【白耳義紀行】水の都ブルージュへのショートトリップ（3日目）

2019/06/02 - 2019/06/02

街の中を運河が流れる古都ブルージュ。
「天井のない美術館」とも「北のベネチア」とも呼ばれる。
運河クルーズを楽しみ、中世の街を散策し、ベルギーチョコとベルギービールに酔いしれた。
ブリュッセルに戻り、ベネルクス最後の夜を過ごした。

エリア ブルージュ(ベルギー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

滞在している、マリオット系のザ ドミニカン ホテルで朝食。

ザ ドミニカン ホテル ホテル

エッグベネディクト。
生ハムの塩味がちょうどいいアクセントになっている。
皿も温めて提供される。

ブリュッセル風ワッフルはクリスピーな食感がいい。
ワッフルの概念を変える衝撃！

ホットサンドとカリカリベーコン。

このホテルの朝食は感動的。

ザ ドミニカン ホテル ホテル

ホテルからメトロのドゥ・ブルケール駅までは歩いてすぐ。そこからブリュッセル中央駅までは一駅だ。

トラム 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

1時間でブルージュ駅に到着。

ブルージュ駅 駅

マルクト広場まではバスで移動。
グランプラスと同様、この広場にもギルドハウスが集まっている。

マルクト広場 (ブルージュ) 広場・公園

世界遺産のブルッヘの鐘楼。
ブルッヘとはブルージュのオランダ語での呼び方。
13世紀にはこの街には、イギリス、ハンザ同盟諸都市、ジェノバなど広くヨーロッパから商人が集まり、貿易や金融の中心として隆盛を極めた。
そこで蓄積された富を集め、毛織物業のギルドが建てたものがこの鐘楼だった。

ベルギーとフランスの鐘楼群(ベルギー) 史跡・遺跡

西フランドル州庁舎にあるツーリズムインフォメーションにはヒストリウムという展示施設が併設されている。

観光案内所 (マルクト広場) 散歩・街歩き

アルデンヌ地方に連れて行ってくれたガイドさんご推薦のチョコレートショップ。

ヴァン ホスト 専門店

マルクト広場から一歩小路に入ったところにある。

ヴァン ホスト 専門店

ここでチョコレートを作っているのだろうか。

ヴァン ホスト 専門店

美味しそうなチョコレートを箱に詰めてもらう。

ヴァン ホスト 専門店

缶に30粒以上ぎっしり詰めて3000円以下。

ヴァン ホスト 専門店

ブリュージュは海から10キロ離れている。
海につながる河川や運河は、15世紀以降土砂が堆積し大型船舶の航行に支障を来たすようになった。
結果としてブルージュは貿易拠点としての機能を損ない衰退していった。

