているのだそう。

    タリンという都市名自体も、“デンマーク人の都市”という意味の“Taani linn”が由来だし、自分たちを征服した国の名前をこんなふうに使うなんて、エストニア人は何とも太っ腹ですね。

    デンマーク国王の庭園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

  • デンマーク王の庭の一角には、こんな中世風の修道士らしき姿の像が。<br /><br />1219年、トームペアの丘を占領したデンマークの下、ドイツ人の入植が進み、ドイツ人から“レファル”(Reval)と名付けられたこの街は、1285年にハンザ同盟に加入。<br /><br />ロシア(ノヴゴロド公国)との貿易の中継点として活気を呈することになり、1311年にはデンマーク王エーリク6世(Erik VI Menved、在位:1286-1319年)の下で現在の下町にも市域は拡大し、トームペア城の城下町として発展していくことになります。

    デンマーク王の庭の一角には、こんな中世風の修道士らしき姿の像が。

    1219年、トームペアの丘を占領したデンマークの下、ドイツ人の入植が進み、ドイツ人から“レファル”(Reval)と名付けられたこの街は、1285年にハンザ同盟に加入。

    ロシア(ノヴゴロド公国)との貿易の中継点として活気を呈することになり、1311年にはデンマーク王エーリク6世(Erik VI Menved、在位:1286-1319年)の下で現在の下町にも市域は拡大し、トームペア城の城下町として発展していくことになります。

  • 12時20分、トームペアの丘から下りて、今度はその下町を散策。<br /><br />城壁の近くに位置している尖塔が特徴のこちらの建物は、13世紀にドイツ商人の居住区の中心に建てられたという“聖ニコラス(ニグリステ)教会”(Niguliste Kirik)。<br /><br />1993年にローマ教皇のヨハネ・パウロ2世も訪れたという、かつてのカトリックの教会です。

    12時20分、トームペアの丘から下りて、今度はその下町を散策。

    城壁の近くに位置している尖塔が特徴のこちらの建物は、13世紀にドイツ商人の居住区の中心に建てられたという“聖ニコラス(ニグリステ)教会”(Niguliste Kirik)。

    1993年にローマ教皇のヨハネ・パウロ2世も訪れたという、かつてのカトリックの教会です。

    聖ニコラス教会 寺院・教会

  • この聖ニコラス教会、現在は無宗教が国民の半数近くを占めるエストニアにおいて、教会としての役割を終え、中世から伝わる美術品等を展示する博物館になっているとのこと。<br /><br />早速入ってみると(入場料5ユーロ=約600円、カード払い可)、内部はこんなふうにあまり飾り気のないシンプルな造りですが、その壮麗さは、現役の教会と言っても十分通じるほどです。<br /><br />【聖ニコラス教会博物館(Niguliste Museum)】<br />https://nigulistemuuseum.ekm.ee/en/

    この聖ニコラス教会、現在は無宗教が国民の半数近くを占めるエストニアにおいて、教会としての役割を終え、中世から伝わる美術品等を展示する博物館になっているとのこと。

    早速入ってみると(入場料5ユーロ=約600円、カード払い可)、内部はこんなふうにあまり飾り気のないシンプルな造りですが、その壮麗さは、現役の教会と言っても十分通じるほどです。

    【聖ニコラス教会博物館(Niguliste Museum)】
    https://nigulistemuuseum.ekm.ee/en/

  • 教会の祭壇の位置に安置されていたこちらは、15世紀のリューベックの職人、ヘルメン・ローデ(1468-1504年)の手によるもの(Retable of the High Altar of St Nicholas&#39; Church、Workshop of the Lübeck master Hermen Rode、1478-81年)。<br /><br />この教会の名前にもなった海運の守護聖人、聖ニコラス(270?-345/352年)の生涯が描かれているとのことです。

    教会の祭壇の位置に安置されていたこちらは、15世紀のリューベックの職人、ヘルメン・ローデ(1468-1504年)の手によるもの(Retable of the High Altar of St Nicholas' Church、Workshop of the Lübeck master Hermen Rode、1478-81年)。

