2021/02/20 - 2021/03/20
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トゥーバーズさん
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「また悪くなってきたね」
「海外行けなくなって珊瑚パワーを補充できないし、仕方ないのよね。コロナのせいよ」
「日本だと海に行けるのは夏だしなあ。となると温泉かなぁ」
「温泉かあ、山に行くならシマエナガちゃんだけじゃなくて、本州のエナガちゃんも見たいから野鳥の見れるところがいいわ」
「じゃあ、日帰りで行ける範囲で、温泉行きつつ鳥さん探しに行こう」
「それいいね!賛成!」
今回の旅のルールは、およそ東京から150Km圏。およそ北関東。無理なく日帰りができて、野鳥観察と温泉を楽しめるところに行ってきます!
- 旅行の満足度
- 5.0
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そんな感じで始まった温泉と野鳥の旅。最初に選んだのは栃木県。あまり地縁がなく、行き道から新鮮です。何があるわけではありませんが、上河内サービスエリアも止まったことがなかったので新鮮です。
「眠~い!なんでこんな朝早く出てこなきゃ行けないのよ!」
「北海道でわかっただろ。鳥さんは朝日が登ると動き出して、昼間には居なくなるんだよ」
「だからって朝5時なんて無理よ。無理」
「釣りに行く時は3時に出てるだろ。だから到着まで3時間かからない距離の範囲で候補探したんだよ」
「ご飯入らない、まだ寝てる」
「ほらほら、とにかく7時台には目的地の栃木県民の森に着くよ。」
「むりー、帰る~」
「はいはい、行くよ!」上河内サービスエリア 道の駅
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東京から上河内サービスエリアまでがだいたい110Km。矢板インターまでは東北道を走り、そこから山の方に向かいます。目指す栃木県民の森まであと40Kmといったところです。
栃木といえば、那須塩原、日光鬼怒川といった有名温泉地や観光スポットがありますが、その少し手前になります。そのまま東北に向かえば那須塩原。山の奥の方に北西へ回り込めば鬼怒川です。 -
栃木県民の森はとにかく広い!
最初キャンプ場に着いて、山をグルーッと回って裏側の公園管理事務所前にようやく辿り着きました。7時過ぎに着いた時には他に誰もおらず貸切状態。
今日の目当てはこの管理事務所の横を流れる宮川渓谷のトレッキングコースです。栃木県県民の森 公園・植物園
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管理事務所の駐車場から渓谷に降りることができます。
鳥さん撮影の目標は、本州のエナガちゃん。それと渓流にいるミソサザイ、我が家での通称ミソっぴ。それとここに行くと高確率で見れるという話のカワガラスです。 -
早速コゲラちゃんがドラミングしてました。
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イチオシ
朝日は写真が綺麗に撮れます。フカフカでかわいい。
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懸命にほじってます。
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虫を見つけたのかな?
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イチオシ
次にエナガちゃんが何羽か群れでやってきました。
「あれ?あれエナガちゃんじゃない?」
「そうだよ!動きがシマエナガちゃんと同じだもの」
「かわいい~」
いきなりの幸運に盛り上がります。 -
しばらくエナガタイムでした。飛ぶ瞬間です。
「ピンクのところが多い」
「頭が黒いと雰囲気違うもんだね。でも目がかわいいのは一緒だね」
両方見てきたので、ちょっとコメントが通っぽいです! -
ここにもヤマガラが来ていました、オレンジちゃん。
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ちょうど駐車場のあたりは川岸で高さがあり木の上の方が目の前に並んでいるので野鳥が飛んでくると観察しやすいです。
特に早朝は沢山の野鳥が目の前にやってきます。 -
川岸に降りて、下流に歩いてみることにしました。
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またコゲラちゃん見つけました。
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木の枝から落ちてきてる子たちがたくさんいて、ファインダーを覗いてみたらネクタイちゃんでした。
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下流の沢は、しばらく行くとほぼ水が枯れています。冬場は地下水が減るので、滝もご覧の通りです。
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ガサガサガサ…っと、藪の中で土を蹴るような音を立てている鳥さんがいました。かろうじて姿を捉えましたが、アカハラでしょうか?
