2021/06/17 - 2021/06/17
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河内温泉大学名誉教授さん
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大伴家持も和歌でむなぎを詠む(巻第十六の3853)と以下になりました。
「石麻呂尓吾物申夏痩尓吉跡云物曽武奈伎取喫」(石麻呂に 我れ物申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻(むなぎ)捕り喫(め)せ)と、痩せこけた同僚をからかって歌にしたという。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
事の起こりは先に京都亀岡から常照皇寺輪行の折、次は大和路でも・・・と話が出来ていました。此処へ愚僧のアンコウの釣るし切り手術とコロナ拡大で予定が決まらずにいたモノです。それを、今週の天気予報を精読された偐家持氏から「17日決行」との知らせがあり、愚僧の体力はあまり自身が無かったが、これもリハビリ・訓練と同行させて貰ったもの。同行する条件として、先のむなぎが絶対条件と積載車の関係で偐家持氏にはトレンクル走行とさせていただいた。ハンディをいただいたことになります。
淡水の箸置き -
外観です天理市役所の南100mです。
天理市及び周辺にはうなぎ屋が数多くあります。大和地方とうなぎの由来について、ネットで調べましたが、確たる情報はありません。しかし、私見ですが、奈良盆地には100以上の河川がまるでネットのように流れ、最後に一つにまとまって大和川となって大阪湾に注いでいるところから、古くからタンパク源としてのウナギ食文化が発達していたことは理由として思いつきます -
本日の起終点は「廣瀬神社」河合町にありますが、洪水除けの長い堰堤と並木道が似合っています。この並木の切れ間に寅1号を留めて、偐家持氏のトレンクルと愚僧のキャノンディールを引き出し輪行です。
この日は本お嬢様方が写生をされていました(注意:目を凝らせても見えません遥か先ですから)。十何回も来ていますが、この光景は初めてです。屋外、間隔と言い菅内閣お勧めの観光ですが、お金は全く動きません。これで良いのでしょう。 -
さて、ごちそうさま後は輪行です。山辺の道(古道ではありません)を桜井方向へ力と時間の続く限り走ると言うのがだいたいのコース設定です。一本道に全ての観光資源が並んでいるなら良いのですが道の上下にあるため、下っては戻り、上がっても戻りが大変です。
教祖様の生誕地訪問 -
手始めの天理教みき教祖は、寛政10年(1798年)4月18日、大和国山辺郡三昧田(現天理市三昧田町)のお生まれです。国道から西ですから下がります。現在は教会の一部になっていますが、質素に保存という姿には好感度です。
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なにやら説明板。
無断侵入禁止と書かれていなかったので、案内標識通り来たがこれも宗教観による文化なのか。 -
桜井線まで下り、線路沿いを南下すると長柄駅。駅で踏切を越えてのぼると大和(おおやまと)神社の案内標識が。偐家持氏と神社巡り等をすると正面入口から入った試しがない。今回もその例による。戦艦大和にも分社があったそうですが、あまり有りがたさを感じませんが。
長柄駅の踏切を東へ越えて大和神社へ -
大和神社
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戦艦大和との関係を偲ぶ碑、主砲の砲弾のようにも見える。
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戦艦大和の史料館があるが、プラモデル等を並べただけのようなプレハブ小屋です。
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今回も例によってお帰りは正面から。正面は旧道のようだ、更に登ると165号と合流する。
山部憶良作のこの歌は「好去好来」偐家持氏曰わく旅の安全の歌と言う。戦艦大和の旅が軍部の思うように本当に実現としたら、相手にしたら危険な旅であったでしょう。もっとも、戦艦大和にも最大の危険がありましたが。
所で、大和神社もこの次の御陵も、天理教定期冊子の裏表紙にお勧めのビューポイントが紹介されていて其れを元に輪行しているのですが、その記事の記憶だけを頼りに進むということは非常に無理が生じます。
