2019/03/06 - 2019/03/10
982位(同エリア3769件中)
めじろさん
フィレンツェツアーに参加した記録です。アカデミア美術館、メディチ家礼拝堂、ピッティ宮殿、サンジョバンニ礼拝堂、ジョットの鐘楼、ドゥオーモ、ヴェッキオ宮殿、ウフィツィ美術館、バルジェロ美術館、サンタマリアノヴェッラ教会とまわりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
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いよいよドゥオーモこと「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」(花の聖母大聖堂)に入場していきます。まさに花の都・フィレンツェの象徴ともいうべき大聖堂です。
ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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ファサード(正面部分)を仰ぎます。このファサードが完成したのは19世紀だそうです。
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もともとドゥオーモは1296年にA.ディ・カンピオにより建設が始められ、1436年にブルネレスキによってクーポラが架けられました。そこから考えると、ファサード完成までに500年もかかっていることになります。サグラダ・ファミリアといい、西洋人の粘り強さはすごいですね。
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白と緑とピンクの大理石で装飾された見事な建築です。この3色も塗り分けたわけでなくて、それぞれ3箇所から白と緑とピンクの天然大理石を採掘してきたそうですね。
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扉には聖母マリアの生涯が描かれているそうです。
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かなりの行列ができてます。ちなみに大聖堂に入るのは無料です。ただし宗教施設ですからドレスコードがありますね。露出の多い服の場合、入場を断られる場合があるので、夏場は注意です。
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この行列に並んでる時は、ビル風が吹き付けて辛かったです。
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いよいよ入場。
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さすが広大な空間です。収容人員3万人とも言われ、ローマやミラノと並ぶ大聖堂です。
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入り口の上にはウッチェッロ作の時計の文字盤があります。
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パウロ・ウッチェッロ「時計の文字盤」
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並んだ騎馬像が見えますね。
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パウロ・ウッチェッロ「傭兵隊長ジョン・ホークウッド」
白い方はウッチェッロの「ジョン・ホークウッドの騎馬像」です。ウッチェッロという人は「遠近法」の研究にとりつかれた人で、現実の視点よりもいかに美しく見えるかを表現しようとしました。
上の絵も騎馬を見る視点と、台座を見上げる視点が同時に設定されてますね。 -
アンドレア・デル・カスターニョ「傭兵隊長ニッコロ・ダ・トレンティーノ」
もう一つの騎馬像は、ウッチェロを参照して描かれたカスターニョの「ニッコロ・ダ・トレンティーノの騎馬像」です。 -
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D・ミケリーノ「『神曲』を持つダンテの肖像」
ダンテはフィレンツェが誇る大詩人です。また「神曲」はラテン語でなくトスカーナ方言で書かれたことによって、現代イタリア語の基礎となったと言われます。 -
見上げるとクーポラ。内側にも見事な(正直よく見えないけど)フレスコ画が描かれます。高さは90メートル以上ありますからねえ。
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ヴァザーリらが描いた「最後の審判」ですね。
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主祭壇です。八角形の内陣になってますね。八って数字は、日本でも末広がりでいい意味だけど、キリスト教にとっても縁起のいい数字なんですってね。
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B・ダ・マイアーノ「主祭壇・十字架像」
なんでも「7」が一つの周期らしい。まあそれは1週間が7日ということでわかる。8はそこに1をプラスしたことから「復活、再生」の意味があるらしいですね。 -
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サンタ・レパラータ教会遺構
この聖堂は地下にも見所があります。 -
現在のドゥオーモ、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂が出来る以前に、フィレンツェの大聖堂だったサンタ・レパラータ教会の遺構が残っています。
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5世紀頃のもので、ローマ時代のモザイク装飾を見ることができます。
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サンタ・レパラータ教会の祭壇です。
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地下にはクーポラ建設の立役者・ブルネレスキのお墓がひっそりとあります。
フィリッポ・ブルネレスキはイタリアの金細工師、彫刻家、そしてルネサンス最大の建築家である。彫刻家としては宿敵ロレンツォ・ギベルティに遅れをとったが、サンタ・マリーア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラ建設によって絶大なる賞賛を得た。 遠近法の発明やオーダーの発見も、彼のものとされる。 -
ブルネレスキのお墓は、ショップの一角からちらっと見える感じだったな。
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ショップです。
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やっぱり赤いドーム(ドゥオーモ)がフィレンツェの象徴だけに、グッズも充実してるねえ。
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ジョットの鐘楼から見下ろしたクーポラです。
ドゥオーモのクーポラの建設は困難を極めました。これを設計したのはブルネレスキ。「サンジョバンニ洗礼堂門扉のコンクール」でギベルティに敗れたのち、ブルネレスキはローマで10年以上も修行しました。古代建築を研究し、忘れ去られていた建築技術を再発見しました。 -
そして1418年に再びギベルティと、「クーポラ設計コンクール」で対決します。雪辱を誓ったブルネレスキでしたが、結局ギベルティと共同責任者として工事に入りました。
しかし実際に工事が始まってみると、合理的で緻密なブルネレスキの独壇場でした。ブルネレスキはレンガ1枚1枚までチェックしたと言います。ギベルティは役に立たずクビにされてしまいました。
この丸屋根(クーポラ)の上のランタンと言われる部分も、ブルネレスキの設計です。(もっとも完成前に死去してしまいましたが)ブルネレスキこそドゥオーモの父と言えます。 -
ドゥオーモの外では、何やらデモ部隊がいます。手前には警察の人たちかな。
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ちょうど国際女性デーだったようで、女性がいっぱい集まっています。
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それで軍隊がいるのかな、と思いましたが、これはいつも常駐してるみたいですね。テロ対策ということか。
世界の首都で「軍人の姿を全く見かけない都市」は東京ぐらいなもんか。またも「日本の常識は世界の非常識」という言葉を思い知りました。
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