2014/03/22 - 2014/04/07
19位(同エリア589件中)
baraさん
2014.3/29
デウラリ3200m→マチャプチャレBC3650m→ABC4130m 高度差約1,000m
いよいよABC(アンナプルナ・ベースキャンプ4130m)へ届く日。
朝のキーンとした空気に四人は少し緊張し準備を進める。ガイドのダワ・シェルパはここまでの我々の行動に安心しきっているのかトップを歩く気はないらしく、我々の後から写真スタッフとして付き添っている感じだった。
トップは相変わらず私が勤めモディ・コーラサイドのルートを登りにかかる。景色は一変し雪をまとう両サイドの断崖絶壁が続き、奥に見えるのは真っ白なガンガ・プルナ(7454m)だった。モディ・コーラ川の河原で一服し思い思い写真を撮り、さあマチャプチャレBC向けて出発だ。
メンバーの様子を見ながら先行するが絶景の続く雪のヒマラヤについつい足早になり、Sさん、Pさん、Kさんが追い付いてくるのをしばし待ちながら進む。後続のメンバーを待つ間何度も何度もマチャプチャレ(6993m)を眺める。ポカラから眺めた時は魚の尾びれの様だったが今見ると誰も寄せ付けない針峰である。
雪はあるが以前降ったもので歩きやすかったが雪崩のデブリを二か所通過するのにブロックの雪を超えるのに少し時間がかかった。雪慣れしないSさんのフォローをしながら進むとマチャプチャレBC(3650m)が近づいてきた。
一面、岩と雪の狭間に建つマチャプチャレのロッジの庭でダワは我々にミルクティーを用意してくれミルクティーの甘さと絶景のヒマラヤの景色がこの上ないごちそうだった。そしてここから最後の力を振り絞りABCへと登っていく。Sさんは既に感動しているようだったがここから先が我々の挑戦の場だ!
マチャプチャレBCからは一面雪の緩い長い上り坂が続く。BCまで荒い息を吐きながら到着した。すでに4100mを超えていた。みんなが歩いてくるのをビデオを撮りながら待った。
アンナプルナベースキャンプの派手な道標に到着したメンバーはとても感動的だった。女性陣はこみ上げ涙した。
https://youtu.be/IOYDp6ZHKbM
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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デウラリのロッジは粗末部屋にベッドが二つ。汗ばんだウエアーを干すために持参した細引を対角線上に張りそこへ衣類を干す。
食事は30人ほど入れる食堂があり暖かいものが食べられる。宿泊したのは我々と韓国人カップル、欧米から来たトレッカー5人ほどだった。
水は水質が良くないためガイドが消毒剤をいれもたせてくれる。
さあ、出発だ!8:30 -
朝食後の食堂。みな出発し韓国から来た若者カップルが二人楽しそうだった。ガイドとポーターがいないようだが、まさか二人だけで???
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Sさん。Kさん
ガイドは一生懸命水を作っています。薬剤を入れて殺菌してくれています。 -
さあ、ここまで頑張ろう!
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ロッジからはしばらく緩い登りが続く。ここにはまだ低木が自生している。ヒマラヤの森林限界は4000mからだ。
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両サイドの岸壁沿いに進むと前方にマチャプチャレ(6993m)が聳えていた。
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そしてしばらく進むと河原に出る。
流れる水は氷河が溶けたものだ。 -
両サイドの岸壁の間をモディ・コーラ川が流れる。
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はるか向こうにガンガプルナ7454mが聳えている。そのはるか手前にマチャプチャレBCがあるはずだ。
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子ディコーラ側の右岸から谷沿いに登りにかかる
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モディ・コーラコーラの河原をしばらく進みついに登りが始まる
積雪はくるぶし程度。日本で経験してきた雪山ほどで緊張感はまるでなかった。
でもスリップするとかがするよ! -
狭い谷にやっと太陽が顔を出す。一気に暖かくなる。
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この岸壁が日本にあったなら間違いなくNo1だろうなぁ!
何度でも眺める。もちろんマチャプチャレBCまでこんな岸壁が両サイドに続いている。 -
ここを歩くだけで心がときめく。
ガンガプルナめがけて歩く。 -
決して登れはしないのだが稜線を目で追ってしまう(笑)
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高度のある氷壁、本当に絶景です。
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下りてきたポーターと出会う。
二人で絶壁を眺める。ここもクライミング好きだったら一日中眺めていても飽きはしないだろう。 -
突然のデブリ(雪崩跡)50センチ、中には1メートルほどの雪の塊が積み重なっている。ところどころ踏まれた足跡を頼りに通過するしかない。
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デブリは雪崩後に雪や氷のブロックが散乱していて大変歩きずらく、また滑りやすい。
また落ちてくるのではないかと気が気ではなく僕は急ぐのだがメンバーは歩きずらい状況でゆっくりだ。ハラハラ!!! -
さあもうちょっとで安全地帯。
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デブリを抜けくるぶしまでの雪の登りを慎重に行く。スリップ厳禁だ!
