2018/06/02 - 2018/06/02
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美術館シリーズ⑨
カポディモンテ美術館 (Museo e Real Bosco di Capodimonte)
ナポリ・ブルボン家のカルロ7世(1734-1759年)が、母エリザベッタ・ファルネーゼから受け継いだ美術品コレクションを展示するために建設した宮殿が、このバロック・ロココ様式のカポディモンテ美術館。同じ王宮の中には広く美しい庭園と植物園もあり、カポディモンテの丘からはナポリの街の東側が一望できる。宮殿1階には陶磁器美術館があり、当時、マイセンやセーブルと並びとても賞賛された繊細で美しいカポディモンテ焼きを見ることができる。2階は王宮住居があり、3階にはこの宮殿の一番の見どころである絵画館があり、この旅行記で紹介するものです。(※通常の美術館とは異なり、歴史順や地域ごとに展示されておらず、コレクションごとになっています。その為、ここでは、一部、順番を入れ替えたりしています。この美術館を訪問するのであれば、目的の絵がどこの部屋にあるかは下のリンクで事前に調べておくといいかも。)タイトルはイタリア語で和訳は適当に検索して引っ張ってきています。
https://www.wikiwand.com/it/Catalogo_dei_dipinti_del_Museo_nazionale_di_Capodimonte
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美術館シリーズ⑨カポディモンテ美術館 (Museo e Real Bosco di Capodimonte)
1.ティツィアーノ・ヴェチェッリオ/「パウルス3世の肖像画」
2.ティツィアーノ・ヴェチェッリオ/「フィリッポ2世の肖像」
3.ティツィアーノ・ヴェチェッリオ/「ダナエ」
4.ティツィアーノ・ヴェチェッリオ/「マグダラのマリア」
5.ジョルジョ・ヴァザーリ/「正義の寓意」
6.ジョルジョ・ヴァザーリ/「寺院への出現」
7.ボティチェッリ/「聖母子と2人の天使」
8.バルトロメオ・ヴィヴァリーニ/「玉座の聖母子と聖人たち」
9.ジョヴァンニ・ベッリーニ/「割礼」
10.アンドレア・マンテーニャ/「ルドヴィーコ・ゴンザーガの肖像」
11.ロレンツォ・ロット/「聖母子と聖ピエトロ・マルティ―レ」
12.Girolamo Galizzi da Santacroce, bottega di/「聖ローレンツォの殉教」
13.セバスティアーノ・デル・ピオンボ/「ヴェールの聖母」
14.ラッファエッロ・サンツィオ(コピー)/「ブリッジウォーターの聖母」(コピー)
15.ラッファエッロ・サンツィオと弟子/「神の愛の聖母」
16.ジョヴァンニ・フランチェスコ・ペンニ/「ラッファエッロの『聖家族と聖ジョヴァンニーノ』の複製画」
17.コレッジョ/「聖母子」もしくは、「ジプシーの娘(Zingarella)」
18.パルミジャーノ/「アンテア」(若い女性の肖像)
19.パルミジャニーノ/「ガレアッツォ・サンヴィターレの肖像」
20.パルミジャニーノ/「聖家族」
21.ピーテル・ブリューゲル/「盲人の寓話」
22.アンニバーレ・カッラッチ/「聖カタリナの神秘の結婚」
23.アンニバーレ・カッラッチ/「ヘラクレスの選択」
24.アンニバーレ・カッラッチ/「リナルドとアルミーダ」
25.グイード・レーニ/「春夏秋冬」
26.グイード・レーニ/「アタランテとヒッポメネス」
27.ドメニキーノ/「守護天使」
28.シモーネ・マルティーニ/「トロサの聖ルドヴィーコの祭壇画」
29.コラントニオ/「会則を渡す聖フランチェスコ」
30.コラントニオ/「十字架降下」
31.チェーザレ・ダ・セスト/「東方三博士の礼拝」
32.ポリドーロ・カルダーラ・ダ・カラヴァッジョ/「カルヴァリオへの往路」
33.フランチェスコ・クーリア/「受胎告知」
34.シピオーネ・プルツォーネ/「受胎告知」
35.アンドレア・バッカロ/スザンナの水浴(と長老たち)
36.フランチェスコ・パチェッコ/スザンナの水浴(と長老たち)
37.フランチェスコ・パチェッコ/「ヴィーナス、サテュロス、2人のキューピッド」
38.フランチェスコ・パチェッコ/「ダイアナの入浴」
39.ルカ・ジョルダーノ/「ロザリオの聖母」
40.ルカ・ジョルダーノ/「アポローンとマルシュアス(マルシアス)」
41.ホセ・デ・リベーラ/「アポローンとマルシュアス(マルシアス)」
42.フランチェスコ・ソリメーナ/「マドンナと聖人」
43.フランチェスコ・グアリーノ/「聖アガタ」
44.ベルナルド・カヴァッリーノ/「The Singer」
45.ベルナルド・カヴァッリーノ/「The Ecstasy of Saint Cecilia」
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- 徒歩
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- 個別手配
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館内からの景色。カポディモンテの丘からはナポリの街の東側が一望できる。
絵が目的だけで下調べをせずに行ったものだから、コレクションの多様さと広さに面くらう。初志貫徹でファルネーゼコレクション中心に見学。後から写真を見て絵にピントがあってない写真が多いことに気づく。考古学博物館の後だったので、絵をゆっくり見るには疲れ切っていたかもしれない。そして、また、カラバッジョ(「キリストの鞭打ち」)を見落とすことになる。→てっきりファルネーゼコレクションと思っていたら、違っていた。 -
