2019/03/06 - 2019/03/10
1724位(同エリア3770件中)
めじろさん
フィレンツェツアーに参加した記録です。アカデミア美術館、メディチ家礼拝堂、ピッティ宮殿、サンジョバンニ礼拝堂、ジョットの鐘楼、ドゥオーモ、ヴェッキオ宮殿、ウフィツィ美術館、バルジェロ美術館、サンタマリアノヴェッラ教会とまわりました。
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今日はまずウフィツィ美術館へと向かいます。
ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ヴェッキオ宮殿からわずか2分。元々はコジモ一世が「行政機関」としてジョルジョ・ヴァザーリにつくらせたものです。ウフィツィとは「オフィス」の意味ですね。
のちに、コジモの息子のフランチェスコ一世が、メディチ家所有の美術作品を収めるギャラリーを設置し、それが今日の世界的美術館の元となったわけです。 -
天才芸術家たちがお出迎えしてくれます。
ジョット。 -
ドナテッロ。
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レオナルド・ダ・ヴィンチ。
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ミケランジェロ。
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この後、セキュリティチェックして入場です。
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ヴァザーリの回廊が見えます。
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さあ、いよいよ鑑賞していきます。
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廊下も彫刻・絵画・天井画と見どころありすぎです。
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グロテスク模様の天井。
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ジョット・ディ・ボンドーネ「オンニサンッティの聖母」
ルネッサンスの先駆者ジョットの1306~10年頃の作品から。 -
ジョット・ディ・ボンドーネ「オンニサンッティの聖母」
それまでのビザンチン様式の絵画は、平面的に(例えば服のひだなどは直線で)描くものでしたが、ジョットは立体的に、陰影をつけ、ボリューム感を出して行ったのです。 -
ピエロ・デッラ・フランチェスカ「ウルビーノ公爵夫妻の肖像」
1465年~1472年頃の作品です。 -
ピエロ・デッラ・フランチェスカ「ウルビーノ公爵夫妻の肖像」
モデルのウルビーノ公爵は、傭兵将軍で無敵を誇った人物であったとか。この人がなんで横向いているかというと、若い頃の槍試合で反対側の目が潰れてしまったからだそうです。 -
ピエロ・デッラ・フランチェスカ「ウルビーノ公爵夫妻の肖像」
その奥さんも対になって描かれています。 -
パオロ・ウッチェッロ「サン・ロマーノの戦い」
1450~60年頃の作品です。フィレンツェ軍とシエナ軍の間で行われた1432年の戦いを描いています。この作品は三部作になっており、ウフィツィ以外では、ルーブル美術館とロンドン・ナショナルギャリーに所蔵されています。
ウッチェッロは、遠近法にとりつかれた画家でした。一番有名なエピソードは、夜遅くまで遠近法の研究に没頭しているもので、奥さんに「もう寝たら?」と言われたところ、「ああ、遠近法。お前はなんて可愛いんだ」と答えたものです。 -
イチオシ
フィリッポ・リッピ「聖母子と二人の天使」
1450~1465年頃の作品と推定されます。 -
フィリッポ・リッピ「聖母子と二人の天使」
ベールの透明感と物憂げな聖母が特色です。幼きキリストを拝んでいます。 -
フィリッポ・リッピとぺッセッリーノ「聖母子と聖人たち」
1440~1445年頃の作品と推定されます。リッピは修道士でしたが、女好きのとんでもない生臭坊主でした。リッピのモデルになったルクレツィアという女性も修道女だったから、本来なら許されぬ恋でした。でも突っ走って駆け落ちしてしまうw 女性が好きな人の方が、女性を美しく書けるのかも? -
フィリッポ・リッピ「聖母戴冠」
1441~1447年頃の作品と推定されます。 -
フィリッポ・リッピ「聖母戴冠」
この物憂げな美貌がリッピの真骨頂です。リッピはボッティチェリの師匠ですね。 -
フィリッポ・リッピ「聖母戴冠」
頬杖ついてこっち向いてるのがリッピ本人ですね。西洋絵画のお約束で、自画像を描くときはカメラ目線になるという。 -
さて次は何やら美女画が並んでおりますが。
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一番左の絵が、若き日のボッティチェリの作品だそうです。
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サンドロ・ボッティチェリ「剛毅」
1470年の作品です。この作品で認められた25歳のボッティチェリは、すぐに人気作家になっていきます。 -
サンドロ・ボッティチェリ「受胎告知」
1481年頃の作品です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「受胎告知」
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サンドロ・ボッティチェリ「栄光の聖母」
1470年頃の作品です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「栄光の聖母」
