プラハからコトルまで★秋の中欧・南下の旅　②　（チェコっとスロバキア☆あそこにおられるのは大統領!?）

2007/10/09 - 2007/11/01

＜秋の紅葉シーズンに、チェコ・プラハから、
モンテネグロ・コトルまで南下＆南ドイツを旅した備忘録です。
クロアチアをメインに、各国の首都を訪れます＞

10/ 9-10　プラハ　（チェコ）
11　ブラチスラバ　（スロバキア）
12　ウィーン　（オーストリア）
13-14　ブタペスト　（ハンガリー）
15-17　リュブリャナ　（スロベニア）
18-19　プリトビッツェ　（クロアチア）
20　スプリト　　　　（　　〃　　）
21　モスタル　（ボスニア・ヘルツェゴビナ）
22-25　ドブロブニク　（クロアチア）
23-24　コトル　（モンテネグロ）
27　シュトゥットガルト　（ドイツ）
26-31　ミュンヘン　　　　　（　〃　）


以前は、「チェコ・スロバキア」だった「スロバキア共和国」

いつの間にか（1993年）、チェコと連邦制を解消し、
独立したという大事な国際事情を、
「チェコとスロバキア、代表が別々になるらしいぜ～」と、
サッカーの代表チームを通して知る・・

そのスロバキアの首都は「ブラチスラバ」

「スロベニア」と間違えられたり、
「首都は見所がない」だの、しまいには「どこ？」だの、
何かとかわいそうな言われよう。
そんな地味な（失礼）首都ブラチスラバを、半日ちょこっと訪れます。

エリア ブラチスラバ(スロバキア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

プラハからの夜行列車は、明け方に首都ブラチスラバに到着～
元同じ国なので、アクセス良し。

まだ明るくなりかけたころで、人は閑散。
駅で荷物を預けたら、レトロなトラムに乗り、観光にレッツゴー！

まず、１番先に見たかったのは、有名な「ドナウ川」

初ドナウ川～♪
ここブラチスラバは、「ドナウ川」沿いの街なのです。

なんとか間に合った～　　(≧▽≦) ﾜｰｲ

見たかった、ドナウ川から登る「朝日」
朝日なのに、きれいなオレンジ色♪

そんな朝日を見ながら、ベンチに座り、
昨日買っておいたベーグルで、朝の「もぐもぐタイム」♪

あそこに見えるは、この街一番の観光スポット、
「ブラチスラバ城」

でも、まだ開いてないだろうから、後で行こうー

ようやく、朝の通勤の方々がチラホラ

新聞を取ってたり、コーヒーを飲みながらだったり

あー、東京もこんな混み具合の通勤になって欲しい・・

こちらは「スロバキア国立劇場」

バレエ公演やオーケストラなどで、使われます。
なんと、映画版「のだめカンタービレ」の撮影も行われた場所だとか

どこからでも見える、ミハエル門の塔。

塔の部分は今では、武器博物館となっているそう

街中にトラムが走っています。

遠くに見える「ブラチスラバ城」
古城っぽくて、雰囲気ありますねー

四角い建物の四隅に、それぞれ塔が建っていて、
独特の外観をしたお城から、
「ひっくり返したテーブル」という愛称でも呼ばれているそうです。
う～ん・・その呼び方は、愛称なのか？・・・

首都ブラチスラヴァは、国内でも左（西部）のかなり端のほうで、
オーストリアとハンガリーとの国境に位置しています。
国境の街が首都だなんて！珍しい！というかここだけ？
どうして、この街を首都にしたんでしょうかねー？

右（東部）の地方に住んでいる人々からは、
「首都、遠すぎるぞー」「もっと中央にしろー」
など、不平・不満があったものと思われます・・たぶん・・

ここは「プリマティア宮殿と広場」

現在は、音楽ホールや市庁舎としても利用されているそうです。

左に見える時計塔は、旧市庁舎。
博物館も併設してるとか

ブラチスラバの旧市街、派手さはないし、
それほど広いって訳ではないけれど、
落ち着いた雰囲気で、なかなか素敵。

まだ朝なので、店はあまり開いておらず、
カフェでモーニングを食べている人がチラホラいるだけ

「聖マルティン大聖堂」

高さ８５ｍの塔が目印
かつて1563～1830年までハンガリー王の即位式が行われ、
あのマリー・アントワネットの母、
マリア・テレジアの戴冠式もここで行われた由緒ある教会。

そんな教会とは知らず、外観だけでスルー・・

「Novy　Most」橋

ドナウ川に架かる、１９７２年完成の斜張橋の先駆けの１つ
橋の塔の上が展望台になっていたらしい
見かけから、「UFO塔」なんて呼ばれることも・・
気になったけど、あそこまでどうやって行けばいいんだ？

