2021/09/22 - 2021/09/23
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miharashiさん
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去年の旅行で東北の紅葉も見納めかと思ったが、どうしても八幡平の三ツ石山と栗駒山の紅葉を見てみたいということで、全部で1週間ほどの予定で晴れ間を狙っての出発となった。
その3は、三ツ石山に登った翌日に、網張温泉のペンション村から秋田県の乳頭温泉郷まで車で移動して、鶴の湯で白濁の湯を満喫。翌日はバスで秋田駒ケ岳八合目まで往復したときの旅行記です。(表紙写真は、秋田駒ケ岳)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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21日の三ツ石山登山の後は、天気が良ければ秋田駒ケ岳で二番目の紅葉登山を行う予定だった。しかし、翌22日から天気は下り坂になり、秋田駒ケ岳に登る予定の23日の天気もあやしくなってしまった。とりあえず22日は秋田駒ケ岳山麓の乳頭温泉郷に向かい、翌23日の天気が良ければ山に登ることにした(写真は、22日に訪れた乳頭温泉郷の代表的な温泉、鶴の湯)。
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秋田駒ケ岳は、秋田県仙北市と岩手県岩手郡雫石町に跨る活火山。大展望と高山植物の宝庫の山として知られ、本峰は、男岳(おだけ、1,623m)、女岳(めだけ、1,512m)、それに男女岳(おなめだけ、1,637m)からなる。夏はチングルマやコマクサの大群落がみれるところだが、紅葉も美しそうなので、晴れたら是非登りたいと思っていた。(写真は、八合目近くの山肌の紅葉)
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9月22日。前日のハードな登山の後なので、朝食は8時からにしてもらい、朝ゆっくり起きてから食堂へ。歩くのもつらいくらい筋肉痛がひどい。
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食堂の中。洒落た作りだ。昨夜の客は私達二人だけ。ご主人が朝食を給仕してくださっているので、夕食がおいしいという評判なのに、朝食だけになった理由を尋ねたら、去年奥様を亡くされたとか。ペンション経営をやめようかと思ったが、来てくださる方もいるので、自分のためにも続けることにしたとのこと。
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朝食。出来立てのスクランブルエッグとあつあつのパンが美味しかった。小岩井農場の牛乳も飲みやすくおいしかった。
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食堂から見た庭の様子。ご主人によると、元々あった松の木を切って、モミジをかなり植えたとのこと。もう少し経てばきれいに色づくだろう。
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チェックアウト時間の10時過ぎにペンションを出発。
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ペンションの前の草原。椅子も置いてあった。
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お昼に髭というレストランで冷麺を食べたいと思っていたので、途中小岩井農場のお店に立ち寄り、土産物を買ったり、ソフトクリームを食べたりして、昼までの時間をつぶし、のんびりとすごした。お店のテラスからも岩手山がきれいに見えた。
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小岩井農場からそのまま下り、盛岡と秋田を結ぶ幹線道路の46号線にぶつかる交差点に冷麺で有名なレストラン・髭があり、そこで早めの昼食。
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名物の冷麺。一番少ない小を頼んだが、これでもちょうど良いくらいの量で、あっさりだが、独特のコクのあるスープでおいしくいただいた。冷麺とナシが意外とあっていたのは驚きだ。
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昼食後、46号線を秋田方面に向かう。写真は、その途中にある道の駅・雫石あねっこ。ここには温泉もあり、秋田駒ケ岳の登山者も良く利用するところらしい。
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秋田県に入り、46号から田沢湖方面へ分かれ、その後乳頭温泉へ。途中のスキー場からは秋田駒ケ岳が良く見えたので、スキー場の中まで入って、山を撮影。
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頂上付近は紅葉真っ盛りのようだ。
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今日登れれば良かったのだが、三ツ石山を優先したので、スケジュール上無理だった。秋は天気が周期的に変わるので、連続して山に登るのはどうしても無理がある。
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最初の目的地は、乳頭温泉を代表する歴史ある温泉、鶴の湯。乳頭温泉には昨年の秋にも来ているが、その時は黒湯に入り、鶴の湯はパスしてしまった。写真は、鶴の湯への分岐点。鶴の湯へは、ここで左折するところを間違えて直進してしまい、黒湯まで行ってからまた戻ることに。
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分岐点に戻る途中で、突然道路上にタヌキ?がいるのを発見!(後日アナグマだと教えてくださった方がありましたので、訂正いたします。)
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拡大して。見かけはなんともかわいらしい。
