2019/05/01 - 2019/05/01
372位(同エリア784件中)
su3さん
この旅行記スケジュールを元に
令和初日の福江その2です。
大瀬崎灯台から福江まで、鯉のぼり、黒い海岸、鬼岳、ビーチをドライブしながらぐるりと回り、最後は美味しいごはんに舌鼓。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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車で山を登ってついた所は西海国立公園大瀬崎園地。
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駐車場からのはもうすでに絶景。
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駐車場から続く階段を登っていくと、
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第一展望所に到着~。
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左手側を見ると東シナ海の荒波に削られた高さ150m、約20kmにも及ぶ海触崖がずっと続いています。
大瀬崎断崖 自然・景勝地
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曇り空の下の写真だと分かりにくいですが、淡褐色の砂岩と黒色の泥岩が交互に重なった地層がカッコイイです。
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右手側に見えるは断崖突端に建つ白亜の大瀬埼灯台。
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大瀬崎灯台は九州本土で最後に夕陽が沈むスポットなんだそうですが、今回はその時間まではいることができません。しかし、せっかくですから灯台の下までは行ってみましょうか。
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第三駐車場に車を停めて大瀬崎椿ロードを通って灯台まで1.2㎞。
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椿ロードというだけあって、椿の木がいっぱい。
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道の途中からうっすらと見える嵯峨ノ島。
嵯峨ノ島は女岳と男岳がつながった島で人が住んでいます。五色の紙のカブトを被りって腰には蓑を付けるオーモンデーという念仏踊りがあるんだとか。 -
海風が強いのでどんどん低木林になってきました。
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目の前が開けてきました。
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お!灯台が見える。
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更に進むと
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椿のトンネル。
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さあ、階段を降りていきましょう。
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海に向かって降りていく感覚。
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下の下の広場に到着。
所々に石垣が見えますね。 -
階段を登るぞ。あと一息だ!
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灯台下に到着。
日本の灯台50選のひとつにもなっている大瀬崎灯台。英国人R・プラトンの設計で、1879年12月15日に初点灯。現在の灯台は1971年に改築されたもので、光力は3700カンデラ、光達距離は約22㎞にもおよぶ日本屈指の灯台なんだとか。
ちなみに初代灯台の一部は、東京・お台場の船の科学館に展示されているそうです。大瀬崎灯台 名所・史跡
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休息がてらおやつをモグモグしつつ景色を堪能。
海食崖の岩肌は黒白灰色シマシマストライプ模様が綺麗。曇り空の下でも海の透明度が凄いな。 -
「日の本の 西のはたてと なりにける 大瀬が崎に 立ちつくしたり」と刻まれた碑。
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崖っぷち感が凄い。
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下の広場まで戻り、柵がある方に向かいます。
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ここからの景色も素敵ですね。
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帰り道の階段を目にしてちょっと心が折れかける。
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駐車場まで戻った後は、第一駐車場に戻って開けた展望台から大瀬崎灯台を眺めます。
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あんなに遠いところまで歩いたんだ、私たち。
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こうしてみると実際に映画「悪人」のロケ地でもありますし、絵になる場所ですよね。
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大瀬崎灯台からの移動途中、琴石地区あたりでおもわず車を停めて外に出ました。
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ずらりと並んだ鯉のぼり!
