【阿蘭陀紀行】ヒースロー経由でアムステルダムへ（1日目）

2019/05/27 - 2019/05/27

年に6～7回海外に出ている。
その半分は一人旅。他は妻とのシルバー夫婦旅。
今回は妻を同伴してオランダとベルギーを訪れる。

エリア アムステルダム(オランダ)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヨーロッパに行くときは韓国発券のBAを利用している。
一番使いやすいBA6便は13時ごろに成田を出て、現地17時過ぎにヒースローに到着する。
しかし、JALが新たに深夜に羽田を出発し、早朝にヒースローに到着するJL41便を開設し、これがコードシェアでBA4609便として搭乗可能となった。羽田からヒースローに飛ぶのは初めてかもしれない。

江戸小路（羽田空港第3ターミナル） ショッピングモール

飛行機の出るのは深夜1時55分。
つまり前日の夜遅くに羽田に入ればいいのだが、家にいてもすることがない。
いつも羽田に行くのに使っているリムジンも18時ごろが最終だ。
それならということで、早めに羽田へ。19時には到着してしまった。
出国審査を終えて、制限区域に入ったところにある階段を昇ると、クレジットカードで使えるラウンジ。

羽田空港国際線 TIAT LOUNGE 空港ラウンジ

時間をつぶすにはラウンジホッピングだということで大好きなキャセイのラウンジへ。
残念。ここは17時にクローズしている。

キャセイパシフィック羽田ラウンジ 空港ラウンジ

であれば、サクララウンジだ。
かつては、マッサージサービスがあって施術してもらったものだが・・・。

羽田空港国際線 JALサクララウンジ 空港ラウンジ

夕食はJAL名物のカレーとサラダ。

羽田空港国際線 JALサクララウンジ 空港ラウンジ

夜食にスパゲティと豚汁。

羽田空港国際線 JALサクララウンジ 空港ラウンジ

深夜発の便だと、一般客にもサクララウンジの一部が解放される。
夜遅くは満員の盛況だ。

羽田空港国際線 JALサクララウンジ 空港ラウンジ

機内に搭乗。
睡眠時無呼吸症候群を持病に持っているので、CPAPという医療器具でマスクから空気を送り込みながら眠る。
足元に見えるホースがそのCPAP。
その持病があるので国際線の長距離フライトはビジネスクラスにせざるを得ないし、安く乗るために韓国発券のチケットを使っているということ。

離陸してすぐにハイボールをオーダー。
おつまみは三元豚のカツサンド。

やがてミールサービスが始まる。

アミューズ
胡麻豆腐の山葵のせ
モリーユ茸のフラン　そら豆添え

オードブル
一時から時計回りで
穴子とラタトゥイユ
桜海老のポテトサラダ
鯵のエスカベッシュ
鴨ごぼう
中央にアスパラマスタード

洋食のメイン、妻は
和牛サーロインステーキとポルト酒のソース山椒バター添え

ぼくは
春の海の幸　バジルのアンショワイヤードソース

デザートは
苺とよもぎのパンナコッタ

6時半にはヒースローに到着。

ロンドン ヒースロー空港 (LHR) 空港

ブリティッシュラウンジで2時間待ち。

ブリティッシュ エアウェイズ クラブラウンジ (ヒースロー空港) 空港ラウンジ

8:20のBA430でスキポール空港へ。
1時間20分のフライト。

ロンドン ヒースロー空港 (LHR) 空港

機内食はカネロニと

ハム・チーズ。

スキポール空港到着。

スキポール空港 (AMS) 空港

アムステルダムには電車で20分弱。

スキポール駅 駅

アムステルダム中央駅にやってきた。
東京駅のお手本になったという古典的な建物。
なんでも東京駅とは姉妹駅らしい。

アムステルダム中央駅 駅

ホテルは駅から５分ほど歩いたルネッサンス アムステルダム ホテル。

ルネッサンス アムステルダム ホテル ホテル

マリオット系のポイントがたまっているので、今回はここも含め、すべてマリオット系に宿泊する。

ルネッサンス アムステルダム ホテル ホテル

落ち着いたロビー。

ルネッサンス アムステルダム ホテル ホテル

暖炉風のあしらい。
燃えている火は心和ませる。

ルネッサンス アムステルダム ホテル ホテル

チェックインを済ませ、部屋のセッティングをおえたら、まず街に出てみよう。

表通りに出るとすぐ。
あれっ。寿司屋がある。

SUMOすし。
あまり食指が動かない。

ダム広場を目指す途中に重厚な建物のショッピングセンター。

マグナ プラザ ショッピングセンター

あれっ！
このマグナプラザのマークは松屋銀座とそっくりだ。
松屋銀座のCIはPAOSの歴史的名作。
パクリじゃないかと、さっそくその場でPAOS後継者のMさんに連絡。

