2018/02/11 - 2018/02/11
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美術館シリーズ④
アルテ・ピナコテーク(Alte Pinakothek)
アルテ・ピナコテーク(旧絵画館)はドイツの国立美術館である。バイエルン州ミュンヘンにある、世界でも最古の部類に属する公共美術館である。もとはバイエルン王家ヴィッテルスバッハ家の収蔵品を市民を対象に展示する目的で作られた。以後、バイエルン王国のドイツ帝国への編入を経て、国有化され、現在にいたる。「ピナコテーク」という単語はギリシア語に由来しており、「絵画の収蔵所」という意味を持つ。
ノイエ・ピナコテークのあとに続けて訪問したこと、さらに、美術館自体が改築中であり、絵がぎゅっと展示されており、やや飛ばし気味に鑑賞。改築のこともあって、入場料が、確か1ユーロ。多分、全部は展示していなかったので、再訪することになるかな。表紙は、デューラーの1500年の自画像。
1.フラ・フィリッポ・リッピ「聖母子」
2.レオナルド・ダ・ヴィンチ『カーネーションを持つ聖母』
3.ラファエロ 「 'Tempi' Madonna」
4.ティツィアーノ「カール5世」
5.アルブレヒト・デューラー『1500年の自画像』
6.ピーテル・ブリューゲル (父)『怠け者の天国』
7.ルーベンス 「ルーベンスマリー・ド・メディシスの生涯」の中の『摂政マリーの至福』の下絵
8.レンブラント・ファン・レイン 「自画像」
9.レンブラント・ファン・レイン
10.レンブラント・ファン・レイン「十字架建立」(キリスト昇架)
11.レンブラント・ファン・レイン「十字架降下」
12.レンブラント・ファン・レイン「キリストの埋葬」
13.レンブラント・ファン・レイン「キリストの昇天」
14.レンブラント・ファン・レイン「聖家族」
15.レンブラント・ファン・レイン「イサクの犠牲」
16.レンブラント・ファン・レイン「復活したキリスト」
17.ヤン・ファン・デル・ヘイデン
18.ヤン・ファン・デル・ヘイデン
19.Paulus Moreelse
20.ゲオルク・フレーゲル
21.エル・グレコ
22.バルトロメ・エステバン・ムリーリョ「果物売りの子供」
23.バルトロメ・エステバン・ムリーリョ「サイコロ遊びをする子供たち」
24.バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
25.ジャン=マルク・ナティエ
26.フランソワ・ブーシェ「ソファーに横たわる裸婦」
27.フランソワ・ブーシェ「ポンパドゥール夫人」
28.ジャン=バティスト・グルーズ
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
1.Madonna and Child 1465年
Fra Filippo Lippi, 1406-1469
フラ・フィリッポ・リッピ
----------------------
「聖母子」
イタリアから。フラ・フィリッポ・リッピはイタリア・フィレンツェ初期ルネサンス、コジモ・デ・メディチ時代の画家である。フラ・アンジェリコが模範的な修道士だとしたら、フラ・フィリッポ・リッピは正反対であり、画僧として活躍しながらも詐欺行為や修道女との同棲事件、駆け落ちなどスキャンダルが多かった。あげく、最後には環俗している。その為か、この時代に他の画家によって描かれたマリアと比較しても、このマリアは、人間の女性をモデルにしたかのように、色気、艶気を感じる。キリストのポーズもどことなく、人間の赤ちゃんっぽいところを感じる。
https://www.wikiart.org/en/filippo-lippi/madonna-and-child-2 -
2.The Madonna of the Carnation C1480
Leonardo da Vinci
レオナルド・ダ・ヴィンチ
------------------------
『カーネーションを持つ聖母』
こんなところにダ・ヴィンチ初期の作品が。
カーネションは十字架に貼り付けられたイエスの姿を見た母マリアが流した涙から咲いた花といわれ、現在でも母性を象徴する花の一つとして広まっている。
https://www.wikiart.org/en/leonardo-da-vinci/the-madonna-of-the-carnation -
3.Detail of the 'Tempi' Madonna 1508
Raphael
ラファエロ
----------------------
必然的に次はラファエロを紹介。
フィレンツェ時代の最後の方に描かれたもの。三角形の構図の有名なマドンナシリーズの3作品よりも後に描かれたものになるが、やや構図とマリアの表情が異なる。テンピ家の為の描かれたもので、1829年にバイエルン王ルードヴィヒ一世により購入された。
