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市川市の里見公園のある国府台(こうのだい)というところは、国府のあったところで中世には国府台城があり、里見氏、北条氏の介入もあり国府台合戦の戦場となったところと言われています。<br />国府台は江戸川に面し、風光明媚な所です。<br />画家山名武さんはこの国府台に住んでおられました。<br /><br />昔の話で恐縮ですが、私の住む家は市川市のはずれの田舎ですが、こんなところに、ある日突然、本格的なイタリアンレストランが出現しました。一階を駐車場に二階が広いフロアーの立派なレストランでした。<br />私の家は縄文遺跡の中に建つあばら家でしたから、外食と言えば商店街のなかの中華そば屋か、「銀座藪蕎麦」の看板のある蕎麦屋、街道に建つ水分の多いカレー屋くらいでした。時々は寿司の出前を頼みましたが、風呂敷に提げて、上品だが元気のないご主人が届けに来て、しかも自転車の前部には小さな子供を乗せていて、何とも江戸前には程遠い新鮮なネタの寿司は期待できない出前でした。<br />こんな時、現れた西洋の薫り高いレストランでしたから、地元の人は膝の出たズボンを、筋の入った新品のに履き替え、靴の赤土を落として出かけたものでした。私が何といってもこの店が気に入ったわけは、エントランスに掛かる50号くらいの油絵が客を出迎えてくれたからです、日光の山の上にかかる煙のような白い雲、白樺の林。中に入ると正面の壁には100号はありそうな大画面の絵は、レマン湖に噴き出す間欠泉の大きな水の柱、その他ベネチアの霧のなかに佇む聖堂,生物画など、私たち夫婦の心を鷲掴みにしました。<br />妻は早速支配人を呼び、この絵の作家のことを聞き出しました。驚いたことに妻は更に聞き出した番号の画家に電話をかけて、作品を見せてくださる約束を取り付けてしまいました。<br />翌日の夜、私たちは当時まだ筑波大学の教授だった山名武さん宅を訪れたのでした。見せて頂いたたくさんの絵のなかから、特に気に入った2枚の絵を譲り受けたのです。<br /><br />山名武さんは日展で特選を取られて無鑑査出品をつづけられてきました。それに光風会でも中村賞をとられて会員に推薦されました。しかし筑波大学を退官と同じくして光風会も退会されいろんな制約や束縛から解放されて、自由に独自の世界を築いてきました。<br />穏やかな人柄の裏には芯の強い生き方をした方でした。<br /><br />既に故人となられた今、その人柄を知っていただく意味からも、お葉書も紹介させて頂きました。<br />

孤高の画家 山名武 私の尊敬する人

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1980/01/01 - 2010/12/31

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pedaru

pedaruさん

市川市の里見公園のある国府台(こうのだい)というところは、国府のあったところで中世には国府台城があり、里見氏、北条氏の介入もあり国府台合戦の戦場となったところと言われています。
国府台は江戸川に面し、風光明媚な所です。
画家山名武さんはこの国府台に住んでおられました。

昔の話で恐縮ですが、私の住む家は市川市のはずれの田舎ですが、こんなところに、ある日突然、本格的なイタリアンレストランが出現しました。一階を駐車場に二階が広いフロアーの立派なレストランでした。
私の家は縄文遺跡の中に建つあばら家でしたから、外食と言えば商店街のなかの中華そば屋か、「銀座藪蕎麦」の看板のある蕎麦屋、街道に建つ水分の多いカレー屋くらいでした。時々は寿司の出前を頼みましたが、風呂敷に提げて、上品だが元気のないご主人が届けに来て、しかも自転車の前部には小さな子供を乗せていて、何とも江戸前には程遠い新鮮なネタの寿司は期待できない出前でした。
こんな時、現れた西洋の薫り高いレストランでしたから、地元の人は膝の出たズボンを、筋の入った新品のに履き替え、靴の赤土を落として出かけたものでした。私が何といってもこの店が気に入ったわけは、エントランスに掛かる50号くらいの油絵が客を出迎えてくれたからです、日光の山の上にかかる煙のような白い雲、白樺の林。中に入ると正面の壁には100号はありそうな大画面の絵は、レマン湖に噴き出す間欠泉の大きな水の柱、その他ベネチアの霧のなかに佇む聖堂,生物画など、私たち夫婦の心を鷲掴みにしました。
妻は早速支配人を呼び、この絵の作家のことを聞き出しました。驚いたことに妻は更に聞き出した番号の画家に電話をかけて、作品を見せてくださる約束を取り付けてしまいました。
翌日の夜、私たちは当時まだ筑波大学の教授だった山名武さん宅を訪れたのでした。見せて頂いたたくさんの絵のなかから、特に気に入った2枚の絵を譲り受けたのです。

山名武さんは日展で特選を取られて無鑑査出品をつづけられてきました。それに光風会でも中村賞をとられて会員に推薦されました。しかし筑波大学を退官と同じくして光風会も退会されいろんな制約や束縛から解放されて、自由に独自の世界を築いてきました。
穏やかな人柄の裏には芯の強い生き方をした方でした。

既に故人となられた今、その人柄を知っていただく意味からも、お葉書も紹介させて頂きました。

交通手段
徒歩

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  • 市川市の国府台にはあまり知られていないのですが、素敵なアカシアの林があります。だいぶ前の話ですから、今も存在するとは限りませんが・・・

    市川市の国府台にはあまり知られていないのですが、素敵なアカシアの林があります。だいぶ前の話ですから、今も存在するとは限りませんが・・・

  • 枝を重く垂れて純白の花が咲いています。

    枝を重く垂れて純白の花が咲いています。

  • また国府台には市川でも唯一残った民族風習があります。<br />コロナのような流行病や不幸の侵入を防ぐため、村の四隅に藁で大蛇を作り、<br />魔除けとして木の枝に括り付けました。<br />これを「辻切り」と呼んでいます。

    また国府台には市川でも唯一残った民族風習があります。
    コロナのような流行病や不幸の侵入を防ぐため、村の四隅に藁で大蛇を作り、
    魔除けとして木の枝に括り付けました。
    これを「辻切り」と呼んでいます。

  • この辻切りの大蛇の目玉は中に昨年お焚き上げした残り灰をいれて作ります。<br />村の入り口におかれ、疫病神の侵入を防いでいます。

    この辻切りの大蛇の目玉は中に昨年お焚き上げした残り灰をいれて作ります。
    村の入り口におかれ、疫病神の侵入を防いでいます。

  • これがこの時(旅行記の概要)頂いた白馬を臨む風景の絵です。<br />先生は、白馬がことにお好きなようで、何枚も描いておられます。<br />紫に煙る山も良かったのですが、何といってもこの絵が一番気に入りました。<br />雪を頂いた山頂、秋色の低い山肌、白い壁の民家など荒いタッチながら空気感まで描き切ってますね。

    これがこの時(旅行記の概要)頂いた白馬を臨む風景の絵です。
    先生は、白馬がことにお好きなようで、何枚も描いておられます。
    紫に煙る山も良かったのですが、何といってもこの絵が一番気に入りました。
    雪を頂いた山頂、秋色の低い山肌、白い壁の民家など荒いタッチながら空気感まで描き切ってますね。

  • これは一緒に頂いた「落ち葉流るる五十鈴川」<br />後日家族で伊勢神宮をお詣りしたとき、神宮の前を流れる五十鈴川を目にして、<br />先生の絵の通りだと感激したのを覚えています。

    これは一緒に頂いた「落ち葉流るる五十鈴川」
    後日家族で伊勢神宮をお詣りしたとき、神宮の前を流れる五十鈴川を目にして、
    先生の絵の通りだと感激したのを覚えています。