凄いねー、と眺めていると近くを歩いていた方が乗っていた車のナンバーを見て「え!こんな遠くから車に乗って来たの?!」と吃驚しながらも、声をかけてくれました。なんとこの方、町内会長さんでバイクで日本一周を二回行ったことがあるとか。
この鯉のぼりは全国から無償提供してもらい、古くなったものと入れ替えながら毎年流している、などの話を教えてくれました。 -
琴石地区から更に進んで、鐙瀬ビジターセンターに到着。
鐙瀬ビジターセンター 名所・史跡
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駐車場から階段を登って建物に向かいます。
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さあ中に入りましょう。
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入口には令和の文字。
館の方がこの文字の前で友人と一緒の写真を撮ってくださいました。良い記念になったなぁ。ありがとうございます。 -
五島市のキャラクター、椿猫がお出迎え。
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展示を見ていきましょうかね。
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五島列島の全体図。
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西海国立公園ってどこまでなんだろうと思っていたけれど、九十九島地域、平戸・生月地域、五島列島地域からなるんですね。
こう見ると広いな。 -
五島の景観では本日訪れた場所があり、今日ここに行ったねーとなりました。
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五島の花・虫・鳥について。
虫は標本付きでずらり。先ほど訪れた大瀬崎の地には大瀬崎と平戸でしか見つからない植物があったりしたんですね。 -
五島の植物について。
たしかに南方系の植物確かに多いイメージ。黒潮が運んでくる南浦王系の植物の種子が根付いた結果なんですね。五島の植物の天然記念物は思いのほかに多いな。 -
五島市における椿の名所。
山ほどあるね。さすが五島。花木がヤブツバキは伊達じゃない。 -
福江島について。
五島列島で一番大きな島で、歴史的にも遣唐使の最後の寄港地や潜伏キリシタンなど昔からいろいろある島なんですよね。 -
上空から見ると結構人の手が入っている場所が多いんですね、福江島って。
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近隣に咲く花や、椿についての記事。タマ○○と名が付いているのは五島の椿が元なのかしら?
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福江島にはホタルの生息地があるそうで、ゲンジホタル、ヘイケホタル、ヒメホタルの三種類が生息しているそうです。そういえば、長崎県五島列島に生息するゲンジボタルは日本一速いリズム(普通の2~4倍)で光るとか。
河岸工事などでホタルの生息しやすい環境が減り数は減ってしまっているようですが、それでも結構いるんですね。 -
五島列島の造られた経緯。
約2000万年前、アジア大陸の東の端にあ った古野島湖に土砂が堆積してできた五島層群という地層が隆起し、花こう岩などが地層に入り、地表にも火山岩が流出。後に五島層群は大きな山脈に成長し、浸食され、多くの谷ができました。
約1万年前の氷河期終焉で海面が上昇して山脈の低 い部分が海になり、今の五島列島ができたそうです。その後、山脈の南部(後 の福江島)と北部 (後の小値賀島)で火山活動が始まり、鬼岳などが誕生しています。 -
五島列島は火山島が多く、ビジターセンターから見える鬼岳もその一つ。
非爆発的タイプの噴火であるハワイ式噴火なので、比較的安全な火山だそうです。 -
あ!チャンココとかオーモンデーの写真がある。
歴史史料館の映像で見て楽しそうだと思った、大わらじの上に沿道の女性を手当たり次第、担ぎ入れる祭りもあるな。ちなみにこの行事を含んでいるヘトマトはいくつもの異なる行事を同じ日にまとめて行うことが極めて珍しいため、国の重要無形民俗文化財に指定されているそうです。 -
五島に住んでいる生き物について。
対馬暖流の影響で、暖かい海にいる生物が多いそうです。五島の魚の呼び方(方言)も描いてあって面白いな。全く違う呼び名ですね。 -
大きな水槽模型があり、鐙瀬海岸の生態がわかるようになっていました。
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蔵書があるコーナー。
休息スペースにもなっていました。 -
福江に来る前に読みましたよ、ばらかもん。今回の旅行はプチ巡礼みたいになりました。アニメ化もされてるんですよね。
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「ばらかもん」と「はんだくん」と「くちびるに歌を」が置いてありました。
「ばらかもん」と「はんだくん」作者であるヨシノサツキさんは五島出身・在住の方なんですよね。 -
初めて見た椿の種。
これをつぶして椿油を取るのか。 -
よく見るとジブリの世界。
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バラモン凧に見送られながらビジターセンターを後にしました。
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せっかくなので鐙瀬溶岩海岸にも足を運んでみましょう。
鐙瀬溶岩海岸は、鬼岳噴火の際に流出した溶岩が海に流れ込み、約7kmにわたって複雑な海岸線を形成している海岸です。 -
途中の探勝歩道から海岸に向かいましょうか。
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整備された歩道を海岸に向かって歩いていきます。
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何だろ、コレ。
近くに行ってみ手もよく分からなかったです。何か計測でもしているんでしょうかね。 -
海岸沿いには暖流の対馬海流の影響で、亜熱帯植物が茂っていました。
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ごつごつした黒い磯!
