【1：五島福江　世界遺産を訪ねる旅旧五輪教会堂、江上天主堂を訪ねる旅】

2025/04/06 - 2025/04/09

日本の世界遺産を訪ねる旅をしています。今回は長崎県下五島。『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』、五島の福江にいくことにしました。
博多港からフェリー太古に乗り、九十九島を渡り、早朝五島に着きます。
初日はレンタカーを借りて、福江のありったけの教会を巡ることにしました。そして、どうせなら温泉に浸かりたいと上五島唯一の温泉がある宿泊施設「コンカナ王国」に泊まることにしました。

細やかに計画をたてましたが、やはりどっかで狂うもの、いつものように昼食も取れず観光中心の旅ですが、これまた絶好のお天気に恵まれて、大満足の上五島の旅でした。

エリア 五島列島(長崎)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

仕事を終えてJRで博多まで移動。西日本銀行本店前バス停より、博多ふ頭までﾊﾞｽで移動。

フェリーに乗るまで時間があるので、波葉の湯でお風呂に入り、食事を済ませて乗船する計画。

博多港を23:43発で、乗船は21:45頃から開始されます。

行きは夜なのでゆっくり眠りたいので個室を取りました。

こんな感じ、二人部屋ですが、ひとりでゆったりです。ベッドでカーテンより、お布団でゴロゴロと楽ちんでした。

宇久,小値賀,青方,奈留、福江8:15到着予定です。

小さな島と島の間をゆっくりと走ります。とにかく朝日の中で見る九十九島はきれいでした。

走行していると福江港に着きました。
予約していたレンタカーが迎えにきてくれていました。
カースタレンタカー事務所までそのまま向かい、免許証などの手続きをしていざ出発です。8:30～17：30までで6000円位でした。

福江港 乗り物

お安く借りれて感謝です。

グーグルマップでルートを細かく計画。最初は浦津教会から始めます。

カトリック浦頭教会 寺・神社・教会

旧約聖書のノアの箱舟をイメージして作られた教会です。

次に向かったのは堂崎天主堂。駐車場から歩いて教会まで向かう間の海。青さを地元の方が拾ってました。きれいです。

こちらの建物のすぐ横は海で、迫害から逃れるために熊本から船でこの海岸まで来て移住したとの歴史があります。

堂崎天主堂 キリシタン資料館 寺・神社・教会

海岸の横にポツンと立つレンガの教会。中は資料館になっていました。

海岸の向かいにある古い住宅にも資料館とありましたが、中には入れず、但し書きがありました。海岸は広く、その場所に小さな船がいくつも入ってきて、キリスト教のミサを受けるために人が集まる様子が資料館に残っていました。

教会までの海岸沿いの家の表札。かわいかったので写真を撮らせて頂きました。

次に向かったのは水の浦教会。現在も教会として使われているため、中に入ることは出来ても写真撮影は禁止されています。

水ノ浦教会 寺・神社・教会

ロマネスク、ゴシック、和風建築が混合した白亜の美しい教会で、木造教会堂としては最大の規模を誇るそうです。

薄い水色がより教会をやさしい雰囲気にしています。

次は楠原天主堂。

1912年建造、リブ・ヴォールト天井で、レンガ造りのゴシック様式。下五島に現存する教会としては、堂崎教会に次ぐ2番目に古い教会です。

楠原教会 寺・神社・教会

楠原牢屋跡

楠原牢屋跡 名所・史跡

明治元年、久賀島からはじまった「五島崩れ」はクリスマスの日に水ノ浦におよび、まもなく楠原のキリシタンも取り調べをうけて、仮牢となった帳方（キリシタン組織の最高責任者)宅です。

中には訪問者の記帳用ノートがあり、日本中の方が訪れておられ、さまざまな感想などが記帳されていました。

楠原教会と楠原牢屋跡は目と鼻の先です。

三井楽教会

児童会館を思い起こすような建物の教会でした、

三井楽教会 寺・神社・教会

貝津教会

貝津教会 寺・神社・教会

外海から移住した信徒の子孫によって1924年に建てられた貝津教会堂

小さくてかわいい教会でした。

五島の信徒に呼びかけ、島内の石を集め作られた日本初のルルドのある井持浦教会です。

井持浦教会 寺・神社・教会

井持浦教会 寺・神社・教会

ルルド（Lourdes）とは、フランス南西部のピレネー山脈の麓にある世界的に有名なカトリックの巡礼地で、日本では、このフランスのルルドにちなんで**「奇跡の泉」や「巡礼地」**を意味する言葉としても使われ、日本各地にもルルドを模した場所です。
お参りしている人は誰も居ませんでしたが、手入れが行き届いていて、神聖な気持ちになりました。

大瀬崎灯台　展望台に気づかず、とうとう灯台まで片道45分かけてあるいてしまった。

大瀬崎灯台 名所・史跡

灯台から見る海岸の景色は、荒々しい岩肌と波、そして空の青とすばらしかった。

帰り道で野生の鹿にも遭遇。
こんなところに鹿がいるんだとびっくり。

住宅街に、普通の家と家の間に建っている小さな教会。玉の浦教会。道はさんで向う側は海です。

隣の家みたいな距離感が素敵です。

本日の教会巡りはここまで。

黒くゴツゴツし複雑に入り組んだ鐙瀬溶岩海岸は、かつて約5万年前に鬼岳付近の火山の噴火で流れ出た溶岩で付近の大地が形成され、その後の海面上昇で今の海岸景観は珍しいとのこと。
穏やかな九十九島の海とは違う荒々しさが感じられる海岸でした。

鐙瀬溶岩海岸 自然・景勝地

鐙瀬ビジターセンターには、閉館分前に入りゆっくり見て廻ることができませんでした。

ここから、レンターカーの事務所まで戻り、車を返却。レンタカーの方に本日のお宿に送って頂きました。

まだ明るい内に到着。

五島コンカナ王国　WINERY&RESORT 宿・ホテル

食事なしで予約をしていたため、夜8:00からの鬼岳星空ナイトツアーに予約していたため、8:00迄に食事を終えないといけません。

予約でいっぱいのところ、何とかフロントの方がレストランカウベルに掛け合って頂き、ハンバーグをいただくことができました。お昼も抜きでしたので、ここで食べれないと餓死するところでした。感謝！

おひとり様でホテルは楽天トラベルで予約。おひとり様とは思えない広さ。

こちらはお部屋の入口、一戸建ての玄関の様な作りになっています。

楽しみにしていた星空ナイトツアーです。

この日は福江で山火事が起きて、風も強く、中止も検討したと鬼岳展望台の主催者の方の話。

参加者は、同じホテル宿泊者の女性と二人だけ。

満点の星を眺めることが出来てとってもハッピーでした。

大きな天体望遠鏡で夜空を眺めて、詳しく説明していただきました。

自動で屋根が開き、本物の夜空をゆっくり堪能できました。

参加者が多ければ、こんな贅沢な時間は持てないし、風が強ければ天空を開くこともできないとのこと。ほんと、ラッキーでした。

その後、ホテルのバスが迎えに来てくださり、五島唯一の温泉、鬼岳温泉にゆっくりと浸かって、ぐっすりと休むことができました。

明日はいよいよ世界遺産を訪ねる船旅です。