    この教会の名前にもなった海運の守護聖人、聖ニコラス(270?-345/352年)の生涯が描かれているとのことです。

  • こちらにも中世から引き継がれている、ブリュッセルで作られたという金ピカの祭壇画(The Holy Kinship Altarpiece、Workshop in Brussels、1500年)が。

    こちらにも中世から引き継がれている、ブリュッセルで作られたという金ピカの祭壇画(The Holy Kinship Altarpiece、Workshop in Brussels、1500年)が。

  • こちらは14世紀半ばから第二次世界大戦でソ連に併合されるまで活動していたタリン商人の互助組織、ブラックヘッド団の消防隊のものとされる記念杯(Jubilee cup of the Black Head&#39;s Fire brigade、1908年、Joseph Kopf(?)、a master of Tallinn、1896-1930年)。<br /><br />けっこう緻密な造りになっていて、これの争奪を巡って何か記念の催しでも行ったのでしょうかね。

    こちらは14世紀半ばから第二次世界大戦でソ連に併合されるまで活動していたタリン商人の互助組織、ブラックヘッド団の消防隊のものとされる記念杯(Jubilee cup of the Black Head's Fire brigade、1908年、Joseph Kopf(?)、a master of Tallinn、1896-1930年)。

    けっこう緻密な造りになっていて、これの争奪を巡って何か記念の催しでも行ったのでしょうかね。

  • こちらはお馴染み、カッパドキアの竜を退治する聖ゲオルギウスの像(St George with the Dragon)。<br /><br />16世紀初頭の作品とのことですが、日本人からすると、木の感じがいい味を出していて馴染みやすいですね。

    こちらはお馴染み、カッパドキアの竜を退治する聖ゲオルギウスの像(St George with the Dragon)。

    16世紀初頭の作品とのことですが、日本人からすると、木の感じがいい味を出していて馴染みやすいですね。

  • ブラックヘッド団に伝わる15世紀の聖母マリアの祭壇画(The Altarpiece of the Altar of the Virgin Mary of the Brotherhood of the Black Heads、Master of the St Lucy Legend from Bruges、1493年以前)。<br /><br />ハンザ同盟華やかなりし時代、フランドル地方のブリュージュの職人によって造られたものとのこと。

    ブラックヘッド団に伝わる15世紀の聖母マリアの祭壇画(The Altarpiece of the Altar of the Virgin Mary of the Brotherhood of the Black Heads、Master of the St Lucy Legend from Bruges、1493年以前)。

    ハンザ同盟華やかなりし時代、フランドル地方のブリュージュの職人によって造られたものとのこと。

  • 壁に掛けられていたこちらは、17世紀のディートリッヒ・メラーの墓碑(Dietrich Möller&#39;s Epitaph、The Lübeck masters Jochym Werncke and Johann Willinges、1614年)。<br /><br />この聖ニコラス教会に葬られたドイツ商人のものでしょうか。<br /><br />当時の人々はやはり死後の世界を恐れ、キリスト教の信仰に篤かったのだということを再認識させられますね。

    壁に掛けられていたこちらは、17世紀のディートリッヒ・メラーの墓碑(Dietrich Möller's Epitaph、The Lübeck masters Jochym Werncke and Johann Willinges、1614年)。

    この聖ニコラス教会に葬られたドイツ商人のものでしょうか。

    当時の人々はやはり死後の世界を恐れ、キリスト教の信仰に篤かったのだということを再認識させられますね。

  • こちらは16世紀のヨハン・ホビンクの墓碑(Johann Hobing&#39;s Epitaph、1558年)。<br /><br />ずいぶん直接的な墓碑ですね(笑)。

