みんなの九州きっぷ（１）長崎編

2020/09/21 - 2020/09/21

アフターコロナ下で最初の旅がやっとスタート。
今回はJR九州の二日間乗り放題切符を利用しました。
「みんなの九州きっぷ　北部九州版」は土日祝日の連続二日間に限り九州新幹線（博多～熊本）および特急、普通、快速の自由席に乗降り自由。指定席も６区間まで予約可。これで5000円はお安いと思います。
【交通】
9/21
1)植木 7:05 ⇒ 熊本 7:21 普通 280円
2)熊本 8:00 ⇒ 新鳥栖 8:29 新幹線さくら
3)新鳥栖 9:18 ⇒ 長崎 10:54 特急かもめ(指定席)
4)長崎 15:01 ⇒ 千綿 16:08 快速シーサイドライナー
5)千綿1636 ⇒ 松原 16:41 普通
6)松原 17:28 ⇒ 早岐 18:13 普通
7)早岐 18:21 ⇒ 武雄温泉 18:53 普通
8)武雄温泉 20:30 ⇒ 博多 21:36 特急みどり
9)博多 22:05 ⇒ 黒崎 22:45 特急ソニック
10)黒崎 23:38 ⇒ 戸畑 23:45 特急ソニック
11)戸畑 0:34 ⇒ 門司港 0:53 特急きらめき
9/22
1)門司港 5:02 ⇒ 折尾 5:46 普通
2)折尾 6:30 ⇒ 直方 6:50 普通
3)直方 7:09 ⇒ 桂川 7:32 特急かいおう
4)桂川 7:45 ⇒ 城戸南蔵院前 7:56 普通
5)城戸南蔵院前 8:16 ⇒ 博多 8:40 篠栗線快速
6)博多 9:24 ⇒ 日田 10:41 特急ゆふいんの森(指定席)
7)日田 13:05 ⇒ 久留米 13:46 特急ゆふいんの森(指定席)
8)久留米 13:52 ⇒ 熊本 14:11 新幹線みずほ
9)熊本 14:37 ⇒ 三角 15:15 特急Ａ列車で行こう(指定席)
10)三角 15:57 ⇒ 網田16:13 普通
11)網田 19:47 ⇒ 熊本 20:23 普通
12)熊本 20:42 ⇒ 植木 20:57 普通

エリア 長崎市(長崎)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩

最寄りの植木駅からスタート。ここにはみどりの窓口が無いので予約済の切符はまだ受け取れない。熊本まで280円の単券を買う。

植木駅 駅

待合室にはこれから乗るであろう特急列車の写真もちらほら。

熊本駅のみどりの窓口にて「みんなの九州きっぷ　北部版」を受け取り。予約番号と予約時のクレカが必要。続けて「指定席をお取りしますか？」と尋ねられたのでその場で５区間を予約。うち当日の特急かもめ(長崎行き)以外は窓側が確保できた。改札を通るときにどれを出せばよいのか手間取ったが大事なのはみんなの九州きっぷ本体のみ（写真の上段中央）。

これを二十回ほど改札機に通すこととなる。
車内検札時もこれ1枚を見せれば了解してくれる。水戸黄門の印籠のようなオールマイティーカードなので気分がよい。しかも気が向いた駅で突然に乗降りできるのもよい。その気になれば逆戻りしたっていい。