1.Ritratto di Papa Paolo III 1545-1546
Tiziano Vecellio 1489/90-1576
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
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「パウルス3世の肖像画」
順路の初めはファルネーゼコレクションであり、ファルネーゼ家の肖像画が陳列されている。中でもこのパウルス3世のものが多い。ティツィアーノによるものだけでも、いくつかのバージョンがある。
パウルス3世(Paulus III、1468年2月29日 - 1549年11月10日)は第220代ローマ教皇(在位:1534-1549年)。本名はアレッサンドロ・ファルネーゼ(Alessandro Farnese)。イエズス会を認可し、プロテスタント側との対話を求め、教会改革を目指してトリエント公会議を召集した事で知られるルネサンスの文人でもあった教皇はミケランジェロの才能を高く評価し、システィーナ礼拝堂の最後の審判(1541年)を描かせた。
※参照データなし -
2.Ritratto di Filippo II 1553-54
Tiziano Vecellio 1489/90-1576
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
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「フィリッポ2世の肖像」
https://www.wikiart.org/en/titian/portrait-of-philip-ii -
3.Danae 1544-1545ca
Tiziano Vecellio 1489/90-1576
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
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「ダナエ」
こちらもいくつかのバージョンがあるダナエ。ゼウスが黄金の雨に変身し天窓から侵入する場面。結果、英雄ペルセウスを生んだといわれる。ティツィアーノは黄金の雨を金貨で表現した。プラド美術館やウィーン美術史美術館にも同じ構図のものがあるがここにあるものが一番古い(つまり最初に手掛けたもの)。個人的には、ここに描かれている女性が最も官能的に見える。
https://www.wikiart.org/en/titian/danae-1546 -
4.Maddalena 1550ca
Tiziano Vecellio 1489/90-1576
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
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「マグダラのマリア」
こちらもいろんな画家により描かれる「マグダラのマリア」。
※参照データなし
<参考>
美術館シリーズ① アルテ・マイスター絵画館
#9「Portrait of a Lady in White」
#10「トリビュートマネー」
#11「The Virgin and Child with Four Saints」
美術館シリーズ④ アルテ・ピナコテーク
#4「カール5世」
美術館シリーズ⑦ 絵画館(Gemäldegalerie)
#23「2歳のときのクラリッサ・ストロッツィ(1540-1581)の肖像画」
#24「ヴィーナスとオルガン奏者」 -
5.Allegoria della Giustizia (1543)
Giorgio Vasari 1511-1574
ジョルジョ・ヴァザーリ
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「正義の寓意」
ヴァザーリは、イタリアのマニエリスム期の画家、建築家。ミケランジェロの弟子。ミケランジェロを中心にルネサンス期の芸術家の評伝を書き、これは美術史の基本資料になっている。『画家・彫刻家・建築家列伝』は1550年に出版され、チマブーエからミケランジェロまで芸術家133人の作品と生涯を記している(1568年の第二版では30人を追加)。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Giorgio_vasari,_allegoria_della_giustizia_e_della_verit%C3%A0,_1543,_Q101,_01.JPG -
6.Presentazione al tempio 1545
Giorgio Vasari 1511-1574
ジョルジョ・ヴァザーリ
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「寺院への出現」
※この絵は別の場所にあるが、ヴァザーリ繋がりで先に持ってきています。
※参照データなし -
7.Madonna col Bambino e due angeli 1468-1469ca
Botticelli 1445-1510
ボティチェッリ
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「聖母子と2人の天使」
ボティチェッリの初期の作品。マリアのメランコリックな表情。
https://www.wikiart.org/en/sandro-botticelli/madonna-with-two-angels-1468-1