鐙瀬溶岩海岸 自然・景勝地
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溶岩が固まってできたという感じが凄くしますね。
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1507年16代領主囲公が妹婿玉浦納の反逆にあい、馬で逃れたがこの地で鐙が切れ、漁船で黒島に落ち延びましたが、反逆党が追ってきたため自刃されました。以来この地を鐙瀬と呼ぶようになったと伝えられています。宇久囲の妻子は命からがら平戸に逃れ、その後、1521年に宇久囲の子・三郎(後の宇久盛定)が玉之浦納を討ち、再興を果たしています。
鐙瀬という地名は、宇久囲の鐙が切れた瀬が名の由来とか。 -
海岸に沿って歩道があったのですが、そこからひょいと磯へおりてもいけるので、磯遊びもできますね。
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遠くに見える島は黒島ででしょうか。
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遠くに見える島は左から赤島と黄島でしょうかね。
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日が傾いてきたので少し暗くなってきました。
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西遊歩道入り口から道路に出ましょうか。
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1969年に昭和天皇・皇后両陛下が御散策された記念に植えられた椿。
昭和天皇は滞在予定時間が過ぎても暫く鐙瀬の景色を眺められていたそうです。 -
駐車場に戻る途中に広場があったので立ち寄ってみました。
なだらかな坂に芝生がびっしり。 -
黒島がよく見えますね。
近くにパン屋があったので、そこでパンを買ってこちらでピクニックをしてもよさそう。 -
芝生で休息後は車に乗り込み次の場所に向かいましょうか。
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山道をどんどん登って駐車場に到着。
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駐車場から階段を登る途中にこんなものが。
「ココロの球」という作品だそうで、1994年に福江が市政40周年を迎え、平和都市宣言が行われたときに記念としてつくられたモニュメントなんだとか。 -
球体に空いた穴は遠方の島が見えるように作られていたり、球体の間で音が反響するようにしてあるそうですが、音の反射はよくわかりませんでした。
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展望所まで行ってみましょう。
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しっかり舗装されていて歩きやすいです。
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もうちょっとで展望所に着きそうだな。
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展望台に到着~。
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休息スペースのベンチに座って一休み。
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望遠鏡がポツン。
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鬼岳から展望所を挟んだ方面にも海と町。
きっとあれは福江の町。屋根尾島も見えますね。 -
鬼岳は、300万年前~500万年前に噴火した火山。盾状火山の上に、5万年前第2次の噴火によって臼状火山が重なり合ってできたもので、シンダーコンと呼ばれる珍しい火山なんだそうです。
広々としたスコリア丘が目に楽しいですね。
草原の景観維持や害虫駆除を目的に、数年に一度、山焼きをするそうです。鬼岳 自然・景勝地
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左を向くと火ノ岳、箕岳、白岳が見えます。
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正面の遠くの海には、赤島、大板部島、黄島がぼんやり見えますね。
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せっかくだから上まで登ってみましょうか。
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それ程きつくない坂道ですが、ずっと歩いているとやっぱり汗が出ますね。
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火山弾でしょうか。噴火口からは「ペレーの涙」と呼ばれる珍しい火山涙が産出するそうです。
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さああとちょっとで頂上だ。
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上まで登って見えたのは更に良い景色。
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展望所のあるところまで帰りましょうか。
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右手には鬼岳天文台が見えますね。
入館は完全予約制で18時~22時まで開館しており、予約は17時までなんだとか。 -
このつるんとした芝生の坂道…段ボールに乗って滑りたい。
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麓には五島空港の滑走路が見えますね。
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先ほど歩いてきた道を下って行きます。
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展望所と福江の町がよく見えますね
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せっかくなので芝生でゴロン。