熊本駅 駅

まずは長崎を目指して新幹線さくら号に乗車。ここで早くも最初のミス。１０分後のつばめに乗れば８００系に乗れたのにN７００系に乗ってしまった。

８００系は隣のホームに停まっていたのに。

乗り込んでまずは車内探検。6号車の指定席。2列2列で余裕がある。鹿児島中央発だけどほとんど無人。

トイレ付近。明るい木目調で中も広くて綺麗だけどウォシュレットではない。

自由席の1号車に落ち着く。新鳥栖まではあっという間で車窓を楽しむ時間も無かった。

通過はしても降りるのは初めての新鳥栖駅。もし「シントス」とカタカナで書くとスペイン語みたいに見えるかも。

新鳥栖駅 駅

駅内にはサガン鳥栖のユニフォームも。

ここにも駅ピアノがあったが弾いている場面にはなかなか出会わない。

新鳥栖駅は天井も高く広々としたホームに大きな建物。地方の駅でも新幹線だと大体こんなものか。

長崎行きの特急かもめ。名前に反して黒い車体の７８７系。折角なら白かもめに乗れればよかったがスケジュールの関係で今回は無理。

最後部の自由席７号車に乗ったら海側の窓席が余裕で取れた。それで通路しか取れなかった指定席は放棄。紛失してもよい荷物を置いて車内探検。

４号車のセミコンパートメントは無人。

連結部にあるマルチスペース。

9:52 肥前鹿島着。
10:12 ようやく有明海が見えてきた。

10:16 白浜海水浴場通過。

10:24 諫早湾ごしに雲仙岳。

10:27 諫早湾干拓地の排水門が一瞬だけ見えた。
10:35 諫早着。

諫早湾干拓堤防道路 名所・史跡

長いトンネルを越えると浦上に出た。山の中腹まで家が並ぶ。

長崎駅は外部が大工事中。

長崎駅 (長崎県) 駅

そのせいか隣接のモールまで通路をすごく遠回りしてやっとたどり着いた。

昼食の第一目標「魚たつ」がまさかの休業日でがっくり。グーグルマップの日別の営業時間って当てにならないな。

魚たつ グルメ・レストラン

４００ｍを歩いて駅横モールに戻る。みんなの九州きっぷに付属の500円割引券が実は気になっていたのだが、さっきはインフォメーションが長蛇の列で諦めていた。今度は列が解消していたのですぐに500円OFF券をゲット！

早速5階の広東・台湾料理店『皇上皇』で特製皿うどんの細麺を注文。

皇上皇 グルメ・レストラン

パリパリの固焼きそば極細で驚いたがその分バリバリ食感が物足りず。餡掛けは上品な薄味で、後半は酢とソースを投入。さすがは特製だけあって貝柱まで入っていて満足。(1265円の500円OFFで765円）