さて、そろそろ開いているかな？っと、

丘の上のある「ブラチスラバ城」へと向かってみます。

入り口の門が見えてきました～

敷地内はまだ人もおらず。
素敵な雰囲気を独占です

もしや１番観光客？

来ましたー「ブラチスラバ城」

９０７年に丘の上に造られたバロック様式の古城。
国旗もはためき、立派で素敵なお城じゃないですかー

あれ？最近の写真みたら、お城が真っ白、
きれいに塗り替えられていたー
って、姫路城かっ！・・
スロバキアにもあった、「白すぎ城」（失礼）

個人的には、この色の方が味があっていいけどな～

お城からは、ドナウ川を見下ろすことができます

この風景も、お気に入り

現在お城内部は、一部が「国立歴史博物館」になっています

このお城には、マリア・テレジアも滞在していた時期があったそうです

え～と、ここはどこだっけな？

たぶんお城内の、狭くて複雑な迷路っぽい所が面白そうで、
奥へ奥へと入り込んで、わざと迷子になった辺りでしょう～

丘の上のお城の敷地は、
整備された広い公園のようになっています

そんな広い敷地内を移動するため、
観光客用のおしゃれな乗り物も

でも、人が少なすぎて、動いておらず・・
夏や週末は混むのかな？

丘の上の公園にて、一旦、歩き疲れたので休憩～

さて、ランチは旧市街のレストランにて。

この時間だと、だいぶ人も増え、賑わってきました。
ミハエル門の近くなので、塔が良く見えます

１４世紀頃、旧市街は城壁で囲まれていたらしく、
このミハエル門は唯一、その現存する一部なんだそうです。
塔の上から、街を一望できたのだとか

ランチ後、旧市街から駅の方へ歩くと見えてきた、
あの謎の球体がある立派な建物は・・え～と、
ガイドブックを見ると、どうやら大統領官邸。

正確には「グラサルコビッチ伯爵宮殿」
球体は、地球儀らしく、噴水と美しい庭園の評判がいいらしい。

しかも何か、人が集まって賑やかな感じ。
なんだろう？行ってみようー

官邸敷地内は、制服を着た衛兵さんたちが慌ただしい
どうやら、何か式典でもあるのかな？

後ろを振り返っている衛兵さん。
口元を読むと、
「ここで立つ位置あってる？」か、
「俺の後ろ姿、かっこいい？」のどちらかと思われる。

しばし待つと、生演奏に合わせて、衛兵さんたちの大行進～
チェコ・プラハ城の衛兵さんたちより、
かなり規模拡大でお送りしております。

こんな間近で見れるなんてー
列も揃って、バッチリきまっています

整～列！！

と、そこに現れたのは、どうやら大統領（向かって右の方）。
スロバキア第３代大統領「イヴァン・ガシュパロヴィッチ」氏。

一般人や外国人が、ノーチェックでこんな間近に大統領を見れるなんて、
よほど治安がいいのか？
それとも、この大統領が慕われているので安心なのか？
ただ警備が手薄か、のいずれかでしょう・・

でも、自国の総理も見たこともないのに、
まさかこんな所で要人に会えるなんて！
でも「感激～！！」とはならず。
だって誰か知ったの、帰国後なので・・

ちなみに現大統領は、スロバキア初の美人女性大統領。
まだ４０代の「スザナ・チャプトヴァー」さんです。
あ！スロバキア初なのは「女性大統領」の部分であって、
「美人」が初、ではないですよー（失礼）

「いや～、思いがけず、いいものが見られた～」と大満足。
余韻に浸りながら、庭園やら裏の公園もグルっと散策。

「首都にしては、のんびりした、いい街じゃないか～、
ちゃんと調べておけば、もっと良い所あったかも～」
と、期待値が低かった分（失礼）、高評価。
満足しながら、歩いて「ブラチスラバ中央駅」へと戻ります

午後３時の便でお隣、オーストリアのウィーンへ

始発なので、２０分前にはホームに入ってきました～

「ウィーン」行きの電車のドアが「ウィ～ン」と開き、
車内に一番乗り～

国際電車になりますが、近郊行きの電車とほぼ変わりません。
好きな席を陣取ります。

ウィーンまでは約１時間ちょっと。近っ！
ちょっと時間はかかりますが、ドナウ川の船旅でも来れるそう。

ウィーンから日帰りでも十分来れる距離なので、
行き帰り、電車と船とルートを組み変えて、
訪れてみるのはいかがでしょう？
思ったより（失礼）、素敵な街でしたよ～

夕方には、ウィーンに到着です

この旅行記へのコメント （4）

• cheriko330さん 2021/07/10 01:54:37

  旅情を誘う夜行列車☆

  Black7さん、こんばんは
  
  早朝に着いて、ドナウ川から朝日が♪風情ありますね。
  恥ずかしながら今回、ブラチスラヴァの位置関係を知りました。
  オーストリアとの国境近くなのね。
  中欧ツアーのときにオプショナルツアーがあったけど、どこから
  だったか？ウィーンから近いのね。因みに行っていません。
  