  • 10cm×15cmの中にカンバスと同じクォリティーを保った絵には感心します。<br />目を細めてみると、実際の景色が目に飛び込んできます。<br /><br />前略ご免下さい  先日はご来駕いただきましたが失礼申し上げました。その節は<br />ご高配いただきましてありがとうございました、厚く御礼申し上げます。<br />スケッチなどお届けしたいと思いながらのびのびになって失礼いたしております。<br />一昨日から白馬にきております。白馬連峰はまだかなり雪がのこっており山麓の新緑と映え合っています。不順の折り皆様のご自愛をお祈り申し上げます。<br /><br />長野県北安曇郡白馬村蕨平にて  山名武

    10cm×15cmの中にカンバスと同じクォリティーを保った絵には感心します。
    目を細めてみると、実際の景色が目に飛び込んできます。

    前略ご免下さい  先日はご来駕いただきましたが失礼申し上げました。その節は
    ご高配いただきましてありがとうございました、厚く御礼申し上げます。
    スケッチなどお届けしたいと思いながらのびのびになって失礼いたしております。
    一昨日から白馬にきております。白馬連峰はまだかなり雪がのこっており山麓の新緑と映え合っています。不順の折り皆様のご自愛をお祈り申し上げます。

    長野県北安曇郡白馬村蕨平にて  山名武

  • 後日、先日の絵を買って下さったお礼にと、モロッコの街かどをスケッチしたものを<br />頂戴いたしました。<br />私も近年訪れた国ですので、雰囲気をよくとらえたこの絵に愛着を感じます。

    後日、先日の絵を買って下さったお礼にと、モロッコの街かどをスケッチしたものを
    頂戴いたしました。
    私も近年訪れた国ですので、雰囲気をよくとらえたこの絵に愛着を感じます。

  • 水彩、デッサン展の案内状です。<br /><br />水彩「カサブランカの街」

    水彩、デッサン展の案内状です。

    水彩「カサブランカの街」

  • 私も訪れたことのあるフィレンツェの街を臨む、ミケランジェロ広場からのスケッチですね。

    私も訪れたことのあるフィレンツェの街を臨む、ミケランジェロ広場からのスケッチですね。

  • この展覧会で求めた水彩画「秋海棠」です。<br /><br />絵の具が滲んだり、鉛筆の線が、あらわになっていたり、奔放ななかに秋海棠の<br />特徴をとらえた秀作だと思います。<br />娘の店に飾らせていただいております。

    この展覧会で求めた水彩画「秋海棠」です。

    絵の具が滲んだり、鉛筆の線が、あらわになっていたり、奔放ななかに秋海棠の
    特徴をとらえた秀作だと思います。
    娘の店に飾らせていただいております。

  • これはコピーながら額に入れて、プレゼントされたものです。<br /><br />ローマ空港 アルジェの家族 

    これはコピーながら額に入れて、プレゼントされたものです。

    ローマ空港 アルジェの家族 

  • 展覧会のお知らせ<br />このたび私、郷里での初めての個展を開くことになりました。伊勢志摩・南房総・<br />奥日光・信州白馬などの風景、イタリア・スペイン・モロッコなどの風物に花なども加えて、約30点の近作を展示いたします。<br /><br />ギャラリーMOS

    展覧会のお知らせ
    このたび私、郷里での初めての個展を開くことになりました。伊勢志摩・南房総・
    奥日光・信州白馬などの風景、イタリア・スペイン・モロッコなどの風物に花なども加えて、約30点の近作を展示いたします。

    ギャラリーMOS

  • 「蘭」 65.2×53.0cm<br /><br />上記展覧会の作品の写真です。

    「蘭」 65.2×53.0cm

    上記展覧会の作品の写真です。

  • 「戦場ヶ原」(奥日光)38・0×45.5cm<br /><br />何度も訪れた奥日光、秋色の戦場ヶ原は夢のようです。<br /><br />同展覧会の写真より

    「戦場ヶ原」(奥日光)38・0×45.5cm

    何度も訪れた奥日光、秋色の戦場ヶ原は夢のようです。

    同展覧会の写真より

  • 「海辺集落」 41.0×53.0cm<br /><br />房総の街でしょうか?<br /><br />同展覧会の写真より

    「海辺集落」 41.0×53.0cm

    房総の街でしょうか?

    同展覧会の写真より

  • 残暑お見舞い申し上げます<br />お見舞いいただきましてありがとうございました。<br />皆様ご健勝でおすごしのこととおよろこび申し上げます。<br />私もおかげ様で元気でやっております。山海などに出かけたりいたしております。<br />奈良京都におでかけでした由、またスケッチなどみせていただきたいものでございます。きびしい暑さの折りご自愛の程お祈り申し上げます。

    残暑お見舞い申し上げます
    お見舞いいただきましてありがとうございました。
    皆様ご健勝でおすごしのこととおよろこび申し上げます。
    私もおかげ様で元気でやっております。山海などに出かけたりいたしております。
    奈良京都におでかけでした由、またスケッチなどみせていただきたいものでございます。きびしい暑さの折りご自愛の程お祈り申し上げます。

  • 「帰漁(波切港)」 45.5×53.0cm<br /><br />帰ってくる漁船に寄ってくるたくさんのかもめ、よく見る光景ですね。<br /><br />同展覧会の写真より

    「帰漁(波切港)」 45.5×53.0cm

    帰ってくる漁船に寄ってくるたくさんのかもめ、よく見る光景ですね。

    同展覧会の写真より

  • きびしい残暑がつづいております。皆様お元気でおすごしのこととおよろこび申し上げます。先日はご来駕いただきましたが失礼申し上げました。<br />その節は山陰松江のお土産を頂戴いたしましてありがとうございました。<br />私はあれから白馬にいき、帰りましてから志摩にまいっております。<br />とうもろこしの葉が風にさやさやとなって秋の気配を感じます。海、空、燈台、のうぜんかすら、浜木綿など潮風にきらめいている感じがいたします。お元気で<br /><br />三重県志摩郡大王町波切にて  山名武

    きびしい残暑がつづいております。皆様お元気でおすごしのこととおよろこび申し上げます。先日はご来駕いただきましたが失礼申し上げました。
    その節は山陰松江のお土産を頂戴いたしましてありがとうございました。
    私はあれから白馬にいき、帰りましてから志摩にまいっております。
    とうもろこしの葉が風にさやさやとなって秋の気配を感じます。海、空、燈台、のうぜんかすら、浜木綿など潮風にきらめいている感じがいたします。お元気で

    三重県志摩郡大王町波切にて  山名武

  • 山名武 近作展    「潮騒」 10号<br /><br />市川市 彩花画廊にて

    山名武 近作展    「潮騒」 10号

    市川市 彩花画廊にて

  • つゆがあけて急に暑くなりました。皆様お元気でおすごしのことと存じます。<br />先般はご体調をくずされましたそうですが もうよろしゅうございますか、どうかくれぐれもお大事になさって下さいますよう。<br />私おかげ様で元気でやっております。<br />海山などに出たいのですがこの暑さにどうもおっくうになっていまいます。<br />暑さくわまります折り皆様のご健康をお祈り申し上げます。  早々<br /><br />西伊豆にて スケッチ<br />

    つゆがあけて急に暑くなりました。皆様お元気でおすごしのことと存じます。
    先般はご体調をくずされましたそうですが もうよろしゅうございますか、どうかくれぐれもお大事になさって下さいますよう。
    私おかげ様で元気でやっております。
    海山などに出たいのですがこの暑さにどうもおっくうになっていまいます。
    暑さくわまります折り皆様のご健康をお祈り申し上げます。  早々