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創造の滝まで下がってきて、水場もないので折り返します。川床を見ていても、人工的な印象のある渓谷です。
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戻ってきて上流側に歩きます。カワガラスも見たいので沢が流れている方に向かいます。
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上流側は水も流れています。
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少し歩くと、砂防の堰堤があり、水が流れ落ちています。着いた時にちょうど堤防の下のところにミソっぴがいたのですが、カメラを構えるまでもなく飛んでいってしまいました。
周辺を歩いていると、沢沿いにびゅんびゅん飛んでいく、一回り大きい鳥さんもやってきます。
ミソっぴも戻ってくるかな?と、しばらく待ってみることにしました。 -
ミソッぴはきませんでしたが、代わりにキセキレイをみつけました。写真はお尻しか撮れませんでしたけど、初めて見る子です。
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渓谷をどんどん飛んでくるカワガラス。写真で撮るのは苦労しましたが、かろうじて姿を捉えることができました。上流へ下流へと、びゅんびゅん飛んでいく元気な子です。
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その後、せっかく来たので、公園の他の場所も周ってみます。なにしろ山一つが公園です。植樹祭会場付近は、小さめの木も多く、高くなっているので見晴らしも良く、運が良ければ富士山だって見えるんだとか。周囲の木の枝を観察しやすい感じです。
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植樹された木のなかに勝手に自生してるハンノキがあり、マヒワの群れがきてましたが、写真は失敗。エナガちゃんの群れがきましたが、それも枝が多くてかわいい写真にはなりませんでした。でも、かわいい姿は見れました。この公園は朝いくとエナガちゃんがたくさんいます。
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県民の森の山を降りて、お昼をどうしようかと車を走らせます。
「この後、どうするの?」
「昼は鳥さんいないから、この間に食事して温泉行ってかな。ごはんは特に決めてないけど…」
ぼーっと景色を眺めながら、途中鳥さんのいそうな小さな林や植え込みをみると、車を脇によせてチェックしながらノンビリと移動します。
この矢板から大田原、那珂川、那須烏山の一帯の景色ですが、ところどころに小さい山や林があり、絵に描いたような「里山の風景」です。
住んでいる方には当たり前かもしれませんが、これがものすごく素敵です。 -
野っぱらにツグミがきていました。
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山を降りて横断道路に出たところで、山久チーズファクトリーを見つけました。
チーズに反応して、寄り道することに。チーズファクトリー グルメ・レストラン
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チーズファクトリーさん、中に入ってよく見るとナチュラルチーズのファクトリーでなく、プロセスチーズのファクトリーさんのよう。
そこでチーズのお土産はやめて、かわりに加工技術をお買い上げ。チーズを使ったソフトクリームに、おまんじゅう、プリンがお昼ご飯です。
これはこれで珍しいかも。チーズ風味のフルコースです。 -
お店で売っているもののなかに、地元のクッキーやさん、焼き菓子Mizuさんのクッキーをみつけました。やいたのりんごクッキー他、いくつか買っていただきましたが、こちらはとても美味しかったです。
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お昼も食べて、程なく与一温泉に到着しました。入り口の手前に看板が出ています。
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この佐久山あたりには、こちらともう一軒、佐久山温泉きみのゆという入浴施設があるのですが、地盤のせいかどちらも周辺より少しだけpH高めのお湯が出ているエリアです。
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お庭を上がっていくと、なぜかパンダ。野良パンダ?
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坂を上がりきると玄関です。
与一温泉ホテル 宿・ホテル
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那須の与一で与一温泉なんでしょうね。
屋島で扇を射落としたあの与一さん。この辺りの方のようです。 -
壁に大きなアピールボードが鎮座しています。
5つ星温泉とか、なんかすごそうです。 -
中の写真、こんなのしか(困)基本お風呂の中の写真は成分表くらいしか撮っていません。休憩室にテレビもあって湯上がりもノンビリできます。
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はー、いいお湯でした。
ぬるっとしたちょっと色もあって、お肌ツペツペになる温泉です。岩の露天風呂もあって、内湯もあって満足です。
ph高めだと、ツルっパリッみたいに、突っ張る感じがすることが多いんですが、あまりそういう感じがないのがいい感じです。
与一温泉さんでは、評判のお湯をペットボトルにしたりタンクで売ってくださったりもしています。 -
温泉の入り口を何気なく見ていると、向かいの山際の木立に野鳥がチラチラと落ちてきているのが見えます。
カラのような動きですが、ちょっと手前に車を突っ込んで、ファインダーで確認してみます。 -
どうやらネクタイちゃんのようです。