  旅行記で色んな像を時々見ますが、Black7さんのときは？
  落ち着いた、きれいな街のようですね。
  なかなか要人に巡り合うことはないわよね。私もポルトガルの
  コインブラ大学で、ざわざわしていると思ったら、すぐ横に
  車が停まり要人の方が降りてきて、ガイドさんが大統領だって
  言いました。何の警備もなく、日本では考えられずに驚いたのを
  思い出しました。イギリスでは偶然にもセントポール寺院で
  エリザベス女王の８０歳のお祝いの式典に遭遇。殆どのイギリス
  王室の方をチラ見しました。それでファンになったってことはなく
  以前からです。
  
  ブラチスラヴァ城、本当だ～！　白すぎ～で違和感あり(>_<)
  お城からのドナウ川、絶景ですね。私も気に入りました。
  でも階段がずい分とありますね。
  お次は、ウィーンで大好きな街、期待しています。
  歩きやすい街ですよね。
  何だか『世界の車窓から』を見ているみたいです。
  
  cheriko330

  Black7さん からの返信 2021/07/10 19:38:12

  RE: 旅情を誘う夜行列車☆

  cheriko330さん、こんばんわー☆
  九州北部、大雨の警報が出ていましたけど、大丈夫でしたか？
  南部の方は、大変そうですね。
  今日の東京は、なぜか快晴で、すごく暑いです・・　(>_<)
  
  ブラチスラヴァはウィーンから、７０ｋｍぐらいしか離れてないので、
  福岡からだと、北九州市や佐賀みたいな感じですね。
  華やかな福岡と地味な（失礼）佐賀、
  ウィーンとブラチスラヴァの関係にちょっと似てる気がします。
  オプショナルツアーになるのも、頷けますね。
  
  色んな銅像、以前もあったみたいですが、
  その時はあまり人気はなかったようですね。
  ガイドブックにも載ってなく、人だかりもなかったので。
  後に、SNSなどで人気スポットになったのかもしれません。
  
  cherikoさん、ポルトガルの大統領とイギリス王室の方々もご覧になられたんですねー
  自分がお見かけした要人は、このスロバキアだけです。
  なので、ちゃっかり最前列をキープしておりました（笑）
  
  エリザベス女王をお見かけすることなんて、ほとんどないでしょうから、
  式典に遭遇するなんてラッキーでしたね！
  でもフィリップ殿下をはじめ、イギリス王室にお詳しいcherikoさん。
  本当は、来賓として招かれていたのでは？　(￣ー￣)ﾆﾔ
  
  ブラチスラヴァ城、やっぱり白すぎですよねー？
  個人的には、塗り直すなら、せめて茶色にして欲しかったです。
  
  クロアチア以外は、鉄道が多かった今回の旅。
  「世界の車窓」は好きな番組なので、ちょっと意識してそれっぽく。
  まさか気づいてくださるとはー
  しょぼい写真しかないウィーン編ですが、がんばります！
  
  Black7

• akepi48さん 2021/07/08 19:42:22

  Bratislava☆彡

  順調に進めてますね(^^♪
  
  プラチスラバ、ロバかラバか
  はっきりしてー、という感じで、
  けっこう名前がツボなので知ってましたよ♪
  
  ウィーンから電車で１時間くらい、
  ウィ～ンとドアが開く電車に乗って
  ブイーンと行ってみたかったのですが、
  
  私がググったプラチスラバさんは
  地味画像満載で興味がわかず･･
  Black7さんの旅行記見てたら
  塗りつぶしたい願望炸裂で行ってたでしょうね。
  惜しいことしたわー。
  
  大統領ご登場とあって
  衛兵さん増し増しの
  豪華バージョンもスゴイけど
  大統領に遭遇ってすごいですね。
  
  私が過去、遭遇したビックネームは
  渋谷PARCOで見たラモス瑠偉が第一位です。
  「わー♪すごーい率」少なっ。←ラモスに謝れ
  
  akepi48

  Black7さん からの返信 2021/07/08 22:53:53

  RE: Bratislava☆彡

  akepi48さん、こんばんわー☆
  
  ちょっと離れればロバもラバもいそうな、
  首都にしては地味な街、ブラチスラバ（失礼）
  
  「世界一美しい」シリーズの街とブラチスラバ、どっちがおすすめ？
  と聞かれたら、間違いなく前者の世界一美しいほうだと思います。
  
  ハルシュタット行きでもウィーンとドアが開く電車に乗って、
  ブイーンと日帰りしたakepiさんは大正解ですね
  
  でも、もし再度ウィーンへ行かれた際は、
  是非、塗りつぶしに行かれてくださいねー
  
  衛兵さん増し増しで、何かあると思っていたら、まさかの大統領登場！
  怪しい行動を取ったら、
  増し増し衛兵さんにすぐに囲まれてしまったかも・・
  
  かつてのサッカー少年にとっては、
  一国の大統領　＜　サッカー日本代表の元１０番。
  異国の見知らぬお偉いおじさん（失礼）より、
  ラモス瑠偉のほうが食いついちゃますねー
  
  ちなみに今年、遭遇した有名人は、
  ロケ中の「３時のヒロイン」です・・（笑）
  
  Black7