    西伊豆にて スケッチ

  • 同展覧会で求めました。私の寝室に飾っております。<br /><br />早春の水上を描いたものだそうです。荒いタッチながら離れて見ると雪山が<br />おぼろげながら浮き出てきます。15号の絵です。

    同展覧会で求めました。私の寝室に飾っております。

    早春の水上を描いたものだそうです。荒いタッチながら離れて見ると雪山が
    おぼろげながら浮き出てきます。15号の絵です。

  • これは小品ながらパンジーの特徴をよくとらえた秀作だと思います。<br />我が家の玄関にかけてあります。

    これは小品ながらパンジーの特徴をよくとらえた秀作だと思います。
    我が家の玄関にかけてあります。

  • さわやかな季節となりました。<br />ごぶさたしておりますがお元気でおすごしのことと存じます。<br />先日新聞のチラシで美しいお店の広告を拝見させていただきました。<br />昨日から箱根にきております。天候がよくないのですが何とか一点でも描ければと思っております。<br />来春三月頃個展が出来ればと思っております。<br />秋も深まってまいりましたが不順の折り皆様のご自愛をお祈りいたします。 <br />                             早々<br />神奈川県足柄下郡箱根町強羅 静雲荘にて  山名武

    さわやかな季節となりました。
    ごぶさたしておりますがお元気でおすごしのことと存じます。
    先日新聞のチラシで美しいお店の広告を拝見させていただきました。
    昨日から箱根にきております。天候がよくないのですが何とか一点でも描ければと思っております。
    来春三月頃個展が出来ればと思っております。
    秋も深まってまいりましたが不順の折り皆様のご自愛をお祈りいたします。 
                                 早々
    神奈川県足柄下郡箱根町強羅 静雲荘にて  山名武

  • 暑中御見舞い申し上げます。<br />暑くなってきましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか、私の方もおかげ様で元気でやっております。<br />11月郷里松阪で個展をやることになりましたので忙しくやっております。<br />燈台岬、黒潮の海、かもめ、浜木綿、白い船、さやさやと風になるとうもろこし、ひるがお、月見草、のうぜんかずら、ゆりなど、魅力あるものがいっぱいですが、さて描くとなるとなかなかうまくいきません。<br />暑さ加わります折り皆様のご健康をお祈り申し上げます。<br /><br />三重県志摩郡大王町波切にて  山名武

    暑中御見舞い申し上げます。
    暑くなってきましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか、私の方もおかげ様で元気でやっております。
    11月郷里松阪で個展をやることになりましたので忙しくやっております。
    燈台岬、黒潮の海、かもめ、浜木綿、白い船、さやさやと風になるとうもろこし、ひるがお、月見草、のうぜんかずら、ゆりなど、魅力あるものがいっぱいですが、さて描くとなるとなかなかうまくいきません。
    暑さ加わります折り皆様のご健康をお祈り申し上げます。

    三重県志摩郡大王町波切にて  山名武

  • 山名武油絵展 の案内状が届きました。<br /><br />先生は三重県松阪市のご出身ですが、このたび郷里で初めての個展だそうです。<br />三重県松阪市中町   ギャラリーMOS

    山名武油絵展 の案内状が届きました。

    先生は三重県松阪市のご出身ですが、このたび郷里で初めての個展だそうです。
    三重県松阪市中町   ギャラリーMOS

  • 上記の案内状に採用された「浜木綿群落」です。<br /><br />この絵がどうしても気に入り、譲っていただきました。<br />浜木綿の群落の中で、ひとりカンバスに向かう男、私に似ている、と皆さん言います。(笑)手前の浜木綿が浮き出て見えます、空の雲の色がすばらしく、一点に明るい光が見えます。案内状の色合いが異なりますが、下の絵が実物に近いです。<br />

    上記の案内状に採用された「浜木綿群落」です。

    この絵がどうしても気に入り、譲っていただきました。
    浜木綿の群落の中で、ひとりカンバスに向かう男、私に似ている、と皆さん言います。(笑)手前の浜木綿が浮き出て見えます、空の雲の色がすばらしく、一点に明るい光が見えます。案内状の色合いが異なりますが、下の絵が実物に近いです。

  • お彼岸をすぎてめっきり秋らしくなりました。<br />お元気でおすごしでしょうか、先般はかえっていろいろご心配いただきまして恐縮に存じました。<br />白馬のほうにはお出かけになられましたか、十月頃は紅葉が美しいと存じます。<br />私は三日程前から志摩半島にまいっております。広大な海の神秘を感じながら描いております。<br />爽やかな季節になってまいりましたが不順の折りからみなさまのご自愛をお祈り申し上げます。<br />末乍ら御奥様によろしくと申し上げて下さい。     敬具<br /><br />三重県志摩郡大王町波切  龍王閣にて  山名武

    お彼岸をすぎてめっきり秋らしくなりました。
    お元気でおすごしでしょうか、先般はかえっていろいろご心配いただきまして恐縮に存じました。
    白馬のほうにはお出かけになられましたか、十月頃は紅葉が美しいと存じます。
    私は三日程前から志摩半島にまいっております。広大な海の神秘を感じながら描いております。
    爽やかな季節になってまいりましたが不順の折りからみなさまのご自愛をお祈り申し上げます。
    末乍ら御奥様によろしくと申し上げて下さい。     敬具

    三重県志摩郡大王町波切  龍王閣にて  山名武

  • 東京銀座・ミキモト本店4Fにあるミキモトホールで山名武展が開かれました。<br /><br />案内状によるとここ数年間、伊勢志摩、奥日光、白馬、外房州、水戸梅林や<br />フランス、イタリア、スペイン、モロッコなどを訪れましたが、その時々に描いた<br />風景の作品と、花など50点を出品します、とありました。

    東京銀座・ミキモト本店4Fにあるミキモトホールで山名武展が開かれました。

    案内状によるとここ数年間、伊勢志摩、奥日光、白馬、外房州、水戸梅林や
    フランス、イタリア、スペイン、モロッコなどを訪れましたが、その時々に描いた
    風景の作品と、花など50点を出品します、とありました。

  • 街かどで絵を描く山名画伯。<br />いつもきちんと背広を着て、画家らしくないことを信条としていたようです。<br /><br />山名君のこと  高橋正人(東京教育大学名誉教授)<br /><br />光風会、日展には30年以上の出品をつづけ、その間光風会、日展で受賞を重ね、不動の位置を作っている。母校教授としてはその温かい人柄は学生の信望をあつめ、慕われた。<br />作品の技法的にはリアルなものを基盤にフォービックな構成と単純化をおしすすめ、写実を超えた奥深いものを探求しているように思える。<br />それは自然や人間の内なるもの、生命感、精神性あるいは神秘感といったものの表現にむかっているということであろうか。(抜粋)<br /><br />

    街かどで絵を描く山名画伯。
    いつもきちんと背広を着て、画家らしくないことを信条としていたようです。

    山名君のこと  高橋正人(東京教育大学名誉教授)

    光風会、日展には30年以上の出品をつづけ、その間光風会、日展で受賞を重ね、不動の位置を作っている。母校教授としてはその温かい人柄は学生の信望をあつめ、慕われた。
    作品の技法的にはリアルなものを基盤にフォービックな構成と単純化をおしすすめ、写実を超えた奥深いものを探求しているように思える。
    それは自然や人間の内なるもの、生命感、精神性あるいは神秘感といったものの表現にむかっているということであろうか。(抜粋)

  • レマン湖の噴水 1982<br /><br />独往の香気馥郁  村瀬雅夫 (美術評論家)<br /><br />鮮やかな色彩と、骨太の線を積み重ねるような力強い筆致とで画面を構成する画風は、簡潔明瞭だ。<br />その作風は、南画やフォーブにに通う日本洋画の共通するスタイルに属して、新奇さや物珍しさはは少ない。しかし独り信ずる道をゆく画家の気迫は、どの画面にも清新深沈たる抒情をたたえて大いに目と心をひきつける。次ページに続く<br />