    こちらは16世紀のヨハン・ホビンクの墓碑(Johann Hobing's Epitaph、1558年)。

    ずいぶん直接的な墓碑ですね(笑)。

  • さて、この聖ニコラス教会博物館の最後を飾るのは、この博物館の至宝とも呼ばれるこの作品。

    さて、この聖ニコラス教会博物館の最後を飾るのは、この博物館の至宝とも呼ばれるこの作品。

  • そう、リューベックの芸術家、ベルント・ノトケが15世紀末に描いたという“死の舞踏”(Dance Macabre、Workshop of the Lübeck master Bernt Notke)。<br /><br />ベルント・ノトケと言えば、ストックホルムの大聖堂にもその作品がありましたね。<br /><br />【スウェーデン~フィンランド避暑の旅(2) ストックホルムの大聖堂のノトケの木彫“聖ゲオルギウスとドラゴン”】<br />https://4travel.jp/travelogue/11696714#photo_link_70005531<br /><br />戦乱と疫病が流行していたこの時代、死は王侯にも市民にも平等に訪れることを皮肉ったもので、もともとは社会のあらゆる階層の人々が描かれた非常に長い作品だったとのことですが、現存するのはこちらの7.5mの部分のみ。<br /><br />ヨーロッパ中を見ても、この種のモチーフの絵画は失われたものが多く、この作品は非常に貴重なものとなっているそうです。

    そう、リューベックの芸術家、ベルント・ノトケが15世紀末に描いたという“死の舞踏”(Dance Macabre、Workshop of the Lübeck master Bernt Notke)。

    ベルント・ノトケと言えば、ストックホルムの大聖堂にもその作品がありましたね。

    【スウェーデン~フィンランド避暑の旅(2) ストックホルムの大聖堂のノトケの木彫“聖ゲオルギウスとドラゴン”】
    https://4travel.jp/travelogue/11696714#photo_link_70005531

    戦乱と疫病が流行していたこの時代、死は王侯にも市民にも平等に訪れることを皮肉ったもので、もともとは社会のあらゆる階層の人々が描かれた非常に長い作品だったとのことですが、現存するのはこちらの7.5mの部分のみ。

    ヨーロッパ中を見ても、この種のモチーフの絵画は失われたものが多く、この作品は非常に貴重なものとなっているそうです。

  • その“死の舞踏”の前にはちょうどドイツ人の墓が。<br /><br />一儲けを目指してタリンまでやってきて、ここで亡くなった方々でしょうか。<br /><br />ドイツというとあまり海のイメージがないですが、ハンザ同盟華やかなりし頃は、こうしてはるばるエストニアまで足を伸ばして活躍していたのですね。<br /><br />さて、時計を見ると13時15分。<br /><br />ヘルシンキへと戻るフェリーの出発時間まではあと6時間。<br /><br />引き続きタリン旧市街の見どころを観光していきます。<br /><br />(スウェーデン・フィンランド旅行8日目後半~タリン観光後編に続く。)

    その“死の舞踏”の前にはちょうどドイツ人の墓が。

    一儲けを目指してタリンまでやってきて、ここで亡くなった方々でしょうか。

    ドイツというとあまり海のイメージがないですが、ハンザ同盟華やかなりし頃は、こうしてはるばるエストニアまで足を伸ばして活躍していたのですね。

    さて、時計を見ると13時15分。

    ヘルシンキへと戻るフェリーの出発時間まではあと6時間。

    引き続きタリン旧市街の見どころを観光していきます。

    (スウェーデン・フィンランド旅行8日目後半~タリン観光後編に続く。)

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この旅行記へのコメント (4)

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  • 川岸 町子さん 2021/10/24 17:59:16
    バルト三国
    エンリケさん、おばんでした(*^-^*)

    タリンの街の様子をとても懐かしく拝見しました。
    表紙の高台からの風景を眺めているとき、やはりカモメがやって来ました(笑)

    私もヘルシンキ市内からトラムで港へ、そして2時間の船旅、同じように晴天(*^^)v
    その後はタリンの港と旧市街の間にあるアパートまで歩き、エンリケさんと同じ道をたどったのです(#^^#)

    バルト三国と呼ばれ、同じような国が3つ続いていると思われがちですが、実際に訪れると当然違いました。
    三国の中で女性に一番人気はエストニアと言われますね。
    おとぎの国のようなタリンの印象が強いのでしょう。
    店員さんが民族衣装姿で迎えてくれ、可愛らしいお店も多いですよね。