マグナ プラザ ショッピングセンター

初めてこのマークの存在を知ったMさんからの返事は、
「調べてみました。建物は、100年ほど前にできたネオゴシック様式の建物で郵便局でしたが、1992年にショッピンセンターに転身。おそらくそのロゴは、その時に開発されたものだと推測されます。
PAOSと中條正義さんによるMATSUYA GINZAのCI導入は、1978年ですから、MATSUYAの方が先でんな。」
きっとパクリだ！

マグナ プラザ ショッピングセンター

新教会という名前の割には600年の歴史を持つ協会。
カトリック教会として創建されたが、宗教改革の波を乗り越えプロテスタントの教会として存続している。
王宮の隣にあたることから、王室の行事も行われており、現国王は結婚式も戴冠式もこの教会で行った。

新教会 寺院・教会

アムステル川に作られた堤防（ダム）がこのダム広場。
そこに立つ王宮は当初は市役所として建てられた。

王宮 城・宮殿

王宮前に観光馬車。

王宮 城・宮殿

アムステルダムの運河は2010年に世界遺産に登録された。
17世紀に東インド会社の本拠地がおかれ世界貿易の中心地として黄金期を迎えた。

アムステルダム、シンゲル運河の17世紀環状運河地域 旧市街・古い町並み

運河に映る緑と鮮やかな花が美しい。

アムステルダム、シンゲル運河の17世紀環状運河地域 旧市街・古い町並み

環状になったいくつかの運河を渡ると西教会がランドマークとしてそびえている。

西教会 寺院・教会

西教会の麓にあるのが、アンネの日記で有名なアンネ・フランクの像。
会社にいたとき、テレビスペシャルの仕事にはいくつか関わったが、最初に手掛けたのがアニメ番組「アンネフランクの生涯」。
日本アニメで製作し、朝日放送をキー局に1979年9月1日、日本IBMスペシャルとして放送した。

アンネ フランクの像 モニュメント・記念碑

テレビスペシャルの関連企画として「アンネのバラ」の小冊子を制作した。
アンネ家の庭に咲いていたバラを、戦後父親のオットー・フランクさんが育てた。
アンネの日記を平和教育の素材として使っていた高井戸中学の小林先生とオットー・フランクさんとの交流が生まれ、その縁で高井戸中学に寄贈され、今でも校庭で花を咲かせている。卒業生の鈴木福くんも見たはず。
そのアンネ・フランクの家にやってきたが、予約していなかったため入れない。

アンネ フランクの家 建造物

運河沿いにあったホモモニュメント、つまり同性愛者記念碑。
ナチスによって殺害されたゲイおよびレズビアンを追悼するばかりでなく、同性愛であることを理由に迫害された全てのゲイおよびレズビアンに捧げられている。

アムステルダム、シンゲル運河の17世紀環状運河地域 旧市街・古い町並み

アムステルダムは同性愛に寛容な都市。
学生の時、この街のユースホステルに滞在していたことがあるが、日本人の仲間と夜遅くまで遊びまわった後、公園を通って帰ろうとすると、暗がりから何人もに誘いの声をかけられた。
怖くなって仲間と手を握り合い、すでに出来上がったホモカップルを装って公園を抜けたことがある。

アムステルダム、シンゲル運河の17世紀環状運河地域 旧市街・古い町並み

遅めのランチはカフェ・ルクセンブルグ。

カフェ ルクセンブルグ カフェ

海老や仔牛のコロッケで評判の店。

カフェ ルクセンブルグ カフェ

この日は北海道で39度という噂もある中、アムステルダムは14度ほど。
肌寒いので、店の中に入る。

カフェ ルクセンブルグ カフェ

名物の仔牛のコロッケとポテトフリット。
マスタード、マヨネーズとピクルスがついている。

カフェ ルクセンブルグ カフェ

トマトのスープは強めの酸味がアクセントになっている。
パンをつけて食べると美味しい。
コロッケとスープとコーヒー。
ふたりで23ユーロ。

カフェ ルクセンブルグ カフェ

運河を渡る橋のたもとにはハーリングの屋台。
ハーリングはオランダ名物ニシンの酢漬け。
今がちょうど旬の時季だ。

花市場 市場

シンゲル運河沿いに開かれているのがシンゲルの花市。

花市場 市場

店頭に色とりどりの花を並べる店もあるけど、

花市場 市場

多いのはチューリップなどの球根や種を扱う店。
花市というよりむしろ球根市と呼ぶべきかな。

花市場 市場

花市の東端にあるのがムント塔。
時計の上には38の鐘を組み合わせたカリオンがあり、30分ごとに鐘の音を響かせる。

ムント塔 建造物

ホテルまでは歩いて帰ろう。

商店街をプラプラ見ながらホテルに向かう。
そろそろ眠くなってきた。