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アシガバート郊外に移動し、世界遺産の「ニサのパルティア王国時代の城塞群」に到着しました。<br /><br />土を固めたり、土レンガで作られた都市遺跡なので、風化も進んでおり、象徴となるような建物も残ってはいませんが、 貴重な古代都市の跡を見学します。

トルクメニスタン旅行④(アシガバート:ニサのパルティア王国時代の城塞群 )

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2019/08/15 - 2019/09/18

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旅行記グループ トルクメニスタン旅行記

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赤い彗星

赤い彗星さん

アシガバート郊外に移動し、世界遺産の「ニサのパルティア王国時代の城塞群」に到着しました。

土を固めたり、土レンガで作られた都市遺跡なので、風化も進んでおり、象徴となるような建物も残ってはいませんが、 貴重な古代都市の跡を見学します。

旅行の満足度
3.5

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  • 「ニサのパルティア王国時代の城塞群」は、トルクメニスタンの三つの世界遺産のうちの一つです。

    「ニサのパルティア王国時代の城塞群」は、トルクメニスタンの三つの世界遺産のうちの一つです。

  • ニサは、王の建造物のある旧ニサと住民の暮らしていた新ミサで構成されており、両所は約1.5Km離れています。

    ニサは、王の建造物のある旧ニサと住民の暮らしていた新ミサで構成されており、両所は約1.5Km離れています。

    ニサのパルティア王国時代の城塞群 史跡・遺跡

    土レンガ製なのに保存状態の良い都市遺跡 by 赤い彗星さん
  • 今回訪問したのは、王の建造物のあった旧ニサの方です。

    今回訪問したのは、王の建造物のあった旧ニサの方です。

  • 旧ニサ、新ニサ共に城壁に囲まれた都市でした。<br />こちらは旧ニサの入口周りの城壁です。

    旧ニサ、新ニサ共に城壁に囲まれた都市でした。
    こちらは旧ニサの入口周りの城壁です。

  • 土や土レンガで作られた建物や都市は、風化が進みやすいので、基礎部分しか残っていないような遺跡もたくさん目にしてきましたが、旧ニサはかなり保存状態の良い遺跡と云われています。

    土や土レンガで作られた建物や都市は、風化が進みやすいので、基礎部分しか残っていないような遺跡もたくさん目にしてきましたが、旧ニサはかなり保存状態の良い遺跡と云われています。

  • 遺跡の入口正面にある井戸。<br />天井のアーチも土レンガで造られています。

    遺跡の入口正面にある井戸。
    天井のアーチも土レンガで造られています。

  • 約600年続いたパルティア王国の都市として存続できたのは、乾燥地帯で安定して水が確保できる場所であった事が、一番の理由と思われます。

    約600年続いたパルティア王国の都市として存続できたのは、乾燥地帯で安定して水が確保できる場所であった事が、一番の理由と思われます。

  • 確か、オリジナルの土レンガ。<br />修復や整備等も勿論されていますが、紀元前3世紀から存在する古代都市ということを考えると、信じられないくらいの保存状態です。

    確か、オリジナルの土レンガ。
    修復や整備等も勿論されていますが、紀元前3世紀から存在する古代都市ということを考えると、信じられないくらいの保存状態です。

  • 旧ニサは、小高い丘に立地していますが、都市の背後にも丘や山々が聳えています。

    旧ニサは、小高い丘に立地していますが、都市の背後にも丘や山々が聳えています。

  • ニサは、古代イランの王朝であったパルティア王国(アルサケス朝)の初期から存在する都市で、中央アジアと地中海を結ぶ交易拠点として、大いに栄えていました。

    ニサは、古代イランの王朝であったパルティア王国(アルサケス朝)の初期から存在する都市で、中央アジアと地中海を結ぶ交易拠点として、大いに栄えていました。

  • 往時の円形ホールの想像図。

    往時の円形ホールの想像図。

  • こちらが上記の写真のような建物であったであろう現在の円形ホール跡。

    こちらが上記の写真のような建物であったであろう現在の円形ホール跡。

  • 土レンガの表面に土が塗りこまれていて、滑らかな仕上げになっています。<br />往時の完成形は、このような感じだったと思われますが、オリジナルなのかな。もしかしたら、修復された場所なのかもしれません。