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あれ?パンダ頭にオレンジの見たこともない子が枝にとまっています。
後で調べてみると、ジョウビタキのオスのようてす。 -
むー、こっち向け~
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宿で湯上がり休憩の時に、ちょっと見たホームページに近所の名跡などが紹介されていたので、与一温泉のすぐ近くの御殿山公園に立ち寄ってみることにしました。
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谷地と高台とかなり起伏にとんだ公園です。
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広場でツグミが餌を探していました。
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もともとお城跡なんですね。那須氏の分家の佐久山氏のお城なんだそうです。
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楓の名所らしく、秋にはイベントも催されているんだそうです。高台から谷を挟んで反対側の林まで見通せるので、遠見に鳥さんを探せるのがいいですね。
色々行ってみて思うのですが、地形は大事です。 -
この子はヒヨドリかしら?あまり変わった子もおらず、移動しようとした時でした。
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公園の立木を眺めていて、オレンジの子が枝にいるのを見つけました。
「なんかいる!」
「ヒヨちゃんだろう?」
「違うのよ、初めて見る子。なんか丸くてオレンジでかわいいよ」
「どれどれ?」 -
イチオシ
「ほんとだ?なんの鳥さんだろ?頭がオレンジ、眉が白で、お腹は白?茶色かな?」
「調べてみる」 -
「飛んでった!あそこの枝の奥にいるけど、枝が被っちゃう」
「わかった!アレ、モズだよ」
「モズってゲジマユの子じゃなかった?」
「メスと色が違うみたい。クチバシとかちょっとキュッて曲がってるし、多分モズだよ」 -
昔はたくさん梅の枝にアマガエルのハヤニエを見ましたが、最近はほとんど見ることもなくなりました。実際に姿を見た記憶がなく、こんなかわいい鳥だったんですね。知りませんでした。オスも見てみたいです。
ここまで、エナガちゃん、カワガラス、ジョウビタキ、モズと、4種類も初めて見る鳥さんと会えています。かなり好調ですが、最後の隠し球にもう一箇所予定しています。
夕方の鳥さんが動く時間帯にはそちらに移動を始めます -
大田原から30分ほどの、那須烏山市にある八溝県民休養公園です。やみぞと読みます。
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ここの公園、やったら広いのです。梅林から自由園地周りの林、雑木林エリア、池のある窪地と、全部車で移動がききます。探索するにはもってこいと考えて鳥さんを探すならまずここに来てみたかったのです。
栃木県八溝県民休養公園(南那須四季の森) 公園・植物園
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一通り見て歩いて池の側に来てみると、どなたか餌付けしているような痕跡や巣箱があり、何やら鳥が池の周りに沢山来ています。木から野鳥が降ってきていて最初はマヒワだと思っていたのですが、木から降ってくるので動きがおかしいなあと思って、調べてみるとアオジという種類のようです。
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池も季節柄水が少なくなっていて、護岸が施してあるのが見えました。県民の森の宮川渓谷でも感じましたが、自然に見えてやっぱり人工的にデザインされた公園なんですね。でも色々やって来そうなのでしばらく待ってみることに。
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アオジはいっぱい撮ったのですが夕方の窪地なこともあって、あまり綺麗に撮れてなかったみたい。後で見るとガサガサした写真になってました。朝なら明かりももっと届くのでしょうか?
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池の反対側に来てた黒い子ちゃん。ピンクのくちばしに黒い体でクロジじゃないかと思います。この子も初めて!
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でっかいのが飛んできた!と思ったらこの子はシロハラみたいです。ニラミが効いてますね。
そろそろあたりも暗くなってきます。窪地になっていて周りより低い分、陰も入ってきて薄暗く、怖い感じになってきました。
肝試しに来たわけじゃないので、足元が見えるうちに尾根を登って自由園地の方に戻ります。 -
あっという間に暗くなって、帰りは佐野SAで休憩がてらにお食事です。日帰りは忙しいですが、これくらいの距離なら、朝早く出ればいい感じに帰れますね。
短い旅行ですが、お肌ツペツペになったうえに、鳥さんも色々とみることができて楽しめました。それと、栃木の里山の風景が素晴らしかったです。
群馬の山は、関越の方に向かっての山だったり軽井沢に向かっての山にしても険しい山々になります。岐阜の木曽や飛騨も、山って感じです。ですが日光のあたりだとまた違うのかもしれませんが、この栃木~茨城にかけての南那須の辺りは低山と鬼怒川支流の小さな川と平地がミックスされた、いかにもな里山がたくさんあるのです。
個人的には、こういう所は食べ物も美味しいし、もっとノンビリ来ても楽しそうです。
いわゆる人気ランキングをやるとビリッケツになる両県です。私たちにとっても馴染みのないエリアでしたが、行ってみて驚きました。風景にこの辺り独特の優しい良さがあることを強く思いました。
また行ってみたいと思わせるだけの魅力あふれる地域です。楽しい小旅行になりました。佐野サービスエリア (上り) 道の駅
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