2020年 10月　長野県・箕輪町　Go Toトラベルで行く南信州の旅!　赤そば畑の真ん中でランチ!

2020/10/07 - 2020/10/07

箕輪町2日目はGUUUT店主の三浦さんにご招待頂き、三浦さんが育てるヒマラヤ原産で日本では超レアな赤そばの花畑のど真ん中で経産牛の熟成肉のチムチュム風鍋をご馳走になりました!
絶景の中で頂く手間ひまかけ丁寧に作られたお料理。
他では決して味わう事のできない最高のひとときを過ごさせて頂きました。

エリア 辰野・箕輪・高遠(長野)

無事に朝を迎えることが出来ました。
良かった、夜中に容態が急変したりしなくて。
でも昨日より腿が全体的に腫れて熱を持ち痛みも酷い。
歩くのも結構ツライ。
でも歩けないことはないのでみんなでお散歩へ。

昨日は暗くなる直前に到着したので何も見れなかったけど、こうしてマップを見てみると結構広範囲に広がる自然公園になっている模様。
って言うかここは徒歩で上ってくるよな場所じゃないよなーと再確認^^;

森林浴でマイナスイオンたっぷり浴びましょう～!

キノコ発見!

こちらは大量発生!

いろんな形のキノコが顔を出す。
さすがキノコ王国長野。

素人だからどれが毒キノコか分からないのでノータッチ。

高原の花かな。

11:00位に三浦さんが車で迎えに来てくれて、本日のランチ会場である赤そばの畑に到着!
遠くから赤そば畑が見えた時はそりゃ大興奮でした!!

この絶景を私達だけで独占しながらランチですヨ!?
始まる前から贅沢過ぎて鼻血が出そうです（笑）

満開の赤そばの花

赤そばは元々ヒマラヤから信大のそば博士と呼ばれた氏原先生と伊那谷のタカノという企業が種を日本に持ち帰り、研究を重ね開発した高嶺ルビーと言う品種です。
(最初は日本ではヒマラヤと気候風土が違い過ぎて赤い花が咲かず苦労したそうです。)

しかも在来種の白い蕎麦と交雑しないようごくごく限られた場所でしか栽培されていない貴重なもの。

箕輪町には町が運営している赤そばの里と言う広大な赤そば畑があって毎年赤そば祭って言うのが開催されているらしいけど、今年はコロナのせいでそこは赤そば自体植えられなかったんだそうな。

そんな中満開の赤そばの花が見られた私は相当ラッキーです!

赤そばは年2回花が見られるそうです。
白い蕎麦より見頃が1ヶ月程遅いみたい。
秋だと9月末から10月半ばまでなのでちょうどよい時期にお邪魔しました。
しかし、この日の夜から台風の影響で長野も風雨が続き晴れ間が見えた頃にはみんな折れてそのまま今年は終わってしまったそうです。
ラッキーだったなぁ。

また来年も見に行きたいです。

花が咲いてしまったミョウガ。
花が咲いてもまだまだ食べられるのですが地元の人は食べないそうです。

沢山生えてて三浦さんも使い切れないから好きなだけ摘んでっていいよとの事でしたので遠慮なく摘ませて頂くことに。

沢山頂きました!
スーパーだとミョウガは3つで150円程するので高級品なのでありがたい!

赤そばの畑の手前には様々な野菜が植えられています。
その間にはお花も。
昆虫達にお花頼りに寄ってもらい野菜の花の受粉を助けてもらうのだそうです。

長い唐辛子

トカドヘチマ。
タイ料理でも使われます。
私が行くメーホンソンのお寺でも炒め煮などで登場しました。

枝豆。

ミニトマトも沢山なってます。

赤いのは持って行っていいよと言うのでこちらもお言葉に甘えて赤いの全部回収（笑）

モリモリになりました（笑）
甘くて美味しいです!!
ミニトマトも買うと高いから超ありがたい!