<参考>
美術館シリーズ② ルーブル美術館
#1「若い婦人に贈り物を届けるヴィーナスと三美神」
美術館シリーズ⑥ ポルディ・ペッツォーリ美術館
#4「Madonna of the Book」
#5「死せるキリストへの哀悼」 -
8.Madonna con Bambino con i Santi Agostino, Rocco, Ludovico da Tolosa e Nicola di Bari; nel cielo a mezza figura, i Santi Cateria, Domenico, Pietro Martires e Maria Maddalena datato 1465
Bartolomeo Vivarini 1432ca-post 1491
バルトロメオ・ヴィヴァリーニ(ムラーノ、1432c‐1491以降没)
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「玉座の聖母子と聖人たち」(1465)
兄弟のアントニオ、その息子のアルヴィーゼもベネチア派の画家。
※参照データなし -
9.Circoncisione 1500ca
Giovanni Bellini 1432-1516
ジョヴァンニ・ベッリーニ
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「割礼」
この美術館にはベッリーニの「キリストの変容」がありそちらの方が有名。美術館のHPにもでている。
※参照データなし
<参考>
美術館シリーズ⑤ ブレラ絵画館#7,#8,#9,#10
美術館シリーズ⑥ ポルディ・ペッツォーリ美術館#7
美術館シリーズ⑦ 絵画館(Gemäldegalerie) #8 -
10.Ritratto di Ludovico(?) Gonzaga 1470ca
Andrea Mantegna 1431-1506
アンドレア・マンテーニャ
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「ルドヴィーコ・ゴンザーガの肖像」(1470c)
一応、説明書きには(?)とあるが、肖像画の主はルドヴィーコ3世・ゴンザーガ。1460年、ルドヴィーコはアンドレーア・マンテーニャをゴンザーガ家の宮廷画家として雇い入れた。この美術館には他に「聖エウフェミア」(1454年)がある。
https://www.wikiart.org/en/andrea-mantegna/portrait-of-francesco-gonzaga
<参考>
美術館シリーズ⑤ ブレラ絵画館
#6「死せるキリスト」
美術館シリーズ⑥ ポルディ・ペッツォーリ美術館
#10「聖母子」 -
11.Madonna con il Bambino e San Pietro martire datata 1503
Lorenzo Lotto 1480ca-1556
ロレンツォ・ロット
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「聖母子と聖ピエトロ・マルティ―レ」
一見、ぱっと見ると、穏やかな聖母子を描いた作品のように見えるが、よくよく見ると聖人の頭にナタがぶち刺さっているのが分かる。何事もなかったように風景に溶け込んでいる、頭にナタが刺さったままの聖人は、聖ピエトロ・マルティ―レ。イエス様、祝福はヨハネではなく、彼に送ってほしい。
https://www.wikiart.org/en/lorenzo-lotto/madonna-and-child-with-saint-peter-martyr-1503
<参考>
美術館シリーズ⑤ ブレラ絵画館
#16「聖母被昇天」
#17「Portrait of Febo Da Brescia」
#18「Portrait of Laura Da Pola」 -
12.Martirio di S. Lorenzo
Girolamo Galizzi da Santacroce, bottega di (c1480/85?c1556)
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「聖ローレンツォの殉教」
ローマのラウレンティウス(225-258年、イタリア語、ロレンツォ)は、火あぶりで殉教したとされ、その際、彼は生きながら熱した鉄格子の上で火あぶりにされたが、数分の後に、兵士に向かって「こちら側は焼けたから、もうひっくり返してもよい。」と伝えたといわれる。
※参照データなし -
13.Madonna del velo
Sebastiano Luciani, detto Sebastiano del Piombo 1485-1547
セバスティアーノ・ルチアーニ、通称セバスティアーノ・デル・ピオンボ
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「ヴェールの聖母」(1530年代)
ピオンボはヴェネツィア派に属するが、活動のほとんどはローマであった。最初は音楽家、主にリュートのソリストとして、ヴェネツィア貴族の中で人気を得た。しかし、ほどなく画家に転じ、ジョヴァンニ・ベリーニ、続いてジョルジョーネの弟子となった。ジュリオ・デ・メディチがローマ教皇クレメンス7世になって、 piombatore (教皇室の教皇書簡に鉛の印章 piombo を捺印する役職)に就いたことからデル・ピオンボと呼ばれる。
https://www.wikiart.org/en/sebastiano-del-piombo/la-madonna-del-velo-e-un-dipinto-olio-su-lavagna-cm-112-x-88-di-sebastiano-del-piombo-facente-parte