    レマン湖の噴水 1982

    独往の香気馥郁  村瀬雅夫 (美術評論家)

    鮮やかな色彩と、骨太の線を積み重ねるような力強い筆致とで画面を構成する画風は、簡潔明瞭だ。
    その作風は、南画やフォーブにに通う日本洋画の共通するスタイルに属して、新奇さや物珍しさはは少ない。しかし独り信ずる道をゆく画家の気迫は、どの画面にも清新深沈たる抒情をたたえて大いに目と心をひきつける。次ページに続く

  • ベネチア 1983<br /><br />風雪を経た梅の古木がようやく清香を放つ花で満たされるように、ヨーロッパの<br />風光の感銘、悠遠の歴史のはかなさで磨きをかけられた山名さんの画業は、独往の自由な境地をようやく得て馥郁たる香りをますます放っていくに違いない。次へ・・・

    ベネチア 1983

    風雪を経た梅の古木がようやく清香を放つ花で満たされるように、ヨーロッパの
    風光の感銘、悠遠の歴史のはかなさで磨きをかけられた山名さんの画業は、独往の自由な境地をようやく得て馥郁たる香りをますます放っていくに違いない。次へ・・・

  • カサブランカ(モロッコ) 1985<br /><br />「私は感動したものを素直に受け入れ、表現していきたい。真実、真髄を追究したい。素朴で単純、しかも内面的精神的思想的なものが奥深くしまわれているものを目指したい」。画家は独り歩む彼方の目標をそう思い描いている。続く・・・

    カサブランカ(モロッコ) 1985

    「私は感動したものを素直に受け入れ、表現していきたい。真実、真髄を追究したい。素朴で単純、しかも内面的精神的思想的なものが奥深くしまわれているものを目指したい」。画家は独り歩む彼方の目標をそう思い描いている。続く・・・

  • カサブランカ(モロッコ)1985<br /><br />地中海の白壁の古い町や教会のある町、ゴンドラの行くベニス、落日のフィレンツェ、そして雪の白馬や吉野の桜など香気に包まれた作品群は、独往自在の画人がすでに実現しているその理想境をみせてくれる。

    カサブランカ(モロッコ)1985

    地中海の白壁の古い町や教会のある町、ゴンドラの行くベニス、落日のフィレンツェ、そして雪の白馬や吉野の桜など香気に包まれた作品群は、独往自在の画人がすでに実現しているその理想境をみせてくれる。

  • 前略先日の個展にはお忙しい中いらしていただき、またその節は結構なお祝いの品たまわり誠にありがとうございました。それにこのたびはご無理お願いいたしまして恐縮の至りでございます。ほんとうにありあがとうございました、厚く御礼申し上げます。<br />一昨日から志摩半島にまいっております。燈台、浜木綿、黒潮流れる海、かもめ、椿など詩情漂うモティーフがあちこちにみられ、もうすぐ桜色の春につつまれることでしょう。<br />お嬢ちゃんのお作品をいつかみせていただきたいですね。<br />ご自愛下さいますよう、まずはとりあえず御礼まで   敬具<br /><br />三重県志摩郡大王町波切にて  山名武

    前略先日の個展にはお忙しい中いらしていただき、またその節は結構なお祝いの品たまわり誠にありがとうございました。それにこのたびはご無理お願いいたしまして恐縮の至りでございます。ほんとうにありあがとうございました、厚く御礼申し上げます。
    一昨日から志摩半島にまいっております。燈台、浜木綿、黒潮流れる海、かもめ、椿など詩情漂うモティーフがあちこちにみられ、もうすぐ桜色の春につつまれることでしょう。
    お嬢ちゃんのお作品をいつかみせていただきたいですね。
    ご自愛下さいますよう、まずはとりあえず御礼まで   敬具

    三重県志摩郡大王町波切にて  山名武

  • デージー、金魚草など 1985

    デージー、金魚草など 1985

  • アネモネ 1986<br /><br />山名武さんはかっては人物画家と言われた時期がありました。アトリエにはすやすやと眠る幼児だった娘さんの絵が掛けてありました。<br />先生は「奥様の絵が描きたい」と言ってくださいましたが、積極的な反面、すごく引っ込み思案なところがあり、それを受け入れる妻ではないのは分かっていましたが、残念なことをしたと、時々思い出します。

    アネモネ 1986

    山名武さんはかっては人物画家と言われた時期がありました。アトリエにはすやすやと眠る幼児だった娘さんの絵が掛けてありました。
    先生は「奥様の絵が描きたい」と言ってくださいましたが、積極的な反面、すごく引っ込み思案なところがあり、それを受け入れる妻ではないのは分かっていましたが、残念なことをしたと、時々思い出します。

  • 落ち葉流れる五十鈴川 1986<br /><br />

    落ち葉流れる五十鈴川 1986

  • 戦場ヶ原(奥日光) 1986<br /><br />戦場ヶ原に続く小田代ヶ原で、紅葉の始まった山肌にスポットライトのように<br />日が差した瞬間の感動をお話したところ、非常に興味を持って、聞いておられました。

    戦場ヶ原(奥日光) 1986

    戦場ヶ原に続く小田代ヶ原で、紅葉の始まった山肌にスポットライトのように
    日が差した瞬間の感動をお話したところ、非常に興味を持って、聞いておられました。

  • 教会のみえる海辺 1984<br /><br />荒いタッチながら本質を捉える山名武独特の世界です。

    教会のみえる海辺 1984

    荒いタッチながら本質を捉える山名武独特の世界です。

  • 先日はお心づかいのお手紙いただき恐縮いたしました。<br />昨日から銚子にきております。明日帰りますが、よろしければ作品二・三・日中にお持ちいただければと思っております。<br />桜、アネモネなど小品をお渡しできると思っておりますので、とりいそぎご連絡まで<br />                  四月十七日  早々<br />銚子犬吠埼にて 山名武

    先日はお心づかいのお手紙いただき恐縮いたしました。
    昨日から銚子にきております。明日帰りますが、よろしければ作品二・三・日中にお持ちいただければと思っております。
    桜、アネモネなど小品をお渡しできると思っておりますので、とりいそぎご連絡まで
                      四月十七日  早々
    銚子犬吠埼にて 山名武

  • 白馬早春 1986<br /><br />我が家にある全く同じ所で描いた白馬、時季や時間帯によってさまざまな表情をみせる自然の不思議さを感じます。

    白馬早春 1986

    我が家にある全く同じ所で描いた白馬、時季や時間帯によってさまざまな表情をみせる自然の不思議さを感じます。

  • 今年もいよいよおしつまりました。<br />先日はお忙しい中に突然お邪魔いたしまして大へん失礼いたしました。<br />すばらしいお店を見せていただき何よりうれしくまたいろいろ心あたたまるお話しお伺いできましてよろこんでおります。<br />白馬は雪におおわれていますがあまり雪は多くなくてかえって描くには好適な感じです。<br />皆様お健やかでよいお年をお迎え下さい。<br /><br />長野県北安曇郡白馬村蕨平 ハイランドホテルにて 山名武

    今年もいよいよおしつまりました。
    先日はお忙しい中に突然お邪魔いたしまして大へん失礼いたしました。
    すばらしいお店を見せていただき何よりうれしくまたいろいろ心あたたまるお話しお伺いできましてよろこんでおります。
    白馬は雪におおわれていますがあまり雪は多くなくてかえって描くには好適な感じです。
    皆様お健やかでよいお年をお迎え下さい。

