2019/12/11 - 2019/12/18
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この旅行記のスケジュール
2019/12/17
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バスでの移動
ホテル→工芸店
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バスでの移動
工芸店→アンベール城
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バスでの移動
アルベール城→ジャンタル・マンタル天文台
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徒歩での移動
ジャンタル・マンタル天文台→シティパレス
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車での移動
シティパレス→昼食(レストラン)→ジャイプル空港
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飛行機での移動
ジャイプル空港→ムンバイ空港
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飛行機での移動
ムンバイ空港→成田空港
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この旅行記スケジュールを元に
タージマハルを訪ねるインドの旅も最終日になりました。最終日はジャイプルです。ジャイプルはデリーから266km離れたラーシャスターン州の州都です。ヒンズー語では短母音のため「ジャイプール」と発音せず、「ジャイプル」と発音するそうです。1728年に町を作った王様の名前をとって付けられた町の名前です。
東ではムガル帝国というイスラム教とヒンズー教が融和した大国が栄えていた同時代に、全く異なる文化の国が栄えていたのですから、インドは広い大きな国だと実感しました。そして、ムガル帝国から攻められないように娘をムガル帝国へ嫁に出して同盟を結んでいたそうです。ガイドさんの話です。(1562年にムガル帝国第3代君主アクバル1世にアンベール王の娘とが結婚していました。)
ジャイプルは城壁に囲まれた町で旧市街地はピンク一色。ピンクのいわれはイギリスの植民地時代の1876年にビクトリア女王の息子アルベート王子が訪れるのを歓待するために建物をピンクに塗ったのがきっかけだそうです。それからは伝統的に建物にピンクの塗装をするようになったとか。イギリスに税金を納めることで自治権を認められていたという賢い王様の国でした。インド独立後は今でも王族はシティパレスに居住し、一部を博物館にして利益を得ています。なるほど賢いです!
ジャイプルを見学した後、飛行機でムンバイに戻り、夜8時のANAで帰国しました。ビジネスクラスのフルフラットで8時間余り眠ると日本。「やっと帰ることができる」というのが本音でした。
最終日は疲れが溜まっていたのか、ところどころしか記憶が残っていません。撮ってきた写真を見て記憶を呼び起こして旅行記にしました。インドは一度は訪ねてみたい国の一つでした。日本とは全く異なる文化と歴史がありました。なんと言っても人の多さに驚き、これから発展していく大きな国であることを体感しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- エアインディア ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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ジャイプルの朝。この日もモーニングコールは5:30で出発は7:00。
早起きに慣れません。 -
撮った市内の写真は寝ぼけています。
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<インドならではの現地体験>というツアーメニューがあり、この日はラッシーを飲みに市内のお店に行きました。作っています。白いラッシーです。
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インドバージョンの飲むヨーグルトなのです。少しなめて味をみました。???
味はほとんどしません。「スーツケースの半分は日本から持ってきた水」という外国の水に極めて弱い私なので、飲んだら後が大変なことになります。
入れ物のテラコッタみたいな容器が立派で使い捨てはもったいないように思いました。 -
お兄さんの店先はこんな感じです。
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再びバスに乗って、
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町を走ります。あまりピンクの建物の感じはしませんが・・・。
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ややピンク?
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やはりピンクで、決めるところは決まっています。
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次ぎに連れて行ってくれたところは伝統工芸店でした。若者がたくさんいて工芸品を作っていました。
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かなり難しそうな感じを受けました。
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一瞬目を奪われました。風の宮殿ではありませんか。勿論工芸品ですが。このようなものまで作るのですね。
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その足下には踊るシバ神の工芸品。踊るシバ神の工芸品をイギリスで見たことをふと思い出しました。場所は思い出せない?