<参考>
美術館シリーズ⑦ 絵画館(Gemäldegalerie)
#9「ローマの若い女性の肖像画」 -
14.Madonna col Bambino 1520-30
Raffaello Sanzio, Copia da 1483-1520
ラッファエッロ・サンツィオ(コピー)
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「ブリッジウォーターの聖母」(コピー)
ここからはラファエロ関係。絵は、エジンバラにあるスコットランド国立美術館所蔵の「ブリッジウォーターの聖母」のコピー。しかし、完成度は高い。
https://www.wikiart.org/en/raphael/bridgewater-madonna-1511
<参考>
美術館シリーズ① アルテ・マイスター絵画館
#1「システィーナの聖母」
美術館シリーズ② ルーブル美術館
#7.「美しき女庭師」
#8.「砂漠の中の洗礼者聖ヨハネ」
#9.「(フランシス1世の)聖家族」
美術館シリーズ④ アルテ・ピナコテーク
#3「 'Tempi' Madonna」
美術館シリーズ⑤ ブレラ絵画館
#11「聖母の結婚」
美術館シリーズ⑦ 絵画館(Gemäldegalerie)
#10「聖母子」(ソリーの聖母)
#11「祝福をするイエスとマリアと聖ヒエロニムスと聖フランシス」
#12「聖母子、洗礼者ヨハネと聖なる少年」(テラヌオーヴァのマドンナ)
#13「聖母子」(コロンナの聖母) -
15.Madonna del Divino Amore 1516
Raffaello Sanzio e aiuti 1483-1520
ラッファエッロ・サンツィオと弟子
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「神の愛の聖母」
絵の表面で外光の反射を防ぐ為に斜め方向から撮影。この美術館の展示は外からの光が入りすぎる。正しい絵を見たい方の為に、一応、以下のリンクを貼っておきます。2つ目のリンクはこの美術館でこの絵を解析したときの記事で製作過程が分かります(イタリア語)。マリアの優しいほほ笑みがいい。
https://www.wikiwand.com/en/Madonna_of_Divine_Love
http://www.museocapodimonte.beniculturali.it/litalia-chiamo-capodimonte-oggi-racconta-la-madonna-del-divino-amore-di-raffaello/ -
16.Sacra Famiglia con San Giovannino, detta"Madonna del Passeggio" 1518-20
Raffaello Sanzio e Giovan Francesco Penni(replica da)
ラッファエッロ・サンツィオとジョヴァンニ・フランチェスコ・ペンニ
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「ラッファエッロの『聖家族と聖ジョヴァンニーノ』の複製画」
※元絵の参照データ
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Raphael_-_Madonna_del_Passeggio.jpg -
17.Madonna con Bambino(la "Zingarella") 1515-6
Correggio 1489-1534
コレッジョ
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「聖母子」もしくは、「ジプシーの娘(Zingarella)」
うーん、反射が映り込み、内容が分かりにくい(参照データで確認してください)。エジプトへの逃避行だが、夫のヨーゼフがいない。この美術館には、彼の作品「アレッサンドリアの聖カテリーナの神秘な結婚」(1517‐18)もある。
https://www.wikiwand.com/en/La_Zingarella_(Correggio)
<参考>
美術館シリーズ⑤ ブレラ絵画館#15
美術館シリーズ⑦ 絵画館(Gemäldegalerie) #22 -
18.Ritratto di giovane donna detta 'Antea' 1530-35ca
Parmigianino 1503-1540
パルミジャーノ
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「アンテア」(若い女性の肖像)
日本にも来たことがあり、馴染みのある作品。パルミジャーノはルネサンス後期の美術マニエリスムを代表する画家。マンネリズムの語源。美術史の区分としては、盛期ルネサンスとバロックの合間にあたる。この絵では、暗い背景をバックに浮かび上がるモデル。モデルの左肩が不自然に伸ばされており、モデルの妖しい雰囲気を醸し出している。(彼女は一体、どんな服を着ているんだ?金色のコートを脱ぎかけているところとも思ったが、スカート部が一体化している)マニエリスムの傑作のひとつ。
https://www.wikiart.org/en/parmigianino/portrait-of-a-young-lady-1537 -
19.Ritratto di Galeazzo Sanvitale 1524
Parmigianino 1503-1540
パルミジャニーノ