    長野県北安曇郡白馬村蕨平 ハイランドホテルにて 山名武

  • ばら 1985<br /><br />上記のはがきの文面にあるように、先生はご自分の絵を見るため私の店においでくださいました。<br />いつも私の絵をお店に飾っていただきありがとうございます、とお礼を述べられました。先生の絵は店の風格を高めていると感じております。

    ばら 1985

    上記のはがきの文面にあるように、先生はご自分の絵を見るため私の店においでくださいました。
    いつも私の絵をお店に飾っていただきありがとうございます、とお礼を述べられました。先生の絵は店の風格を高めていると感じております。

  • 「梅香る」 1985<br /><br />2010年のある日、この梅の絵の写真つきで、寒中見舞いが届きました。<br /><br />山名武さんが去る十二月二十日老衰のため永眠された知らせでした。九十四歳でした。視力は衰えておりましたが、それでも最後までキャンバスに向かって筆をとっておられたそうです。<br />今こうして写真など整理していると、穏やかな笑顔を絶やさない優しい先生の面影が蘇ってきます。私ごときが山名武という人と関わりを持ち、好きな絵を手にすることが出来たのは幸せの極みだと思っております。<br /><br /><br />

    「梅香る」 1985

    2010年のある日、この梅の絵の写真つきで、寒中見舞いが届きました。

    山名武さんが去る十二月二十日老衰のため永眠された知らせでした。九十四歳でした。視力は衰えておりましたが、それでも最後までキャンバスに向かって筆をとっておられたそうです。
    今こうして写真など整理していると、穏やかな笑顔を絶やさない優しい先生の面影が蘇ってきます。私ごときが山名武という人と関わりを持ち、好きな絵を手にすることが出来たのは幸せの極みだと思っております。


  • ここでもう一人の画家を紹介します。 日本画家 斎藤君子さんです。<br />ある時偶然入った展覧会でこの大きな絵に出合いました。50号くらいはあると思いますが、日本画にも拘らずモチーフ、構図、色使いなどモダンなこの絵に釘付けになりました。<br />さすが院展で賞をとられた作品だけあって、迫力ある画面は女性作家とは思えないものでした。<br />直接作家に電話をして、譲ってくれるようお願いしました。気に入ってくださるなら、という謙虚な態度でご承知いただきました。お値段はその価値から言ったらタダ同然でしたので、今でも申し訳なく思っております。<br />斎藤君子さんは芸大を首席でご卒業され、前田青邨の弟子として研鑽を積まれました。兄弟弟子には平山郁夫さんもおられて同じ弟子として日本橋高島屋でグループ展を毎年開催しておりました。

    ここでもう一人の画家を紹介します。 日本画家 斎藤君子さんです。
    ある時偶然入った展覧会でこの大きな絵に出合いました。50号くらいはあると思いますが、日本画にも拘らずモチーフ、構図、色使いなどモダンなこの絵に釘付けになりました。
    さすが院展で賞をとられた作品だけあって、迫力ある画面は女性作家とは思えないものでした。
    直接作家に電話をして、譲ってくれるようお願いしました。気に入ってくださるなら、という謙虚な態度でご承知いただきました。お値段はその価値から言ったらタダ同然でしたので、今でも申し訳なく思っております。
    斎藤君子さんは芸大を首席でご卒業され、前田青邨の弟子として研鑽を積まれました。兄弟弟子には平山郁夫さんもおられて同じ弟子として日本橋高島屋でグループ展を毎年開催しておりました。

  • 画家という職業は厳しい世界だと思われるのは、斎藤さんのような立派な画家でも、作品が売れるということは少なく、ましてそれで生活費を賄うのは大変なことのように思われます。<br />この絵は斎藤さんの個展で購入したものですが、このとき、集まっていた知人に私たち夫婦を紹介してくれて、「私の知人以外で、初めて絵を買って下さった方です」とおっしゃっていました。<br />飾らない謙虚な人柄の先生は山名先生同様、私たちの人生に豊かなあしあとを残してくださいました。

    画家という職業は厳しい世界だと思われるのは、斎藤さんのような立派な画家でも、作品が売れるということは少なく、ましてそれで生活費を賄うのは大変なことのように思われます。
    この絵は斎藤さんの個展で購入したものですが、このとき、集まっていた知人に私たち夫婦を紹介してくれて、「私の知人以外で、初めて絵を買って下さった方です」とおっしゃっていました。
    飾らない謙虚な人柄の先生は山名先生同様、私たちの人生に豊かなあしあとを残してくださいました。

  • 太陽の色の花を多く見かける様になりました。<br />私の絵を長くお店に飾っていただけました事、とても感謝して居りました。<br />お蔭様にて市展五十回展の記念賞を頂くことが出来、又六月~七月いっぱい千葉県庁舎ロビーの展示コーナーに展示させていただいて居ります。<br />時折お店のご案内を入れていただきながら失礼して居ります。おしゃれする事を夢見ながら絵と家事とで髪振りみだす日常です。○○様のご繁栄をいつもお祈り申し上げて居ります。<br /><br />可憐な手書きの花を描いたはがきを頂戴いたしました。

    太陽の色の花を多く見かける様になりました。
    私の絵を長くお店に飾っていただけました事、とても感謝して居りました。
    お蔭様にて市展五十回展の記念賞を頂くことが出来、又六月~七月いっぱい千葉県庁舎ロビーの展示コーナーに展示させていただいて居ります。
    時折お店のご案内を入れていただきながら失礼して居ります。おしゃれする事を夢見ながら絵と家事とで髪振りみだす日常です。○○様のご繁栄をいつもお祈り申し上げて居ります。

    可憐な手書きの花を描いたはがきを頂戴いたしました。

  • 斎藤君子さんの手書きの暑中見舞いはがき<br /><br />丁寧に手描きされた心のこもった絵手紙です。

    斎藤君子さんの手書きの暑中見舞いはがき

    丁寧に手描きされた心のこもった絵手紙です。

  • 恩人とも言えるお世話になった友人の新築祝いに差し上げるために、特別にお願いして描いていただきました。花を得意としているので迷った挙句「木瓜(ぼけ)」になりました。<br />斎藤さんのご自宅にて

    恩人とも言えるお世話になった友人の新築祝いに差し上げるために、特別にお願いして描いていただきました。花を得意としているので迷った挙句「木瓜(ぼけ)」になりました。
    斎藤さんのご自宅にて

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この旅行記へのコメント (22)

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  • mistralさん 2021/05/01 14:15:36
    国府台
    pedaruさん

    こんにちは。
    ご無沙汰しております。

    古い奈良ホテルの旅行記にご投票いただきましてありがとうございました。
    多分kummingさんの同ホテルの旅行記に書いてくださっていますmistralのページの
    ご紹介のコメントから、遠征下さったと想像しております。

    お礼にpedaruさんの最新旅行記を拝見しようと訪問して、この旅行記に目が釘づけと
    なりました。
    最近になってアップされたものでしょうか?
    もともとお住まいは市川近辺?と思っておりましたが、もしかしたら国府台でしょうか?
    夫の両親が(もちろん夫もですが)長いこと国府台に住んでおりました。
    (さる病院の院長をしておりました。)
    この5月には中原寺で三十三回忌の法要をお願いしております。
    そんなご縁があったものですから、一層感慨深い想いで拝見しました。

    最初の印象では、表紙の絵はpedaru さんご自身のものと思っていました。
    ところがコメントを読み進めますと、山名武氏とおっしゃる画家でもあり教育者でも
    あられた方とpedaru さんご夫妻との長い年月にわたる心あたたまる交流の記録の
    旅行記だったことを知り、更に感動しました。

    レストランで出会った絵に惹かれ、奥さまの積極的アプローチがあって、山名氏との
    対面が叶い絵を購入されたとのこと。
    私たちも、その折はどうしてそんな身分不相応な絵を買おうと思ったのかわからない、
    そんな経験があります。
    でも多分pedaru さんご夫妻は、その折にはすっかりその絵に、もしかしたら作者に、
    魅了されたのでしょうね。
    なんとなくわかる気がします。

    更に素晴らしいのは、それがきっかけとなって山名氏との交流が始まったことですね。
    絵を買って下さったからではない、こころの触れ合いのある交流だったことが
    伝わってきます。
    一枚の葉書に「カンヴァスと同じクオリティーを保った絵」が添えられて送られて
    くる、なんて素敵なことでしょう!

