2020/02/17 - 2020/02/19
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gachinさん
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この旅行記のスケジュール
2020/02/18
2020/02/19
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「今年の長期休暇はウユニ塩湖に行こうかな・・・」娘のこの一言で全てが始まった。
いつかは見てみたいと思っていた場所、このチャンスを逃す手はない。
「私も行く!」
調べるとかなりの長距離フライトに高山病の不安、乗り継ぎも多く体調のことなど考えると添乗員付きのツアーが間違いないと思った。
成田からはアメリカかメキシコを経由するツアーが多いが、激混みのイメージのアメリカ経由は避けたくてメキシコ経由のマチュピチュとウユニ塩湖のツアーに申し込んだ。
ところが催行人数に足らずツアーは中止、旅行社から一日多いナスカの地上絵付きのツアーを提案された。
後日、娘の休暇の調整がついたので結局「ナスカの地上絵、マチュピチュ、ウユニ塩湖
11日間」のツアーに参加することになった。
実は私は以前、富士登山を高山病のために八合目で断念した経験がある。
内科に行き高山病予防に効くというダイアモックスを処方してもらったが、マチュピチュに行ったことがあるという先生に「この薬を飲んだからと言って高山病になる人はなる。高山病になりやす人は生まれつきなのでトレーニングはできない。と言うことを踏まえてまあ気をつけて行ってきてください」としっかり脅かされて高山病は一番の懸念事項だった。
と言うわけで高山病に対しては細心の注意を払いあらゆる手段を講じて、肩に力が入りっぱなしの11日間だった。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 航空会社
- アエロメヒコ航空 ラタム航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- ユーラシア旅行社
-
いつもこの時期の旅行は体調管理に気を使う。今年はインフルエンザに加えて新型コロナが世間を騒がせている。
まさか中止にならないよな・・・と心配したが無事に出発。
集合の成田へ向かう飛行機からはバッチリ富士山も見えて、さいさき良い感じ♪ -
公共の場所では皆がマスクをつけはじめ、巷では箱マスクが手に入らなくなっていた。
成田空港は空いていて外国人も(特に中国人)あまり見かけなかった。
本当に行けるんだぁと気分はアゲアゲ↑成田国際空港 空港
-
15:50発アエロメヒコ航空AM57便は定刻出発。空港では地上誘導員が手を振って見送ってくれる。思わず手を振り返し、またも気分上昇↑
機内食は意外に美味しくてしっかりいただいた。成田から12時間のフライトを映画と睡眠でなんとか終えると飛行機はメキシコシティ国際空港へ到着。
この時の着陸は今まで経験した中で断トツの一位と言えるくらいスムーズな着陸でこれまた思わず拍手喝采。
アエロメヒコのパイロット凄いぜ! -
移動の多いツアーのために手に入れたプライオリティパスを早速使うぞ!と意気込んでラウンジを探す。
もう一つこのツアーのために用意したチャージ式のsimフレキシロームをつなげてみるも、私の年代物のタブレットには荷が重いみたいで娘のIphoneでの接続によりラウンジへたどり着くことができた。
持つべきものはITに強い家族である。
ラウンジは中南米最大のハブ空港だけあって人であふれていた。アエロメヒコ サロンプレミエラウンジ (メキシコシティ国際空港) 空港ラウンジ
-
集合の時間にゲートへ向かう。次はペルーのリマへ向けて6時間のフライト。
-
メキシコの地上誘導員は仕事が終わったら私たちの飛行機には目もくれずさっさと帰っていった。まぁ普通はそうか。
ハポンはやはりおもてなしの国なのだなぁ -
メキシコシティの東側はかつてあったテスココ湖がほとんど埋め立てられて広大な土地が広がっていた。
道の反対側にはびっしりと民家がひしめいていて、このだだっ広い土地は何に使われるのか不思議に思った。 -
機内食の記憶は無いので大したことはなかったと思う。
それよりも高地で気分が悪くなった時のためにと、乗る飛行機ごとにエチケット袋を回収していた。結局、使うことはなかったのでちょっと面白いお土産になった。 -
自宅を出てから約31時間、ようやくペルーのリマへ到着した。
いや~長かった。
世界の言葉でようこそと歓迎。初の南米大陸だ~♪ホルヘ チャべス国際空港 (LIM) 空港
-
なかなかの立派なホテルで宿泊。
ゆっくりしたいところだが明日は早朝からナスカへ向かう。
集合は6時50分、とっとと寝なければ。長い一日だった。シェラトン リマ ヒストリック センター ホテル
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翌朝は早朝から晴天。セスナからの地上絵も期待できそうだ。
ホテル正面の歴史的建造物はペルーの最高裁判所だ。朝陽を背に受けて威厳に満ちている。 -
リマからハイウェイを南下してピスコへ向かう。このパンアメリカンハイウェイは北はアラスカから南はアルゼンチン最南端のフエゴ島までの2万キロという壮大な道だ。
途中、土産物屋でトイレ休憩を挟んでの約4時間のバス移動、南米大陸は広い。 -
さすが南米、民家の玄関先のシンボルツリーは巨大なサボテンなのだ。
サボテンはツリーというのだろうか? -
そうこうするうち、ようやくピスコ空港に到着した。
コンパクトな空港だが十分に敷地があり、利用者が限られているので実にスッキリしている。ピスコ空港 (PIO) 空港
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施設も新しくこれまたスッキリ。思い描いていた南米の印象とはかなり違う。
2016年にターミナルの近代化改修工事が行われ、ナスカ地上絵遊覧のセスナ5台のほかリマやクスコへの国内線も飛んでいる。 -
セスナは小さくバランスをとるために乗客は全員が体重を測る。
アジア人は誰がどこに乗ってもそう変わりはなさそうだが規則なのでみんな大人しく体重計に乗る。 -
ホテルから同行した沖縄系移民の現地ガイド、モロミサトさんが地上絵の見方、注意事項など説明してくれる。ふむふむ。
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お天気サイコー!気分もup!