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なかなか凝っています。シバ神でしょうか?楽器を演奏しています。
ここの工芸店の値段の設定はいい加減なようで、ツアーで一緒だった方がネックレスを最初12万円と言って売り始め、最終的には5万円まで値引きしたそうです。
あまりにも値引き幅が大きいので買うのを止めたとおっしゃっていました。本当の値段はいくらなのでしょう? -
工芸店の後は風の宮殿です。
ジャイプルで見たかった観光名所の一つです。ハワー マハル (風の宮殿) 城・宮殿
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インドは暑いので、涼みに宮廷に使える女性たちがこの宮殿に来て窓から町の様子を見て楽しんでいたそうです。ガイドのカンナさんの話では裏から風が通り抜けてかなり涼しいということでした。
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入ることはできませんでした。
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確かに一枚岩のように建てられていて奥行きがなく風が通り抜けていきそうです。
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ハイ、ここが風の宮殿です。記念撮影。よく来ました。
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市内を走るとピンクの城壁が時々出てきます。ピンクと言っても赤みがかかった土色。
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次のアンベール城へはジープで行きます。お城は山の上にあるのです。ジープでなければ行くことが難しいようです。インド旅行にはジープが出てくると聞いていましたが、ついに出てきた感じです。
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町の中を走り抜けて、
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狭い道路を通って、
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ついに、お城のある山まで来ました。ジャイプルから北東に11kmの所にあります。
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やれやれ。無事に来ましたという感じです。
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眺めはとてもいいです。ここも山の上の城なので水不足に悩まされてジャイプルに遷都せざるを得なくなりました。
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下に見えるのは寺院のようです。ヒンズー教の寺院に見えます。
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けたたましい声が聞こえてきました。見ると犬と豚とが吠えあって喧嘩をしているように見えました。
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登ってきたスロープを掃除をしている人がいます。ガイドのカンナさんの話では国家公務員だそうです。ただインドの身分階級では一番下の階級の人だそうです。
掃除をしている人が国家公務員というのはおもしろいと思いました。 -
さて、門をくぐって城の中に入りました。
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宮殿は今まで見た形と全く違うように見えます。アーチはありますが。ムガル帝国の文化とは全く異なるものであることは分かります。
アンベール城 城・宮殿
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振り返って見ると、なんと象に乗って宮殿に来る人がいるではありませんか。
旅行案内書には象のタクシーがあると書いてありましたが、なるほど事実でした。山道は象かジープでないと上れないようです。 -
アンベール城からの眺め。天気がはっきりしませんが眼下に広がります。ジャイプルの町です。
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城郭都市で周囲を城壁で囲み防御して作っていることがよく分かります。これだけ堅牢な要塞を作ったのにもかかわらず、さらに宮殿の後ろの山にあるジャイガレ城砦に続く隠れ通路があるというのですからインドの戦況はかなり厳しいものがあったのかもしれません。
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広い中庭です。
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建物の中です。柱はギリシャ風です。
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アンベール城
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なるほどちょっとコリント式に近い感じの柱です。
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柱の足下はこんな感じです。建物の中から外を見ました。
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何式というのかは分かりませんが、1727年にジャイプルに遷都するまではここがヒンドゥー王朝(シャイプル藩王国)の都でありその時代の文化です。
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柱と天井のつなぎ目を見るとギリシャのドーリア式にも見えます。見事な装飾が施されています。
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さて、宮殿に向かいます。
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ここにも掃除をしている人がいます。
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壁に所にあった飾りです。象のように見えます。
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こんな感じで飾ってありました。正面です。
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右側
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左側
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そして、宮殿のの中にはいると、ここにも掃除をしている人がいました。
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建物を抜けると庭園がありました。
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この建物は地図から推測すると勝利の間と思われます。
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アンベール城
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ここはたぶん勝利の間と思われます。
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拡大しました。
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幾何学的な模様があるので。
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鏡をちりばめたような壁が特徴の間です。
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廊下の天井もかなり手の込んだ装飾がしてあります。
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このアーチの柱もムガル帝国の文化とは全く違います。
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アンベール城
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アンベール城
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アンベール城
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アンベール城
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アンベール城
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透かして見える所に池があるとはなかなか凝っています。
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アンベール城
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アンベール城
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アンベール城
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アンベール城
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広場に出ました。
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この広場には王様が座って見渡せる席があります。
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中央の建物です。ここから踊り子が出てきて広場で舞ったそうで、
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高い席から王様がそれを眺めていたそうです。
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アンベール城
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アンベール城
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もっと見るところはあるようですがメインはこれで終了。帰ります。
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なぜか下にカメラが向いて道を写していました。
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大きなお鍋です。これで食事を作ったとか。
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広場に戻って来ました。
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このお城に入る門はいくつかありました。見ると、この門からは象に乗って入ってくる人がいました。象のタクシーは健在です。
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さて、そろそろ下城です。
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駐車場までの坂道を下ります。
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城の外に出ました。ジャイプルの町が再び見えます。
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ここでアンベール城は見納めです。
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お城から帰る途中で水の宮殿が見えました。夏用の離宮だそうです。
周りが水なので涼しいでしょう。マユラ水の宮殿 城・宮殿
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再びジャイプルの町に戻りました。ピンクの城壁の色が赤に見えます。
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集まって何かしています。本当に人がたくさん。
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これは門ですね。町の中にあります。町が発展していくと門が町の中にあるようになってしまいます。
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ジャイプルの町
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ジャイプルの町
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ジャンタル・マンタル天文台に着きました。1727にジャイプルに遷都したジャイシング2世は政治だけではなく、科学に非常に興味を持ち天文台を作りました。
この観測機は日時計で傾斜している先には北極星があるそうです。2秒単位で時間を計測できるとか。280年を経た今でも占星術が盛んなインドでは使われているものがあるそうです。ジャンタル マンタル (天文台) 建造物
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これは天体の経度と緯度を測る観測儀.
