2007/08/26 - 2007/08/30
63位(同エリア745件中)
tadさん
古い写真を見直すシリーズ。ベルギーをとりあげたい。
2007年8月末はベルギーに居た。国際会議でアントワープに滞在した時の写真を見直してみた。数日前、スリランカの写真を見直して旅行記を追加したが、スリランカは民族、言語、宗教の違いが経済格差を生み、長年内戦を経験した国だ。ベルギーはそこまでではないが、ヨーロッパの中では、言語戦争、言語紛争と言えるような地域としては、有名だ。ベルギー北部はアントワープを中心とするオランダ語の一種であるフラマン語を使い、ベルギー南部はフランス語を使っている。
アントワープはオランダ語ないしフラマン語の地域で、隣接するゲルマン民族の言語の一種を使用している。ゲルマン民族は、北部ヨーロッパに広がり、ドイツ、オーストリア、スイスのドイツ語に加えて、北欧もすべて、ドイツ語と兄弟の言語だし、オランダ語もその一種だ。英語もその系統に属している。西ヨーロッパの残る地域はほとんどが、古代ローマに連なるラテン語の仲間だと言える。スペインからルーマニアまでがイタリア語と兄弟だ。東ヨーロッパはスラブ系の言語が増える。
ベルギーは、スイスと同様、小さな国だが、複数の言語が使用され、アントワープのゲルマン系とブリュッセルのラテン系のぶつかる地域が一つの国になっている。政府と自治体とのやりとりなど、常に複数言語問題が絡んでくるだろうから、大変だ。こういう国は複数の言語が使える人が多いから、国連やEUなどの施設が集まったりするのも当然だろう。ヨーロッパは、ラテン系とゲルマン系が鎬を削ってきたが、そこに世界に広まった英語が当然加わるので、国際会議など、許容される言語の問題が常に絡んでくる。もっとも学問の世界では、英語が一人勝ちであることはいうまでもない。ただ、ゲルマン系、ラテン系、スラブ系なども国際的な会議で使用させようとすると、大変な通訳料、翻訳料が必要となり、EUや国連などは、そのために、莫大な資金を必要としている。スマホなどで簡便に使用されている自動翻訳は国際的問題だと、まだまったく実用性はないからだ。
(2021年1月28日記す。)
一枚目はアントワープ中央駅。駅前の象は、その時あった飾りもの。
- 旅行の満足度
- 5.0
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アントウェルペン中央駅の構内
Antwerpen-Centraalアントワープ中央駅 駅
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アントウェルペン中央駅
Antwerpen-Centraal -
アントウェルペン中央駅
Antwerpen-Centraal -
アントウェルペン中央駅
Antwerpen-Centraal
ホテルの自分の部屋から撮影。会議場もすぐ駅の横。 -
ルーベンスの家
Rubenshuisルーベンスの家 建造物
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ルーベンスの家
Rubenshuis -
ルーベンスの家
Rubenshuis -
ルーベンスの家
Rubenshuis -
ルーベンスの家
Rubenshuis -
ルーベンスの家
Rubenshuis -
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聖母大聖堂
Onze-Lieve-Vrouwekathedraal Antwerpen聖母大聖堂 寺院・教会
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聖母大聖堂
Onze-Lieve-Vrouwekathedraal Antwerpen -
聖母大聖堂
Onze-Lieve-Vrouwekathedraal Antwerpen -
聖母大聖堂
Onze-Lieve-Vrouwekathedraal Antwerpen -
ルーベンス作の祭壇画
日本のアニメ版「フランダースの犬」とOuidaの原作の関連については、
https://4travel.jp/travelogue/10834017
「フランダースの犬とルーベンスの祭壇画(アントワープ)修正版」参照されたい。 -
ルーベンス作の祭壇画
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ルーベンス作の祭壇画
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聖母大聖堂
Onze-Lieve-Vrouwekathedraal Antwerpen -
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アントワープ市庁舎
Stadhuis van Antwerpenアントワープ市庁舎 建造物
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Museum Vleeshuis | Klank van de Stad
楽器博物館 -
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この黒い色のトラベルソ(バロック・フルート)の復元楽器を所有している。ベルギーのブリュッセルで活躍したフルートの製作者I.H.Rottenburghの息子であるG.A. Rottenburghの作だ。ピッチ変更用の交換パイプも同じように復元されている。
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これは多分I.H.Rottenburgh作だった。この人の復元楽器も持っている。長い交換パイプも利用して、ピッチの違う楽器と合奏が可能になる。
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写真がぼやけているが、多分、ルネサンス時代など、古い時代のフルート。
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カリヨン。
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Sint-Pauluskerk
聖パウルス教会。
ここで、オルガン演奏を聞いた。すばらしい楽器だった!演奏も素晴らしかった! -
Sint-Pauluskerk
このパイプオルガンは1600年代製作のバロック・オルガンの名器だそうだ。
演奏を終わって降りてきたオルガン奏者に話しかけた。ピッチはA=415Hzだとのこと。驚いた。私が旅行に持ち歩いているバロック・フルートもA=415Hzだというと、それをもってらっしゃいとのこと!
(このエピソードは次の旅行記とする) -
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どの教会だったか不明。以下の写真はこの教会内。
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正面はアントワープ駅。左側の建物が国際会議場。
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駅前のこの建物が会議場だった。
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国際会議の会議場の真横に公園、動物園、水族館があり、会議の休み時間に、自由に散歩していいことになっていた。
アントワープ動物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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