天気が悪くて飛行場で何時間も待機する時もあるそうだが、この日はそんな心配は全く無用だった。 -
ガイドのアドバイスどおり酔い止めをきっちり飲んで出発。
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12人乗りの機内はこんな感じ。パイロットも乗客も近い。
超ハイテンションのパイロットがアゲアゲのアナウンス
「ミナサ~ン!レッツゴー!」 -
セスナは海沿いを南下し、やがて景色は砂だらけの大地になっていく。
このあたりの年間降水量は5mm程度でほとんど雨は降らない。
ナスカまでは40分程の飛行だ。 -
あらかじめバスで予習していた地上絵を次々に巡り、セスナはその上空を45度くらい機体を傾けて左右1回転ずつ旋回する。
それもなるべく地上絵が見やすいように低空へ飛ぶのでアクロバット飛行の様だ。
そしてそのたびに超ハイテンションのパイロットが「ココ、ココ!ヒダリ!ハネノシタ~!!」とアゲアゲのアナウンス。(翼の下の山肌に宇宙飛行士)ナスカとフマナ平原の地上絵 史跡・遺跡
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見つけ方を予習していたのでだいたい見ることはできたが、ずっと下を向いたまま右へ左へ急旋回の繰り返しはかなり胃腸にこたえる(汗)
有名なハチドリが見えてきたころには、もういいから早く帰ろう的な気分になっていたがこの日はコンディションがいいので余分にパルパの地上絵も見に行くようだった。いや、もう勘弁してほしいんですけど。。。 -
パルパのロイヤルファミリーとご対面したころには私はもう何度かリバースしていて、ひらきなおって片手にエチケット袋、もう一方の手で写真撮影とヤケクソ的に地上絵を堪能した。
ピスコの空港へ着陸するとちゃんと大きなゴミ箱が用意されていてエチケット袋を捨てることができる。やれやれ。
私の他にも数名がグロッキーだったようで、地上絵のセスナは要注意だ。
最初は予定に無かったナスカは、強烈な旅の思い出となった。 -
地上絵アクロバット飛行のあとは海岸沿いのリゾート地、パラカスのレストラン「El Pilot」で昼食。ここは地上絵ツアーとセットになることが多いみたいだ。
チチャモラーダと言う紫とうもろこしのジュースはペルーのポピュラーな飲み物。
ホタテのチーズ焼きに魚のグリル、アイスクリームをいただいた。
ここで総勢17名のツアー参加者の自己紹介。年配者の多いツアーで最高齢は80代の兄弟(!)人生、まだまだ先は長いのだ。
あとで知ったことだがこのパラカスという町は有名なリゾートで、そこから船で行ける島はリトルガラパゴスと呼ばれ、ペンギンやアシカが大量に生息している。
ペルーはまだまだ楽しい場所がたくさんありそうだ。 -
食事のあとはまた長いバス旅だ。行きにも寄ったお土産店でトイレ休憩。
アンデスで採れる栄養分豊富な塩や、家を守ると言われる家畜の象徴の牛像のほか山岳地帯の民芸品などが買える。乾燥した土地で採れるホホバオイルをお勧めされた。
ここで見たプカラの牛像はこのあと何度か民家の屋根に乗っかっているのを見た。 -
暗くなってからようやくホテルへ到着、そして夕食だ。
高山病にお酒は禁物と聞いたので、ここが最後のアルコールになるかもと食前酒はピスコサワー。
用心のためもったいないけど半分残し、ペルーの定番料理ロモサルタードをいただく。シェラトン リマ ヒストリック センター ホテル
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食事のあとはホテルの裏手にあるショッピングモールへお土産調達へ。左側にはシナボン。
とても綺麗なモールで色々見て回りたかったけど翌朝も早いのでのんびりとはいかない。残念。 -
お土産探しはスーパーマーケットへ。
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モールには可愛いイラストがあちこちに描かれている。
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タダでハッピーになる方法
誰かの真似をしてみる?。。。みたいな感じ? -
翌朝は6時過ぎにホテルを出発して空港へ。
クスコへ向かったあとはマチュピチュへ向かう列車に大きなスーツケースを持ち込めないため、2泊3日分の荷物を小分けしてパッキングした。ホルヘ チャべス国際空港 (LIM) 空港
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なかなか味のある公衆電話がずらり。
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綺麗なトイレを使いたくてラウンジにちょいと立ち寄り。
「El Salon by Newrest」 -
国内線のラウンジにしては真ん中にバーがあってまあまあの広さもあり居心地良さそうだった。
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9:10発ラタム航空LA2123便でクスコへ向かう。
クスコは最初の難関、標高3280mだ。
一般的に高山病は2500mあたりで発症することが多いと言う。
因みに富士登山で私がダウンした8合目は3200mくらい。 -
この飛行機を降りたらもうそこは3000m超えの高地だと思うとキンチョーが高まる。
医者に処方されたダイアモックスは昨日の夜から服用している。
さあインカ帝国の首都、高地クスコへ いざ!
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