改めて電車通りを南へ。

通り沿いには竹細工屋があったり、

老舗のカステラ屋に唐破風が付いていたり。

出島の横を通りかかったので外からざっと見学。橋で隔てられた北側の水路だけは当時のままのようだ。

出島 名所・史跡

他の三方は周りが埋め立てられているので周囲をぐるっと回れる。
西側には荷揚場の石垣が残っていて、三回にわたって築足しされているのが分かった。

内部は江戸後期の町並みが再現されている。

南側は道路沿いに長い石垣が続く。

南東には明治期の洋館群が。

旧プロテスタント神学校。

北東には15分の1のミニ出島があった。

4分の3周したので出島の分厚さは体感した。

新地中華街に西横門から入る。

長崎新地中華街 名所・史跡

中心十字路はなかなかの盛況。

第二目標にしていた『蘇州林』の皿うどんは具がおいしそうでサービス券がなければこっちかな。

急斜面に折り重なって建つ町並みは日本じゃないみたい。

来るつもりじゃなくても辿り着いたオランダ坂。

オランダ坂 名所・史跡

沖縄民謡を三線で弾き語りしていたので入ってみた。

マスクをして検温を受けてから二階を見学。一階はカフェ。

次に入ったのは活水女学院の歴史コーナー。ここでは住所氏名を記入。

活水女子大学 名所・史跡

よく見たのは模型くらいかなあ。

正面になんともいえない昭和な街並みが見えてきた。

山側に少し下ったところに目当てのグラバースカイロードの入口を発見。

グラバースカイロード 乗り物

釜山にあった斜め移動のエレベーターがここにもあった。と思ったが途中は外が見えないからだいぶ違うか。

定員17名のところ7名ほどで残りの人が乗ってこなかったのでぎゅうぎゅう詰めは避けられた。
位置表示ライトまで特注で斜めになっている。

５階からは長崎港から稲佐山まで見渡せた。
この日に乗っていたのはほとんど観光客のようだが、地元民の足にもなっているらしい。

奥にはさらにエレベーターまであって労せずに高台に到着。

エレベーターの構造でミャンマーの寺院を思い出す。

最上部のすぐ横がグラバー園入口のひとつになっていて中では大抽選会をやっていた。

下りは少し南に歩いて「どんどん坂」を降りた。ここはどんどん坂よりまだ上の坂。

グラバー通り。この先にグラバー園があるけどここまで来ると観光客はいない。

マリア園の洋館。

どんどん坂はマリア園の横から下っている。

どんどん坂 名所・史跡

長崎でおススメの坂２選になっていたので来てみたが、観光客は皆無だった。

坂自体はもし自力で発見したのなら嬉しいかもという程度。所々に絵になる塀があった。

途中、石積みの門があるお宅で猫と遭遇。

日頃は庭に侵入するノラ猫と対峙している僕だが、その辺の事情を知らないここの猫は警戒心もなく足元に纏わりついてきた。

なんだか嬉しいようで複雑な、韓流ブームのときの韓国人みたいな気分。

長崎港の対岸には護衛艦らしき船が停泊中。

帰りにグラバー園の坂下の入口を通過。この辺まで戻ると観光客が増えてくる。

グラバー園 名所・史跡

グラバー園や龍踊りの刺繍入りマスクも販売中。

大浦天主堂前あたりは店も賑やか。

大浦天主堂 寺・神社・教会

台湾の割包（グワパオ）に似た角煮サンドを薦められて試食。売り子さんに聞いてみたが特に台湾のそれは意識してない様子。

ちゃんぽんミュージアムがあったので入ってみる。四海楼は昼休み中だがミュージアムは見学自由。

四海樓 グルメ・レストラン

ちゃんぽんの歴史や名前の由来を書いたボード。

コウモリの箸置き。

隣接の四海楼自体が明治創業でちゃんぽん発祥の店。

帰りは崇福寺のほうに回って帰るコースも考えたが、３時発の快速に乗りたいので駅まで早足で急ぐ。その甲斐あって１０分前には到着。

アミュプラザ長崎 ショッピングモール

快速シーサイドライナーは黒のフロントにシルバーの車体。
これから大村湾沿いを北上する。

長崎駅 (長崎県) 駅

この旅行記へのコメント （2）

• がまだす＠熊本さん 2020/11/14 12:19:50

  北九州一周旅、凄い旅ですね(^0^)

  Halonさん　ご無沙汰しております。
  北九州一周旅ですか、新幹線含めて二日間乗り放題とはJR企画もなかなかですね。
  こんなチケットがあるなんて知りませんでした。
  インド列車の旅と比べれば天と地の差があると思いますが、Halonさんのバイタリティーに脱帽です。
  しばらく外国旅は出来そうもありませんが、来春くらいでしょうか？
  可能なら念願の中央アジア旅を実現したいものです。
  
  Halonさんの旅計画はいかがばかりでしょうか？　
  
  
  
  
  

  Halonさん からの返信 2020/11/15 20:21:34

  RE: 北九州一周旅、凄い旅ですね(^0^)

  がまだす＠熊本さん　ご無沙汰しております。
  
  北九州一周の切符、なかなか楽しめました。
  特に、日頃特急に乗らない私なので、なにか別世界の感もあり得した気分倍増です。
  
  中央アジア旅、可能なら来春ですかあ。
  行ければいいですねえ。
  
  私のもともとの計画では今頃世界一周から帰ってきている頃だったんですが。
  去年の今頃は韓国で黄熱病の注射をうって行く気満々でした。
  将来の予定は未定です。
  早く旅の計画を立ててみたいです。