https://www.wikiart.org/en/raphael/detail-of-the-tempi-madonna-1508
https://www.wikiwand.com/en/Tempi_Madonna_(Raphael) -
4.Kaiser Karl V 1548
Tiziano Vecellio, 1477?-1576
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
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「カール5世」
カール5世(Karl V., 1500年2月24日 - 1558年9月21日)は、神聖ローマ帝国のローマ皇帝(在位:1519年 - 1556年)、およびスペイン国王(在位:1516年 - 1556年)。スペイン国王としてはカルロス1世(Carlos I)と呼ばれる。
ハプスブルク家の絶頂期に君臨し、その治世は、ヨーロッパ統合を果たしたカール大帝以来の歴史的ヨーロッパ概念の体現者とも言われる。さらに当時は大航海時代の真っ只中にあったため、「太陽の沈まない国」と称されたようにヨーロッパから新大陸、アジア(フィリピン)に至る世界帝国を築き上げた。カールの理想は、オットー1世以来有名無実化していた神聖ローマ帝国を統一し、最終的には西ヨーロッパの統一とカトリック的世界帝国の構築であったが、覇権を争うフランス王国との戦い、宗教改革の嵐、スレイマン1世が率いるオスマン帝国の伸張など相次ぐ戦いに阻まれ、あと一歩のところで目的は果たせなかった。晩年は長年の痛風と相次ぐ戦争に疲れ果て自ら退位し、修道院に隠棲した。(wikiより)
https://www.wikiart.org/en/titian/emperor-charles-1548 -
5.アルブレヒト・デューラー
『1500年の自画像』
Self-Portrait at the Age of Twenty Eight
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ルーブル美術館にある1493年の、プラド美術館にある1498年の自画像に続く、28歳のときの自画像。ちょうど、1500年の節目の年。彼の代表作と言っても過言ではない。また、西洋絵画史において彼は初めて自画像を描いた画家として知られる。右側の背景に銘文があり、「それゆえわたくし、ニュルンベルク生まれのアルブレヒト・デューラーは28の年に消えることのない色彩でもって自分自身を描いた」。
ポーズや髪の色など、自身をキリストに似せて描かれている。西洋絵画の長い歴史の中で画家が自らをキリストに似せて描いたのも、これが最初で最期のことであるらしい。
https://www.wikiart.org/en/albrecht-durer/self-portrait-at-the-age-of-twenty-eight-1500 -
6.ピーテル・ブリューゲル (父)
『怠け者の天国』 1567年
----------------------------
子供も同名で画家であった為、名前の後ろに「父」がつく(d.A)。農民たちの生活を多く題材にしたことから「農民画家」とも呼ばれた。彼の絵を最も多く所蔵しているのは、ウィーンの美術史美術館だろう。
こちらは、彼の後期の作品で、寓意的な作品。見ていて飽きない絵。
画面右手前には、毛皮のついたコートを身にまとった聖職者が仰向けに寝そべっている。テーブルからこぼれ落ちてくるワインを待っているのか。その隣では農夫が、脱穀に用いる農具の上に身を置いている。その後方には、兵士が描かれており、手袋や槍が投げ出されている。
画面手前中央、聖職者と農夫の間に、スプーンが挿し入れられた、足を生やしたゆで卵が描かれている。ナニコレ?。画面左奥には、甲冑を身につけた騎士が、ヒバリの焼き鳥がやってくるのを、口を開けて待っている。小屋の屋根の上では、タルトやパンケーキがひとりでに大きくなっている。画面右奥には、焼かれたガチョウが自ら皿の上に身を横たえようとしており、その付近では、ナイフが背中に突き刺さった状態の焼かれたブタが駆けている様子が描かれている。その奥では、何やら人が木の枝をつたって、白い物体の中に入ろうとしている。
https://www.wikiwand.com/ja/%E6%80%A0%E3%81%91%E8%80%85%E3%81%AE%E5%A4%A9%E5%9B%BD
https://www.wikiart.org/en/pieter-bruegel-the-elder/land-of-cockaigne-1567 -
7.ルーブル美術館にあるルーベンス連作「ルーベンスマリー・ド・メディシスの生涯」の中の『摂政マリーの至福』の下絵。1625年
ルイ13世によるマリーのパリ追放を主題とした作品を完成させていたが、物議を醸し出したため、この主題のものに差し替えられた。
