2021/09/21 - 2021/09/21
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miharashiさん
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去年の旅行で東北の紅葉も見納めかと思ったが、どうしても八幡平の三ツ石山と栗駒山の紅葉を見てみたいということで、晴れ間を狙っての出発となった。三ツ石山登山の拠点となる網張温泉までは丸一日の長時間のドライブとなるので、初日はゆっくり出発し、途中福島県の二本松で曼殊沙華を見るために寄り道をして、その後は盛岡の手前の宮沢賢治ゆかりの秘湯・大沢温泉に泊まることにした。果たして東北一早い紅葉となる三ツ石山の紅葉が見れるかどうか期待と不安でいっぱいだった。
その2では、東北一早くみごとな紅葉が見れるという三ツ石山へ登った時の旅行記です。コロナ禍で運動不足の私達には想像を絶するハードな登山でした。(表紙写真は、三ツ石山頂からの紅葉パノラマと岩手山)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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三ツ石山は 岩手県八幡平市にある標高1466mの山。この山の存在を知ったのは去年。ある方の登山の写真に写った紅葉のすごさを見て、今年どうしても行きたいと思ったのだった。
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三ツ石山へのアプローチは松川温泉から往復するか、網張温泉からリフトで往復するか、網張温泉奥の大松倉駐車場(駐車台数に制限あり)から往復するか等いくつかのアプローチがあり、それらを組み合わせることもできる。しかし、私達は自家用車で来ているので、コースの組み合わせに制約があり、登山のプロのブログやヤマレコのコースタイムを参考にして、登りが一番楽だと思われる、網張温泉から三本のリフトを乗り継ぎ稜線へ登り、帰りは大松倉駐車場へ下り、2時半発の無料シャトルに間に合えば乗って網張温泉へもどるというコースを選択した。さらに、シャトルバスに間に合わなかった場合に備えて、網張温泉の宿に、大松倉駐車場からの送迎をあらかじめ頼んでおいた。
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7月21日。前日20日に大沢温泉に宿泊した私達は6時に宿を出て、花巻南ICから東北道に乗り、盛岡ICで降り、小岩井農場のそばを走り、網張温泉リフト乗り場に向かった。リフト乗り場に着いたのは7時35分ごろ。広い駐車場にはまだ数台とまっているだけで、思ったほど登山客は少なかった。リフトは平日は8時運行開始(休日は7時)。
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リフト代は3本乗り継ぎで一人1600円。ここで大松倉橋駐車場で一日一本のシャトルバスの予約をした。真っ先に乗ったのはボランティアの人たち。草刈り機を持って乗りこんでいた。私達は一般客では2番目に乗り込んだ(写真は一本目).
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2本目に乗り込むにはスキーゲレンデを横切る必要があり、少し歩いた。このリフトは一番長く、スピードもゆっくりなので時間がかかった。スキーの時はもう少しスピードが速いとは思うが、それにしてもスローだった。
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3本目のリフトへは少し歩くだけで乗れた。リフトからはナナカマドの赤い実が見れた。
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リフトに40分くらい乗った後は稜線(大倉分岐)まで少し登る。
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大倉分岐の道標。分岐まではリフトを下りてから10分ほどで到着。
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登山道にはあちこちにきれいなリンドウ。
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登山道はこの通り、人一人がやっと通れる幅。しかも少しぬかるんでいた。
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稜線上(標高1340m)に出た。網張温泉の標高は780mだから560mの標高をほぼ歩かずにかせいだことになる。右に行けば犬倉山(1408m)。私達は左へ向かう。三ツ石山までは4.5キロ。
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ボランティアの方が笹を刈ってくださっていたので、道は見えていたが幅が狭く歩きづらい。
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青空をバックにナナカマドの赤い実が美しかった。
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リンドウの花を残して下草狩りをしてくださったおかげで、あちこちにリンドウが見ることができた。
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やがて少し開け、真っ赤に紅葉した木が見れるようになった。相変わらず道幅が狭い。
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真っ赤な紅葉。
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やがて開けたところに着いた。
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ここまで1時間15分歩いてきているので、ここが大松倉山の頂上かと思ったら、なんとはるか先に見えている山が大松倉山(1408m)だという。がっくり。
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大松倉山の急坂をジグザクに登る人たち。気温が上昇して暑い中の登りはつらかった。
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大松倉山に着いたのが11時ごろ。リフトを下りてから2時間10分かかったことになる。パンフレットのコースタイムは1時間とあるが、道が悪く、このコースタイムで歩けるとは思えない。大松倉山から三ツ石山荘までは1.3キロ(30分)。三ツ石山や小畚(こもっこ)山が見渡せる気持ちのいい稜線歩きとなった。
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黄色の紅葉の先に見えるのが三ツ石山山頂(1466m)。山頂付近がきれいに紅葉しているのがわかる。
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道からは三ツ石山頂へと続く登山道がはっきり見えた。結構距離がありそうだ。
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三ツ石山の右側には小畚山と大深岳(1541m)が続いていた。
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尾根から歩いてきた方向を振り返ると岩手山がくっきり見えた。
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尾根から遠くに見える三ツ石山荘(1285m)までは一気に123mを下る急坂が待ち受けていた。写真左端中央やや上に小さく写っている建物が三ツ石山荘。
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途中見えた黄色の紅葉。
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11時半に三ツ石山荘にようやくたどり着いた。中で30分くらい昼食休憩。中にトイレもあった(ただし手洗いはできない)。ちょうど居合わせたボランティアの方とおしゃべり。その方から1時には山荘にもどってこないとシャトルバス(2時半発)には間に合わないよと言われた。私達はあらかじめ今日泊まるペンションの主人にバスに間に合わないときは駐車場までお迎えを頼んでいたので、あせらずにすんだ。
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三ツ石山荘(1285m)の前は湿地帯。ここから三ツ石山(1466m)までは1.1キロあり、標高差181mを一気に登ることになる。コースタイムは30分となっているが、果たしてどうなるか?
