
2020/02/19 - 2020/02/21
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gachinさん
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ついにやって来てしまった富士山並みの高地、アンデスへ。八合目リタイアという痛い過去をもつ身としては、同行の娘や同じツアーの人達にも迷惑をかけてはならんとあれやこれやの高山病対策を練ってきた。
高山病は2500m前後から発症することが多く、原因は高地で空気が薄いことによる酸素が少ない状態でのいわゆる酸欠だ。
富士山では頭痛と吐き気に襲われさんざんな思いで下山したが今回は降りる=ツアー離脱である。
こんな遠くまで来てそんな目にはなんとしても遭いたくない。まさに神にもすがる一心であった。
対策その1 ダイアモックス(5日分)
対策その2 深呼吸する
対策その3 水分をとる
対策その4 充分な睡眠
対策その5 禁アルコール
対策その6 風船を膨らます
薬以外はどれも地味な対処法ではあるが、とにかくやるしかないのだ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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ラタム航空LA2123便は9:45リマを出発、機体は山を越え1時間ほどで茶色いレンガの建物が並ぶクスコの街へ到着した。
この飛行機を降りればもうそこは3400mの高地なのだ。添乗員さんからもくれぐれもゆっくり歩いて大きな息をするように言われる。 -
恐る恐る足を踏み入れたクスコの空港・・・
おや、まだ大丈夫。でも油断は禁物、酸素が少ないのだ。
大きく吸って少し胸に止めてそれからゆっくり吐いて・・・アレハンドロ ベラスコ アステテ国際空港 (CUZ) 空港
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クスコからは二人目の現地ガイド、エンリケさんが案内してくれる。
広島に住んでいたことがある日系移民の彼は、独特の抑揚がある日本語で最初は聞き取りにくいのだけどなにかくせになる不思議な魅力があった。 -
マチュピチュ村に向かう列車に乗るために、空港から列車の駅までバスの移動だ。
初めてのアンデス山岳地帯の街を深呼吸しながらキョロキョロ眺める。
おっと、水を飲むのも忘れてはいけない、なにかと忙しいのだ。 -
そうこうするうちバスは高台へ向かいどんどん登っていく(汗)
これから山を越えてオリャンタイタンボの駅まで向かうのだ。
いい景色なのだけど、呼吸が気になってのんびり眺めていられない。 -
現地ガイド、エンリケさんのご厚意で(一応そういう名目で)インカの文化や動物が見られるお店でランチすることに。
「ハイ、ミナサ~ン!ここはチンチェーロという村で標高は3800mデ~ス!」
なんでこんな高い所でご飯食べるかな~汗チンチェーロ村 散歩・街歩き
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アンデスで古くから作られるトウモロコシやじゃがいも、キヌアなどの雑穀や種が何種類も展示してある。
ナスカで飲んだチチャモラーダの原料の紫トウモロコシもあった。 -
有名なアルパカや目が大きくて可愛いビクーニャ、食用のモルモット、クイが飼育されていた。
ケガの療養中のビクーニャの愁いを帯びた瞳にヤラレテしまった。
なんて可愛いの。。。 -
アンデス高原の先住民族アイマラの民族衣装の女性たちが、伝統の織物や染色の様子を披露してくれる。
アイマラ族とケチュア族はアンデスの二大先住民族で、鮮やかな色の帽子やショール、スカートなどを今も身にまとっている。 -
で、お待ちかねのお弁当は日本のおにぎり弁当♪
炊き込みご飯に梅、鮭のかわりにマスのおにぎり、パリパリの海苔で食べられるという嬉しい気遣い!
まだ日本を発って数日だけど、高地に居るという緊張状態にはホッと一息つける優しいご飯だった。気がつけば唐揚げも漬物もパクパク、高地でも平気でこんなに食べられる自分にびっくりしてしまった。 -
意外とこの調子でいけばいけるかも!?
