2020 夏の越後湯沢へ日帰り旅☆川端康成も入った温泉＆郷土料理けんちん

2020/08/28 - 2020/08/28

東京から新幹線で70分、川端康成の小説「雪国」の舞台で知られる越後湯沢での旅も終盤へ。小説「雪国」の世界に触れてみようと、諏訪社を訪れてから川端康成も浸ったといわれる越後湯沢で一番古い共同浴場『山の湯』で源泉かけ流しの硫黄泉を堪能。

夕食は郷土料理”けんちん”を食べる。いわゆるけんちん汁だけど、肉を一切使わずに作る越後湯沢の家庭の味に心までほっこり。(^O^)

■湯沢町観光協会
https://www.e-yuzawa.gr.jp/

エリア 越後湯沢・中里・岩原(新潟)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

越後湯沢駅から路線バスと徒歩で約1時間、十日町の清津峡で雄大な柱状節理の岩肌に圧倒され、アートなトンネルで涼みながらフォトジェニックな写真にチャレンジして撃沈した後は・・・

16:15 行きのバスで一緒だった乗客も皆さん同じスケジュールで動いていたようで、同じ顔ぶれで越後湯沢駅に戻ってきた。

帰りの新幹線が21時09分発なので残り約4時間。駅から近い観光スポットの歴史民俗資料館「雪国館」は最終入館が16時半なので、午前中に訪れておいたので後で紹介するとして・・・

まずは温泉街のある西口に移動しよう。

お酒飲めないけど「ぽんしゅ館」のおとーさんにご挨拶。駅ビル内のお店は短縮営業中なのか、ほとんどが18時～19時に閉店のようだった。

夏じゃなければ明日の朝食用に”爆弾おにぎり”を買っておくんだけどな…

西口の観光案内所で観光マップを貰って、これから向かう「諏訪社」「山の湯」の道順を教えていただく。

両方とも同じ方向で越後湯沢駅からほぼ一本道。

朝、歩いた時と同じように温泉街を北へ・・・スキー場のイメージが強い越後湯沢だけど温泉もあるので、日帰り旅行でも宿泊施設の立ち寄り湯や町内に5ヶ所ある共同浴場の外湯めぐりを楽しめますよ。

午前中に訪れた湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」では湯沢の暮らしぶりや歴史の他に、川端康成直筆の書や遺愛品も展示されている。

越後湯沢 いま・むかし

湯沢高原ロープウェイの先を進み、上越新幹線の高架脇をテクテクと

画像をUPして気付いたけど道路の先に白い建物（旅館）が見えますよね。その左下に「山の湯」があるんです。

ちなみに、この交差点を右折すると

小説「雪国」のヒロインの名前にちなんで付けられた共同浴場「駒子の湯」があるという位置関係。どちらも駅から徒歩20分。

だんだんと近づいてきたような

「山の湯」はすぐそこ左側の小高い場所にある。

その手前、車が曲がった方向に諏訪社があるはずなんだけど・・・

観光案内所の方が「坂を下ったらすぐですよ」と言ってたので右へ。

高架をくぐると

『諏訪社』
1200年頃の創建で旧湯沢村草創の頃から地域を見守る神社。
社殿は上越新幹線の建設により現在の場所に移転。

『諏訪社の大杉』は湯沢町指定天然記念物。

小説「雪国」でヒロインの駒子が涼をとった大杉の下は、川端康成が作品の構想を練った場所と言われている。樹齢400年の御神木の下に置かれた平らな石に腰掛けて涼みながら「雪国」の世界に浸ってみた。。

境内のすぐ脇をJR上越線が通っている。

天満宮は天明3年（1783）に建立されたもの。

場所を移動して撮り鉄もどきを楽しんだり。
（写真は2両編成の上越線/水上行き普通列車）

地元で2両編成の電車が走ってるので親近感を抱いてパシャリ☆

では、温泉行こうか・・・

『山の湯』（新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢930）
越後湯沢駅から徒歩20分、湯元地区にあり古くから湯治場として親しまれた共同浴場。川端康成も浸ったといわれる湯は源泉かけ流し。

チケットを購入してから受付へ。

営業時間：6:00～21:00（火曜定休）　500円/大人　250円/子供

貴重品ロッカーもあり。時間的に仕事を終えてひとっ風呂といった感じの地元の方々がお風呂セット持参で利用されていた。（男湯の状況です）

画像は越後湯沢温泉観光協会から拝借。お湯は無色透明で肌に良いかもと思えるほどサラリとした感触。ほんのりとした硫黄の匂いに包まれながら出たり入ったり水かぶったり・・・カランは5つでシャンプー等もあり。
シャワーがないのはエコだと思って利用しよう。(^^)

源泉名：湯沢温泉「湯元」
泉質：単純硫黄温泉
効能：神経痛・筋肉痛・冷え性・慢性消化器病など
泉温：44.3℃

ロビーには小さな座敷もあり（新型コロナ感染予防策として利用不可）

手前にベンチがあるので座って涼をとりながら暫く寛ぎタイム・・・

山の湯を出た頃にはすっかり日が沈んでいた。

時刻は19時、そろそろお帰りモードですな。

歩いてきた道を戻って・・・

越後湯沢駅前の「味らく茶や」で夕食にしよう。

ここは郷土料理”けんちん”と手打ちうどんがウリの店。

店内はこんな感じ。

店主から、うどんは手打ちなので時間かかります・・との事。

全然オッケー！時間あるし、後は食べて帰るだけだもん。(^O^)

けんちんうどんは熱いから、けんちん定食セット（1,500円）を注文。

蕎麦又はうどんが選べるので（冷・温）冷たいうどんにしてみた。

けんちん・・いわゆるけんちん汁なんだけど、肉を一切使わずに作る越後湯沢の家庭料理。特産品の車麩（写真右）や肉の代わりに大豆を団子状にして作っていると店主から説明して頂いた。
ご覧のように、味がたっぷり染み込んでるのでご飯がすすむわー。

うどんは細めで薄味、キンキンに冷えてるのもこの時期ありがたい。

前日に急遽予約した越後湯沢の旅もラスト。

食事を終えて駅に着くと構内は静まり返っていた。

21:09発 ２階建て新幹線Maxとき348号で帰京。

越後湯沢での滞在時間は約13時間、お花を観賞したりアートに触れたり…新幹線利用だから日帰りでも十分に楽しめちゃいました。

さて、次はどこに行こうかな・・・