この他にも、ルーベンスの巨大な絵が沢山、展示されており、少し、、、疲れる。
実はこの美術館にあるルーベンスの絵で最も有名なものは、「レウキッポスの娘たちの略奪」だが、写真は撮っていない。 -
8.Self-Portrait, 1629
Rembrandt Harmensz. van Rijn
レンブラント・ファン・レイン 1606-1669
-----------------
自画像を多く残したレンブラント。
これは画家として活動を始めた若き頃のもの。
https://www.wikiart.org/en/rembrandt/self-portrait-at-an-early-age-1629 -
9.Bust of a Man in Oriental Costume, 1633
Rembrandt Harmensz. van Rijn
レンブラント・ファン・レイン 1606-1669
--------------------
https://www.wikiart.org/en/rembrandt/portrait-of-a-man-in-oriental-costume-1633 -
10.The Raising of Cross, ca.1633
Rembrandt Harmensz. van Rijn
レンブラント・ファン・レイン 1606-1669
--------------------
「十字架建立」(キリスト昇架)
こちらは、十字架に掛けられたキリストで今まさに、十字架を建てようとしている瞬間。
https://www.wikiart.org/en/rembrandt/the-elevation-of-the-cross -
11.The Deposition, 1633
Rembrandt Harmensz. van Rijn
レンブラント・ファン・レイン 1606-1669
--------------------
「十字架降下」
キリストの生涯のひとつでよく描かれる主題のひとつ。。ゴルゴタの丘で磔刑を受け、息を引き取ったイエスの遺体を、十字架から降ろす場面である。アリマタヤのヨセフが、総督ピラトからイエスの屍を引き取り、埋葬した。
(別の旅行記「ピラティス」も参考。)
https://www.wikiart.org/en/rembrandt/deposition-from-the-cross-1634 -
12.The Entombment | 1636/39
Rembrandt Harmensz. van Rijn
レンブラント・ファン・レイン 1606-1669
-----------------
「キリストの埋葬」
https://www.wikiart.org/en/rembrandt/the-entombment-1639 -
13.The Ascension of Christ | 1636
Rembrandt Harmensz. van Rijn
レンブラント・ファン・レイン 1606-1669
--------------------
「キリストの昇天」
とキリストの後半の生涯、十字架に掛けられてから、昇天するまでの一連のセットみたい。
https://www.wikiart.org/en/rembrandt/the-ascension-of-christ-1636 -
14.The Holy Family, ca.1633/35
Rembrandt Harmensz. van Rijn
レンブラント・ファン・レイン 1606-1669
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「聖家族」
普通の家族の絵みたいだ。
https://www.wikiart.org/en/rembrandt/holy-family-1634 -
15.The Sacrifice of Isaac, 1636
Rembrandt Harmensz. van Rijn
レンブラント・ファン・レイン 1606-1669
--------------------
「イサクの犠牲」
この旧約聖書からの主題はよく描かれるもののひとつ。
本作は、レンブラントを代表する宗教画のひとつとして非常に有名な作品である。
イスラエル国民の祖であるアブラハムと、その妻サラの間に待ちに待った男子が生まれた(なんとこのときサラは90歳!!)。2人はその男の子を「イサク」(笑いの意)と名付け、育てる。しかしある日神より啓示があり、イサクを山上で焼き殺し自分に捧げよという。アブラハムはこの啓示に苦悩するが、自ら信仰が深かったため自分の息子を殺して神に捧げる覚悟をする。