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「ガレアッツォ・サンヴィターレの肖像」
https://www.wikiart.org/en/parmigianino/portrait-of-gian-galeazzo-sanvitale-1529 -
20.Sacra Famiglia 1525-27ca
Francesco Mazzola detto il Parmigianino 1503-1540
パルミジャニーノ
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「聖家族」
「聖家族」のタイトルの割には夫ヨーゼフの扱いは低く、後ろの背景の中でこちらに向かって歩いてきている。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Parmigianino,_sacra_famiglia_con_san_giovannino.jpg
<参考>
美術館シリーズ① アルテ・マイスター絵画館
#12「薔薇の聖母」 -
21.Parabola dei ciechi datato 1568
Pieter Bruegel 1528/30-1569
ピーテル・ブリューゲル
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「盲人の寓話」
作品では、新約聖書「マタイによる福音書 15章14節」が主題となり、「盲人の寓話」を表現している。“盲人が同じ盲人を導くことによって、ついには両者とも穴へ落ちてしまう”、つまり、“真の信仰は正しき導き手によってのみもたらされ、誤った導き手についていくと身の破滅につながる”という寓話を絵画化したもの。
盲人達は、同じではなく、それぞれ異なる目の苦痛を抱えていることがわかり、盲人たちの服装や背景が詳細に描写されている。対角に配置された盲人たちから動きが伝わり、先頭はすでに転倒しており、後ろの盲人達もやがて転倒する運命を暗示させる。ブリューゲルは死の一年前の1568年にこの絵を描いたが、ちょうどその頃のオランダは、スペインの支配下(スペイン=ハプスブルグ家)でありカトリック信仰を強制したことから、新教徒プロテスタントとの対立が激化し始めたころ。独立を果たす80年戦争が始まった年。奥にカトリック系の教会が見えるが、ブリューゲルがこの絵にそうした政治的声明が含めていたかは不明。ちなみに寓話であっても、この教会(聖アンナ教会)と村Sint-Anna-Pedeは特定されている。ついでに、彼の有名な作品「ネーデルラントの諺」(1559年、ベルリン絵画館所有)の中でも奥の方に小さく、この「盲人の寓話」は描かれている。この美術館には他にも彼の作品“人間嫌い”(Il misantropo、1568年)が展示されている。(紹介しようと思ったが、この「盲人の寓話」同様、反射が映り込みすぎてうまく撮れていなかったのでやめました。)
https://www.wikiart.org/en/pieter-bruegel-the-elder/parable-of-the-blind-1568
https://www.wikiart.org/en/pieter-bruegel-the-elder/misanthrope-1568
<参考>
美術館シリーズ④ アルテ・ピナコテーク
#6「怠け者の天国」
美術館シリーズ⑦ 絵画館(Gemäldegalerie)
#25「ネーデルラントの諺(ことわざ)」 -
22.Sposalizio mistico di Santa Caterina 1585ca
Annibale Carracci 1560-1609
アンニバーレ・カッラッチ
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「聖カタリナの神秘の結婚」
4世紀アレクサンドリアの聖女カタリナが、夢の中でキリストと結婚するという話。キリストから指輪を受け取っている場面。大抵、このときのキリストはマリアとともに赤子の姿で描かれる。
https://www.wikiart.org/en/annibale-carracci/the-mystic-marriage-of-st-catherine-1587
<参考>
美術館シリーズ① アルテ・マイスター絵画館#24
美術館シリーズ⑤ ブレラ絵画館#28 -
23.Ercole al bivio 1596
Annibale Carracci 1560-1609
アンニバーレ・カッラッチ
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「ヘラクレスの選択」
2人の女性がそれぞれの道を示しています。左は険しい山道であり、栄光へと続いている(崖の上にいるのはペガサス)。右は、簡単な快楽の道であり悪徳へ導いている。ヘラクレスの頭上にあるのはヤシの木であり、軍事的勝利と名声の象徴であり、彼の英雄的な生涯を暗示しています。
https://www.wikiart.org/en/annibale-carracci/the-choice-of-heracles -
24.Rinaldo e Armida/Rinaldo and Armida 1601ca
Annibale Carracci 1560-1609
アンニバーレ・カッラッチ
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「リナルドとアルミーダ」