    山名氏の沢山の絵、そして葉書の絵も、のご紹介をありがとうございました。
    pedaru さんのお店をお教え頂けましたら(レストランでよろしいのでしょうか?)
    伺って拝見できるのに、と思っております。
    今まで知らなかった、アカシアの咲く森、まだ行ったことのない縄文遺跡、
    辻切りなる慣習など、とっても興味深く拝見しました。

    mistral

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/05/04 07:19:27
    RE: 国府台

    mistralさん おはようございます。

    その通りです、kummingさんのブログからお邪魔しました。宣伝をしてくれる方がいるということはありがたいですね。それほど魅力のある旅行記だと認めたからでしょうね。

    電車が市川駅に近づくと、江戸川のふちに緑あふれる高台が見えてきます。そこが国府台ですね。小岩に住んでいたころ、対岸の国府台に住むことに憧れてを持っていました。

    ジュンサイ池を散歩するとき、国府台小学校の先に、中原寺の山門がありますね、立派なお寺ですね。我が家では5年くらい前に近くの回向院と言う寺の墓地を購入しました。
    恥ずかしいほど小さな墓ですが、環境的には気に入っております。自分の入る墓を買うなんて変な気分ですが、子供たちに迷惑をかけないために仕方がありません。でもあんなところにはいるのは嫌ですね。
    魂がどこへでも行けるなら、憧れの国、思い出の国、いろんな国を訪ねてみたい、、ああ、早くそうなるといいなぁ!えっ?それって死ぬこと?ちょっと早いかなー?

    山名先生とのお付き合いは、私どもにとっては貴重な経験でした。自分の絵を気に入ってくれたことを大変喜んで下さったのだと思います。
    一緒に写生旅行をしませんか?とお誘いを受けたこともありました。奥様も上品な女学生のような方で、お話に加わってくださいました。

    絵はいずれはどこかの病院などに寄付をしようか、などと妻が言っております。より多くの人に見てもらうのが、先生への一番のお返しかとも思います。まだ先の話ですが・・・

    誠実なコメントをありがとうございました。   

    pedaru
  • mom Kさん 2021/02/01 09:25:55
    奥様に共感共鳴
    今日の始まりは、とても素敵になりました。
    寝坊していましたが、本旅行記でばしっつと目覚めました。姿勢を正しました。
    とくにお葉書のすべてに。(あああ、これを表装したいいいい)
    どれもどこもうーんと唸りますが、1枚の空がとりわけ好きです。
    私の絵画好きは、多分父譲りの父指南。
    年齢によって、贔屓が変わってきましたが、変わらずダントツはセザンヌ。
    37歳、エクスの彼のアトリエを独り占めして、真ん中床に座り込んでいた時間は
    永遠です。その雰囲気を味合わせていただきました。
    出会いですねえ。あなた様とも。

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/02/03 07:16:39
    RE: 奥様に共感共鳴

    mom kazukoさん おはようございます。

    私の旅行記が目覚めに役立ち、しかも姿勢の矯正にも役立つとは嬉しゅうございます。

    お父様が絵がお好きな方だったのですねぇ。この好みは遺伝か教育かはよく分かりませんが、影響は受けますね。私の父は酒と女性にだけ関心があり、芸術とはえんがありませんでしたが、兄は芸術をはじめ、趣味の広い人ですから、おおいに影響を受けました。

    セザンヌのアトリエ? そんな夢のような!この思い出も宝物ですね。
    フォローいただきありがとうございました。

    pedaru
  • cheriko330さん 2021/01/28 19:19:09
    絵も交流も素晴らしい ✽.。.:*
    pedaruさん、こんばんは。

    改めまして今年もよろしくお願いいたします。
    表紙の絵はモネの「印象・日の出」を彷彿とさせますね。
    山名武さん、存じ上げなかったのでグーグル先生にお聞きしたところ
    あらまぁ!一番にpedaruさんの旅行記が出てきました。

    pedaruさんご夫婦と山名武さんの交流を拝見させていただきながら
    熱く込み上げてくるものがありました。人との繋がりは大切ですね。
    素晴らしい作品もたくさん、ご紹介下さり嬉しいです。
    pedaruさん同様に海外へもお出かけになり、素晴らしい絵を
    描かれていたのですね。
    どれも好きですが、特に表紙の絵、白馬を臨む風景画、海辺集落
    ミキモトでの個展の絵、デージー、金魚草などが好きです。
    斎藤君子さんの日本画も素晴らしいですね。

    国府台のアカシアの林が、まだあると良いのですが。
    pedaruさん宅でお宝を拝見したいものです☆彡
    寒くなるようなので、どうぞお気を付けくださいね。

     cheriko330

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/01/31 07:17:57
    RE: 絵も交流も素晴らしい ?.。.:*

    cheriko330さん おはようございます。

    山名先生のことがグーグルに出ていましたか?たった一遍4トラに出しただけで、グーグルには私が見た限りでは、カゼルタベッキアの私が撮った写真まで載っていました。
    情報社会とはいえ、恐ろしいものがありますね。うっかり自分の顔など出したら、すぐ知られてしまいそうです。市川市の情報の中に私の旅行記がいくつか載っています。
    うっかりいい加減な情報も出せませんね。

    > pedaruさんご夫婦と山名武さんの交流を拝見させていただきながら
    > 熱く込み上げてくるものがありました。人との繋がりは大切ですね。

    cherikoさんの優しいお気持ちを嬉しく思います。

    お付き合いする方が、自分よりかなり年配だと、必ず別れがきますね。歳をとるということは残酷なところもあります。自分を支えてくれた人の思い出はいつまでも宝として
    心の残っています。

    断捨離をしなければならないのに、先日妻に無断で富取風堂という日本画家の絵が安かったので買ってしまいました。富取風堂さんの娘さんとは知り合いで、市川の菅野の駅のそばにお宅がありました。有名な方なのでとても手の出る絵ではなかったのであきらめて居ました。これのお陰で妻とはひと悶着ありました。もう二度と無断で絵は買わないと謝って、決着しました。

    真面目な妻をいつも怒らせる駄目な亭主です。

    pedaru
  • パルファンさん 2021/01/26 22:52:49
    心の交流
    pedaruさん

    2021年1月も過ぎようとして・・
    非常に遅ればせながら、新年のご挨拶を申し上げます。

    今年初のブログで、貴重で素敵な紹介をして頂き久しぶりに
    爽やかな気分になりました~
    一画家と一職人さんの、絵を通しての心の交流が感じられ
    pedaruさんの違った一面をみた思いです。

    今年もまた、ユニークな旅行記紹介を楽しみにしておりますね。
    あ、師匠、絵のアップもお待ちしてます~~

    パルファン

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/01/29 07:09:07
    RE: 心の交流

    パルファンさん おはようございます。

    お久しぶりな気がします、今年もよろしくお願いします。

    どこにも出かけず、なんだか気力がなくなり、4トラベルを辞める人ってこんな気分
    なんだろうな、と思えるこの頃です。
    はがきに描いた絵が素敵なので、皆さんに紹介したくて旅行記にしてみました。