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ほんの一瞬の出来事でした。車にひかれなくてよかったね。
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上記写真の横道に入ってからしばらく走ってようやく鶴の湯に到着。小雨が降っているのに駐車場には結構な数の車が停まっていた。やはり人気の温泉だ。
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受付は一番奥にあった。道の両側は、宿泊棟になっていた。受付で一人600円を支払い、さっそく白濁の大露天風呂へ向かったが、板塀の隙間からは男性ばかりの裸姿が。勇敢にも中央に若い女性一人だけ。もう少し広々として、女性の脱衣所からそっと入るつもりでいたが、とても無理なので、主人だけが入ることに。
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私は女性専用内湯へ。誰も入っていなくて、独り占め。熱すぎて、何度も水をいれないと入れなかった。
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白濁の湯を拡大。もちろん洗い場はない。
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内湯は熱すぎるので、早々に出て、女性専用の露天風呂へ。露天風呂には脱衣所がなく、隣接して小さな内湯があり、そこに脱衣所があった。内湯と露天風呂それぞれに入り口があるので紛らわしい。
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女性専用の露天風呂は混浴の大露天風呂にも負けないくらい広々としたお風呂だった。幸い誰も入って来ず独占状態。
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小さな祠も。
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雨よけも。
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手を入れてみると白濁状態がわかる。露天は雨が降っていたので、ややぬるめの湯だった。
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外で待つ主人と合流。宿泊棟の前を通って、休憩棟へ。そこで冷たい飲み物を飲んでゆっくりすごした。中にトイレもある。
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鶴の湯の温泉を満喫したので、今日宿泊する駒ヶ岳温泉へ向かう。宿は、最初に入ったスキー場の奥にあった。鶴の湯に入るころから雨が降り始めていて、宿に着く頃には本降りになってしまった。山の天気を予測するのは本当に難しい。この宿はさきほど入ってきた鶴の湯と同じ人が経営しており、夜8時に希望者を鶴の湯に送迎するというサービスを提供している。私達はすでに入ってきたので、サービスはパス。
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夕食前に温泉へ。こちらの温泉は白濁していなかったが、いい湯だった。夕飯は量も多く、おいしかった。デザートの前にお蕎麦も出てきたときにはもうお腹がいっぱいだった。お蕎麦の量を半分にしてもらったが、それでも多かったので、もっと量を減らしてもらえばよかった。デザートはめずらしい笹のシャーベットだった。
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9月23日。朝6時前に起き、貸し切りの露天風呂へ。昨夜は雨が降っていたので入れなかったからだ。
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貸し切り露天風呂は渓流沿いにあった。
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温泉下の渓流。
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7時からの朝食もおいしく、完食。
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秋田駒ケ岳に登ることを考えて、8時前にはチェックアウト。
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宿の外に出ると、曇り空だったが、天気予報では、少なくとも朝のうちは晴れるようなので、意を決して秋田駒ケ岳へのバスが出るアルパこまくさへ向かう。駐車場(写真)には、8時5分到着。広い駐車場は、車もまばらで閑散としていた。
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バス停前の建物の中。トイレや売店があり、売店(写真中央奥)のカウンターで八合目までのバスの切符を購入。バス代は片道630円、往復割引はない。なお、八合目まで登るバスは、季節により運行日が変わり、6月下旬から8月下旬までは毎日運行、8月下旬から10月末までは、土日・祝日のみ運行となる。今日(9月23日)は祝日なので、このバスに乗れたのだった。始発駅は、アルパこまくさと、秋田新幹線の田沢湖駅の二通りがある。
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8時17分発のバスに乗車。このバスはアルパこまくさ始発で、発車時間間際になってもだれも乗車せず、結局乗客は私達二人だけだった。八合目までの道は、舗装されているが、バス1台がやっと通れるくらいの狭い道だった。なお、バスが運行されているときは、朝5時半から夕方5時半までマイカーの通行は禁止されるので注意が必要だ。
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車窓から見えた山肌(その1)。運よく陽が差し始めてきたので、紅葉がきれいだ。
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その2.
