Around50 おじさんひとりリスボンーポルト１２：ありがとうリスボン、最期の晩餐

2017/01/12 - 2017/01/23

２０１７年１月　日々の激務に疲れ果たおじさんが癒やしの１２日間のリスボン、
ポルトへの一人旅。
仕事に揉まれ、敵と戦い、ボロボロになった旦那を見るに見かねた奥さんが旅行資金、３０万円をぽーんと用意！「このままではあんた、しんじゃうよ？仕事より他に大事な
もん、あるんでしょ？」
「そりゃそうだよね！」事務卓をどーんとひっくり返して無理やり休んで東京の冬空に
旅立ちました。
さてさて、どんな旅になりましたやら、乞うご期待！
　1/12　出発！まずはリスボンへ
　1/13　リスボン到着！1日目　　　
　1/14　リスボン２日目　　
　1/15　リスボン３日目　　
　1/16　まだまだリスボン　４日目
　1/17　そしてポルトへ　　　　　
　1/18　ポルト　２日目　　
　1/19　もうポルト最終日　
　1/20　そしてまたもやリスボンへ
　1/21　リスボン 　通算5日目　
★1/22　ついに！ポルトガル最終日！　☆彡今日ここ
　1/23　さて、帰国するか。

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

さてさて、リスボン＆ポルトの最終日です。もう明日は帰国。
長いかなと思った日程ですが始まってみると全然足らない。少なくとも倍はほしいところです。と言うことで今日も元気に徘徊しましょう！
正面に見えるのはArmazens do Chiado。リスボンの若者が集まるファッション的なショッピングセンターです。しゃれたお土産も多数あり、楽しいショッピングセンターです。僕もここで奥さんにフィリグラーナのネックレスを購入しました。値段はそんなにですが綺麗な細工でとても喜んでくれました。

そしてリスボンらしい風景。
すれちがうトラムと遠くにテージョ川。

石畳とトラムと後ろ姿のおじいちゃん、そして遠くにテージョ川。
これもリスボンの一風景。このおじいちゃんがいいんだよねぇ。

またまた、カルモ修道院（Convento do Carmo）です。
なんだかんだで高台ある気持ちのいい場所です。

で、お分かりのように今日は最終日なのでどんどん歩きます。
いままで歩いた中でもう一度、行っておきたいところをめぐります。

カルモ修道院の南東の袖廊の外観です。冬のリスボンの青空と白い壁のコントラストがきれいです。
今回の旅行は本当に天気が良かったです。基本的にこの時期のポルトガルは比較的に雨の多い季節なのですが滞在中はずっと快晴でした。
雨のリスボンも風情がありそうですが、ぼくの旅は歩き回るのが一つの大きな目的なので天気がいい良くてうれしかったですね。
あとの大きな目的はおいしいものをたべること。

街で見かけたお土産屋さんです。
真ん中のスリッパはポルトガル特産のコルクを使ったスリッパです。
他にもコルクを使ったお財布はポーチなんかがあります。
ちなみにお土産に板チョコを買ったのですがその中もにコルクを使たマグネット（冷蔵庫なんかに張るやつ）がついてました。

リスボンの高台から遠くにサン・ジョルジェ城が望めます。
冬の青空にリスボン旗が元気にはためきます。
じつはここって結構有名なビュースポットらしいです。確かにいい感じです。

お客さんこないかなぁ～。
そんな中で見かけたレストラン。やっぱ、冬は暇そうですなぁ。

で、今日も今日とて、なぜか・・・リベイラ市場！
楽しいですよ、ここ。
今回の午前中のおやつは赤ワインと、生ハムと付け合わせのパン。
安定のうまさですね。なんだろうなワインは地元のワインがやっぱりおいしい。
国内で買う外国のワインとはなんかちがう。これもお値段はお手頃なんですがね。

そして、イチゴのジュース。甘くてすっぱくて冷たくてうんまい！
ここも歩き回ってるとおいしそうなものがいっぱいあります。
まだまだ、いいものあったのですが時間とおなかのキャパが・・・。