    パルファンさんのように、我が道を行く、という主義に方はいつも平常心で、訪問回数がどうの、書き込みが多いの少ないのと一喜一憂することもなく、淡々と続けているのは偉いと思います。

    山名画伯との付き合いも、プライベートなことなので、人によってはいかがなものかと思われるかもしれません。私なりに軽い気持ちで書きました。
    年上の方とのおつきあいは、いつのまにか別れがやってきます。恩人とも言える方とも先に逝かれてます。生者必滅、会者定離ですね。

    絵のアップ、言われると思いました。古い旅行の時の絵を探し出して、見つかったら発表します、って発表というほどの絵ではありませんが・・・・

    pedaru
  • チーママ散歩さん 2021/01/26 19:12:02
    宝物
    こんばんは。
    お変わりなくお過ごしのようで安心致しました。

    今何かあれば、チャチャっと絵文字をふんだんに使いメールで済ませてしまう時代。
    送った相手の笑顔を想像してハガキにしたためてお手紙のやりとりは、なんて素敵な事でしょう。
    絵に詳しくない私ですから、画家さんも多くは
    知りませんが、初めてお名前を聞きました。
    筑波大学の教授でいらしたのですね?
    「背広を着た画伯」と言う、画家らしさの形式にこだわらない所もまた、面白いですね。

    ふらり出かけた旅先で、出会った景色に感動して書かれた絵には優しさが。
    そして言葉には思いやりが。
    なんだかほっこりする交流を大切にされてこられた師匠の温かい人柄も滲み出て、素敵な気分になりました。

    大切な宝物を見せてくださりありがとうございます。

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/01/29 05:44:29
    RE: 宝物

    チーママ散歩さん おはようございます。

    チーママさんほどの絵心のある方なら、ご自分でもササッと絵手紙描いてしまいそうですね。私を初めとして幾人もの老人?からお褒めの言葉をお貰いになるほどですからね。

    山名先生は穏やかな人柄ではありますが、反骨の人で、権威ある?グループからも離脱して、一匹狼で画業に取り組んでいました。当時でも絵を買う人はあまりいませんでしたから、お客としての見方もありますが、自分の作品を気に入ってくれる人とは仲良くしたいですね、私もお客様と商売を離れて親しくなることがあります。

    大切な宝と言ってくださいましたが、改めてはがきを見て、ほんとだなと思いました。
    うれしいコメントありがとうございました。

    pedaru
  • 前日光さん 2021/01/26 16:56:52
    山名画伯との親交のきっかけは。。。
    奥様の積極的かつ決然たる行動にあったのですねぇ(~o~)

    こんにちは、師匠。
    一月中にご挨拶ができて、ホッとしました。
    今年も宜しくお願いいたします<(_ _)>

    師匠の名の傍に搭乗した猫さんが、師匠のうちの愛猫様でしょうか?
    師匠の膝にいつも乗ってくる、あの猫さんですよね?
    老猫などとおっしゃっていますが、写真を見た限りではかわいらしさがまだまだ残っていますね。

    さて、山名画伯ですが、大学教授でもあられた山名先生はとても謙虚で、芸術家にありがちな尊大さが微塵も感じられない人柄だったようです。
    絵については全く審美眼のない私ですが、「浜木綿群落」という絵の中で、浜木綿の花に埋もれてカンバスに向かう画家の姿は、とても素敵だと思いました。

    師匠は印象派系がお好みなのでしょうか?
    時々拝見する師匠の絵も、確かにそんな感じがします。
    あまり絵には詳しくないのですが、やはりターナーなどが浮かんで来ます。

    師匠のご自宅やお店は、素敵な絵画に満ちているのでしょうねぇ。
    一度ぜひお伺いしたいと思いました。
    でも宝石は買えません。
    年金生活者になってしまったので、宝くじにでも当たらない限りは宝石は無理ですね。

    山名先生のお人柄は、お葉書の文面にも表れていますね。
    表面的な挨拶ではなく、謙虚さがにじみ出ています。
    葉書に描かれた絵も芸術作品ですね!
    師匠の心の宝物ですね!
    穏やかな良い絵を見せていただきました。
    ありがとうございますm(_ _)m


    前日光

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/01/28 07:41:03
    RE: 山名画伯との親交のきっかけは。。。

    前日光さん おはようございます。

    普段は引っ込み思案なところのある妻ですが、いざとなると行動が積極的になるのは不思議です。勇敢な?彼女のエピソードはたくさんありますが、機会がありましたらご披露することもあろうかと思います。

    今年はまだご挨拶はなかったですか?失礼しました、今年もよろしくお願いします。

    さて、プロフィールの写真が猫になりました。老猫は2年前に死にました、写真は2代目です。実はこれは写真ではなく、手書きの絵です。娘が皿に絵付けをしたものです。

    なぜか我が家は自分たちよりかなり年上の人と縁があり、付き合いが長くなると、先に逝ってしまいます。山名先生も父に近い年齢でした。先生の絵に惚れてお付き合いが始まりましたが、謙虚で人を尊重する態度は尊敬に値するほどでした。

    「浜木綿群落」の絵は私も好きですが、絵を描いている男の姿が、自分でもそう思うほど私に似ていると人に言われます。荒いタッチながら肩のあたりが自分ではないかと、思うほどです。面白いですね。

    ボロの家に住んで、傷だらけの家具に囲まれて生活していますが、唯一絵だけが心を豊かにしてくれています。本音をいえば、もっとお金があればほんとの豊かな生活ができるのですが・・・・・(笑)。

    前日光さんもプロフ写真を梵ちゃんにしませんか? 再生回数が上がること、疑いなしです。

    pedaru

  • olive kenjiさん 2021/01/26 15:40:02
    我がまま聞いて下さい
    ペダル師匠は、市川のご自宅では水分の多いカレーに、元気のない寿司屋の親父の出前を召し上がっていたそうですが、美しきアカシヤの林に大蛇の魔除けの風習とは良きところにお住まいになっているではありませんか。

    表紙のベネチアの絵は師匠の絵画かと一瞬思いましたが、初めて知りましたが山名武画伯の作品だったのですね。他の作品も拝見させて頂きましたが、素晴らしい。私が好きな画風です。
    絵葉書も素晴らしいです。これも捨て難き画風であり、文章も簡潔にして上品知性を感じさせるものが有ります。
    おそらく、この絵葉書は師匠のお宝だと思いますが、私は画伯との交流自体が凄いお宝ではなかったかと推測します。

    本当に素晴らしい絵画を見せて頂き、有難うございました。
    お礼の挨拶で終りではありません。これで終わる私ではありません。続きがあります。
    是非、ペダル師匠も書かれた絵画をこの様な形の旅行記で発表なさって下さい。
    おそらく、とんでもないとご謙遜なされるでしょうが、私は師匠の絵のタッチが好きなのであります。山野武画伯に通じるものがあると思っています。
    いち4トラベラーの我がままを聞いて下さいませ。

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/01/27 06:48:19
    RE: 我がまま聞いて下さい

    olive kenjiさん おはようございます。

    山名画伯の絵が素晴らしい、好きだというお言葉、どんなにか私を喜ばせることでしょう。そのあと・・・

    > お礼の挨拶で終りではありません。これで終わる私ではありません。続きがあります。

    ななんと、えーっ 怖いですぅ〜

    そのわがままとは・・・私の絵を旅行記タッチで発表する?そ、そんなー、持ち上げておいて、突然落とす、そんな我がままは聴けません!(キッパリ)えーっ どうしてもー?
    迷うではあーりませんか、他の人にも以前同じようなこと言われました。