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その3.手前の紅葉がひときわきれいだ。
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25分ほどで八合目の駐車場に到着。この時はまだ青空が見えていた。
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とりあえず登山道に入ることにした。
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しばらく歩くときれいな紅葉が現れたが、徐々にガスが上がってきて、視界も効かなくなってきた。
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旧道との分岐点に到着。写真の看板には、旧道は崩落の危険があるので、新道を登るようにと書かれていた。
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ちょうどガスが消えていたので、旧道の中に少しだけ入り、山肌を撮影。道の右側斜面は紅葉していたが、反対の左側は植物の全くない荒々しいガレ場になっていた。
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紅葉の斜面はほぼ見頃になっていた。
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とりわけ鮮やかな紅葉を拡大して。
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紅葉をバックに記念撮影。
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ガスは一向にとれず、天気はさらに悪くなるようなので、分岐点までで登山は打ち止めとすることに。分岐点までの道は、三ツ石山よりはるかにいい道だった(ほんの登り始めだからかもしれない)。
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駐車場へ戻る途中で見えた紅葉。
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駐車場に着いても、まだ山の斜面は見えていた。写真は駐車場から北の方角で、斜面一面紅葉しているのがわかる。天気が良ければもっと素晴らしい写真になったのに残念だった。
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同上。手前には真っ赤な紅葉も。このあと9時25分発のバスでアルパこまくさへ下る。バスに乗る直前には雨も降り始めてきた。結局山には30分ほど滞在しただけですぐに退却することに。結果的にはこの判断は正解だった。
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乳頭温泉郷を後に、前日に走ってきた道を戻り、再び岩手県へ。写真は、昨日昼食を食べたレストラン・髭。結局、秋田駒ケ岳の紅葉登山は達成できなかったが、代わりに乳頭温泉郷の素朴な温泉を堪能できたので良しとすることに。これから、北上市の如意輪寺に立ち寄って二度目の曼殊沙華を見た後、栗駒山へと向かう(その4に続く)。
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この旅行記へのコメント (2)
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- M-koku1さん 2021/10/01 21:58:45
- アナグマだと思います
- miharashiさん
突然の書込み申し訳ございません。
私も乳頭温泉に行ったばかりだったので、
旅行記を拝見していました。
タヌキと書いてありましたが、顔が違うので調べてみました。
多分アナグマです。
私が行った時は、子熊が出たばかりで、危ないから歩き回らないでくださいと言われてしまいました。
素敵なウォーキングを楽しまれたようで、うらやましいです。
ではまた
Mより
- miharashiさん からの返信 2021/10/02 09:03:49
- RE: アナグマだと思います
- M-koku1さんへ
早速のご指摘ありがとうございます。あまり動物に詳しくないものですから、てっきり
狸かと思ってしまいました。さっそく調べてみたら、アナグマとタヌキはよく似ていて
間違いやすいそうですね。本当にありがとうございます。ところでM-koku1さんの旅行記一覧を眺めていたら、ザクセンスイスの旅行記が目につき、さっそく読ませていただきました。天気がいまいちで残念でしたね。私達は紅葉の季節に訪れましたが、紅葉と奇岩のコラボレーションはすばらしかったのですが、どんよりと曇った日で、青空の時に訪問したかったと、いまでも悔しく思っています。
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