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ついに真横にマチャプチャレ(6993m)が見えた。節煙がたなびき上は強風が吹いている。
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マチャプチャレBC(3650m)
ここまでは順調だ!デブリを何とか通過したは良いけどSさん、帰りのことを心配してる。何とかなるさ。スリップさえしなければ。 -
こんな有名で大きな山が近くにあると感動ですね。向こうに見える尖った山がマチャプチャレ。
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pさん、マチャプチャレをバックに。
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Kさんもまだまだ余裕です。
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マチャプチャレBCを後にさあ、最後の格闘です。
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じわじわつらさに我慢しながら足を動かすと高度が上がってゆきます。BCのロッジが小さくなります。この角度は涸沢から北穂へ向かって言っているように見える。
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途中の鞍部に出ました。アンナプルナサウスがでっかくなりました。4日前見たアンナプルナサウスは手のひらに入るくらいの大きさだったのに。Sさん、よくここまで来ましたね。
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山が近づき一面の雪景色になる
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美しい雪面だがいつ雪崩が起きてもおかしくない。
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息を切らしながら4000mの雪原を歩く。息が切れるが美しさと楽しさで笑ってしまう!
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アンナプルナBCのロッジの屋根を発見
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振り向くとすごい迫力のマチャプチャレ!みんなが豆粒のように歩いてくる。
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2014.3/29 12:44ぜーぜーはーはー
ABC到着
メンバー12:40合流 -
それぞれの思い、やっとこれた、つらかった、不安だった、自分の頑張りが信じられなかった、、そして涙が流れる。
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みんなで皆を祝福
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ポーターも交えて記念写真
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イチオシ
みんなそれぞれのガッツポーズで!!!
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ロッジに向かう途中、小高い丘に登るハイカーが数人確認できます。
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ロッジ着。みんなお疲れ様!
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これが私たちのロッジ。周辺ロッジもすべて平屋です。雪崩で壊れてしまうこともあるようです。
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BCには平屋のロッジが数件ありほかのロッジは満員だったようです。隙間風が入ることもなく暗くなっても四人で話が盛り上がりました。
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これまでず~っとKさんと同じ部屋です。鼾がすごいKさんは気お使って僕が寝るまで起きていてくれたようです。感謝!
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Pさん訪問!
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離れた一棟は雪に埋もれていた。
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ロッジは雪に埋もれている感じですが思いのほか寒さはありませんでした。
と言っても持参のシュラフと毛布にくるまっていないと過ごせません。部屋には暖房はありません。あったまりたいときは食堂へ。 -
よく頑張りましてね~4130m BCより
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たくさんのタルチョはたくさんの願いが込められています。
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イチオシ
アンナプルナ何壁とアンナプルナⅠ(8091m)
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世界の8000M峰14座のうち最も危険な山アンナプルナⅠ
あまりにも犠牲が多く完投したものが少ない名峰。
正面の南壁のどこをどうやって登っていくのか全く分からない。
頂上はここからまだ4000M の高度差を登っていかなければならない。
山を長年やってきてここを見られただけで幸せだ。 -
ガイド ダワシェルパ
抹茶は飲んだことがないらしく苦み走った顔だった(笑) -
ドイツの青年
こういう伝統が好きみたいでいかにもドイツ人て感じ。 -
ヨーロッパから
おいしそうに飲んでいます。あっちに人って日本が好きみたい。 -
ヒマラヤで抹茶がいただけるなんて本当にサプライズでした。
とてもおいしい抹茶でした。和菓子も最高でした。 -
Kさん
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Pさん
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抹茶セットとお菓子を運んでくれたSさん。
各国からのトレッカーも感慨深げに大喜びでした。
ありがとう! -
USAから
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ロッジで一緒になった各国から来たトレッカー。
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日が傾いてますます迫力を増す南壁
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アンナプルナ1 (8091?)HS雲に隠れていますがこうやって見ていると上高地から穂高を眺めている感覚です。
もちろん高度は2倍強なのですが。今立っている場所が穂高より1000?高い場所なのが信じられません。よく歩いてこられ多ものです。 -
アンナプルナを見ながらメンバーで一生懸命低山を登り鍛えた日々を思い出します。
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アンナプルナBCの正面にそびえるマチャプチャレが夕焼けに染まりだし気温はぐっと下がる。ここまで四人で来れたことに喜びが広がる。
さあ、明日から下山が始まる。ポカラまで頑張らねば、
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