小さなカエルがちょこんと。触っても動じませんでした。

これは空芯菜。
シャッキシャキのしっかりした空芯菜です。

プリッキーヌ。
タイの激辛唐辛子。
タイ料理には欠かせない食材ですからね。

タイナスタイだと生のままナムプリックと言うディップにつけて食べたりしますね。

そんなこんな畑をあれこれ見学させててもらってる間に「準備が出来ましたよー」の声が。
振り返るといつの間にかテーブルの所にストーブが設置され煙が立ち上り、すっかりテーブルが整っているのが見えました。

わぁ～素敵なお花畑の中のレストラン、オープンです♪

まずは月桃茶でお口を潤します。
月桃茶って私は初めて頂きましたが沖縄の方のお茶だそうですね。さっぱりとして飲みやすいお茶です。

前菜はミョウガと経産牛のセンマイのヤムとタイバジル入りの卵焼き。
このセンマイのヤムがもう絶品!!
ミョウガは本来タイ料理では使わないけど、なんの違和感もないしむしろ香りが最高!!

メインの経産牛の熟成肉のチムチュム風しゃぶしゃぶ。
発酵たけのこと卵の黄身を合わせています。

こちらがGUUUT店主の三浦さん。

三浦さんは長いこと東京で日本料理のお店をされていたそうですがタイ東北部の料理や発酵食品と南信のそれに共通点を見出し、お仕事の合間を縫ってタイに何度も足を運び料理を研究したそう。

で、タイ料理で絶対に欠かせないものはたっぷりの新鮮なハーブと野菜だと言うことに気づき、この地で畑を借り自分で野菜を栽培を始め、2年前からは平日は東京のお店を切り盛りし、週末は畑の世話とGUUUTと言う二足のわらじでやっていたそうです。

それが今年のコロナ禍をきっかけに東京の店を閉め、GUUUT一本に舵をきったとのこと。

今回使われているお肉は経産牛のもの。
経産牛とは読んで字のごとく出産経験のある牛のことですが、経産牛は味が落ちるので普通食肉にはならないそうなんですね。
経産牛を食肉として再利用(?)するには栄養を与えなおし再肥育したりコストがかなりかかる為、美味しくないのに高いし扱うのが難しいと言うイメージで買い手がなかなかつかないそうなんですが、サスティナブルな観点から経産牛を流通させたいと言う若者を応援するために三浦さんは自ら経産牛の中でも使いにくい内臓などの部分を買い取り手当てをし、美味しいタイ料理に見事に昇華させています。

熟成肉のしゃぶしゃぶ。
お肉は赤身であっさりしていますが決してパサパサではなく柔らかい。
お肉の旨味も良く出ていてたけのこのシャキシャキ感とよく合います。

タレは2種類。
タマリンドの甘酸っぱいナムチム(つけダレ)

こちらはご当地ならでは。
なんとナガノパープルのナムチムです。
これだけで一品料理になりそう。
ってかきっとタイ人好きだと思うわぁ～。

こちらは赤そばお花畑がお皿に再現されております!
盛り付けがアーティスティック!

お花畑の下には塩漬けされ生ハムのように仕立てたお肉がチラリ。

塩漬けされているので生でも食べられます!

お花を散らして鍋の中にもお花畑が出現!
美しい～。

さきほどの熟成肉とはまた違い、塩漬けのせいか引き締まったお肉です。
蕎麦の花からは蕎麦の香りは立ちませんが柔らかいので一緒に食べられます。

まだ花の時期なのでお蕎麦が食べられなかったのが残念です。

お肉の後は目の前の畑で採れたばかり新鮮野菜をしゃぶしゃぶして頂きます。
なんて贅沢なんだー!!

最高だな!

お肉の出汁が出たスープをたっぷり吸った春雨とお野菜がたまらなく美味しい～。
無限に食べられそう。

シメにスープを。
余計なものは何も加えていないのでスッキリだけど素材の味が生かされた滋味深いスープ。
お腹いっぱいなのにもたれない、この感じ。
心が満たされ身体も喜んでるのが分かる。

心から
自然に、生き物に、三浦さんに感謝。

ご馳走さまでした。

三浦さんは「虹の麓のレストラン」と題して標高2000m位の所までなら出張レストランして下さるそうですよ!

次はどんな所でレストラン開店されるのかな?

楽しみですね。