イタリア・バロック文学最大の詩人トルクァート・タッソ(1544-1595)による長篇叙事詩(抄)「解放されたエルサレム」の中の「リナルドとアルミーダ」が森で出会う場面。物語は、第1回十字軍がエルサレム奪回をめざして進む11世紀末。十字軍の勇士リナルドの活躍に、十字軍を壊滅するよう命を受けた美しい魔女アルミーダが挑戦する。ところが彼女の憎しみは間もなく愛に変わり、二人は運命的な恋に落ちてしまう。リナルドはアルミーダの瞳の中に、アルミーダはリナルドが差し出した鏡の中に、それぞれ愛に燃える自分自身を見い出す場面である。
背後ではアルミーダの愛の魔法にかかった戦友を救出しようとやってきた騎士クロタルコとウバルドの二人が草むらから顔を覗かせている(近すぎない?)。場面の背景の廃虚の建造物は、魔力を使ってリナルドを引き止めるアルミーダの魔法の神殿を象徴している。このあと物語は、自らの使命を果たすべく愛を捨て、恋人のもとを去ろうとするリナルドに、アルミーダが呪いをかける場面へと展開する。
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Rinaldo_and_Armida_(Annibale_Carracci) -
25.Le quattro stagioni
Guido Reni 1575-1642
グイード・レーニ
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「春夏秋冬」
グイード・レーニは、17世紀前半、バロック期に活動したイタリアの画家。アンニーバレ・カラッチらによって創始されたボローニャ派に属する画家で、ラファエロ風の古典主義的な画風を特色とする。
「春夏秋冬」に擬人化された女神、天使がそれぞれ3人。一人足りない?もしかしてみんなを肩越しにみている背後にいる人物も合わせるのか?
https://www.wikiart.org/en/guido-reni/four-seasons-1620 -
26.Atalanta e Ippomene 1620-25ca
Guido Reni 1575-1642
グイード・レーニ
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「アタランテとヒッポメネス」
旅行記では分かりにくいが、実は大きなキャンバスに描かれた作品。躍動感が感じられる絵ですがそれもそのはず、2人は結婚と命をかけて徒競走をしているのです。でも、何故、彼女はリンゴを拾っている?
アタランテとヒッポメネスはギリシャ神話に登場する、徒競走で結婚する事となった男女。アタランテは男子を欲していたアルカディア王によって捨てられ、雌熊に育てられて優れた女狩人でした。アタランテの名声が高まるにつれ、「嫁に欲しい」という男が詰めかけました。しかし、彼女は「私と徒競走して勝利したら結婚する。ただし、負けたら絶命よ」という条件を出しました。若者がぞくぞくと徒競走の勝負に立候補しますが、勝つことができず屍の山を築きます。ヒッポメネスはアフロディテ(ヴィーナス)に祈りを捧げ、三つの黄金の林檎を授かり「走っている最中に順番に落としなさい」とアドバイスを受けました。彼は言われたとおりにし、彼女が三つ目の林檎を拾っている間にゴールし、めでたく(?)結婚したのでした(最終的には神の怒りを買い、揃って獅子の姿に変えられた)。
https://www.wikiart.org/en/guido-reni/atalanta-and-hippomenes-1625 -
27.Angelo custode f.d.1615
Domenico Zampieri detto il Domenichino 1581-1641
ドメニキーノ
-------------------
「守護天使」
ドメニキーノ(il Domenichino)ことドメニコ・ザンピエーリ(Domenico Zampieri)は盛期バロックのイタリアの画家。ボローニャ派(Bolognese School)もしくはカラッチ派に属する。最後はここ、ナポリで亡くなった。ナポリ派からよそ者扱いされていじめられたとか。
※参照データなし -
28.San Ludovico di Tolosa 1317
Simone Martini 1284ca-1344
シモーネ・マルティーニ
-----------------------
「トロサの聖ルドヴィーコの祭壇画」
王宮の部屋を通り、別の区画に。
シモーネ・マルティーニ(Simone Martini、1284年頃 - 1344年)はゴシック期のイタリアのシエナ出身の画家。国際ゴシック様式の先駆けを作ったといわれる。
1317年のものを拝めるとは。。。日本では鎌倉時代後半。
https://www.wikiwand.com/en/Saint_Louis_of_Toulouse_Crowning_His_Brother_Robert_of_Anjou -
29.San Francesco consegna la regola 1445ca
Colantonio 1440-1470
通称コラントニオ(ニッコロ・アントニオ・コラントニオ)
---------------------
「会則を渡す聖フランチェスコ」
コラントニオは初期ルネッサンス時代にナポリを代表する画家。
https://www.wikiwand.com/en/Delivery_of_the_Franciscan_Rule -
30.Deposizione 1455-60ca
Colantonio 1440-70
通称コラントニオ(ニッコロ・アントニオ・コラントニオ)
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「十字架降下」
彼の別の作品「ライオンの足に刺さったトゲを抜く聖ジローラモ」(1445c)は見落とした?