    土レンガの表面に土が塗りこまれていて、滑らかな仕上げになっています。
    往時の完成形は、このような感じだったと思われますが、オリジナルなのかな。もしかしたら、修復された場所なのかもしれません。

  • すでに何の建物なのか分からない状態ですが、この壁面も滑らかな仕上がり。

    すでに何の建物なのか分からない状態ですが、この壁面も滑らかな仕上がり。

  • ニサの遺跡は、郊外の小高い場所にあるので、遠くにアシガバート市街が見えています。緑屋根の住宅群もうっすらと認識できます。

    ニサの遺跡は、郊外の小高い場所にあるので、遠くにアシガバート市街が見えています。緑屋根の住宅群もうっすらと認識できます。

  • 土レンガ製の建物が、土に還りつつあります。

    土レンガ製の建物が、土に還りつつあります。

  • 先程のホール跡もそうですが、意外と軒の高い建物群で構成されています。かつては、約40もの塔に囲まれた城塞兼王宮だったようです。塔の数から云っても、かなり巨大で強固な軍事要塞だったことが想像できます。

    先程のホール跡もそうですが、意外と軒の高い建物群で構成されています。かつては、約40もの塔に囲まれた城塞兼王宮だったようです。塔の数から云っても、かなり巨大で強固な軍事要塞だったことが想像できます。

  • この辺りは、土レンガの列柱が残っています。<br />この遺跡最大の見所かも。王の間と呼ばれる場所です。<br />

    この辺りは、土レンガの列柱が残っています。
    この遺跡最大の見所かも。王の間と呼ばれる場所です。

  • 色彩的にも絵的にも地味な遺跡ではありますが、紀元前から残る貴重な遺跡です。

    色彩的にも絵的にも地味な遺跡ではありますが、紀元前から残る貴重な遺跡です。

  • 土レンガ製ということが、はっきりと認識できる建物です。

    土レンガ製ということが、はっきりと認識できる建物です。

  • 大きく崩れる事もなく、保存状態の良いレンガ造りの柱です。<br />この辺りは、柱も並んでいて大きなスペースになっているので、王の間がかなりの規模であったことが想像できます。

    大きく崩れる事もなく、保存状態の良いレンガ造りの柱です。
    この辺りは、柱も並んでいて大きなスペースになっているので、王の間がかなりの規模であったことが想像できます。

  • ニサの街は、一度も襲撃を受ける事がなかったそうで、現在まで破壊されることもなく、都市遺構が残されています。中央アジアの都市や遺跡は、大抵モンゴル軍の襲撃を受けているイメージがあるので、破壊を免れた貴重な遺跡となっています。

    ニサの街は、一度も襲撃を受ける事がなかったそうで、現在まで破壊されることもなく、都市遺構が残されています。中央アジアの都市や遺跡は、大抵モンゴル軍の襲撃を受けているイメージがあるので、破壊を免れた貴重な遺跡となっています。

  • 旧ニサでは、西ローマ帝国やヘレニズム文化の影響を受けたヴィーナス像や象牙のリュトン等も発掘されているそうです。交易拠点として、文化の交流地点であったことを表しています。

    旧ニサでは、西ローマ帝国やヘレニズム文化の影響を受けたヴィーナス像や象牙のリュトン等も発掘されているそうです。交易拠点として、文化の交流地点であったことを表しています。

  • トルクメニスタンでは、あまり見ないような緑が続いています。<br />地下に水脈のあるオアシスなんでしょうね。

    トルクメニスタンでは、あまり見ないような緑が続いています。
    地下に水脈のあるオアシスなんでしょうね。

  • 火焔山のような丘。

    火焔山のような丘。

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