清涼寺谷切通－2020年初秋

2020/09/01 - 2020/09/01

　浄智寺裏から入り、葛原岡ハイキングコースがまだなだらかな場所にあるのが清涼寺谷切通である。
　ここの切通の切岸には樹木が根を張っており、切通の清涼寺谷側が石切場になって切通道が消失してしまってからの時間を感じない訳にはいかない。
　戦前の地図（「鎌倉市及近傍明細地図（1941年）」（昭和拾六年八月拾日発行、初版、（有）横須賀書籍共立社））（https://stroly.com/viewer/_ATRP_Nichibun_002415669_O/）には清凉寺谷と浄智寺を結ぶ道がある。この道が地図にあるように昭和16年（1941年）まであったかどうかは不明であるが、かつてはここに道が通っていた。地図は明治に入って陸軍が作成し始めたのであり、明治年代にここ鎌倉の地図が作成された頃には確実に地図に記すべき道・清涼寺谷切通が通っていたはずである。しかし、その後、やぐらが多い清涼寺谷も石切場となって清涼寺谷側の切通道は消滅してしまった。
　その後、この清涼寺谷切通のある場所より数mほど上った場所に山道が付けられて清涼寺谷に下りたり、清涼寺谷から上ってこれるようになっている。鎌倉七口とかの名前が付いているいないに関わらず、必要な場所には道が着くということだ。
（表紙写真は浄智寺側から見える清涼寺谷切通）

エリア 鎌倉(神奈川)

葛原岡ハイキングコースがまだなだらかな場所にある。

浄智寺側から見える清涼寺谷切通。

清涼寺谷切通の切岸に根を張る樹木。

清涼寺谷切通の崖の上。

清涼寺谷切通の崖の上。

清涼寺谷切通の崖の上。

清涼寺谷切通の清涼寺谷側。

清涼寺谷切通の清涼寺谷側。

清涼寺谷切通上側。

清涼寺谷に下りる山道。

清涼寺谷切通の近くにも倒木が。

戦前の地図（「鎌倉市及近傍明細地図（1941年）」（昭和拾六年八月拾日発行、初版、（有）横須賀書籍共立社））には清凉寺谷と浄智寺を結ぶ道がある。この道が地図にあるように昭和16年（1941年）まであったかどうかは不明であるが、かつてはここに道が通っていた。