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三ツ石山への登山道(その1)。最初のうちは傾斜はそれほどでもなかったが、石がごろごろの道で、思ったより時間がかかってしまった。
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登山道その2。途中から傾斜がかなりきつくなり、階段状の道も現れるようになった。
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登山道その3。後半は、道のほとんどが石ころだらけのひどい道になった。あまりに辛くて、途中で何度も休憩。その間にカメラを置き忘れたことを後になって気が付いた。戻る気も失せるくらいひどい道だったので、自分で探すのはあきらめて、下ってくる人に見つけたら山荘に置いてくれと頼んでおいた。その後、ゆっくり登り始めてまもなく頂上へ着くというときに、下から登ってきた人の手には私のカメラが。そのときは本当にうれしかった。届けてくださった方に感謝だ。
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登山道の途中からは紅葉は全く見えず、山頂近くまで来てようやく素晴らしい紅葉を見ることができた。今までの苦労が初めて報われた気がした。
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そしてすばらしい紅葉越しに見えたのが先ほど休んだ三ツ石山荘。
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上記の場所から少し登ると、大きな岩の塊があり、そこを抜けると、目の前に突然三ツ石山の山頂が現れた。山頂の下には真っ赤な紅葉の海が広がっていた。
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山頂を拡大。大勢の人が撮影に夢中になっているようだ。時刻は午後1時10分ごろ。三ツ石山荘を出発したのが12時前だったので、一時間以上かかって三ツ石山頂に着いたことになる。やはりコースタイム(30分)の倍かかってしまった。
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上記の左方向。この方角の紅葉もすごい。
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上記の頂上付近を拡大。
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三ツ石山頂に到着。頂上からはほぼ360度の紅葉のパノラマが広がっていた。写真は紅葉の海の向こうにそびえる岩手山(2038m)。右端に写っている岩の塊が、上記の三ツ石山頂を撮った場所。
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岩手山の方角をパノラマで(画像をクリックしてください)。
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岩手山を拡大して。
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岩手山をバックに記念撮影。
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同上。
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上記と反対方向を見る。左端に見える険しい岩山にも人が登っていた。岩山の向こうには八幡平の縦走路が続いていて、その先遠くには小畚山が見える。
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上記の右側にも紅葉の海が広がる。
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小畚山を拡大して。
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三ツ石山頂の周りの紅葉の拡大写真(その1)。
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その2。最初に山頂を撮った岩の塊が見える。
なお、三ツ石山頂からのビデオ映像(その1)は、以下のYouTube参照。
https://www.youtube.com/watch?v=yco2J2L9_Lg -
山頂から反対側に下りたところから撮影。太陽の光が紅葉の斜面にまともに当たって、まぶしいくらいだ。
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同上。やや拡大して。
なお、三ツ石山頂からのビデオ映像(その2)は、以下のYouTube参照。
https://www.youtube.com/watch?v=nTka0DXGksE -
再び三ツ石山頂の周りの紅葉の拡大写真(その3)。
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その4.
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その5.
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その6.紅葉の先に見えるのは松川温泉の方角のようだ。
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その7.
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山頂の先の岩山に主人だけ登ってみた。
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ここからは岩山の上から撮影。写真は、縦走路の先の小畚山の方角。
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上記写真の左側の眺め。
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小畚山と手前の紅葉を拡大。ここの紅葉もきれいだ。当初は小畚山まで往復することも考えていたが、実際にはとても無理だった。
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岩山から撮影した三ツ石山頂と岩手山。
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同じ方向をパノラマにして(画像をクリックしてください)。
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三ツ石山頂からの紅葉のパノラマは十分堪能できたので、午後1時50分ごろに下山を開始。
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再び石ころだらけの悪路を三ツ石山荘目指して下っていく。写真は、下る途中から見えた三ツ石山荘。
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下る途中では、珍しく白いリンドウが咲いていた。
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三ツ石山荘に到着。山荘前の湿原にはカモが一羽泳いでいた。時刻は午後2時50分ごろ。下りのコースタイムは20分だが、結局下りも倍以上の50分ほどかかってしまった。山荘で小休止の後、午後3時ごろ大松倉橋の駐車場目指して下山開始。
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大松倉橋駐車場から三ツ石山荘への登山道は、三ツ石山に歩いて登るには最短距離のコースで、登山口から山荘までのコースタイムは、登り30分、下り20分となっている。私たちはその道を下って行ったのだったが、途中からかなりの急傾斜になり、結局登山口まで1時間ほどかかってしまった。逆に登っていたらもっとかかっていたかもしれない。ネットやパンフレットに書かれているコースタイムは、私達よりはるかに健脚な登山者向けかもしれない。登山口に出た後は、大松倉橋駐車場目指して立派な舗装道路を歩いて行く。この道だけは、ほぼコースタイム通り40分ほどで駐車場に到着。事前に頼んでおいたペンションからのお迎えの車が待っていてくれた。
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舗装道路を歩いて下る途中で出会った花々(その1)。
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その2.
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今日の宿のペンションさんりんしゃ。ペンションに着いたのは午後5時ごろ。8時に登り始めてからほぼ9時間にわたる長くて、ハードな一日だった。明日は、秋田駒ケ岳のふもとの乳頭温泉郷に向かう予定。(その3に続く)
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