金属でできていました。 -
この日時計はかなり大きい。20秒単位で時間が計れるとか。向かって左にある弧なのでジャイプルの時間を決めたそうです。
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かなり大がかりでした。
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再び高さ27.4mの日時計。2秒単位で時間を計測できるそうです。スロープの先には北極星が見えるはずです。
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観測機は大きいほど正確な観測結果が得られると考えられていたのでかなり大がかりなものです。
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時間、天頂距離、子午線なども計れるとのこと。
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このような形のものが12基違った方向を向いてありました。各星座に向かっているそうで占星家が利用したそうです。占星?アンチサイエンスです。
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ちなみに私は山羊座なのでそれらしき観測儀を写して来ました。
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これは何? 並んで2つありました。
他の天体観測儀で測った結果を補足するためのもので、直径4mの半球の中に切れ込みがありその中に入って観測するそうです。 -
これも2つありました。太陽と月、他の星の高度と方位を計測するそうです。
全部で12の計測儀がありました。このような天体観測区施設をジャイ・シング2世はジャイプルを含めて5カ所に作ったというのですから、かなり革新的な考え方を持った方だったのでしょう。残念ながら、これらの計器は望遠鏡の時代が到来してからは時代遅れになってしまいました。科学の日進月歩にはかないません。 -
ジャンタル・マンタル天文台から徒歩圏内のシテイ・パレスです。ジャイ・シング2世はすぐに歩いて行けるように宮殿近くに天文台を作ったのですね。
シティ パレス 史跡・遺跡
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宮殿の玄関らしきところです。バルコニーがずいぶん張り出しています。
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周りはこんな感じでした。
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博物館の前で記念撮影。
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ここも建物はピンクです。
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何でもこの瓶の中にガンジス川の水を入れて外国(確かイギリスと言っていたように記憶しています)へ持って行って沐浴に使ったそうです。水は腐らなかったとのことでした。不思議なお話です。ガンジス川は神の川だからだそうです。
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建物の中は撮影禁止で記録は残っていません。本当に何を見たかほとんど記憶も残っていなくて残念です。撮影禁止の意味はどのくらいあるのかいつも考えさせられます。
出口に向かっています。 -
ピンクの大きな建物でした。博物館を展示して収入を得ていることと不動産の収入で現在の王族は生計を立てているとのことでした。インドの正統派の血筋は続いています。
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ここが出口の門です。フマユーン廟にあった形と似ています。
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イタリアンレストランでインドのイタリアンを食べて(インドのイタリアンはかなり本場のイタリア料理と違う)ジャイプル空港に向かいます。
この途中で見えた町の光景は目に焼き付きました。 -
バラックで地震が来たら崩れてしまうのでないかと思うような家が斜面いっぱいに広がっていました。インドの実態の一つだろうと思います。
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最後に見えた景色の印象が消えぬうちにジャイプル空港に着きました。
ごく普通の空港でした。ジャイプール国際空港 (JAI) 空港
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エアーインディアは時間通りに出発。今度は乗り継ぎの関係で遅れると日本へ行くANAは待っていてはくれません。やれやれです。1時間55分の旅でした。
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飛び立って、
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ムンバイに到着。
チャトラパティ シヴァージー国際空港 (BOM) 空港
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ムンバイでは出発の午後8時までに時間があり、ラウンジでシャワーを浴びることができました。長い一日だったのでゆったりと過ごしました。
GVK ラウンジ (チャトラパティ シヴァージー国際空港) 空港ラウンジ
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ANA0830便。何よりも日本食がうれしい。とてもおいしく感じました。久しぶりに食べた日本食です。
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B787の機種でした。日本までは8時間余りです。成田が地図で確認できる!
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途中でふっと目が覚めて、画面を見るとハノイが近い。もう少しです。
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やれやれ成田までもう少し。
今回は海外旅行48回目なのですがかなりハードでした。朝早くから夜遅くまで初日から最終日まで寝不足が続いて、日本へ帰ったらぐっすり眠ろうと思いました。
日本に帰ってきてから「インドへ行くと世界観が変わる」という言葉を聞きました。確かに今までに見たことがない世界がインドにはあるように思います。
インド編(完)
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