【赤犬の尻尾】見たからいつでも死ねる！ ナポリ!!(３)

2023/05/17 - 2023/05/17

先日、ある寄り合いが、イタリアの魚醤の作り方の、食に携わる方の通訳を伴う見学を画策していたのですが、それに参加する機会を得ました。

この旅行記は、それ＋その前後の一連のものの記録です。

その最後となるこの旅行記は、チェターラからナポリに戻った翌日の、ほとんどが立ち寄った食堂等の様子です。

いつものごとく、いわゆる観光名所には訪れておらず、旅行ガイド的要素は極少です。
この点、予めお知らせするとともに、ゆえにそれらを欲する皆さんにとっては、超ー面 白くないものであることを記しておきます。

エリア ナポリ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

まず、この旅行記は、
「【赤犬の尻尾】グラニャーノの代わりに、ナポリ。(２)」
https://4travel.jp/travelogue/11830597
の続きです。

とあるところに行く道すがら、ナポリ港近くにある、ヌォーヴォ城が見えました。

近くに来たので、そこの違う角度から。

さらに違う角度から。

街中からの港。通りの先右には、城の塔が見えています。

港です。
大型客船が２艘停泊中です。

旅客ターミナルに近づきました。
ここまで来ると、大型船が船とは分からなくなります。
左手のバスは、ここ始発の中央駅経由空港行です。

建物にあった、なんかの指数を示すもの。
気象に関する語が記さていますが、数値は何なんでしょう？

上の撮影位置からの反対側です。

サン ジァコモ宮殿と、丘の上にサン エルモ城が見えます。

サン フランチェスコ ディ パオラ聖堂。
今回雨がちで、天候に恵まれなかったのですが、このとき一瞬だけ晴れ渡りました。

ここは上の広場直近にある、バールというかカフェです。

その名は、「グラン カフェ ガﾑブリヌス(Gran Caffè Gambrinus)」。

ガンブリヌス カフェ

入って正面にはバールのカウンタがあります。

ここにはサロンがあります。

サロン内では、着席して給仕に注文します。
頼んだものは、カフェ シウマート(Caffè Schiumato)とスフォリャテッラ(sfogliatella)です。
コップの中身は水で、日本と同じく無料で自動的に出て来ました。

割ったスフォリャテッラ。
双方を引っ張ると、組まれている生地が螺旋状に伸び、簡単には切れてくれません。

品書き。
同じものが上下に記されていますが、価格が違います。
上がバーカウンタ、下がテーブルでのものです。コーヒー(ｴｽﾌﾟﾚｯｿ)は、前者が1,40、後者は4,50エウロ。３倍以上の差です。

先の小さなカップではカフェインが足りないので、河岸を代えて（安いカウンタで）もう一杯です。

今度はカプチーノ。
趣きがあるカップです。

この店には、ドルチェコーナーもあります。
これは、その能書き。

やっぱり目を引くのは、ナポリ名物のスフォリャテッラ。
食べても美味いし。

たぶん国会議員が贈ったと見られる写真が飾られていました。
国民の血税を使って、いい気なもんだ！
（仮に飲み喰い自腹でも、センセイなら警備やら在外公館職員が派遣されるからね。）

ここはノッチョラートで知られる店です。

イル ヴェロ バール デル プロフェッソーレ カフェ

店内。

これがそのヘーゼルナッツコーヒー。
スフォリャテッラも食べ比べ。ガﾑブリヌスの方が旨かった。

ヘーゼルナッツクリームがドロドロしてます。
別にそれほど旨くないね。

サン フランチェスコ ディ パオラ聖堂近くのガレリア。

トレド通り側の入り口からのガレリア。

目抜きのトレド通り。

イタリア名物、二重駐車。

イエス広場(Piazza del Gesù)の記念碑、インマコラータの塔です。

ナポリでの食の名物、クオッポの店に行きました。

クオッポとは、ナポリで生まれた軽食で、揚げたいろいろなもの（本来は海鮮物？）が筒状の紙に入れています。

調理室。

これは海鮮もの、「O’ Cuopp’ è Mare」6,50エウロ。

「海鮮」といってもイカとカタクチイワシばかり。飽きてきたところで（底の方に）白身の魚がありました。均等に入れてくれよー！

さらに海老が出て来ました。
今度は皿に開けよう！

上げたてで旨いけど、ちょっと飽きたね。

街をブラブラして、帰途に付く前にナポリ最後の晩餐。

店内０階。

同１階。

メニューの表紙。

ワインリスト。
行こうと思って断念した地、「グラニャーノ」があったので、それを注文。

食べ物メニュー。
ところで、左２項目の「TERRA」は、元来「地球」の意ですが、掲げられている物を見るとここでは陸地の意味なんでしょうねぇ?!

赤ワイン。
赤にしては、グラスを見ると明らかに冷えています。
注文時に念を押されてのですが、これはプロゼッコで、ゆえに冷やされているのです。
街を歩き回って汗ばんでいたので、渡りに舟！ 清涼感満点で旨かった!!

メイン（セコンドを頼まないプリｰモですが）が運ばれてきました。
メニューには「Maltagliati ( con stufato di cipolle e carne)」とありましたが、これはペンネですね。お目当てはパスタではなくソースなので不問です（作り直させる時間も無いし）。

これは「ジェノヴェーゼ」。
一般的に、ジェノヴァ風というと、バジルで緑色系が頭に浮かぶでしょうが、ナポリではこうです。
味は、普通に美味しゅうございました。が、次回はもっと旨い店を探そうっと！

バスに乗る直前にスーパーに立ち寄って、スパゲｰｯティを買い込みました。
「スパゲｰｯティ」と書きましたが、この地でのご当地消費ものはこのように「スパゲｰｯト」と記されることが多いようです。（元来この差異は、複数／単数です。）

これ／ここ以外にもいくつか買ったので、重かったぁ！

ナポリ空港での今回の駐機場は、待合室から搭乗橋みたいな通路を進むと最後が階段でランプに降り、少し歩き、タラップで搭乗します。ヘンな構造！

南西に向け離陸して直ぐに右旋回して、北へ向かいました。
これで、一連の旅行記は終わり、Fine!!