2021/07/25 - 2021/07/25
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スネフェルさん
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白老町にある仙台藩番屋跡を訪問しました。
蝦夷地(北海道)の警備のため、仙台藩は貢献していたのを、現代日本人のどれだけが記憶しているのでしょうか?
昔も現在も、北海道におけるロシアの脅威は変わりませんが、江戸時代のロシアは現在とは比べ物にならない大国。いわゆる列強でした。その反面、北海道に住む住人は少なく、国防という観点では非常に心細い状態でした。
その北海道の防衛の任を仙台藩も担っていました。
函館の五稜郭もそうでしたが、沿岸域にある城塞でありながら、この仙台藩番屋は艦砲の射程を考慮し、海岸線から約1kmほど内陸に設置されています。尤も、西洋の艦砲の射程は江戸幕府の旧式砲より長く、この程度の距離では効果がなかったわけですが・・・
とはいえ、建設当時は十分、軍事合理性があった訳です。
当時の軍事技術水準を考慮すると立派な城塞である事が分かります。特に目を引くのが土塁です。いや土塁というには高さがありすぎですが・・・
この土壁をわずか1年で人力のみで建設した、というのはすごいことだと思います。
構造上も、陣地内に榴弾砲を撃ち込まれたらひとたまりもないですが、歩兵同士の戦闘であれば、現代戦でも十分に通用するのでは?という頑丈な土壁です。駐屯していた守備兵は120名ほどだそうですが、国境警備隊としては十分に拠点として機能したことが想像されます。
惜しむらくは、メジャーでは無い事。
まぁ、北海道と仙台藩とのゆかりが深いこと自体、あまり知られてはいませんが・・・
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.0
- 交通
- 1.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
陣屋資料館前の説明板
-
陣屋資料館から陣屋へ続く道を進みます。
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途中に陣屋の地図がありました。
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陣屋の遠景。土塁が見えます。
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小道が分かれます。土塁の一部が切れており、そこから入れます。
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土塁の外側。
溝を掘り、溝の土を盛り土して作製したことが分かります。
堀ではなく、あくまで溝である事がポイント。刀で切り結ぶ前提ではないことがうかがえます。 -
反対側。
同じく溝です。
縄文~弥生時代の土塁にみられる作りと同じです。
この程度であっても防御力は何もない状態より格段に高まります。 -
土塁の内側。
往時は建物があったのでしょうが、平らな地面が広がるのみです。 -
一本ある樹が往時からのものかはわかりませんが、かなり広いスペースです。
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建物の基礎が点在しています。
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庁舎跡の基石。
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軍事拠点には必須の井戸跡
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勘定所跡。庁舎跡より広い建物であったことが伺えます。
駐屯兵は120名とのことですが、物資集積量が多かったことが伺えます。 -
穀蔵跡。
一冬超すのに、この程度の大きさで足りたのでしょうか? -
古文書にあった陣屋の地図。円形の内郭と外郭からなっていたことが分かります。
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本陣跡。
流石に勘定所より大きいです。 -
兵具蔵跡。
大砲があったとすればこの程度の大きさでは済まないはずなので、種子島や刀、槍程度の武具を保管していたのでしょう。 -
内郭がら外郭に抜ける門。
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往時のものではなく、再現したものでしょうが、一般人の侵入防止程度にしか役には立たなさそうです。
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城門というよりは木戸レベルです。
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内郭と外郭を結ぶ橋。
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三番永谷跡。
下級武士は長屋暮らしだったようです。 -
二番長屋跡。
三番長屋より小ぶりです。
恐らく、三番とは言っても内郭よりの三番長屋の方が上位者の住まう場所だったのでしょう。 -
外郭部分の古文書による地図。
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五番長屋跡。
メインストリートからは外れた場所にあったようです。 -
外郭の土塁を内側から。
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四番長屋跡。
こちらは大きい。 -
外郭の土塁を内側から。
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外郭の土塁を内側から。
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資料館と反対側の説明板。
外郭の入り口付近にあります。 -
碑文
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外郭の土塁。
連続しておらず、切れていました。
駐車場を造るために土塁を壊した? -
外郭の土塁。
溝には草が茂っていました。
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