山陰山陽2007年の旅（３）・・国宝の松江城と出雲大社、足立美術館を訪ねます。

2007/11/07 - 2007/11/08

松江城は、全国で現存する12天守のひとつで、別名「千鳥城」とも呼ばれ、国宝に指定されています。堀尾吉晴により、築城開始から5年の歳月をかけ、慶長16年(1611)に完成しています。 天守閣は、桃山初期の城郭の特徴を残し、華やかな造りを排した実戦本意の造りとしても知られています。

出雲大社は、日本最古の歴史書である「古事記と日本書紀」に登場する日本最古の神社のひとつです。御祭神は因幡の白兎神話にも登場する「だいこくさま」として慕われている大国主大神で、国譲りの神、縁結びの神、福の神として多くの信仰を集めています。本殿は国宝に指定されています。

足立美術館の庭園は、米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」のランキングで、連続第1位に輝く名実ともに世界一の日本庭園です。苔庭、枯山水庭、白砂青松庭、池庭と足を進めるたび広がる風情は、館内の日本画の作品とあいまって人の心を静かに癒します。

エリア 出雲市(島根)

松江城の一ノ門です。

松江城の天守閣です。
慶長16年(1611)に築城された、五層六階建ての望楼形天守閣で、「千鳥城（ちどりじょう）」とも呼ばれています。

松江城は、全国で現存する12天守のひとつで、姫路城・彦根城と並び、近世城郭最盛期を代表する天守として国宝に指定されています。

天守閣の最上階からは、360°の眺望が楽しめます。

松江市街や宍道湖（しんじこ）が一望できます。

宍道湖のシジミ漁です。
松江市及び出雲市の間に位置する宍道湖は、日本一のシジミの生産地です。

出雲大社の一の鳥居、宇迦橋（うがばし）の大鳥居です。

出雲大社の主祭神である大国主大神（おおくにぬしのおおかみ）です。
「国譲りの神、縁結びの神、福の神」として多くの信仰を集めています。

四の鳥居（銅鳥居）です。

出雲大社の拝殿です。
「二礼二拍手一礼」という参拝が一般的ですが、出雲大社では「二礼四拍手一礼」です。

日本最大級の大注連縄（おおしめなわ、長さ13.6m、重さ5.2t）です。

拝殿の大広間は270畳の広さがあります。

左手が八足門（やつあしもん）です。
御祭神に最も近づける門で、通常はここから御本殿を参拝します。

八雲山（約100m）と本殿（約24m）です。
大社造りの本殿は国宝に指定されており、屋根の先端には二組の千木（ちぎ）が交差しています。

太古の時代、出雲大社の本殿は約96mあったといいます。

足立美術館です。
2003年から2020年まで18年連続で、庭園ランキング日本一に選ばれています。

「苔庭」です。
杉苔を中心とした苔が穏やかな曲線を描き、赤松はすべて斜めに植栽されています。

本館1階の「枯山水庭」に面した休憩スペースです。

「枯山水庭」です。
自然の山々と人工の庭園との調和が美しい足立美術館の主庭です。

峻厳な山を表した立石とそこから流れ落ちる滝が白砂に流れ込む風景です。

借景となっている亀鶴山の山肌に、「亀鶴の滝」が見えます。

「白砂青松庭」です。
横山大観の名作「白沙青松」をモチーフに、足立全康が心血を注いでつくった庭園です。

茶室「寿楽庵」です。

茶室の坪庭です。

「池庭」です。
正面には煎茶室「清風」があり、大小の木々や石組と相まって格調高い風情を見せます。