    豚もおだてりゃ木に登る・・・・果たして木に登るでしょうか? 思案中です。

    pedaru
  • rinnmamaさん 2021/01/26 13:52:24
    やっぱり鑑定で鍛えた目は、絵画でも見る目がおありだったですね・・
    pedaruさん、こんにちは。
    庭の草花で春の足音が近づいてきているな~と感じる今日この頃です。

    山名武氏は存じ上げていませんが、pedaruさんがご親交を暖められた経緯などを伺うにつれ、お互いに友情のようなものが生まれて行った気が致しました。
    素敵な交流の絵ハガキも宝物でしょう。。

    絵葉書の絵もちろんですが、達筆でサラサラと流れるような文字は、絵画と同化して見ているだけで至福のひとときだったのでは?と思い巡らしています。

    もう、自宅も店舗もギャラリーなんですね!
    素敵な年の積み重ねです^^

    rinnmama

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/01/27 06:28:19
    RE: やっぱり鑑定で鍛えた目は、絵画でも見る目がおありだったですね・・

    rinnmamaさん おはようございます。

    街にはたくさんのお店がありますが、本物の絵を飾った店は滅多に見ませんね。
    ところが、このレストランはすばらしい絵で溢れていました。きっとオーナーの趣味を
    店に広げたようです。これらの絵のお陰で、山名画伯との交流が始まりました。

    画家とその客というだけでなく、自分の作品を評価してくれる人間に、先生も喜ばれたのだと思います。よくこの絵は値上げする、とか今売り出し中の作家の絵です、などとよく聞くセリフですが、有名無名に全く関係なく、気に入った絵だけ買いました。

    絵は好きな人には宝ですが、興味のない人にとっては邪魔なお荷物です。我が家ではこの絵がいつまで宝でいられるか疑問です。

    pedaru
  • ふわっくまさん 2021/01/26 07:52:08
    心のこもった絵葉書・・
    pedaruさん、おはようございます
    市川市にオープンしたイタリアンレストランの絵に魅せられて、山名武氏という画家とお知り合いになられたそうで・・
    白馬や奥日光,伊勢志摩や西伊豆といった山や海の風景が描かれた絵ハガキが、pedaruさんのご自宅に送られてきたのですね。

    街かどで絵を描く山名画伯の光景を拝見して、まさにイメージ通り・・
    ステキな方とお知り合いで、さすが!pedaru師匠だと思いました。
    絵を買ったお礼にモロッコの街角のスケッチを譲って下さるなんて、とても律儀なお方とも感じました。

    終盤でご紹介下さった、斎藤君子さんの絵は女性らしいタッチで・・
    ご友人の新築祝いに紅白の木瓜の花を贈られたそうで、さぞ喜ばれたことと思います。
    ・・お陰様で朝から、芸術作品を鑑賞させていただきました。
                  ふわっくま

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/01/27 06:09:50
    RE: 心のこもった絵葉書・・

    ふわっくまさん おはようございます。

    はがきまで披露してはどうかなと、迷いましたが、山名画伯の人柄と、絵を知っていただきたいという思いで、アップしました。

    > 街かどで絵を描く山名画伯の光景を拝見して、まさにイメージ通り・・

    さくらの満開の時期、桜を見ようと出かけたときのことですが、花見客が行き交う桜並木の下で、イーゼルに懸かったキャンバスに向かう先生を見つけました。駆け寄ってご挨拶などと思いましたが、一心不乱に筆を動かす姿には、鬼気迫るものがあって、近づくことが出来ません、邪魔をしないようそっとその場を離れたことがありました。
    絵を描くということは、プロにとって真剣勝負なんだなぁ、と感じたものでした。

    斎藤君子さんのことにもコメントをありがとうございました。やはり謙虚な優しい方です。

    pedaru
  • norisaさん 2021/01/26 05:59:08
    山名武
    pedaru師匠

    おはようございます。
    朝早くから名作の数々を拝見させていただきました。

    山名武という画家、教授は全く知りませんでした。
    しかし、確かに日展はじめ多方面で認められた重鎮のようですね。
    特に戦場ヶ原の二つの絵は印象的で、1000歳まで生きてもこのような絵は描けません。

    荒いタッチで油絵を描くのは優しいのですが、形態、色彩、質感などを的確に表現するのはとてもむずかしいのではないかと思います。

    それにしても高価な作品のあるpedaru師匠邸宅、ドロボーさんの羨望の的だと推測しますのでくれぐれもお気を付けて!(笑)
    朝から目の保養をさせていただきましたーーー。

    norisa

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/01/27 05:52:58
    RE: 山名武

    norisaさん おはようございます。

    同じ油絵の画家として、興味を持っていただいたでしょうか、私も油絵をやってみたいと思いながら、道具だけが埃をかぶっております。
    印象派の巨匠の絵など、たくさん模写はしておりましたが、オリジナルは描けない、と
    諦めました。いつかその気になったらやってみたいと思いますが、そのころには介護されながら筆だけを持つ、状態だったりして、・・・老いとはかなしいですねぇ。

    画家の名鑑を見るとその数の多いこと、norisaさんが山名武をご存じないのは当然です。
    norisaさんがご存じの画家でしたら、pedaru家のマネーではとっくに破産です。

    さすがnorisaさんの審美眼です、あの戦場ヶ原の絵を気に入ってくださったのですね、
    私も奥日光は好きなので、あの絵にも惹かれます。
    荒いタッチながら一筆さえも無駄がない描写はさすがだとおもいますね。

    > それにしても高価な作品のあるpedaru師匠邸宅、ドロボーさんの羨望の的だと推測しますのでくれぐれもお気を付けて!(笑)

    買った当時と比べて、絵の値段は急落していると思います。私が死んだら、処分に困るだろうなぁと、子供達には申し訳なく思っております。

    pedaru


  • sanaboさん 2021/01/26 00:23:08
    寒中お見舞い申し上げます。
    pedaruさん、こんばんは

    今回の表紙の絵はpedaruさんではなく、山名画伯の作品だったのですね。
    山名武画伯のことは存じ上げておりませんでしたが、作風からも
    またお便りの文面からも暖かいお人柄が伝わってきて
    pedaruさんと相通ずるものがおありになる方のように感じられました。
    pedaruさんのご自宅とお店には沢山の絵画作品が飾られているのですね。
    さながらギャラリーのような様子が目に浮かびました^^
    山名画伯のご家族さまにもぜひこちらの旅行記をご覧になっていただきたいですね。
    きっとお喜びになると思います。
    pedaruさんと山名画伯との間に結ばれた絆の温かさが
    こちらにも伝わって来るような旅行記でした。
    貴重な思い出の1ページをおすそ分けしていただきまして
    ありがとうございました。
    引き続きご自愛なさって、お元気でお過ごし下さいませ☆

    sanabo

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/01/27 05:23:54
    RE: 寒中お見舞い申し上げます。

    sanaboさん おはようございます。

    早速の書き込みありがとうございました。

    山名画伯の絵はタッチが荒く、いい加減な筆遣いに見えますが、偶然引いたような線が
    とても重要な部分を表していて、マジックのような気がしてきます。
    絵から50cmで見たものが2m離れてみると生き生きとした風景が現れる、という感じです。

    私も真似して荒いタッチを試みましたが、それは単なる、雑な落書きでしかありませんでした。プロとは恐ろしいものを持っていると思いました。

    山名先生の奥様も、優しく上品な方でしたが、お二人とも他界されました、その後ご遺族との交流はありません、私の拙いブログをお知らせしても、喜んでくださるとは限りませんので、躊躇しております、でもsanaboさんにそう言っていただいて嬉しいです。

    お互い健康で有意義な人生を送りましょう♪

    pedaru

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