地の塩とは永遠の命か　竹之内街道から秋篠川と平城旧跡をサイクリング　

2023/05/12 - 2023/05/12

　恩師の墓を訪ね竹之内街道を越えて奈良県の當麻・御所そして斑鳩や平城宮跡を巡ると、秋の準備がすすんでいた。中将餅やイチゴ等地元も名産も土産にした小旅行です。１２日１６日の飛びとびの我が地の利を生かした行程です。
　竹之内街道から秋篠川と平城旧跡を日替わりでサイクリングしました。

エリア 富田林・羽曳野(大阪)

• 交通手段: バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

　まず初日は。
　あなたがたは、地の塩である。もし塩のききめがなくなったら、何によってその味が取りもどされようか。もはや、なんの役にも立たず、ただ外に捨てられて、人々にふみつけられるだけである。イエスによる山上の垂訓（さんじょうのすいくん）は、新約聖書の『マタイによる福音書』第5章から7章と『ルカによる福音書』第6章にある、イエスが山の上で弟子たちと群集に語ったと伝えられる教えの一つです。以下はその塩の効き目がなくなったという駄洒落です。塩の効き目がなくなったのか雑草がはびこっています。

　　我が師といえる故智麻呂師（キリスト教牧師）を偲ぶ会が今月行われようとしています。愚僧は都合が付かず欠席となった。お葬式にも出席できませんでしたので、お墓には良くお参りさせていただいております。羽曳野市の端にある「はびきの中央霊園」がそれです。どなたかに言わせると「貴方は近いから・・・」とおっしゃるが、お墓は近い遠いではなくその気持ちだとも思います。塩の効き目がなくなったかな？引き抜いた雑草。

　師の住まい方向。中央霊園ですが、実際は東北の外れです。

　この山の頂にあるのがはびきの中央霊園です。

　これが二上山です。この山を越えるのが竹之内街道です。

　霊園を少し南に走り、竹之内街道に出ます、峠を越えて當麻寺で中将姫餅を求め、山麓バイパスを南へ走り一言主神社へ。大銀杏の再生の様を見ているだけに神というか自然力というか樹木医の力を感じます。序でに「アレしまった」と思ったスピード違反も助けられました。交通安全運動期間、常識外れの場所でもねずみ取りをやっておられました。

　一時期枯れかかったが樹木医の努力で再生した銀杏。１３００年の樹齢とか。

　一言主神社本殿。雄略天皇と言われる伝説の地です。結構なワルで猛者だったらしい。

　山麓バイパスを逆に走り少し足を伸ばして、斑鳩まで。安村さんのイチゴを求めていきましたが、「最近は二日に一度程度、今日は終わりです」とのこと。予約していない愚僧が悪いので次回を約して帰路に。餅とイチゴの序で参りの墓参と言われたそれまでですが、逸れもまた良しでしょう。序でで買えなかったイチゴです。（古都華の保存写真）

　山門脇の畑ではコスモスの気配が。秋にはコスモス畑に塔が浮き上がります。

　知人のI画伯が描いた夕景と法起寺とコスモス。大地と空が真っ赤に染められます。

　法輪寺です。

　法隆寺などには観光客も戻った様子です。往時の半分もいませんが、売店などはほっとしているでしょう。

　村の西外れにある藤ノ木古墳出土の石棺の複製、業平道脇の資料館にて。

　色男業平が高安の女の元に通った道が「業平道」と伝わります。
　本日はここまで、１６日には秋篠川を遡る続きをお楽しみに。

　１６日は薬師寺から秋篠川を走り平城宮跡までの行程。大和郡山を飛ばした格好になります。
　秋篠川堤からは薬師寺の東西の塔がスイングしています。観光客は駐車場がガラガラという様子これでいいのだとも思います。信心だけとは言いませんが闇雲に観光客がゾロゾロというのもおかしな感じです。

　休ヶ岡八幡宮は薬師寺の鎮守社です。

　薬師寺北門　與楽門（よらくもん）辺りも綺麗に改修されています、これもコロナ効果か。

　唐招提寺
　いつも門前で「ここに自転車を置くな」ど怒鳴るガードマンもコロナ効果でリストラのようです。

　垂仁天皇に探せと命じられ「永久の命」の元となる橘木を求めた田島間守かが持ち帰ったという橘の園地。

　その垂仁天皇の墓という。

　天皇の墓の横に田島間守の追葬された小島があります。

　秋篠川と離れ平城宮跡に。朱雀門が見えてきました。かつては前に積水化学の工場があって少々見にくい場所でしたが、今はすっきりしています。すっきりしすぎるくらい空いています。愚僧は「平宗」で柿の葉寿司を求めます。
　では、ボチボチ車に小径バイクを積み込んで帰ることに。これから先の天皇夫妻が来るとかで警備が五月蠅いことでしょう。サミット期間くらい辛抱したれよと思うのは、警官ばかりでは無いでしょう。

　愚宅にも「橘」が。愚僧は永遠の命を求めているわけではないが、ミカンは風邪予防になります。垂仁君風邪予防程度で辛抱すれば良かったのに。田島間守君が気の毒に見えます。