2020/07/21 - 2020/07/21
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オロナミンCやポカリスエットでよく知られている大塚製薬を含む大塚グループが運営している大塚国際美術館。レプリカのみを展示しているユニークな美術館である。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い長期間休業していたが、ようやく営業を再開した。徳島市に宿泊し、日帰りで訪れてみることにした。
(2020.07.31記)
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2020年7月。関西方面から徳島市へ向かう。 明石海峡大橋のたもとにあるJR舞子駅で下車した。
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改札を出ると目の前に明石海峡大橋が望める。淡路島も間近に見える。
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案内表示に従って通路を歩きエレベーターを乗り継いで橋の手前にある高速バス乗り場へ向かう。
事前に予約をしておいた徳島駅前行きの高速バスに乗車した。 -
淡路島を通り抜け大鳴門橋を渡るとき、車窓から眼下に鳴門の渦潮が見えた。
大昔に一度鳴門の渦潮を見た記憶があるのだが、はっきりしない。 -
終点の徳島駅前で下車した。ホテルはここから歩いてすぐのところである。
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駅近くのそごうの地下にあるうどん屋で昼食にする。冷やしぶっかけうどん。讃岐うどんとは異なる細めの麺で腰も独特。ちくわの天ぷらも美味しかった。
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JR徳島駅構内に立ち寄ってみた。お遍路さんをしている人の荷物が置かれていた。四国八十八箇所巡りがすでに再開されているのだろう。
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駅近くのアーケード商店街の一角にある飲食店の前に設置されている人形。徳島県には人間の大きさに近い人形を作る文化のようなものが存在するようだ。
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夕食は、はなや食堂という洋食屋さんへ。
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この店はメニューが豊富である。はなやセットを注文。美味しかった。
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翌朝、徳島駅前から鳴門公園行きの路線バスに乗車した。
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約50分の後、大塚国際美術館前のバス停に到着。バス停から美術館の正面玄関(チケット売り場がある)までは歩いて1分である。
ちなみに、自家用車で来館した場合は少し離れた場所に駐車場があり、そこからはシャトルバスが美術館との間を結んでいる。 -
入館料はネットで事前購入すると少し割引になり、3,160円であった。
正面玄関を入り、長さ41メートルのエスカレーターを上って美術館内に入って行く。 -
建物の入口。ここは地下3階である。
自分の乏しい知識では心もとないので、入口脇で音声ガイドを借りることにした。レンタル料は税込み500円。
これがとても良かった。館内の100点余りの絵画の解説を聞くことができる。コンパクトな装置だが使いやすく、鑑賞を楽しめた。 -
藤井聡太棋聖の大活躍で今や将棋の大ブームである。この美術館でかつて将棋のタイトル戦が行われていることは知らなかった。
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地下3階にあるシスティーナ・ホール。ここで将棋のタイトル戦が行われた。
ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂を模したものであることは言うまでもない。 -
一つ上の階の一部が吹き抜けになっていて、礼拝堂の中を見渡すことができる。
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ここは人気作品アンケートの第8位にランクインしている。
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実物は長い歳月を経てかなり痛みが目立ち、修復されていると思う。ここの天井画はとても鮮やかに再現されているので、見ていて楽しい。
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システィーナ・ホールの少し先にあるエル・グレコの部屋。祭壇衝立を復元したもの。
地下3階の半分くらいは環境展示として、このように古代・中世ヨーロッパの宗教施設内部が復元されている。 -
この美術館の特色である陶板による美術品の復元について解説しているパネル。
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美術品を複製している大塚オーミ陶業の技術が国会議事堂の修復にも使われていることを知って驚いた。
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地下3階の約半分は西洋の古代・中世の有名な美術品の複製が展示されている。
アレキサンダー大王が描かれているこの有名なモザイクは、高校の歴史の資料集や教科書に必ず載っているもの。
同様に、この後見学した展示内容もあまりにも有名な作品ばかりである。 -
古代ギリシャの壺絵の中でも有名なもの。右の絵は昔岩波文庫か何かの広告で見たような記憶がかすかにある。
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紀元後6世紀の東ローマ帝国の有名な皇帝ユスティニアヌス帝と皇妃テオドラのモザイク壁画。実物はイタリアにある。
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中世の有名なタペストリー。この絵が表紙になっている本を見た記憶がある。
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エスカレーターで地下3階から地下2階へ。地下2階はバロックとルネサンス期の有名作品が目白押しである。
これは、フラ・アンジェリコ「受胎告知」。 -
ラファエロ「アテネの学堂」。
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「ヴィーナスの誕生」の前では修学旅行生とおもわれる生徒さんたちが何やら話し合いをしていた 。
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ボッティチェリ「春」。
この博物館内の複製はすべて原寸大なので、実物をイメージしやすい。 -
「最後の晩餐」は同じ室内に向かい合わせで修復前と修復後のものが展示されている。上の写真は修復後のものの一部である。
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「モナ・リザ」。
何十年も前パリへ初めて行った時、ルーブル美術館で実物を見た。大勢の人が防弾ガラスのケースの前に群がっていて近づくことが困難であった。
今となっては記憶もほとんど残っていない。 -
レンブラント「夜警」。
あまりにも有名な作品だが、実は夜の景色ではなく昼間の情景だという解説にはっとさせられる。
そういえば相当な昔、上野の国立西洋美術館でレンブラントの版画展を見た覚えがある。 -
フェルメール「真珠の耳飾りの少女」。
人気作品である。大勢の人が足を止めて見入っていた。 -
地下2階の一角にモネの「大睡蓮」に関する環境展示コーナーがある。
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壁面に描かれた「大睡蓮」。
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窓外に広がる池を見ながらカフェ&レストランGivernyで昼食休憩を取ることにした。
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明るく開放的な店内。
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野菜がいっぱい入ったカレーを美味しくいただいた。
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長い昼食休憩ののち、一つ上のフロア(地下1階)へ。このフロアはバロックが少しで大半が近代(フランス革命前後より後)の作品である。
ゴヤ「マドリード、1808年5月3日」。ナポレオンのスペイン侵攻を題材にしている。 -
ゴッホの七つのひまわり。
私はあまり興味なし。 -
ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」。
この作品もルーブル美術館で見た記憶が微かに残っているが、もっと大きなサイズの作品だと思いこんでいたようだ。 -
マネ「笛を吹く少年」。
そろそろ帰りのバスの時刻が気になる。このあたりからやや駆け足での見学になった。 -
左下のミレー「晩鐘」は昔、私の小学生時代どういうわけかわが家に複製画が飾られていた。
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ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」。
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クリムトの作品は大昔国内の美術展で見たことがある。
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ムンク「叫び」も人気作品の一つで、大勢の人が足を止めて見ていた。
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1階は現代とテーマ展示。
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1階の廊下からの眺め。遠くに大鳴門橋の上部が見える。
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だまし絵(トロンプ・ルイユ)の作品。知人からこの美術館はだまし絵が有名だと聞いていたが、実際にいくつかの作品を見ても「何だかなぁー」といった印象であった。
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2階が最後の見学フロア。ピカソのコーナーも駆け足になってしまった。
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ダリの作品は実物大だとかなり迫力がある。
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帰りのバスの時刻に合わせて見学を終えた。
地下3階の入り口付近に戻り、音声ガイドを返却する。
土産物コーナーの一角にボンカレーが並べられていた。 -
美術館前のバス停から15:33発の徳島駅行きの路線バスに乗って帰る。
充実した一日であった。 -
夕食は徳島駅構内のビルにある店でステーキを食べた。
【了】
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