2019/09/15 - 2019/09/18
17位(同エリア145件中)
赤い彗星さん
まだ海外にも行った事がなく、世界各国の名所旧跡も
あまり知らない頃から、何故か存在を知っていたメルブ遺跡。
旅行雑誌で写真でも見たのだと思いますが、街を囲む城壁という
巨大な遺跡のイメージを持っていました。
トルクメニスタンの世界遺産は、クフナ・ウルゲンチ、
ニサのパルティア時代の城塞群を見学してきましたが、
このメルブ遺跡が3つ目の世界遺産となります。
- 旅行の満足度
- 3.5
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メルブ遺跡に向かう、バスの車窓から。
コンクリート工場かな。 -
バスと結構長い間並走していた列車。
低速だけど、馬力のありそうな先頭車両です。 -
メルブ遺跡の入場口に当たる門。
門の両側には、インフォメーションセンターとトイレが設けられています。
トイレは、日本のトイレをイメージしない方がいいと思います。。 -
メルブ遺跡を観光するための、小さな料金所兼インフォメーションセンターにあるメルブ遺跡のミニチュア。
モンゴル軍に破壊しつくされて、建造物はほとんど残っていません。モンゴル軍に滅ぼされたオアシス都市の遺跡 by 赤い彗星さんメルヴ 史跡・遺跡
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クフナ・ウルゲンチ、ニサのパルティア時代の城塞群と共に、メルブ遺跡は、トルクメニスタンの3つの世界遺産のうちの一つです。
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掲示板に貼られた説明図。かなり色褪せてしまっています。
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ミニチュアの真ん中にポツンと建っていた建造物が、遠くに見えています。
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大きなトラクターが爆走中。
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メルブ遺跡の中で、恐らく一番の見所となる大キズカラに到着。
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こちらが大キズカラの正面の風景。
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大キズカラは、約20Mの高い壁面で囲まれています。
かつては2階建ての建物で、有力豪族の住居跡であったとみられています。 -
すぐ近くには、かなり風化が進んでしまっている小キズカラもあります。
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遺跡の写真としてよく見かける角度は、この辺りですね。
過去の写真とかを見る限り、内部も見学できると思っていたのですが、現在は周りに金網が張り巡らされていて入場できませんでした。 -
キズカラとは、乙女の城という意味だそうです。
なぜ乙女の城と呼ばれているのかは、諸説があって不明です。
・モンゴル軍に襲撃された際に女性が立てこもり、自決した。
・豪族が娘のために建てた住居。
・豪族のハーレムとして利用されていた。 -
小キズカラは、風化が進んでしまっていて、建物跡というよりは、奇岩のような造形になっています。
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小キズカラに残された、土レンガとアーチ状の天井跡。
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小キズカラから眺めた大キズカラ①
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小キズカラから眺めた大キズカラ②
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小キズカラから眺めた大キズカラ③
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小キズカラから眺めた大キズカラ④
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スルタン・カラの城壁外にある大キズカラと小キズカラの見学を終え、移動します。
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アスクハブ・コンプレックスと呼ばれる霊廟。
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ウズベキスタンでよく見かけるブルーのタイルで覆われています。
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この辺りは、タイルも剥がれておらず、綺麗なまま残っています。
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ブルータイルの風景。
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遠くに高い城壁が連なっているのが見えています。
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ポツンと建っているこの建物は、水汲み場です。
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写真では真っ暗ですが、底には水が貯まっています。
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アケメネス朝ペルシャ時代の紀元前6世紀頃から、メルブの街は存在したと云われています。都市建設の頃に建造されたと思われる、エルク・カラと呼ばれる城壁に登ります。ただの丘にしか見えませんが、人工の城壁跡です。
乾いた土の急斜面を登り降りするので、滑らないように足元に注意が必要です。 -
円形の城壁内には、何も残されていません。ここが、最初期のメルブの街があった場所です。メルブの街は拡大するに従って、城壁を増やし、街を囲んでいきました。
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丸い城壁跡と窪みしか残っていないので、クレーターのように見えます。
城壁跡は、完全に土に還っているので、説明を受けなければ、人工物にはとても見えません。 -
メルブの街は、最大100万人の人口を誇ったと云われる、巨大なオアシス都市でした。しかしモンゴル軍により、都市は破壊し尽くされ、ほとんど全ての住民が殺されてしまい、滅亡してしまいました。ウルゲンチも同じ状況でしたね。
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高台になっている城壁跡からは、遠くまで景色が見渡せます。
メルブは、起伏がほとんどない広大な平地に造られた街だったんですね。 -
セルジューク朝8代目スルタン:アフマド・サンジャルの霊廟。
モンゴル軍による破壊を免れた、スルタン・カラの城壁の中では唯一の建造物です。 -
アフマド・サンジャル廟は、トルコの協力で修復されたので、入口にはトルコとトルクメニスタン国旗が並んだ案内板が設置されています。
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廟の四隅は、線を重ねた鮮やかな装飾で彩られています。
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教会のステンドグラスのようにも見えますが、ガラスなどは張られていません。
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ドームの天井部分は、タイルなどは張られていませんが、幾何学模様が描かれています。
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預言者ムハンマドから5代目の子孫となるムハンマド・イブン・ザイドの廟。
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天井が崩れそうになっているのかな。つっかえ棒1本というところが豪快です。
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アフマド・サンジャル廟と違って、模棺は小さな部屋に納められています。壁には、ミフラーブが設けられています。
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小さな明かり窓だけの、ドーム部分。
プラネタリウムのドームのよう。 -
この柱も建築当時から、建っていたとは思えない造形。
ここも崩れる恐れがあるので、立ち入り禁止&柱増強したと思われます。 -
チベットのタルチョのように、木の枝に旗が括られています。
恐らく宗教的な意味合いが込められているように思います。 -
ロシア正教会にやってきました。
トルクメニスタンはイスラム国家ですが、旧ソビエト連邦に属していたということで、ロシア正教徒も一定数存在しているようです。 -
小さな教会ですが、日差しが良く差し込んで内部は明るく美しい教会です。内装も派手過ぎず、地味過ぎない色使いが好きです。
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正教系の教会では、必ず目にするイコン。
マリアやキリストが、鮮やかな装飾で彩られています。 -
教会の祭壇。壁面も含めて、水色が印象的です。
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日本風に言うと幟。
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