この時はたしか１１時過ぎくらい。
ここはリスボンでも人気のスポットなので混み始めが早いですね。
特にこの日は土曜日だったので特にでしょうね。
にぎやかで楽しいそうで、親子で、友達と、恋人と。そんな感じが伝わってきて明るい気分になります。
不思議なの基本的にイートインなのでチープな感じがしませんねぇ。
日本のと何がちがうのかなぁ？

リベイラ市場のTime Out Marketの遠景です。

リスボン大聖堂です。やっぱり絵になりますね。
今日は何か特別な日の様でファサードには大きな幔幕がかかったいます。
当然ながら意味はわからず！

そして見つけたストリー的アズレージョ。
ほんとにリスボン、ポルトガルは素敵なアズレージョが多くてうれしいです。

よってみました。
修道士と天使がモチーフの様です。なにかバックグランドとなる物語があったりするんでしょうかね？そういうのがわかるとヨーロッパの旅はもっと楽しくなるんでしょうね。世界史、もっとまじめにやっておけばなぁ。
学校で勉強しているときは何の役に立つのかさっぱりでわからないので気合が入らないですが、今になって、ここに立っては反省しきりです。
やっておけばもっといろいろ楽しかったよなぁ。

で、さらに壁のアズレージョにもよってみました。
手書きではないとは思いますが細かな細工がきれいなアズレージョです。
街の中に普通の顔をして存在する優れた工芸。ほんとにすてきです。
何気なく、されどそれぞれ意匠をこらして。

ここもリスボンの小道。階段と街頭とそして光と影。

こんなアズレージョもありました。
写真と見間違うような肖像画のアズレージョです。穏やかなそしてうれしそうな表情の女性。なんかリスボンの日当たりのいい下町のカフェのイメージですね。
このモデルの方はさてどんな方なんでしょうかねぇ。

さらに下町の風景。この生活感がこれまた最高です。

そして、歩き回って、歩き回って、さらに歩き回って最後の日が暮れました。
今日はリスボンでの最後の夕ご飯なので何かちょっと変わったお店を探そうと思います。で、また歩く。

「へーい、ここはいけるぜ！」って感じの立体看板（？）です。
じつはね、この方の兄弟（看板）ってヨーロッパ中に割といたりするんですよね。
洋服の模様がちょっとちょっと変わっていたりします。
でも、なんか今日はここじゃないんだなぁ。

昼間にサン・ジョルジェ城を遠望した階段に帰ってきました。

そして発見したレストランです。
通りを歩いていてふと覗いたお店です。外から見るとここはおばあさんと若いあんちゃん（たぶんお孫さん）がやっているお店の様でした。
おばあちゃん子でお年寄りに弱い僕は迷わず今夜の夕食はここに決めました。
店内はろうそくとランプで柔らかい照明。室内は赤と黒を基調にした落ちつた雰囲気です。あまりリスボンにはない感じのレストランです。重めのドアを押してお店に入るとおばあさんと孫（たぶんね）のあんちゃんがにっこにこで迎えてくれました。

料理は魚のコースか肉のコースかのいさぎいい２コースのみ。
僕は肉のコースをお願いしました。前菜からデザートまでのフルコース。そしてワイン。
シェフはあの孫のあんちゃんでした。食用のほうずきを使ったデザートまでとても手の込んだおいしい料理でした。これまでのポルトガルの旅では割と素朴な郷土料理が多かったのですがここはそれとはちょっと雰囲気のことなる料理でした。
まず、あんちゃんが一生懸命考えて工夫してというのがよくわかる素敵なディナーでした。帰りもおばあちゃんと二人して道路まででて見送ってくれました。

ホテルに戻る前にカフェによりました。
「いよいよ最後の夜だなぁ」なんて思いながら今夜もガラオンです。
ちょっと酔い覚まし。
ふと向こうを見ると４人家族が。ちょっとこわもてのおとうさんと肝っ玉系のお母さん、そして娘さんが二人。

仲よさそうに談笑しています。二人の娘さんは本当におとうさんが大好きな様子。
「やっぱ、家族っていいなぁ」をふと思いまました。
そしてガラオンのグラスも空っぽに。
さてさて、おうちにかえりますか。

そして、リスボンの街路におちる僕のシルエット。
最期の夜です。おやすみなさい。