意を決したアブラハムはある日、イサクを連れて山に登りに行く。アブラハムは雄山羊を、息子のイサクは薪を担いで山に登り、そこでアブラハムはイサクを短刀で刺して殺害しようとする。イサクも自らの運命に薄々気づいていたものの、あえて抵抗はしなかったという。アブラハムが振りかざした短刀がイサクののど元を切り裂こうとするその瞬間、「お前が神を恐れる者であることがわかった。」という神の祝福の言葉が天に響く。
神は続けて「お前の子孫を天の星のように、海辺の砂のように増やそう。地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る」とアブラハムを祝福するという、旧約聖書に書かれた「イサクの犠牲」を見事な臨場感で描いたのが本作である。
作品の中では、まさに愛する息子に短刀を突き立てようとする瞬間、神の使いである天使が舞い降りてアブラハムを止めて、神の祝福を得るシーンが描かれている。
空中に舞う短刀によって、まさに危機一髪の瞬間であったという臨場感が伝わってくる。光と影によって、躍動感溢れる光景を描いたレンブラントの技巧の高さを代表する作品。(転載)
https://www.wikiart.org/en/rembrandt/the-sacrifice-of-abraham-1635
(このサイトでは、何故か、所蔵は、ルーブル美術館で、アブラハムの犠牲として登録されている。また、エルミタージュ美術館所蔵で説明されている記事もある。一体。。。?) -
16.The Resurrected Christ, 1661
Rembrandt Harmensz. van Rijn
レンブラント・ファン・レイン 1606-1669
--------------------
「復活したキリスト」
1661年製作というとかなり晩年。確か、無一文のころ。
この美術館、意外とレンブラント多かった。。。
https://www.wikiart.org/en/rembrandt/ecce-homo -
17.The Old Palace in Brussels, ca.1665
Jan van der Heyden | 1637-1712
ヤン・ファン・デル・ヘイデン
---------------------
17 世紀オランダを代表する都市風景画家。しかし、彼の描く絵は人気があったものの、画家のギルドに加盟したり、生計は立てておらず、主な収入は収入技師であり発明家でした。特に効率よく消火に関する手法に関して関心があり、1668-1671年に新しい水ポンプの機構の発明に成功している(wikiより英訳)。
※参照画像データなし -
18.Town Square with Architectural Motifs from Cologne
Jan van der Heyden | 1637-1712
ヤン・ファン・デル・ヘイデン
---------------------
※参照画像データなし -
19.The Fair Shepherdess, 1624
Paulus Moreelse, 1571-1638
----------------------
オランダ肖像画家。
※参照画像データなし -
20.Banquet Piece, ca.1620
Georg Flegel | 1566-1638
ゲオルク・フレーゲル
-----------------
ドイツ静物画家。
※参照画像データなし -
21.The Disrobing of Christ, between 1585, and 1595
El Greco 1541-1614
エル・グレコ
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独特のタッチ、エル・グレコ。あまり見ない主題で、キリストが十字架に掛けられる前に、服を脱がされる場面。
エル・グレコは、現在のギリシア領クレタ島、イラクリオン出身の画家。本名はドメニコス・テオトコプーロス(Δομήνικος Θεοτοκόπουλος、ラテン文字転写:Doménikos Theotokópoulos)で、一般に知られるエル・グレコの名は、スペイン来訪前にイタリアにいたためイタリア語で「ギリシャ人」を意味するグレコにスペイン語の男性定冠詞エルがついた通称である。マニエリスム後期の巨匠。
(Wikiより)
https://www.wikiart.org/en/el-greco/the-disrobing-of-christ-1579 -
22.The Little Fruit-Seller, ca. 1670/75
Bartolomé Esteban Perez Murillo 1618-1682
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
------------------------------
「果物売りの子供」
バロック期のスペインの画家。17世紀のスペイン黄金時代美術の歴史を代表する画家である。甘美な聖母像や、愛らしい子どもの絵を数多く手がけた。
今日の果物の売り上げを数えているのでしょうか?