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サンドロ・ボッティチェリ「東方三博士の礼拝」
1475年頃の作品です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「東方三博士の礼拝」
聖母を囲む賢者たちは、依頼主のメディチ家の人々をモデルとしています。一番右端のカメラ目線がボッティチェリ本人です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「春(プリマヴェーラ)」
1482年に描かれた、ルネッサンスの代名詞とも言える作品です。ヴィーナスを中心に、春の到来をことほぐ神々の姿を描いた、という解釈が一般的でしょうか。 -
サンドロ・ボッティチェリ「春(プリマヴェーラ)」
ただボッティチェリは晩年は不遇で、没後は忘れられた存在になっていました。これほどの作品がメディチ家の部屋で、400年近く放置プレイされていたのです。19世紀になって再発見され、1980年代に大修復が行われ、現在の美しさを取り戻しました。 -
サンドロ・ボッティチェリ「春(プリマヴェーラ)」
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サンドロ・ボッティチェリ「ヴィーナス誕生」
1485年の作品です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「ヴィーナス誕生」
ギリシア神話の女神ヴィーナス(アプロディーテー)が、成熟した大人の女性として、海より誕生し出現した様を描いています。 -
イチオシ
サンドロ・ボッティチェリ「ヴィーナス誕生」
まさかこの絵を本当に見られる日が来るとは。 -
なんと目が不自由な人のための立体版?までが!
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サンドロ・ボッティチェリ「パラスとケンタウロス」
1482年~1483年に描かれた作品です。 -
イチオシ
サンドロ・ボッティチェリ「パラスとケンタウロス」
この作品も「春」と同じ部屋で放置されていました。理性を表すパラス(女神ミネルヴァ)が本能のままに行動するケンタウロスを戒める、というテーマとされます。 -
サンドロ・ボッティチェリ「マニフィカトの聖母」
1483年~1485年に描かれた作品です。円形(トンド)形式の作品。 -
サンドロ・ボッティチェリ「マニフィカトの聖母」
天使が聖母子を祝福します。この書物に「マニフィカト(聖母を讃える歌)」が書かれています。 -
サンドロ・ボッティチェリ「ザクロの聖母」
1487年に描かれた作品です。これもボッティチェリのトンドの代表作です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「ザクロの聖母」
物憂げな聖母は定番の表情ですが、周りの天使たちも中性的な魅力に充ちています。 -
イチオシ
サンドロ・ボッティチェリ「ザクロの聖母」
幼きキリストが持つザクロは「復活」の象徴とされます。 -
サンドロ・ボッティチェリ「聖母子」
1466年~1467年に描かれた作品です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「受胎告知」
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サンドロ・ボッティチェリ「受胎告知」
1489年~1490年に描かれた作品です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「聖母子と諸聖人」
1487年~1488年に描かれた作品です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「聖母子と諸聖人」
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サンドロ・ボッティチェリ「メダルを持つ若い男の肖像」
1475年に描かれた作品です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「聖母戴冠と四聖人」
1489年~1490年に描かれた作品です。 -
サンドロ・ボッティチェリ「聖母戴冠と四聖人」
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ドメニコ・ギルランダイオ「聖母子と天使たち」
1486年に描かれた作品です。 -
ドメニコ・ギルランダイオ「聖母子と天使たち」
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フランチェスコ・ボッティチーニ「三大天使とトビオーロ」
1470~1475年に描かれた作品です。 -
フランチェスコ・ボッティチーニ「三大天使とトビオーロ」
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「トリブーナの間」
このすごい装飾の部屋は「トリブーナの間」と言われます。 -
「トリブーナの間」
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「トリブーナの間」
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「トリブーナの間」
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「トリブーナの間」
中央にはメディチのヴィーナスが立ちます。
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