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あー、鳥が飛んでいる。
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横を見ればわんこと飼い主さん達。
この後、大興奮で走り回っていたわんこが寝ている自分のところに走ってきて滅茶苦茶絡まれる事態になりました。 -
草の上はふわふわで気持ちいい。
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やわらかな風と日差しが気持ちよくて友人共々少しうとうとしてしまいました。
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満喫しましたし、福江の中心部に帰りましょうか。
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駐車場に戻る時に見えた景色も中々よいですね。
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町へ戻る途中、なかなか良いビーチだと噂の香珠子海水浴場横を通ることになったのでせっかくだから行ってみようかということで香珠子ビーチ駐車場に到着。
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砂浜までおりて散歩してみましょう。
香珠子ビーチ ビーチ
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日が落ちかけていてとても綺麗。
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ザザザァァァ…と静に打ち寄せる波の音が心地良い。
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遠くまで続いている浅瀬。
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あ!魚がはねた!!というのが何回かありました。
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この刃まで朝ご飯を食べても良い感じだよねと話していたら
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真っ黒わんこがやってきました。
元気が良い人懐っこい子で私はじゃれつかれまくり。 -
飼い主の方は都内から引っ越してきてこの辺りで宿をやっている方だそうで、このビーチは干潮時には約50mも海岸線が遠くにいくと教えてくれました。
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暫く淡く暮れていく空を眺めてまったり。
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さあ、かえりましょうか。
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香珠子ビーチから直接福江の町へ。
町を散策中に可愛いお店を見つけました。古本屋さんのようですが、飲み物なども提供されているそうで、本をここでのんびり読む方もいらっしゃいました。子供の目線に合わせて絵本が並んでいるのはいいなぁ。 -
中心街にあるカトリック福江教会。
下五島地区では信徒数が最も多い教会なんだそうです。カトリック福江教会 寺・神社・教会
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1962年に起こった福江大火では、奇跡的にこの教会だけ焼けなかったそうです。当時、焼け跡に立った真っ白な教会が、復興のシンボルとして被災者を勇気づけたとか。
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夕食は当日に何とか予約が取れた炉ばた焼山海へ。
山海 グルメ・レストラン
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席について少ししたところで、予約なしのお客が入ってきていたのですが、時期的に予約でいっぱいでお断りされていました。予約できてよかったー!
メニューには地元の食材を使っているとのこと。 -
車を運転しなればならなかったのでアルコールなしで乾杯。
突き出しはきびなごのフライ。ふっくらしていてとても美味。 -
今日、港で取れたのを氷に付けておいて、こうやって手で裁くんだよと目の前で実演と共に作り方を教えてくれたキビナの刺身。
ここのきびなごも臭いもなくとても美味しかったのですが、地元出身の方が五島のきびなご食べたら長崎のきびなごが食べれないんだよ、と言っていて分かるとなりました。 -
焼アスパラガス。
大阪からのお客さんとおかみさんと仲良くおしゃべりしていて、玉之浦に行ってきたんですよ、と話したら鹿、猪、熊が海を泳いで渡ってくるとか、台風で中継される町だとか一昔前の台風の時には潮が高くなると家の中に海水が入ってくるので畳が浮くという経験をするのが玉之浦地区だと教えてもらいました。 -
友人が大好きなコーン焼き。
私にコーンをお供えすれば何かいいことがあるという言葉があったので、盛大に食べてもらいました。私もちょっと御相伴。醤油の香りが甘さを引き立てておいしい。 -
サザエの刺身を注文したら、肝を醤油に溶かして食べてねと言われ、肝は苦いイメージしかなかったので恐る恐る肝醤油にして食べてみると…新鮮なサザエの肝醤油の旨さ初体験!苦くない!旨みが凄い!
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地元の魚をということで頼んだ、今までで一番美味い赤カマスの塩焼き。
美味しすぎて吃驚し、我々の中でかますってこんなに美味しいんだと話題に。 -
アジの刺身。
プリプリで旨みのある身が良い感じです。日本酒が欲しい。 -
イカの刺身。焼いたイカの足が付いていてお得感満載。
料理を注文する時に箱フグのみそ焼きはありますか?と聞いてみたところ、流石に今の時期は箱フグはないのよ、最近まで海がしけていたし、というお話しだったので、今度は箱フグのみそ焼きをたべにまた来ようという結論になりました。 -
宿に帰って洗濯をしながら一息。
明日は朝いちばんの船に予約なしで乗る予定なのでちょっとドキドキしながら就寝。
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