https://www.wikiart.org/en/bartolome-esteban-murillo/the-little-fruit-seller-1675 -
23.Boys Playing Dice, ca.1675/80
Bartolomé Esteban Perez Murillo 1618-1682
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
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「サイコロ遊びをする子供たち」
こちらは貧しい庶民の子供が楽しく遊んでいる様子。彼の描くマリア「無原罪の御宿り」も好きだが、こうした泥臭い風俗描写もいい。こちらを見ている少年は何を思う。
https://www.wikiart.org/en/bartolome-esteban-murillo/boys-playing-dice-1675 -
24.St.Thomas of Villanueva Healinga Lame Man, ca.1675
Bartolomé Esteban Perez Murillo 1618-1682
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
------------------------------
もう一枚。
「メロンとブドウを食べる子どもたち」という絵は見逃したかな。
意外とムリーリョが多かった。
https://www.wikiart.org/en/bartolome-esteban-murillo/st-thomas-of-villanueva-distributing-alms -
25.Marquise de Baglion as Flora, 1746
Jean-Marc Nattier, 1685-1766
ジャン=マルク・ナティエ
------------------------
ここからはフランス。
ジャン=マルク・ナティエはフランスの画家。ルイ15世時代のフランスで肖像画家として一世を風靡した。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:La_Marquise_de_Baglion_en_Flore,_Jean_Marc_Nattier,_Alte_Pinakothek_Munich.jpg -
26.Resting Girl, 1752
François Boucher
フランソワ・ブーシェ
-------------------------
「ソファーに横たわる裸婦」
ロココ時代を代表するフランス画家。ルーブル美術館でも紹介したが、彼の優美で甘美で軽やかな画風は、ロココ絵画の典型。官能的でエロチック。ちなみに、この絵、今年2020年2月に、ケルンにあるヴァルラフ・リヒャルツ美術館(Wallraf-Richartz-Museum) で再会した。
こちらに描かれている女性は、フランス国王ルイ15世の妾の1人であったマリー=ルイーズ・オミュルフィと考えられています。この絵が描かれた当時、なんと14歳!?でこの絵をみて、すぐに宮殿に連れてこられました。長椅子に裸体で足を広げて横たわるというあられもない格好で、無邪気さ、奔放さで性格がうかがえます。ルイ15世の著名な愛人であるライバルのポンパドール夫人を脱落させようとして、逆に結婚させられ、宮殿から追放されました。
西洋美術では古代ギリシア彫刻をはじめ、男女の別を問わず、裸体像が数多く制作されてきたが、肉欲を諫めるキリスト教社会では、美術で裸体を制作するにはそれなりの理由が必要であり、その為、主題に例えば、ヴィーナスの誕生や、旧約聖書のスザンヌやバテシバといった美女の入浴に絡んだ物語を選ぶことが多い。本来は、聖書や神話における戒めが込められてるのだが、そのもっともらしい言い訳を
建前にして、「裸体」を描いている。
ところが、この絵では現実の室内に現代の女性が裸体で描かれており、彼の作品の中で特別な存在になっています。
https://www.wikiart.org/en/francois-boucher/portrait-of-marie-louis-o-murphy-nude-on-a-sofa-1752-1 -
27.Madame de Pompadour, 1756
François Boucher
フランソワ・ブーシェ
------------------------------
「ポンパドゥール夫人」
ブーシェは、そのポンパドゥール夫人も描いています。多くの画家によって肖像画が描かれていますが、この絵は最も有名で豪華なもの。
https://www.wikiart.org/en/francois-boucher/madame-de-pompadour-1756-1 -
28.The Lament of the Watch, ca 1775
Jean-Baptiste Greuze 1725-1805
ジャン=バティスト・グルーズ
------------------------
ルーブル美術館にある彼の作品『壊れた甕』(こわれたかめ)と似た雰囲気の少女の絵。一体、何故、そんなに悲しいのだろう。
ジャン=バティスト・グルーズ は、フランスの画家。宮廷風俗を描いた同時代の他の画家と違い,市民生活に題材を求めた風俗画を多く描いた。当時は絶大な人気を誇っていたが、その後18世紀の忘れられた画家として低い評価を受けた。
(Wikiより)
https://www.wikiart.org/en/jean-baptiste-greuze/the-complain-of-the-watch-1770
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