ブルージュ歴史地区 旧市街・古い町並み

忘れられた都市として、15世紀の街並がそのまま残されてしまったのがブルージュの旧市街である。

ブルージュ歴史地区 旧市街・古い町並み

この街の多くの家屋の屋根はフランドル様式の階段状破風。
三角屋根が段々になっている。

ブルージュ歴史地区 旧市街・古い町並み

訪問するチョコレートショップはあらかじめ２つリストアップしておいた。
2つ目がこのデュモン。

ショコラトリー デュモン (シモン スティーヴィン広場店) スイーツ

ヴァン ホストより大きめの店舗。

ショコラトリー デュモン (シモン スティーヴィン広場店) スイーツ

チョコレートを攪拌し、滑らかな素材を作っているようだ。

ショコラトリー デュモン (シモン スティーヴィン広場店) スイーツ

シンデレラが履くと溶けちゃいそうなハイヒール。

ショコラトリー デュモン (シモン スティーヴィン広場店) スイーツ

容器もまたチョコレート。

ショコラトリー デュモン (シモン スティーヴィン広場店) スイーツ

さて運河クルーズだ。
メムリンク美術館や聖母教会のそばのスタールのボート乗り場。

運河クルーズ アクティビティ・乗り物体験

この乗り場から乗ると運がいいと日本語で説明するガイドがいるという。奥さんが日本人とか。

運河クルーズ アクティビティ・乗り物体験

受付で聞いてみたが、日本の団体でないと難しいとのこと。
そりゃそうだ。

メムリンク美術館 (聖ヨハネ施療院) 博物館・美術館・ギャラリー

南部の愛の湖から北部のヤン・ファン・エイク広場までを往復する30分ほどの船旅。

運河クルーズ アクティビティ・乗り物体験

岸辺には鴨と白鳥が羽を休めている。

ベギン会修道院 寺院・教会

他のボートとすれ違う。

ベギン会修道院 寺院・教会

いろいろな塔があるなあ。どれがどれやらよくわからない。

メムリンク美術館 (聖ヨハネ施療院) 博物館・美術館・ギャラリー

ベギン会修道院の尖塔が見えた。

運河クルーズ アクティビティ・乗り物体験

建物の下を船が通り抜ける。

グルートゥーズ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

この橋はかつては税関だったらしい。
徴税逃れを阻もうと川幅が狭くなっている。

運河クルーズ アクティビティ・乗り物体験

幸い天気に恵まれ、川風が心地いい。

アーレンスハイス（ブランギン美術館） 博物館・美術館・ギャラリー

遠くに見えるのはブルッへの鐘楼だ。

デュク ドゥ ブルゴーニュ ホテル

さてそろそろ出発したボート乗り場に戻るころ。

Martin's Relais ホテル

家族経営のドゥ ハルヴ マーン醸造所はブルージュ唯一のブリュワリー。

ドゥ ハルヴ マーン 醸造所 博物館・美術館・ギャラリー

ハルヴ・マーンとはオランダ語で半月（ハーフ・ムーン）という意味。
醸造所の歴史はとても古く、1564年には町の台帳に名前が残されているとのこと。

ダ ハルヴ マーンビール醸造所 博物館・美術館・ギャラリー

資料館が併設されており、

ダ ハルヴ マーンビール醸造所 博物館・美術館・ギャラリー

また、工場見学も可能。

ダ ハルヴ マーンビール醸造所 博物館・美術館・ギャラリー

しかし何といっても人気を集めているのは、

ダ ハルヴ マーンビール醸造所 博物館・美術館・ギャラリー

街歩きで疲れた足を冷たいビールで癒してくれること。

ダ ハルヴ マーンビール醸造所 博物館・美術館・ギャラリー

昼時と会って満席だ。

ダ ハルヴ マーンビール醸造所 博物館・美術館・ギャラリー

地ビールのストラッフェ ヘンドリック。
半月のマークがついている。
メニュー表はまるで新聞のよう。

ダ ハルヴ マーンビール醸造所 博物館・美術館・ギャラリー

それでは乾杯！

ダ ハルヴ マーンビール醸造所 博物館・美術館・ギャラリー

ダ ハルヴ マーンビール醸造所から運河を渡ったところにベギン会修道院。
森の中の静かな修道院だ。

ベギン会修道院 寺院・教会

結婚前の美智子上皇后がここに宿泊された。

ベギン会修道院 寺院・教会

中世のベルギーでは女性の職場はほとんどなく、結婚するか世俗を捨てて修道女になるかが限られた選択肢だった。
そんな中で、ベギン会は女性たちの互助のコミュニティ。
女性たちの自立を促す場で、ここなら世俗とのつながりを保持したまま農業、織物、教育、執筆活動などを行うことができた。

ベギン会修道院 寺院・教会

手広く事業を展開し巨万の富を稼いだ女性もいたらしい。

ベギン会修道院 寺院・教会

ベギン会修道院と駅の間に　水量調節のための湖、ミンネワーテル公園。
フォトジェニックな撮影スポット。

ミンネワーテル公園 広場・公園

ブルージュ駅に戻ってきた。

ブルージュ駅 駅

鉄道のインターシティでブリュッセルに戻る。

ホテルからイロサクレ地区に入るとショーウィンドウ越しにケーキを作っていた。

オ メルヴェイユ ドゥ フレッド スイーツ

おいしそう。

オ メルヴェイユ ドゥ フレッド スイーツ

チョコレートの型かな？

イロ サクレ地区 散歩・街歩き

ずいぶん大きな型だ。

イロ サクレ地区 散歩・街歩き

今日の夕食はグランプラスに面したブラバン公の館にあるケルデルク。

ケルデルク 地元の料理

ギルドハウスの地下室だ。

ケルデルク 地元の料理

かつては刑務所だったスペースを改造している。

ケルデルク 地元の料理

幸いここには日本語メニューがあった。

ケルデルク 地元の料理

野菜のスープ。

ケルデルク 地元の料理

アンディーブとハムのグラタン。

ケルデルク 地元の料理

牛肉のビール煮はこの土地の名物。
どれも合格。
オランダよりベルギーの方が圧倒的においしい。

ケルデルク 地元の料理

お土産の調達に地元の有名スーパー「デレーズ」。

AD デレーズ (アンスパック通り店) スーパー・コンビニ

なかなか買いやすい。
オリーブやチーズをゲット。

AD デレーズ (アンスパック通り店) スーパー・コンビニ