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Colantonio,_deposizione,_1455-60,_da_s._domenico_maggiore.JPG -
31.Adorazione dei Magi 1516-19
Cesare da Sesto 1477-1523
チェーザレ・ダ・セスト
-------------------
「東方三博士の礼拝」
ピンボケしている。。。チェーザレ・ダ・セストはルネサンス期のレオナルド派の画家。ミラノの「アカデミア・ビンチアーナ」でレオナルド・ダ・ビンチの指導を受け、その追随者となった。
https://www.wikiwand.com/en/Adoration_of_the_Magi_(Cesare_da_Sesto) -
32.Andata al Calvario 1530-34
Polidoro Caldara da Caravaggio 1499ca-1543
ポリドーロ・カルダーラ・ダ・カラヴァッジョ
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「カルヴァリオへの往路」
ポリドーロの代表作。中央にゴルゴダ(カルヴァリオ)の丘まで自分の十字架を背負って歩くキリストが描かれている。その表情は疲れ切っている。左ではマリアは意識を失って抱えられており、右では、聖ヴェロニカが、キリストの顔が転写した聖顔布を持っている。カラバッジョ村出身だが、後の時代にでてくる同じ村出身のカラバッジョとは関係がない。(カラバッジョの方が有名なので、「カラバッジョ」単体で彼のことを指す。)
https://www.wikiwand.com/en/Christ_Going_to_Calvary -
33.Annunciazione 1596
Francesco Curia 1588-1608
フランチェスコ・クーリア
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「受胎告知」
フランチェスコ・クーリアはルネッサンス期のナポリの画家。
https://it.wikipedia.org/wiki/File:Annunciazione,_Francesco_Curia_001.jpg -
34.Annunciazione
Scipione Pulzone 1550-1598
シピオーネ・プルツォーネ
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「受胎告知」(1587)
この「受胎告知」のテーマでの構図は必ず、マリアが右、大天使ガブリエルが左。これ以外の例外の絵を見てみたい。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Annunciazione,_Scipione_Pulzone_001.jpg -
35.Susanna e i veccbioni 1650-60
Andrea Vaccaro 1604-1670
アンドレア・バッカロ
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スザンナの水浴(と長老たち)
バッカロはスペイン統治下のナポリにおいて成功したバロック画家。過去にも同じ主題の絵を紹介したが、こちらの絵のものは、長老たちはのぞきではなく、もうスザンナに関係を迫っている。。。しかし、スザンヌはそれほど抵抗も驚きもしていない。
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スザンナと長老の物語は、旧約聖書のダニエル書に入っている短編の一つ。
ある日、ヘブライ人の美しい女性スザンナは人払いをして庭で水浴していました。しかし、二人の好色な長老がそれをのぞき見しており、そればかりではなく、スザンナが帰宅しようとした時に眼前に立ちはだかり、自分たちとの関係を強要、拒否すれば、恋人と密会、ようは不倫していたと、姦通罪で告発すると脅迫する。彼女はそれに屈することなく拒否したので、その偽の罪で逮捕されてしまう。まさに死刑にされようとしていた時に異議を唱えられ、長老らにスザンナと男が密会した詳細を訪ねると、二人の話は一致せず、逢引きした木が、一人は乳香樹、一人はカシの木と主張した。これにより嘘がばれ、逆に、長老らが処刑されることになりました。好色と嘘、偽りが罰せられ、貞淑、美徳が勝利する、この聖書の話は好まれる題材となりました(女性の裸も描けるし。)
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※参照データなし -
36.Susanna e i veccbioni 1645ca
Francesco de Rosa detto Pacecco 1607-1656
フランチェスコ・パチェッコ
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スザンナの水浴(と長老たち)
同じ主題をもう一枚。こちらは明らかに驚きと拒否の姿勢が。
https://it.wikipedia.org/wiki/File:Francesco_pacecco,_susanna_e_i_vecchioni,_1645_ca.,_Q1091.JPG -
37.Venere, Satiro e due amorini 1645-50ca
Francesco De Rosa detto Pacecco 1607-1656
フランチェスコ・パチェッコ
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「ヴィーナス、サテュロス、2人のキューピッド」