まだまだ油断は禁物だが、体調は思った以上に良好で嬉しさのあまり
顔はめ写真にはしゃぐ私なのであった。
右側はアンデス土産で、民族帽子をかぶったアルパカ人形。 -
お腹もいっぱいになったところでバスはオリャンタイタンボへ向かった。
途中はたまに小さい集落があるだけの自然いっぱいの山道だった。
ペルーでは大型犬をよく見かけた。当然のようにこんな田舎ではリードもなく自由に歩き回っていた。 -
山道で急にバスが止まり上を見ろと言われて見上げると・・・
はるか数百メートル上の崖にカプセル状のものが!
それはテレビで見たことのあった崖に建てられたホテルだった。
このホテルに泊まる宿泊者は講習を受けヘルメットやハーネスをつけて自力で崖を登らなければならない。料金は一泊5万円前後するが予約でいっぱいだという。
星空は素晴らしいと思うがとうてい熟睡できるとは思えない。 -
1時間ほどでオリャンタイタンボの駅に到着した。ここからはペルーレイルの列車でアグアスカリエンテス(マチュピチュ村)へ向かう。
世界中から集まる観光客のためにお土産屋がずらりと並ぶ先に素朴な改札口がある。 -
小さな改札を通り、中から見たところ。
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インカレイルの待合所もあり同じ線路を使うが、本数が少ないそうだ。
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ペルーレイルのビスタドーム(私たちが乗る列車)
この他に地元客の列車とグレードの高い高級列車がある。 -
待合所前の電線に着生植物がたくさん引っ付いていた。
この辺りの植物なのか気になったがよく解らなかった。
どっちにしろエアプランツだろうなぁ。。。
南米が原産地の一つだと後で知った。図らずも現地の生態系を見ることができてちょっと嬉しい。 -
待合所はこんな感じ。大して広くも無いがトイレもある。
お天気が良かったので辺りを散歩する人も多かった。 -
SACRED VALLEY 聖なる谷の地図。
クスコからマチュピチュ遺跡までインカトレイルという古道が伸びている。
インカトレイルはインカ帝国時代の道路網で全長4万キロとも言われるが、そのうちの一部が整備されマチュピチュまでのこのルートは一番人気だ。
この旅行の数日前までは大雨が降り続いていたので通行止めの場所もあるようだった。トレッキングには乾季に訪れるべきだ。 -
ビスタドームの車内は天井までの窓がありアンデスの山並みをお茶とケーキをいただきながらゆっくりと楽しむことができる。
列車はアマゾン川の源流の一つ、ウルバンバ川沿いを1時間半ほどかけてマチュピチュ村まで走る。 -
通称マチュピチュ村、アグアスカリエンテスへ到着した。
小さな駅にたくさんの観光客が行き交い、皆が山を背景にがカメラを構えている。
すぐ前は小さな土産物屋がびっしりと並んでいて、いかにもザ・観光地という感じ。マチュピチュ村 散歩・街歩き
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ペルーではよく犬を見かけたが、ここでも足元にワンコ。
観光客を物ともせずに路上でくつろいでいた。 -
よく言われるように、まさに山あいの温泉地といった風情の通りをぬけてホテルへ到着。
こじんまりとしたスタイリッシュなホテルでスタッフもきびきびしている。エル マピ バイ インカテラ ホテル
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内装もモダンでシンプル。アメニティもおしゃれ。
ここで二泊したが、外出して戻るとベッドメイクのあとで換気に開けた窓から雨が吹き込んでいたのでレセプションに電話したらすぐに掃除に来てくれた。
なかなかいい感じの対応だ。 -
一息ついてホテルでの夕食。サーモン(多分マスだろうと思う)野菜スープにレモンパイ。旅行社からのサービスでソーメンがついてきた。
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腹ごしらえのあとは村を散策。
通りを歩くとレストランの呼び込みに何度も声をかけられる。
ここにもワンコがのんびりと・・・ -
ちゃんと分別されている街のカエルゴミ箱♪
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地元の人たちがサッカーに興じていた。
観光客ばかりが目に付くが、そこでは地元の人が暮らし、働き、日常を楽しんでいる。
そんな姿を目にするのは土地の空気を味わえて楽しい。
ここ、マチュピチュ村の標高は2000mだそうでここで連泊することで体が高地に慣れていくそうだ。ここまでとりあえず無事に来れたのでひとまず安心する。
明日はいよいよマチュピチュ遺跡へ向かう。楽しみだ~♪
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