念のため、愚僧は天理教とは全く無縁ですが某教会長とは職を同じくしたことが有り、冊子の送付を受けています。
次の目標は手白香皇女衾田陵です。 -
この写真は登りに愚僧がバテている間に、偐家持氏が陵の縁石部を這うようにして廻り撮ってきたもの。横入りじゃ無くて完全に裏口侵入ですが、先ずは見張り番が居なくて逮捕されずに済みました。箸墓と同程度の古さらしいが、宮内庁により、第26代継体天皇皇后手白香皇女の御陵に治定されいるそうです。(時代が合うのかな)裏口から入れば裏口から出る、今回は正面とならなかったのは、愚僧が一人自転車でもう一台を回送する自信が無かったため。
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陵側面から見る金剛・生駒などの山々(同)
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次なる目標は柿本人麻呂歌碑です。山辺の道脇にあり、偐家持氏も何度か訪れているようですがこの度は至れず、1300歳にもなると物忘れがひどいと云うことか。帰宅後地図を見るとその付近で彷徨いていたとの報告が氏から。完全惚け状態では無さそうでした。
帰宅後偐家持氏から送付された歌碑。道端に置いてあるという感じで、見つけられると云えば見つけられるが、風景に溶けこむと行き過ぎてしまいそうですね。
衾道(ふすまぢ)を引手(ひきて)の山に妹を置きて?山路(やまぢ)を行けば生けりともなし(-巻2-212) -
途中で中山大塚古墳という古墳を見つけたら立ち寄り、野の花を見つけては立ち寄りしつつ下る途中で見つけたのがこの前方後方墳の下池山古墳です。このスタイルの古墳は初見です。
下池山古墳 -
長岳寺のビジターセンターの横を通り、国道を渡って着いたのが黒塚古墳です。展示館には、発掘調査のおりに見つかった石室のレプリカが展示されています。黒塚古墳の脇にあって一帯が公園化されています。
黒塚古墳と愛車 -
展示室に入館するなり「椅子が無い」と思わず口が滑ると、入口の管理者が椅子に座りながら「此処には椅子は無い、座りたければ公園のベンチ」に。と、指示が飛んでくる。なら、水筒の水を飲もうとすると「缶内は飲食禁止」とか、思わず「空気は吸っても良いか」と問うと「どうぞ」という。お前さんは飲まず食わずで仕事をしているかと再質問したかったが、素直に館外へ出て水をたっぷり飲む。汚れた(失礼)指示が飛んでこない分お水も美味しい。
発掘時のレプリカ -
資料館の向かいの小学校壁に「柳本藩邸跡」と記されていた。大和郡山の城主「柳沢」と勘違いしている愚僧に1300歳からそれは違うと「指摘」が飛んでくる。今日は身内にも一刀浴びせられた。
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桜井線を越えて大和川沿いに出ると川辺の道というらしい。愚僧はこの楽ちんロードで一回目の痙攣が来た。川沿いの神社で暫し休憩。何やら偐家持氏が調べて教えてくれるが、頭の中はこれで出立した廣瀬神社まで戻れるかで一杯です。僅かに覚えているのはこの社が景観がよかったこと、天満宮でも有るという事のみ。偐家持氏曰わく天満宮は後付けだろうとのことです。
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ハンディをいただいている割りには偐家持氏は順調な輪行、托鉢をしているわけでも無いのに愚僧はヒョロヒョロ輪行。運転免許更新を先日に済ませていてヨカッタと思いつつ後を付ける。しかし、ハンディが逆ハンディになってしまい平坦だと偐家持氏を追い越してしまい、とんでも無い所へ走行しては携電で後ろから指示がくる。昨日は指示の多い日だった。最後に高速道路下の進入路を無理して入り堤防に着くまでにまた痙攣が。思わず座り込んで何とか脱出したが、その間影を見なかった偐家持氏は野ばえの栗を採ってきたと笑顔です。
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廣瀬神社に到着で完走(予定ルート無き完走)祝いをして帰路に、往路は奈良街道を走ってきたが、帰路は昼なお暗い阪奈道路としました。暗越峠下の高速は楽ちんですね。
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キャノンディルとトレンクルを重ねて収納する。近日中にキャリアーを取り付ける予定です。
山辺の 道険しして 苦多き 謎を解きつつ 土盛りを探す <偐山頭火>
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