パチェッコによる絵をもう一枚。
※参照データなし -
38.Bagno di Diana 1645ca
Francesco de Rosa detto Pacecco 1607-1656
フランチェスコ・パチェッコ
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「ダイアナの入浴」
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Francesco_pacecco,_bagno_di_diana,_1645_ca..JPG -
39.Madonna del Rosario 1657
Luca Giordano 1634-1705
ルカ・ジョルダーノ
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「ロザリオの聖母」
ルカ・ジョルダーノはバロック後期のナポリ派の巨匠。早描きで知られる。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Luca_giordano,_madonna_del_rosario,_1657,_Q492.JPG -
40.Apollo e Marsia/Apollo and Marsyas 1657ca
Luca Giordano 1634-1705
ルカ・ジョルダーノ
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「アポローンとマルシュアス(マルシアス)」
マルシュアスはサテュロスのひとりであり、アウロスというダブルリード(二本管の木管楽器)の名手であり、アポローンのキタラー(竪琴の一種)にも勝るとの声望を得るに至った。これがアポローンの耳に入って怒りを買い、マルシュアスはアポローンと音楽合戦をする羽目に追い込まれ、負けてしまう。神に挑む不届きものということで生きたまま皮を剥がされてしまう。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Apollo_e_Marsia,_Luca_Giordano_(Capodimonte).jpg -
41.Apollo e Marsia(Apollo and Marsyas 1637)
Jusepe de Ribera 1591-1652
ホセ・デ・リベーラ
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「アポローンとマルシュアス(マルシアス)」
同じ主題のもの。ホセ・デ・リベーラはバロック期のスペインの画家。スペイン出身だが、当時、スペインの統治下にあったナポリで主に活動していた。彼も含めてナポリ派の画家達は、カラバッジョの影響を強く受けている。
https://www.wikiart.org/en/jusepe-de-ribera/apollo-and-marsyas-1637 -
42.Madonna e santi
Francesco Solimena 1657-1747
フランチェスコ・ソリメーナ
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「マドンナと聖人」
ソリメーナは、ナポリ・バロック絵画の最後の巨匠。
※参照データなし -
43.Sant'Agata
Francesco Guarini
フランチェスコ・グアリーノ
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「聖アガタ」
シチリアのアガタは、シチリア島・カターニアで生まれた。 伝承によれば、美しいアガタは当時シチリアを支配していたローマ人権力者から目をつけられたが、その意に従わなかったため、彼はキリスト教徒であることを理由にアガタを捕らえて苦しみを与えた。拷問の中でアガタは両方の乳房を切り落とされたとされる。
乳房を切り落とされても、苦痛の表情を浮かべることなく、崇高な冷ややかな眼差しで見返す。少し背筋の寒くなるような絵。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sant%27Agata_-_Guarini.jpg -
44.La cantatrice 1650ca
Bernardo Caballino 1616-1656
ベルナルド・カヴァッリーノ
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「The Singer」
※参照データなし
<参考>
美術館シリーズ⑥ ポルディ・ペッツォーリ美術館#16 -
45.Santa Cecillia in estasl 1645
Bernardo Cavallino 1616-1656
ベルナルド・カヴァッリーノ
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「The Ecstasy of Saint Cecilia」
フィレンツェのヴェッキオ宮殿にあるものの下絵。聖セシリアは音楽家と盲人の守護聖人。ローマの裕福な貴族の娘であったが信仰を捨てず、最後は斬首されるが、首が胴から離れず、3日後に亡くなった。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bernardo_Cavallino_-_The_Ecstasy_of_St_Cecilia_-_WGA4597.jpg
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