    食事はエストニアが他の2国より、はるかに美味しいと思います。
    海に面していて、味付けも3国の中では一番薄味、そしておしゃれですよね。
    タリンのスーパーは大満足で、近くにあったら嬉しいのにと思いました。

    歴史を交えながらのさすがの旅行記、自分の旅の足りない部分を補って頂き、楽しく深く読ませて頂きました。
    次回も楽しみにしています(*^▽^*)
                       町子

    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2021/10/26 22:53:23
    かわいらしい街並みのタリン
    川岸 町子さん

    こんばんは。
    タリン旅行記にご訪問ありがとうございます。

    町子さんも高台でカモメに出会われたのですね。

    タリン旧市街は本当に一国の首都にあるとは思えないほど、人々が穏やかで、ゆったりとした時が流れる、まるでおとぎの国のような場所でした。

    > バルト三国と呼ばれ、同じような国が3つ続いていると思われがちですが、実際に訪れると当然違いました。

    わたしはバルト三国はエストニアのタリンしか訪れたことはありませんが、やはりそれぞれ印象が違うのですね。

    おっしゃるとおり、タリンは街並みがコンパクトでかわいらしいし、民族衣装姿の金髪美人があちこちで呼び込みを行っているしで、バルト三国の首都の中でもいちばん人気が高そうですね。

    それでも、ラトヴィアのリガはハンザ同盟の古い街、リトアニアのヴィリニュスはかつて隆盛を誇ったリトアニア大公国の首都と、それぞれに魅力ある街ですので、いつかこの残りの二都市も訪れてみたいものですね。
  • jijidarumaさん 2021/10/17 17:33:06
    ベルント・ノトケ作“死の舞踏”について
    エンリケさん、
    今晩は。お立ち寄りありがとうございます。

    聖ニコラス教会博物館にあるベルント・ノトケ作“死の舞踏”を拝見し、
    2009年のバルト三国の旅でこの教会を見過ごした事を思い出しました。
    実は2014年に訪れたドイツ北方のシュレースヴィヒのSchloss Gottorf
    (Gottorp)ゴットルフ(ゴットルプ)城の博物館で、ベルント・ノトケ作
    “死の舞踏”のリューベック作品の複製を見た事も連鎖して思い出しました。
    ・・・
    旅行記を見ると、以下のように書いてありました。
    ゴットルフ城の展示はリューベックのBernt Notkeベルント・ノトケ
    (15世紀ドイツの画家)の描いた『死の舞踏』、リューベックの
    聖マリア教会にあったものの複製で長さ十数メートルのものでした。
    (聖マリア教会の作品は第二次大戦で連合軍の爆撃によって破壊
    されてしまった)
    ラヴァル(現エストニア、タリン)の聖ニコラス教会にあった『死の舞踏』
    作品は無事だった。
    ・・・

    作品を二つ見比べると、ゴットルフ城の作品は多分残された絵の写真などから
    復元した様に思われる現代風の趣のあるものでした。
    聖ニコラス教会の『死の舞踏』作品はまぎれもない博物館の至宝、貴重な
    ものですね。

    それではまた。
    jijidaruma

    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2021/10/25 01:17:36
    だからこその世界遺産
    jijidarumaさん

    こんばんは。
    こちらこそ、タリン旅行記にご訪問ありがとうございます。

    jijidarumaさんの旅行記にあるゴットルフ城の“死の舞踏”、拝見しました。

    おっしゃるとおり、絵柄が現代風で、近年になって復元したことが明らかですね。

    本当に戦火はこのような芸術品を惜しむことなく灰にしてしまいますよね・・・。

    改めて、タリンの聖ニコラス教会の“死の舞踏”が、数々の戦火をくぐり抜けてきたかけがえのない財産であることに気付かされます。

    だからこその世界遺産の旧市街、これからも守り続けていってほしいものです。

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